アイドルが断言「TikTokは冒頭0.1秒が勝負」の訳

ダンス動画をアップした当初は、メロディへたどり着くまでの前奏が長い曲で「何をしようか」と試行錯誤。

映像内の空間で「壁に貼った紙に何かを書いて踊り出し、最後にオチを見せる」という動画をアップしたところ再生数が伸び、ユーザーは「最後のオチが気になる動画が見たいんや」と気がついた。

地道な分析は、やがて「検証します!」動画のフォーマットにも繋がった。

とはいえ、いわば“あるあるネタ”には限界もありそうだが、コメントを介したユーザーからのアイデアもありネタのストックは「200近くある」と豪語。時折来る「ネタ切れ乙」のコメントにも動じず、その表情は明るい。

結婚願望もありながら、30代は「仕事もプライベートも充実させたい」と意気込む(撮影:梅谷秀司)

ソロアイドルとして「上半期女性タレントの出演数ランキング」で上位に入るほど「売れたい」と口にする一方、フォロワー数70万人超を抱えるTikTokでもいまだ貪欲だ。

30歳となった現在では「100万人以上に支持される10代の子」にかなわないと、危機感も募らせる。

それでも、フォロワー数50万人以上のユーザーは上位1%とささやかれるTikTok界で、広く支持を集めたのは事実。

今なお重ねる努力で近い将来、誰もが知る“八木沙季”になる日を待ちわびてやまない。