やる気なくても部屋が片付く「心も整う」掃除法

「いますぐ着られる服がない」

「あの服が、この部屋の、どこにあるかわからない」

衣服はこうした「ないない問題」に発展しがちです。

ないはずがないのに、脱ぎっぱなしになった服だけが山積みになって心が「遭難」している……。

このように、衣類とは手ごわいものです。

「服が片づかないことがきっかけで、元気を失っていく」こともよくあります。

ペットボトルや紙ゴミなどと同様に、ビニール袋に詰めてしまいましょう。

スマホで近くのコインランドリーを検索し、大きなゴミ袋に詰めた洗濯物を一括で洗い、一括で乾燥させます。

そこまでできれば十分です。

あとは袋に入れたままでもいいのです。

清潔であれば、それだけであなたの心はずっと軽くなります。

とにかく一度、心地よさを体感すべき

ここまで実践できれば、片づけは終わったも同然です。

「モノを整理することで心まで整うレベル」は、すぐそこです。

ここから先のルールは「1年使わなかったものは、手放す」です。

今後、もしモノが増えすぎたとしても大丈夫。

またこのテクニックで、たまったモノをうまく片づければいいのです。

総括しておきましょう。

ペットボトルテクニックがうまくいくかは、「もったいない」という感情を捨てられるかにかかっています。

「まだ食べられるのに」「まだ使えるのに」「まだ着られるのに」、そんな意識が少しでもあると、最終段階まで進めません。

そんなときは「修羅場テスト」を思い出すこと。

「たいていのものは手軽にいつでも買い足せる」と自分に言い聞かせること。

そしてスッキリとした部屋と心をイメージしてください。

それだけで気持ちが晴れる気がするはずです。

気分も効率も上がるし、新しいことにチャレンジしたいという気持ちも湧いてきて、人生も好転します。

それがモノを片づけることの最大の効用です。

たとえ捨てたものをすべて買い直すことになっても、いいじゃないですか。

それまでの間、部屋が、そして心が片づいていることのほうが、あなたにとっては断然重要です。