「2020ヤクルト 高津流スワローズ改革!」

「スワローズらしい良い文化を継承し、明るい素晴らしいチームを作っていかなくてはならない」——就任会見でそう語った、東京ヤクルトスワローズ高津臣吾1軍監督。

昨季、2軍監督という立場からチームを支えてきた高津監督はこの2020シーズン、1軍監督としてどのようなビジョンを持って組織改革を図り、そしてリーグ制覇を目指していくのか。

本連載では、今年もインタビュアーに長谷川晶一氏を迎え、高津監督の組織論、マネジメント術、若手育成術、ヤクルト黄金時代のエピソードや故・野村克也氏への思いまで、高津監督の野球論を余すところなくお届けしていく。

(インタビュアー:長谷川晶一)

ヤクルト監督、高津臣吾

高津臣吾 たかつしんご プロフィール

1968年広島県生まれ。東京ヤクルトスワローズ監督。広島工業高校卒業後、亜細亜大学に進学。 90年ドラフト3位でスワローズに入団。93年ストッパーに転向し、20セーブを挙げチームの日本一に貢献。その後、4度の最優秀救援投手に輝く。 2004年シカゴ・ホワイトソックスへ移籍、クローザーを務める。開幕から24試合連続無失点を続け、「ミスターゼロ」のニックネームでファンを熱狂させた。 日本プロ野球、メジャーリーグ、韓国プロ野球、台湾プロ野球を経験した初の日本人選手。14年スワローズ一軍投手コーチに就任。15年セ・リーグ優勝。17年に2軍監督に就任、2020年より現職。

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