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「ルーカスは、どうして一人旅をしているんですか?」
「…………ルーカス・カディオとして死ぬため、かな」
初代魔王と同じ黒髪黒眼をもつ魔族は、穏やかに微笑んだ。
なぜ、魔族でありながら勇者と同じラストネームなのか。
なぜ、魔界ではなく人間界を旅しているのか。
なぜ、誰かに助けを求めるわけでもなく一人で死のうとしているのか。
頑なに過去を語ろうとせず、名前しか教えてくれない魔族の青年。
人類にとって、魔族は最恐の天敵だ。
それでも、テオドールは彼翳った瞳を見て見ぬふりすることはできなかった。
───これは、死にたがりの魔族の青年と、彼を救いたい人間の少年が紡ぐ物語。
「君を仲間として信用することはできないよ」
「え、それ最早フラグですよ?」
※旧タイトル「ルーカス・カディオは知らない─放浪の旅を、死にたがりの魔族と─」
※なろう、カクヨムでも掲載中です。
文字数 29,303
最終更新日 2025.12.15
登録日 2025.11.25
主人公アーデルハイドは魔王の後継者として大いに期待されていた。しかし魔力がないことが判明すると、周囲の態度が一変し、魔界から追放されてしまう。全てに絶望する主人公に手を差し伸べたのは、勇者フェリクス・カディオだった。
その一年後、突如主人公が魔法を無効化できる"封魔の力"に目覚めたことで、魔界から迎えの使者が訪れるが……。
「このルーカス・カディオが魔界をぶっ潰しにいくから待っていろと魔王にお伝えください」
そう言い放ち、復讐に闘志を燃やす主人公だが、彼が強くなるための唯一の方法は中級以上の魔法に撃たれることだった。
「魔王にざまぁはしたいけど、痛いのは嫌だな……」
「つべこべ言わずに、早く撃たれてください」
「…………………………わかったよ」
☆2025年10月31日:第一章完結
☆2025年11月 7日:第二章完結
注意書き:
本作は〈ダークファンタジー×恋愛×心理ドラマ〉という融合ジャンルの物語です。
※この作品はシリーズの前編にあたります。
文字数 40,575
最終更新日 2025.11.19
登録日 2025.10.30
流されやすい攻め×激重受け
高校時代に学校一のモテ男から告白されて付き合ったはいいものの、交際四年目に彼の束縛の強さに我慢の限界がきてしまった主人公のお話です。
文字数 1,763
最終更新日 2025.11.18
登録日 2025.11.18
「一日一回ずつで合計三六〇〇回プロポーズされないと結婚できないの」
九年前咄嗟についた嘘のせいで、麗しの皇子殿下から毎日プロポーズされるようになってしまった伯爵令嬢ソフィア。
いい加減諦めてもらおうと思い、尻軽女を演じて嫌われようと試みるが……。
文字数 3,058
最終更新日 2025.11.13
登録日 2025.11.13
王女付き侍女であるゾーイ・サットン(25)には王宮魔導師であるテオドール・グレイ(22)という美貌の恋人がいた。ある日、ゾーイはテオドールが見知らぬ女の子と浮気している所を目撃してしまう。それをきっかけに彼と距離を置こうとするゾーイのお話。
文字数 5,436
最終更新日 2025.11.07
登録日 2025.11.06
スパダリ美形攻め×流され面食い受け
高校時代に一目惚れした相手と勢いで付き合ったはいいものの、徐々に相手の熱が冷めていっていることに限界を感じた主人公のお話です。
※なろう、カクヨムでも掲載中です。
文字数 3,680
最終更新日 2025.11.06
登録日 2025.11.06
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