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『存在税を払わねぇ神は“神”じゃねぇ。ただの未納者だ』
未納者を消す──それが《是無官》である俺の仕事だ。
神族だろうが天使族だろうが、払わねぇなら銀の粒子にして終わり。それがこの世界のルール。
だが最近、不自然な“消失事件”が続いている。
証拠も残さず存在管理庁の職員が消えていく──未納とも違う、別の力で。
人を斬れねぇ相棒の在香。
天使にさらわれたポコポコ。
神族さえ喰う存子。
奴らと共に追ううちに、世界そのものの“在り方”が歪み始めていることに気づく。
銀の粒子は本当にただの残骸なのか?
消えているのは“未納者”だけじゃない。
この世界は、誰かに“書き換えられている”──?
――納税は忘れんなよ。
忘れたら、世界の外側に消えるだけだ。
文字数 26,804
最終更新日 2025.12.13
登録日 2025.12.12
気づけば、寿命は【残り5秒】だった。
大学生・黒瀬悠斗が手にしたのは、自作する命――「偽命(ぎめい)」。
使い切れば即死。延命するには、自分の手で“命をこねて作る”か、
両腕の「魔獣の顎(黒牙/白牙)」で敵を喰らい、寿命を奪い返すしかない。
蘇生した元王族レジーネとは、命を〈外結線〉で共有する。
悠斗の半径10メートル外では、生きられない運命にある。
差別の中で生きながら、悠斗はやがて、自分が“世界の秤(ラダー)”であることを知る。
5秒から始まる極限の延命戦。
命を偽造し、喰らい、繋ぎながら――
彼は“奪うことの意味”と、“生きる理由”を探していく。
文字数 94,335
最終更新日 2025.12.05
登録日 2025.11.10
評価が命を決める世界に、俺は「評価不能」として召喚された。
役立たずの烙印を押され、処分寸前だった。
でも俺は見つけた。
数字も期待も届かない場所に、“影”が生きていた。
誰も見ようとしなかったその力が、世界の裏側に爪痕を刻み始める。
ここは魔王市場。
魔力やスキルじゃない。
生きるか死ぬかを決めるのは、他人の期待値だ。
だからこそ俺は、影の底から価値をひっくり返す。
必要なのは、戦う力じゃない。
世界を仕切っている奴ら、その思い込みごと叩き壊すことだ。
でも気づいてしまった。
この狂った制度は、全員が支えてる。
数字にすがる奴も、切り捨てる奴も、同じ穴のムジナだったんだ。
■影法術×情報戦×魔王政治×評価社会■
評価される側から、評価を壊す側へ。
影から始まる、制度破壊ファンタジー。
文字数 203,237
最終更新日 2025.08.09
登録日 2025.06.27
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