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高校一年生の立原なつきは、一年前に最愛の兄を交通事故で亡くした。一年後の命日に、兄との想い出が詰まった公園で、大学一年生の辻はやてと出逢う。幼い頃から恋焦がれていたなつきを目の前にして、はやては思わず抱きしめる。理由が分からず戸惑うなつきだったが、同じ事故ではやてが弟を亡くしていたことを知り、二人の距離は縮まる。
兄を偲んで泣いてしまう自分に、優しく寄り添ってくれるはやてになつきは恋心を抱く。
そして、はやてが心に強く決めた想い人が、自分であったことを知り、二人の恋は動き始める。
一方、なつきの親友、蓮が下した決断、はやての弟が残した想いには慈しみに満ち溢れていた。
想いを真っ直ぐに伝えるはやてに対して、自分への自信のなさから、はやてを傷つけてしまうなつき。
すれ違う想いは、やがて重なり、結ばれた二人は乗り越えられなかった場所へと向かって歩き始める。
様々な想いが織りなす心優しい恋物語。
文字数 6,178
最終更新日 2026.04.03
登録日 2026.04.03
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