なめてくるバカを黙らせる技術

なめられてムカついたときの、レベル別4つの対処法

2025.12.10 公式 なめてくるバカを黙らせる技術 第21回
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「いつも私だけ扱いが雑」「待ち合わせをするといつも遅刻される」「損な役回りを押しつけられがち」
気にしても仕方ないと思いつつ、「私、なめられてるのかな」と悩んでしまう。そんな人は少なくないようです。じつは、この「なめる/なめられる」問題はささいなことのようで、人間関係、仕事、ひいては人生すべてさえ左右する重要なトピックスです。
実業家でライターでもある黒坂岳央氏は、グローバルな環境での勤務経験、独立起業を経て、「なめられると人生で損をする」という真理にたどり着いたそうです。この連載をまとめ、加筆・改稿したビジネス書『なめてくるバカをだまらせる技術』が、アルファポリスより好評発売中です。

反撃のレベル設定

なめた態度に対して反撃することに慣れていない人は、いざ反撃しようとなったときに、どうしても「一撃で確実に倒す」と考えすぎて、加虐になりすぎる傾向がある。
被害を受けているからといって、攻撃的にふるまってしまうと、周囲によくない印象を与えてしまう。

理想としては、なめてきた相手が自然に自らの過ちに気づき、「悪かったな」と罪悪感を抱き、自発的に攻撃の手を緩める、もしくは攻撃する気をくじいてくれることだろう。もちろん、そんな良心へのうったえが利かない相手もいるのは事実なので、反撃には段階があることを理解する必要がある。
では、段階的に反撃の強度を上げて紹介していこう。

レベル1 空気を読ませる


なめた発言をされたとき、有効なのが無言の圧だ。いっさいの言葉や行動を使うことなく、相手に察するように持ってくのだ。「沈黙と視線で刺す」という戦略が最初の段階である。
このレベル1で攻撃を思い止まらせれば、もっとも平和的かつ低コストで争いの芽を摘み取ることができる。周囲に対してもあなたの態度は悪くは映らない。
社会性のあるまともな人間なら、このレベル1で踏みとどまるだろう。実践している読者も多いはずだ。
しかし、世の中にはどうしようもない人がいる。空気を読まずに鈍感だからこそ、周囲の目を気にせず、なめた態度をやめられない人もいる。そういう場合は次のレベル2へ移行するタイミングだ。

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プロフィール

黒坂岳央
黒坂岳央

1981年大阪府生まれ。実業家。学生時代から人間関係でなめられることに苦しみ、社会に出ても理不尽な扱いを受け続けた経験を持つ。しかし、その経験を逆手に取り、なめられないための戦略を研究、体系化した。現在は、本業のかたわら、アゴラ、プレジデント、Yahoo!ニュースなどネットメディアでニュース・オピニオン記事を執筆し、PVの最高値は1記事で150万PV超。テレビ朝日系、TBSラジオなどテレビ・ラジオ番組にも多数出演している。なめられる弱者だった立場から、自らを研究対象として積み上げてきた経験を土台に本書を執筆している。

著書

なめてくるバカを黙らせる技術

黒坂岳央 /
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