派遣社員のGさんは、数か月前にマッチングアプリを導入し婚活を始めました。
初対面の人とコミュニケーションをとることは気疲れしてしまいます。大して興味もない話題にも相づちを打ち、笑顔を絶やさないよう心がけています。
何度か会っていくうちに相手と心が通い合うかと期待していましたが、なかなか決定打が生まれません。この人をパートナーとして選んでよいのだろうかと迷うようになりました。
他にも色んな人と会ってみようと思い、別の人ともやりとりをしてみますが、気乗りせず、徐々にストレスを感じるようになりました。
そのときGさんは、あることに気がつきました。
出会う人をパートナーとして想定したとき、ふと気になるのは、周りからの評価だったのです。
仮にこの人と結婚したとき、友人は何と言うだろうか。祝福してくれるだろうか。「いい人と出会えたね」と言ってくれるだろうか、ということが気になるのでした。
実際、婚活で出会った人のことを友人に相談して、友人の感想を参考にすることもありました。結婚するのは自分自身なのに、周りの人が「幸せそうな結婚」と認めてくれるかどうかが気になるのでした。
他者から自分がどのように認められるか、気になることは誰でもあるでしょう。
けれども、実際、外界からの評価が自分を幸せにしてくれるわけではありません。
「いいな」と感じるポイントは、自分の内側にあるものです。「すごいね」と言われることを選んだからといって自分自身が満たされるわけではありません。
周りの人にはわかってもらえなくても、自分自身が「あ~、ほっとするな」「なんだか楽しい」と思えることあるならば、それが自分自身を満たすのです。
自分が良いと思うこと、自分が満たされていると思う瞬間、好きだと感じることを選択する。基準は外ではなく、自分自身の中にあるのです。
自分らしくありのままに生きることに、心から充足感を感じることができると、「承認欲求」の先、「自己実現欲求」に従って過ごすことになります。
周りの人から認めてもらわなくても大丈夫。あなたは自分の感覚を信じて「なんとなくいいな」と思うものを選べばいいんですよ。