貴族令嬢に生まれたからには念願のだらだらニート生活したい。
※この小説はフィクションです。実在の国や人物、団体などとは関係ありません。
※2020-01-16より執筆開始。
ララは貴人の世話係としてはまだまだ不十分。
スカラリーメイド辺りから修行させましょう。
未熟な使用人をつけるというのは相手を軽んじている事ですし、それは主人であるキャンディ伯爵家、ひいてはトラス王国と聖女マリーの恥となる。
その段階で自分を売り込むというのもよろしく無い。
それは向上心ではなく、虚栄心と承認欲求、そして立場を弁えない自分勝手さからくる行動で、かつてのアンフィスバエナのヘルムや、その毒親であるリンドブルムのスヴェンに通じる危うさがある。
実際、リュサイ女王は王の器では無いかもしれない。
なにせ、腹心にすら見限られていますからねぇ……
ドナルドも、別にリュサイ女王に隔意がある訳ではないが、やはり若い女性てあり政治的な感覚には疎いので、出来るなら血筋の正統性もあり、聖女の配偶者で、枢機卿でもあるグレイに譲位させたい所。
気持ちは分かる。
ただし、早急に全てを決めなければならないか、となると実はそうでもない。
情報があっという間に世界を駆け巡る現代と違う上に、自分達のホームではない他国の客分という身分の現状では仕方がない事ですが、実際のアルビオンでは疱瘡禍とクーデターからの内乱がカウントダウン。
カレドニアに神の刻印を広めれば、労せずして戦力その他、国力の逆転現象が発生する。
勿論、逆侵攻をかけてアルビオン打倒とはいかないが、現在の支配/属国状態を五分に持っていく事は十分に可能。
当初の予定通り、聖女の庇護の下でのカレドニア完全独立が成立します。
焦らんでも良いんですよ。
グレイかアールの子で赤毛の男子が生まれたなら養子に貰うなり、リュサイの子と婚姻させれば血統も戻りますし。
流石に他国の女王なので、先触れ無しでは来ないだろうと思っていたのに、来ちゃいましたかリュサイ女王&ドナルドさん。
自国の王子でも先触れは必要ですが、まあ、結局ギャビン(偽)の弟ですし。
だからてっきりジェレミーくんかと。
ふむ
とうとうドナルドさんが鬼札を解禁か……
血筋的にも、聖女の夫であり枢機卿である立場としても、強い札なんですよなぁ、グレイ。
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