あなたにおすすめの小説

「妹の方が伯爵夫人に相応しい」と捨てられたので、私はもうあなたの失敗を止めません 表紙

「妹の方が伯爵夫人に相応しい」と捨てられたので、私はもうあなたの失敗を止めません

「伯爵夫人は君より妹の方が相応しいと思っている」 婚約者ジュリアンの仕事を三年間支えてきた子爵令嬢エレナは、妹のアメリアを新たな婚約者にしたいと告げられる。 失敗の可能性に気づき、問題が起きる前に備える。 けれど、何も起きなければ、その仕事の価値は誰にも見えない。 前向きで迷いのない妹を選んだジュリアンに、エレナは婚約解消を受け入れた。 もう、あなたの判断は私の責任ではありません。 その後、侯爵家の嫡男セドリックは、エレナの「念のため」を心配性ではなく、前へ進むために必要な意見として受け止める。 一方、順調に見えたジュリアンとアメリアの事業では、小さな見落としが少しずつ積み重なっていく…。 これは、見えなかった仕事の価値をめぐる、静かな逆転の物語。
恋愛 連載中 長編
文字数:42,849
次期王太子妃は貴方と離れることを所望しております 表紙

次期王太子妃は貴方と離れることを所望しております

「もういいわ」 次期王太子妃である私の冷たく吐いた言葉に、周囲の文官たちは言葉を失う。 私の怒りを皆が悟ったのだろう。 なのに言葉をかけた当人––––王太子のキースは気付く素振りもない。 「彼女に会いに行って、いいのか?」 「気にせず行ってください」 告げた言葉に、部屋にいた文官や王城使用人の顔が凍ったのが分かった。 傍に控える騎士も、思わず互いの顔を見合わせている。 皆、分かっている。 怒鳴られる方がマシだ、泣かれる方が救いがある。 『もういい』に込められた意味は、諦めだということに。 「……アイシャ、本当にいいのか?」 キースの足は、もう出口を向いている。 私ではなく、別の女性に会いにいくために…… 「えぇ、どうぞ……好きになさってください」 「……すまない。次は埋め合わせをする!」 出て行くキースの背に、そっと告げる。 「もう、次なんてないわよ」 その言葉は、走りゆく王太子に届くことはなかった。 私は覚悟を固める。 半生をかけて支え続けてきた、彼のために尽力してきた。 その努力が軽んじられるのならば。 もう……この座に居る必要はないと。
恋愛 連載中 短編
文字数:61,948
いつも病弱な幼馴染を優先するあなたとは結婚できません 表紙

いつも病弱な幼馴染を優先するあなたとは結婚できません

侯爵令嬢リディアの婚約者、公爵令息カイルは病弱な幼馴染を何よりも優先する。 約束が破られる度に「彼女は身体が弱いから」という一言で済まされ、常にリディアは後回しにされてきた。 それでもリディアは、いつかは自分を選んでくれる日が来ると信じ、理解ある婚約者であり続けた。 しかし、その願いが叶うことはなかった。 彼にとって、自分はいつも「後でも大丈夫な強い人」。 ついにリディアは、この婚約を終わらせることを決心する。 今さら手を伸ばしても、それが届くことはもうない。
恋愛 連載中 短編
文字数:79,346
旦那様は、聖女様を選ばれました。彼女の手柄は全て、私から奪ったものですが。 表紙

旦那様は、聖女様を選ばれました。彼女の手柄は全て、私から奪ったものですが。

「ミレイユは本当に素晴らしい女性だ」 旦那様がそう褒める聖女様。 けれど私は知っている。 彼女が周囲から称賛されているもののほとんどは、私が何年もかけて築き上げてきたものだということを。 領民からの信頼も。 孤児院も。 商人たちとの繋がりも。 気付けば、すべて聖女様の功績になっていた。 それでも私は何も言わなかった。 旦那様や領民たちが幸せなら、それでいいと思っていたから。 けれどある日、旦那様は私に言った。 「君も、少しはミレイユを見習ったらどうだ?」 その瞬間、私は決めた。 「では、私はもう必要ありませんね」 公爵夫人としてのすべてを手放し、私は屋敷を出る。 ――そして、私がいなくなった公爵家は少しずつ変わり始めた。 当然だ。だって、聖女サマは何も出来ないのだから。 「……どうして、こんなことに?」 ようやく旦那様が私の存在の大きさに気付いたときには、もう遅い。 「戻ってきてくれ……!!君が必要なんだ…!! リディア…!!」 「申し訳ありません、旦那様」 私は微笑んで首を横に振る。 だって私はもう、あなたに愛されることを望んでいないのだから。
恋愛 連載中 長編 R15
文字数:108,497
五百年前の後宮制度を復活させて聖女を側妃に迎えるそうなので、王子を連れて祖国へ帰ります 表紙

五百年前の後宮制度を復活させて聖女を側妃に迎えるそうなので、王子を連れて祖国へ帰ります

五百年も前に使われなくなった後宮制度を持ち出し、異世界から現れた聖女を側妃として迎えたい。 夫である国王フリードリヒからそう告げられた王妃ジュリエットは、怒るより先に呆れてしまった。 ジュリエットは、国境紛争を避けるための和平の証として隣国モンレーヴから嫁いできた王女だった。 王妃として国を支え、ただ一人の王子リュシアンにも恵まれた。 けれど、王族とは国民に恥じることのない振る舞いを求められる存在だと考えるジュリエットにとって、フリードリヒの判断は到底受け入れられるものではなかった。 「分かりました。それでは私は、祖国へ帰らせていただきます」 まだ幼い息子と、母国から連れてきた者たちとともに。 フリードリヒは、それが里帰りになる程度にしか考えていなかった。 ――和平のために結ばれた婚姻が、何によって成り立っていたのかを知るまでは。
恋愛 連載中 長編
文字数:91,280
土下座する王妃の座などいらないので、冒険者に転職します。 表紙

土下座する王妃の座などいらないので、冒険者に転職します。

「私が愛しているのはエルナ。君だけだ」 エルナは自分の夫でありハーメルン王国の国王であるカメルを愛していた。 彼がどれほど自分より隣国の聖女を優先しようとも。 結婚して二年が経っても初夜を迎えたことがなかろうとも。 しかし。 「エルナ。君に失望した。聖女を陥れていじめるとはな。罪を認め、ひざまずいて謝罪するように」 一年に一度の建国記念宴会であり結婚記念日に、カメルはすべての貴族や外国の使節団が見ている前で、エルナに身に覚えのない罪を認めろと断罪した。 愛が壊れるのは一瞬。 だからこそ、エルナはその場でひざまずいた。頭を地面にこすりつけて謝罪した。 「聖女を陰謀にかけた大罪人エルナは、この時間をもって王妃の座から退き、平民となりますことをお許しください。聖女様とどうかお幸せに」 *ゆるい設定です。不快に思われる方はブラウザバックをお願いします。
ファンタジー 連載中 長編 R15
文字数:81,882
契約結婚の期限なので離縁します。愛人を選んだ夫が今さら復縁を迫っても、私は冷徹公爵に一途に溺愛されています 表紙

契約結婚の期限なので離縁します。愛人を選んだ夫が今さら復縁を迫っても、私は冷徹公爵に一途に溺愛されています

三年間の契約結婚を終えたリシェルは、愛人を選んだ夫アレクシスとの約束どおり、何も持たず公爵家を去る。 自由な人生を歩み始めた彼女は、かつて命を救った恩を忘れず十年以上探し続けていた冷徹公爵レオンと運命の再会を果たす。リシェルの卓越した才能と誠実な人柄に惹かれたレオンは、一途な愛で彼女を包み込み、傷ついた心を少しずつ癒やしていく。 一方、リシェルを失った元夫は、公爵家が彼女によって支えられていたことを思い知り、愛人の裏切りや家の没落を前に深い後悔に苦しむことになる。 「契約」で始まり、「離縁」で終わったはずの人生。その先でリシェルが手に入れたのは、誰かのためではなく、自分自身が幸せになるための――永遠に続く本物の愛だった。
恋愛 完結 長編
文字数:111,452
私より王女殿下が好きなら別れましょう 表紙

私より王女殿下が好きなら別れましょう

伯爵令嬢のエリザは、婚約者で侯爵家の令息ギドロスが王女殿下を好きなことを知っていた。 ギドロスはエリザの私物を王女殿下に渡し、約束を何度も破っていく。 エリザは別れることを決意して、ギドロスは自身の行動を後悔することになる。
恋愛 連載中 短編
文字数:18,206