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第9回ホラー・ミステリー小説大賞 参加作品
中学一年生の水島涼介(みずしま りょうすけ)は、顔が河童に似ていることを理由に、クラスメイトから日々いじめを受けていた。彼の顔は、誰が見ても異常に歪んでおり、そのため周囲からは「カッパ」や「水中から出てきた生き物」と笑われる毎日が続いていた。涼介はその醜い顔を何とかしたい、変えなければならないと強く思うが、その思いを誰にも打ち明けることができず、心の中で膨れ上がる憎しみを抱えていく。
僕は、いじめで壊れた。
学校という密室の地獄。担任教師・市川は見て見ぬふりを続け、姉は医者に穢された。誰も救わなかった。誰も、僕を見ていなかった。
だったら――人間なんて、もう要らない。
復讐のために、僕は怪物になる道を選んだ。
顔を潰し、声を捨て、理性を殺して河童となった。
尻子玉を喰らうことで命を繋ぎながら、復讐の対象を一人ずつ葬っていく。
教師、配信者、警官。血と臓物の雨の中、ただ静かに“元”人間だった僕が歩く。
身体は腐り、手首は食いちぎられ、皿は砕かれた。
けれど痛みの奥にあるのは、ただ一つ。
あの日、笑っていたクラスメイトの顔――柿崎俊。
こいつを殺す。それが、僕が河童になった理由。
それ以外の何者でもない。
人間は、自分に牙を剥いた獣を許さない。
ドーベルマンを放ち、銃を向け、ヘリを飛ばす。
いいさ、来るなら来い。
どうせ僕の終わりはもうすぐだ。
だけど――あいつだけは、連れていく。
狂気の中で目覚めた、黒い意志。
これは、人間のフリをして生きていた化け物たちを、
本物の化け物が狩る、終わらない地獄の物語。
文字数 12,746
最終更新日 2026.03.04
登録日 2026.02.21
『その名も、ツグナイゲーム。この空間に集められた皆さんは、我々が集めた〝罪人〟ばかりです。皆さんには、それぞれなんらかの罪があります。それを償っていただくため、相応の罰を受けて頂くため、今回のゲームを企画させていただきました!』
二十六歳。苺谷美紅は、記憶喪失の状態で目覚めた。
覚えているのは自分の名前と、己が何らかの罪を犯したという認識だけ。
自分達はカミサマを名乗る者達に集められた罪人であり、デスゲームに参加しなければいけないという。
生き残るためには他の参加者を全員殺すか、残酷な儀式に耐えて心から反省の言葉を述べるしかない。しかし、美紅は自分の罪が何なのかさえ覚えていない状況である。
困り果てた時、助けてくれたのは椎葉月という名前の一人の青年だった。
美紅が犯した罪とはなにか?月の正体は?そして二人は無事にこのゲームを脱出することができるのか……?
文字数 47,041
最終更新日 2026.03.05
登録日 2026.02.24
文字数 76,639
最終更新日 2024.04.06
登録日 2023.03.19
29歳公務員の上野は毎夜、ストーカーに襲われる悪夢にうなされていた。それは夢に留まらず現実となる。SNS上では、上野も知らないうちに撮影された動画が公開されていた。そこには夢で出てきた神社の境内を彷徨う彼の姿があった。動画が投稿された時刻、上野は自宅で眠っていたはずだ……警察や医師に相談してもまったく相手にされない。悩み抜いた末、彼は陰陽師の便利屋今庭に霊視を依頼する。オカルトを信用しない上野だが、犯人を突き止めるべく今庭と共に捜査を開始する。その直後、上野のスマホに届いたのは、差出人不明の四文字──「因・継・反・論」。それは、これから起こる怪事件の予告なのか。夢と現実が交錯する中、上野は“自分を撮影する存在”の正体へと迫っていく。
文字数 14,288
最終更新日 2026.03.05
登録日 2026.02.27
かつては大いに賑わっていた地下街が閉館した。懐かしさに訪れた私は、かつてそこで幽霊を見たことを思い出す。
文字数 2,478
最終更新日 2026.02.28
登録日 2026.02.28
人口が少ない山奥に住む蒼馬は、
電車に乗って学校へ向かっていた。
貸切状態の車内で降りる駅に着くまで
眠りにつくと、普段滅多に夢を見ない彼が
妙にリアルな夢を見る。
いつも誰も乗車しない、夢裡駅。
ドアが閉まる直前に女子高生、
緋心が乗ってきた。
緋心はとても可愛らしく、綺麗で、
ボブに真っ赤なインナーカラーが
似合う美少女。
自ら名乗り、友達になろうと
至近距離まで近付いてきた緋心からは
嗅いだことのない血生臭さが漂い、
蒼馬は飛び起きる。
目を覚ますとそこは夢裡駅。
ドアが閉まる直前、夢のままの緋心が
誰も乗車しないはずの駅から乗ってきた。
名前も見た目も夢に見たままの
彼女には血生臭さなど一切なく、
蒼馬は一目惚れしてしまう。
同じクラスに転校してきた緋心。
ただの悪夢だと蓋を閉めた蒼馬だが、
彼女のインナーカラーが色落ちした頃、
あの匂いを現実でも嗅ぐことに
なってしまう。
文字数 34,563
最終更新日 2026.03.01
登録日 2026.01.16
『オニが出るよ』続編、単品でも楽しめる物語。
『オニ』との対峙から十年が経った。
夏の訪れと共に、あの村に再び怪異の気配が戻る。
過去と因縁を「ほどき」、封じられた真実と向き合おうとする雪比古を、桂吾は救うために追いかける。
久しぶりに戻った村で、甲高い悲鳴のような鳴き声が響いた。
それは失われた家族の記憶、途切れた絆を「つなぐ」旅の始まりだった——
前作『オニが出るよ 〜夏と怪異と、選ばれた子供たち〜』
https://www.alphapolis.co.jp/novel/852556220/939957906
※Pixiv、カクヨムにも同作品を掲載しております。
文字数 32,019
最終更新日 2025.08.17
登録日 2025.08.03
文字数 42,007
最終更新日 2026.02.22
登録日 2026.02.02
ハカセは、いつからか幾重にも重なる思考の渦の中を漂っていたいと考えるようになった。
理想の文章を求め、文献や小説を読みあさるが、求めるものにはなかなか出会えない。
ある日、頭の中にあった設計図をもとに、小説という形で文章を書き上げた。
読むたびに、真実とは違う想像が立ち上がり、最後まで読んでも答えははっきりしない。
読み返すたびに、印象が少しずつ変わっていく。
ハカセはその文章を面白いと感じ、完成するたび、ほそぼそとA投稿サイトに置いてきた。
そんなある日、崖の上の研究所に、最新AI搭載の分析用ホログラフィー「チャット」が設置されたという噂を耳にする。
そうだ。分析してもらおう。
ハカセは、なけなしの金でチャットに登録し、自分の小説の分析を依頼する。
※思考ミステリー×メタフィクション
※登場人物・固有名詞は抽象化・擬人化しています
〇AI利用について
本作は、筆者とAIツールとの対話・観察をモチーフにしたフィクションです。
本文はすべて筆者が執筆し、誤字脱字確認や整理などにAIを補助的に使用しています。
文字数 42,521
最終更新日 2026.02.10
登録日 2026.02.03
「あなたを救いたいのです。人生をやり直したい……そう思いませんか?」
会社を辞め、途方に暮れる元サラリーマン、金谷律也。人生をやり直したいと思っていた彼の目の前にNPO団体「ホワイトリップル研究所」と名乗る白装束を纏った二人組が現れる
リツのこれまでの行動を把握しているかのごとく、巧みな話術で謎の薬“人生をやり直せる薬”を売りつけようとした。
リツは自分の不幸を呪っていた。
苛烈なノルマに四六時中の監視。勤めていた会社は碌なもんじゃない。
人生のどん底に突き落とされ、這い上がる気力すら残っていない。
もう今の人生からおさらばして、新しい人生を歩みたい。
そんなリツに、選択肢は残されていなかった。
――買います。一つください
白装束が去った直後、ホームズのような衣装をまとい、探偵となった幼なじみ神原椿と、なぜか小学生の姿になった妹の神原紅葉が部屋に乱入。
―― この薬、絶対飲んじゃ駄目よ。飲んだら最後、あなたは……消されるかもしれない
なぜ薬を飲んではいけないのか。そして、なぜ消されるのか。
白装束の奴らは何者で、その目的とは。
消えた人はどこに行くのか。
陰謀渦巻くサスペンス・ミステリーが始まる……!
※10月より毎週土曜夜6時30分公開予定
文字数 260,302
最終更新日 2026.03.04
登録日 2024.09.06
日常に潜む違和感、すぐ隣にある恐怖、逃げ場のない結末。
読後、じわじわと怖くなる短編ホラー集。
※眠る前には、決して読まないでください。
文字数 6,558
最終更新日 2026.03.06
登録日 2026.02.05
「セキュリティは鍵や盾じゃない。人と人との『絆のコード』」
セキュリティ専門家の父を持つ女子高生・紬(つむぎ)。彼女のもとには、親友でトラブルメーカーの七香(ななか)から、今日も厄介な相談が舞い込みます。
パスワードの漏洩、フリマアプリの裏側、SNSの炎上、そしてロマンス詐欺……。
デジタルネイティブ世代のリアルな学校生活に潜む「見えない脅威」を、紬が父譲りの知識と、持ち前の洞察力で鮮やかに解決!
ハッキング技術ではなく「人の心」を守ることで事件を解き明かす、新感覚の青春セキュリティ・ミステリー。
読めばITリテラシーも身につく、心温まる連作短編集です。
文字数 61,533
最終更新日 2026.02.25
登録日 2026.01.31
ゲイ×叙述ミステリー。小学六年生の夏にある秘密を共有したハル、ナッチ、ヨッシー、タカちゃんの四人の少年。新宿東署の刑事となった古賀晴人、ゲイを騙しクレジット詐欺を働く三春夏樹、新宿二丁目でゲイバーを営む高原由之、新宿東小学校の教師となった三芳貴久。四人が再会したのは偶然なのか必然なのか。現在の殺人事件に四人が共有した過去の秘密が絡む。ゲイ作家が描く叙述ミステリー。
#ゲイ#ミステリー#サスペンス#刑事モノ#新宿二丁目#ゲイバー
露骨な性描写はありませんが、不快と捉えられる表現があります(児童ポルノ等)。またBL×ミステリーではなくゲイ×ミステリーのため、BLのようなファンタジー表現はありません。
文字数 115,535
最終更新日 2023.01.31
登録日 2023.01.23
10年前。父、母、兄を一ヵ月の間に立て続けに亡くした、雲雀史佳(ひばりふみか)。
以来ずっと、家庭のある幸せそうな周囲とその日常に居場所がなくて、人と距離をとって生きてきた。
親ナシということで保証人のない就職活動もうまくいかず、派遣社員として働いていた史佳だが、ある会社の募集に応募したことで、人事部社員に推薦され新しい職を得ることになった。だが新たな職場でも、派遣社員ということで肩身の狭い思いをする。
両親を亡くしたときのトラウマで尖端恐怖症の史佳は、尖った刃物を扱ったことで社内で気を失ってしまう。このとき、かばって怪我をしたのが、史佳を推薦した人事部社員・乃木馨(のぎかおる)だった。
高い社内成績のわりに、とっつきにくいと評判の馨。そんな彼と会話を重ねるうち、赤髪の彼が噂ほど地味でも口数が少ないわけでもないと史佳は知る。馨に支えられた史佳は、派遣社員であっても堂々と仕事ができるようになっていく。
人嫌いの馨の、唯一無二の親友が亡くなった兄・史矢(ふみや)であることがわかり、そこから二人は付き合うようになるのだが。
この二人の恋愛が、互いの両親のからみあった過去を暴きだすきっかけとなり――
文字数 35,586
最終更新日 2018.05.31
登録日 2018.04.09
名探偵は部屋から一歩も出ずに事件解決?
何か違うと思う……
①の続き。
国立ユイナーダ学園高等部シリーズ③
文字数 1,313
最終更新日 2019.12.03
登録日 2019.12.03
世間から、『美少年探偵』と呼ばれるほどのルックスと推理力を誇る鳴山総一郎。
彼のもとに、周道鈴音という美人が、死んだ兄の調査依頼にやってくる。
鳴山総一郎…『美少年探偵』の異名をとる名探偵。
周道鈴音 …美人。死んだ兄の調査依頼に、鳴山のもとを訪れる。
文字数 29,023
最終更新日 2026.03.05
登録日 2026.02.06
文字数 9,635
最終更新日 2022.11.25
登録日 2022.11.23
灰色の現実に息苦しさを抱える相沢健太(24歳)。
彼が唯一「生」を感じられる場所は、フルダイブ型VRホラーゲーム『Terrorscape』の悪夢の世界だった。
痛みも匂いも恐怖も、すべてが本物。
攻略にのめり込むほど、現実は薄れ、境界は溶けていく。
そして彼は、創造主と呼ばれるラスボス“アーキテクト”の待つ最終ステージへ。
命がけの死闘の果てに、ついにクリア――ログアウト。
救われたはずのその瞬間、健太を待っていたのは、解放ではなかった。
【チュートリアルを終了します。】
――この地獄は、まだ「本編」ですらない。
現実もゲームも飲み込む、終わりなき没入型ホラー。
最初の扉が開く音が、あなたの背後でも鳴り始める。
文字数 45,013
最終更新日 2026.03.05
登録日 2026.02.10