※大賞ランキングの集計・更新は1日1回(0時)です。また、最初のランキング更新は2日0時になるため、開催直後の24時間については前日の閲覧ポイント順で固定表示となります。
第12回歴史・時代小説大賞 参加作品
江戸城東、日本橋の傍らに『達磨床』という名の髪結い床がある。腰高障子に描かれた、いかめしい達磨に似た親方は既に亡く、今は甥っ子の凛太郎が後を継いでいる。この凛太郎、男前で、話し上手聞き上手なのだが、三度の飯より市井で起こる事件の謎解きが大好きなのである。そのうえ、昔旅一座の女形で培った女装で出かけることもある。髪結いに来た人々が持ち込む、様々な事件を凛太郎と岡っ引きの富蔵が解決していく、人情あふれる江戸物語。
文字数 51,677
最終更新日 2026.05.04
登録日 2026.05.04
さよならだけが人生か、それなら出会いはなんなのさ。見回り同心の西村右京はある日、数人の他殺死体を検分する。死体は全て、拳による打撃により撲殺されていた。彼は、江戸最大の裏の組織・龍牙会の大幹部だった拝み屋の呪道と接触する。地上最強の拳獣・泰造。声を失った暗殺者・お鞠。そして狂乱の奇行士・西村右京……彼と死業屋の面々との出会いは、始まりの始まりだった。やがて彼らは、江戸の裏社会を根底から揺るがす大事件に巻き込まれていく──
※ 江戸時代が舞台となっておりますが、地名などには架空のものも多く登場します。また、独自の設定が多数存在しています。「目明かしは十手を持たない」「花魁はありんすとは言わない」といった賢くて意識高い系の歴史好きな方々には、読まないことをオススメします。さらに、残虐なシーン及びグロいシーンも多々あります。苦手な方はお気をつけ下さい。
文字数 51,176
最終更新日 2026.06.04
登録日 2025.05.27
群雄割拠がひしめき合う戦国乱世の時代。
表舞台の主役が武士ならば、裏舞台の主役は忍びたち。
数多の戦いの果てに、多くの命が露と消えていく。
そんな世にあって、いちおうは忍びということになっているけれども、実力はまるでない集団がいた。
あまりのへっぽこぶりにて、誰にも相手にされなかったがゆえに、
荒海のごとく乱れる世にあって、わりとのんびりと過ごしてこれたのは運ゆえか、それとも……。
京から西国へと通じる玄関口。
高槻という地の片隅にて、こっそり住んでいた芝生一族。
あるとき、酒に酔った頭領が部下に命じたのは、とんでもないこと!
「信長の首をとってこい」
酒の上での戯言。
なのにこれを真に受けた青年。
とりあえず天下人のお膝元である安土へと旅立つ。
ざんばら髪にて六尺を超える若者の名は芝生仁胡。
何をするにも他の人より一拍ほど間があくもので、ついたあだ名が鈍牛。
気はやさしくて力持ち。
真面目な性格にて、頭領の面目を考えての行動。
いちおう行くだけ行ったけれども駄目だったという体を装う予定。
しかしそうは問屋が卸さなかった。
各地の忍び集団から選りすぐりの化け物らが送り込まれ、魔都と化しつつある安土の地。
そんな場所にのこのこと乗り込んでしまった鈍牛。
なんの因果か星の巡りか、次々と難事に巻き込まれるはめに!
文字数 169,667
最終更新日 2019.05.28
登録日 2019.04.30
これは小説ではない。物語である。
平安時代。
雅びで勇ましく、美しくおぞましい物語。
宿命の恋。
陰謀、呪い、戦、愛憎。
幻の楽器・七絃琴(古琴)。
秘曲『広陵散』に誓う復讐。
運命によって、何があっても生きなければならない、それが宿命でもある人々。決して死ぬことが許されない男……
平安時代の雅と呪、貴族と武士の、楽器をめぐる物語。
─────────────
『七絃灌頂血脉──琴の琴ものがたり』番外編
麗しい公達・周雅は元服したばかりの十五歳の少年。それでも、すでに琴の名手として名高い。
初めて妹弟子の演奏を耳にしたその日、いつもは鬼のように厳しい師匠が珍しくやさしくて……
不思議な幻想に誘われる周雅の、雅びで切ない琴の説話。
彼の前に現れた不思議な幻は、楚漢戦争の頃?殷の後継国?
本編『七絃灌頂血脉──琴の琴ものがたり』の名琴・秋声をめぐる過去の物語。
文字数 113,382
最終更新日 2025.01.10
登録日 2024.12.04
これは小説ではない。物語である。
平安時代。
雅びで勇ましく、美しくおぞましい物語。
宿命の恋。
陰謀、呪い、戦、愛憎。
幻の楽器・七絃琴(古琴)。
秘曲『広陵散』に誓う復讐。
運命によって、何があっても生きなければならない、それが宿命でもある人々。決して死ぬことが許されない男……
平安時代の雅と呪、貴族と武士の、楽器をめぐる物語。
─────────────
『七絃灌頂血脉──琴の琴ものがたり』番外編
倒れていた美少女に水を飲ませて助けた少年。
泉のほとりで芽生えた恋の裏の裏。
運命の二人が出逢う前、そこには、驚くべき秘密の物語があった。
本編『七絃灌頂血脉──琴の琴ものがたり』の常陸三兄妹にまつわる過去の物語。
文字数 110,587
最終更新日 2025.03.08
登録日 2025.02.11
【お陽と恵助の出会い】
江戸の町で高利貸し「冬黒屋」の娘として、借金取りに奔走する元気少女・お陽。彼女はある日、漬物屋の店番をする心優しい青年・恵助と出会う。強気でガサツなお陽だったが、恵助の誠実さとどこか影のある佇まいに惹かれ、二人の距離は少しずつ縮まっていく。しかし、お陽の家業は町の人々に疎まれる仕事。葛藤の末、お陽はカタギの娘として新たな人生を歩み始める。
【不穏な影と過去の因縁】
平穏な日々が戻ったかに見えたが、お陽は町で右頬に大きな傷のある男・恭次郎と遭遇する。この男こそ、五年前にお園(恵助の母)を自死に追い込み、茶店の看板娘・お佐和にも癒えない傷を負わせた元凶だった。恵助は母を救えなかった後悔から、復讐のために恭次郎を捜し歩き、心に深い闇を抱えていた。そんな中、恭次郎が堀で死体となって発見される。恵助の犯行を疑い不安に駆られるお陽だったが、最愛の人が人殺しになることを否定したい一心で真相究明に乗り出す。
【悪徳旗本の陰謀と大乱闘】
お陽は恭次郎が奉公していた悪徳旗本・彦乃臣の屋敷に潜入。そこで、恭次郎が女中・お多恵と恋仲になり、過去を悔いて彼女と逃亡しようとしていたこと、そして、お多恵を独占しようとした彦乃臣が恭次郎を暗殺させた真犯人であることを突き止める。
潜入が見つかり窮地に陥るお陽だったが、そこへ恵助と父・黒左右衛門が用心棒を連れて乱入。黒左右衛門の裏の権力と力技で悪徳旗本の罪を暴き、屋敷を壊滅させてお陽と、恭次郎を失い絶望していたお多恵を救い出す。
【結末:過去からの解き放ち】
事件後、恵助は死の直前の恭次郎と対峙していたことをお陽に明かす。かつての仇が、今は愛する人を守るために土下座して命乞いをする姿を見て、恵助は復讐の虚しさを知り、手を下さずに立ち去っていたのだ。
「何もできなかった自分」を許せず泣く恵助に、お陽は寄り添い、「おっかさんも、今のあんたを見たら喜ぶよ」と言葉をかける。その温かさに、恵助の心は五年越しに解き放たれる。
お多恵は冬黒屋で新たな人生を始め、お陽と恵助はお邪魔虫の用心棒たちを撒いて二人きりで歩き出す。繋いだ手の温もりを感じながら、二人は日本晴れの空の下、希望に満ちた江戸の町を力強く踏み出していくのだった。
文字数 40,984
最終更新日 2026.05.22
登録日 2026.05.07
江戸時代は男同士の恋愛にも寛容だった。
お坊さん、火消し、細マッチョか力士がモテる江戸時代!!
成人男性同士の恋というよりも、成人男性と未成年、つまり大人と少年との恋が主流であった。
そんな江戸時代後期に生きたとある男の私生児、花街出身の幼名、松太郎(しょうたろう)のちに月白(つきしろ)に改名のお話。
幼少期を大坂の花街で過ごし初めての客であり太客である"そうたろう"さんのおかげで医者として学び始めた。
漢方、オランダ(西洋)医学などをそうたろうさんから学んだ、元若衆の月白(つきしろ)
大坂新町の花街、月乃屋(つきのや)での恋愛や生きる事に必死な者たちの物語。
文字数 37,116
最終更新日 2025.06.09
登録日 2025.05.31
十七世紀後期、アフリカの希少部族、マヒ族は奴隷狩りによって滅ぼされた。
生き残ったマヒ族の若き狩人、デンババとカンガの二人はその特殊な能力を認められてオランダへ、さらにカピタンに転売されて日本へと連れてこられた。
江戸で黒人に興味を持った水戸光圀の手によって、彼らは水戸へと赴くこととなる。
だが、光圀には二人に目を付けた理由があった。
水戸藩が建造した巨船「快風丸」に乗せ、蝦夷地(北海道)へ向かわせるためだ。
「石狩アイヌの長老、ハウカセに会え」
それが二人に課せられた密命だった。
快風丸は一路、北へ。
石狩の奥地へ向かった二人は身に覚えのない罪でアイヌたちに捕えられる。
そんな二人を救ったのは「村はずれ」と呼ばれる二人の少女イリカとエマリヤだった。
私利私欲に走る次郎左にそそのかされた急進派のサマイカチはデンババたちと少女二人を抹殺しようと謀る。
四人を襲う危機また危機!
決戦の時が迫る。
デンババたち二人は密命を果たせるのか。
命を狙われた少女たちの運命やいかに。
水戸と北海道を舞台に驚異のアフリカン・パワーが炸裂する!
寒山時代劇アワー・水戸黄門外伝第三弾!
異色のハードボイルド時代冒険活劇、堂々登場!
麺屋寒山、渾身の一品です。
とくとご賞味あれ。
文字数 102,207
最終更新日 2025.08.02
登録日 2025.05.08
格之進と八兵衛は水戸への帰り道。ある日中国・明からやって来た少女・玲華と出会う。
麺料理の材料を託された玲華の目的地は、格之進の恩師・朱舜水が在する水戸だった。
旅する三人を清国の四人の刺客「四鬼」が追う。故郷の村を四鬼に滅ぼされた玲華にとって、四人は仇だ。
しかも四鬼の本当の標的は明国の思想的支柱・朱舜水その人だ。
敵を水戸へは入れられない。しかし戦力は圧倒的に不利。
策を巡らす格之進、刺客の影に怯える玲華となんだかわからない八兵衛の珍道中。
迫りくる敵を迎撃できるか。
果たして麺料理は無事に作れるのか。
三人の捨て身の反撃がいま始まる!
寒山時代劇アワー・水戸黄門外伝・第二弾。全9話の中編です。
※表紙絵はファル様に頂きました! 多謝!
※他サイトにも掲載中
文字数 36,965
最終更新日 2022.06.01
登録日 2022.05.25
平治元年に勃発した平治の乱は平清盛率いる平家と源義朝率いる源氏の合戦であった。
しかしこの戦いに於いて源氏は敗れたのである。
源義朝の子供が頼朝である。
私は今回、この頼朝にスポットライトを当てて脚色を加えながらこの小説を執筆中である。
この物語は史実に基づいているが私が脚色を加えているのでフィクションである。
登場人物や団体等、一部脚色を加えているので実際のものと同じであっても一切関係ない、ということを申し述べたい。
しかし史実に基づいていることも事実である。
この物語を最後までお読み頂ければ幸いです。
文字数 39,116
最終更新日 2026.06.04
登録日 2026.02.15
前老中田沼意次から引き継いで老中となった松平定信は、厳しい倹約令として|寛政の改革《かんせいのかいかく》を実施した。
第8代将軍徳川吉宗によって実施された|享保の改革《きょうほうのかいかく》、|天保の改革《てんぽうのかいかく》と合わせて幕政改革の三大改革という。
松平定信は厳しい倹約令を実施したのだった。江戸幕府は町人たちを中心とした貨幣経済の発達に伴い|逼迫《ひっぱく》した幕府の財政で苦しんでいた。
幕府の財政再建を目的とした改革を実施する事は江戸幕府にとって緊急の課題であった。
この時期、各地方の諸藩に於いても藩政改革が行われていたのであった。
そんな中、徳川家直参旗本であった緒方清左衛門は、己の出世の事しか考えない同僚に嫌気がさしていた。
清左衛門は無欲の徳川家直参旗本であった。
俸禄も入らず、出世欲もなく、ただひたすら、女房の千歳と娘の弥生と、三人仲睦まじく暮らす平穏な日々であればよかったのである。
清左衛門は『あらゆる欲を捨て去り、何もこだわらぬ無の境地になって千歳と弥生の幸せだけを願い、最後は無欲で死にたい』と思っていたのだ。
ある日、清左衛門に理不尽な言いがかりが同僚立花右近からあったのだ。
清左衛門は右近の言いがかりを相手にせず、
無視したのであった。
そして、松平定信に対して、隠居願いを提出したのであった。
「おぬし、本当にそれで良いのだな」
「拙者、一向に構いません」
「分かった。好きにするがよい」
こうして、清左衛門は隠居生活に入ったのである。
文字数 49,240
最終更新日 2026.02.08
登録日 2025.11.08
本能寺の変の夜。
森蘭丸は京の異様な静けさに違和感を覚える。
やがて訪れる、明智光秀の謀反。
しかし主君・織田信長は、すでにそれを予測していた。
逃げ道はある。生き延びることもできる。
それでも信長は動かない。
妙覚寺にいたはずの嫡男織田信忠も合流しても二人は、逃げなかった。
逃げることが天下への夢に続いていないと言う信長。
理解し共に死に向かおうとする信忠と頭で分かっても心がついてこない蘭丸。
誰もが正解など分からぬ中で英雄たちは自分が正しいと思う選択を決断していく。
歴史の終焉と始まりを描く、切なく静かな戦国短編。
文字数 3,381
最終更新日 2026.05.09
登録日 2026.05.09
「戦国の焔に咲き、愛と絆で散る――浅井茶々、運命を切り開く一輪の乱華。」
あらすじ
戦国の嵐が吹き荒れる天正元年(1573年)、北近江の小谷城で浅井茶々は生まれた。父・浅井長政と母・織田市の長女として、姉妹・初と江と共に穏やかな日々を過ごす彼女だったが、叔父・織田信長の裏切りにより小谷城は炎に包まれる。父と祖父を失い、母と妹たちと共に信長の庇護下へ引き取られた茶々は、戦国の無常を幼い胸に刻む。
岐阜城、北ノ庄城と移りゆく環境の中、茶目は長女としての責任感を背負い、初と江を守り抜く決意を固める。本能寺の変で信長が倒れ、母が柴田勝家と再婚する混乱期を経て、北ノ庄城が秀吉の軍に包囲されると、再び焔が彼女を襲う。母と勝家の自害、城の陥落を目の当たりにし、茶目は妹たちを連れて逃亡の道を歩む。
やがて秀吉の側室となり、子を産み、大坂城で豊臣家の命運を担う彼女は、愛と野望の間で揺れながらも、戦国の姫として気高く咲き続ける。家族を失い、国を失い、最期に大坂の陣で壮絶な散華を迎える茶々。その生涯は、戦国の冷酷な焔に抗い、絆で結ばれた一輪の乱華の如し。
この物語は、茶々の純粋な心が戦国の試練に鍛えられ、自立と決断を重ねる軌跡を追う。
文字数 68,213
最終更新日 2025.06.10
登録日 2025.05.03
時は江戸。
天下泰平の世にあって、なお血と欲にまみれた世界があった。
――それが、徳川将軍家に仕える女人たちの城、大奥。
生まれも、地位も、家柄も。
すべてはここでは無意味。
美貌、才覚、策略、そして、誰よりも深い“愛”だけが、生き残る鍵だった。
下級武家の娘として生まれた【朝霧(あさぎり)】は、家の命運を背負い、大奥へ上がる。
そこで出会ったのは、神にも比肩すると謳われる女――【雪乃宮(ゆきのみや)】。
高貴なる存在でありながら、どこか哀しみを宿したその人に、朝霧は心奪われる。
一方、雪乃宮もまた、誰にも明かせぬ「ある秘密」を抱え、孤独の中にあった。
甘やかに、鋭く絡み合う視線。
指先がふれ、息が乱れ、心が乱れる。
しかし、大奥は恋を許さぬ世界。
待ち受けるのは、寵愛を巡る陰謀、裏切り、そして非情なる淘汰。
「この身は滅びても、あなたを、護りたい」
華やかな地獄の中で、二人は運命に抗い、手を取り合う。
――これは、
誰にも語られることのなかった、
二人の女たちの、秘められた恋と、誓いの物語。
大奥、花檻の中で咲き誇る、壮絶なる百合絵巻。
文字数 109,586
最終更新日 2025.05.18
登録日 2025.04.28
明治天皇の崩御。そして時代は大正へ。
明治元年生まれの役人が、自身と共に時を重ねた「明治」という時代を回顧する。
「明治元年生まれの男が、明治45年に大正へと改元された時代の節目を迎えて、自分が生まれ育ってきた明治という時代の歴史的事件や出来事、世相などを振り返る」という体裁で綴る歴史小説。
■あらすじ
1912年7月30日、明治天皇が崩御された。
ほどなく、45年続いた明治という年号が、大正と改元される。
「私」は慶応4年、すなわち明治元年に生まれた。
つまり明治という時代と共に生きてきたと言っていい。
幕臣であった父の背中を見て育ち、明治政府の役人として働いてきた「私」が、
様々なキーワードをもとに明治時代を回想する。
そんな、ひとり語りの歴史物語。
※歴史の時系列に並んでいるわけではありませんのでご注意を。主人公が回想するに任せた内容なので、作中の時期が秋だったり冬だったりします。
※「小説家になろう」「カクヨム」「アルファポリス」「ネオページ」に同内容のものを投稿しています。
※この作品以外にもいろいろと小説を投稿しています。よろしければそちらもご覧ください。
文字数 76,061
最終更新日 2025.11.28
登録日 2025.10.05
捨てられた道具に命を吹き込め。算盤娘と天才職人が贈る、痛快再生譚!
大坂の商才 × 長崎の技術 × 庄内の祈り。
神田お玉が池の古道具屋『藍凪屋(あいなぎや)』、本日開店。
文化十四年、江戸。 泥にまみれ、捨てられたガラクタを、異国の技で「勝色(かちいろ)」へと蘇らせる天才職人・徳三。 その価値を冷徹に見抜き、江戸の「粋」へとプロデュースする算盤娘・おめい。
吹き溜まりの裏長屋から、二人の「余所者」が江戸の価値観をひっくり返す! 捨てられた道具に新しい命を吹き込み、絶たれた「縁」を再び結ぶ、再生の物語。
「うちが売ってるんは物やなくて、職人の執念と、それを持つ人の『格』なんですわ」
どん底から江戸の頂点を目指す、痛快・職人再生サクセスストーリー!
文字数 129,209
最終更新日 2026.03.16
登録日 2026.01.26
三河進出を目論む今川義元から突き付けられた今橋城明け渡しの要求。
一戦辞さずで家中が一致する中、独り冷静だった人物が居たら……。
文字数 108,026
最終更新日 2025.02.02
登録日 2024.10.14
2024年、ノーベル平和賞を被団協──日本原水爆被害者団体協議会──が受賞する。二度と核兵器が使われない世の中を目指し、1956年に被爆者の全国組織として長崎で結成されたこの組織の活動が評価されたことは大変意義深い。
しかしながら、未だに核は廃絶の道を進まず、世界に広がる事を止めてはいない。
人が日常生活を送る街に非道の兵器が投下されて80年が経とうとしており、生き証人も1人、また1人とこの世を去ってゆく。これからの人々が、少しでも核兵器廃絶もしくは使用の岐路に立った時の判断材料になることを願って、私はこの物語を描こうと思う。
文字数 11,669
最終更新日 2025.08.15
登録日 2025.08.05
藤吉郎は光明寺を出てて家に帰しが父|固《もと》より家貧しければ十歳の頃より人の|奴婢《ぬひ》たらんことを要とし、方々|流浪《るろう》の身とな遠参尾濃四箇国の間を経廻すといえども始終春秋を一所にくらすことなかりしが、二十歳の頃、|遠江国《とおとおみのくに》の住人、松下|加兵衛尉《かへいのじょう》といいし人に仕えたりと|記《しる》し、『豊鑑』には二八(十六歳)ばかりの年、ただひとり遠江国までさすらえ行きて松下氏|石見守《いわみのかみ》とかやに仕えて、しばらくありしが、|思定《おもいさだ》ざるにや、またもとの里にかえりぬとあり。秀吉が若き時遠江に行きて松下氏に仕えたることありしだけは諸説一致す。案ずるに、その頃中村|附近《ふきん》は今川氏と織田氏との|接壌地《せつじょうち》にして武士は|勢《いきおい》の可否を見て時としては今川にも従い、時としては織田にも仕えたり。即ち中村の中村氏が今川氏に仕え、星崎荘の戸部新左衛門が今川無二の味方なりしが如し。
上記は『太閤記』に記載のある一節である。
藤吉郎後の太閤秀吉は、十歳の頃より、遠江国から尾張、美濃にかけて生きる為に貧しい中村の家を捨てただ一人、彷徨い歩いていたのであった。
この物語の始まりです。
この物語は史実に基づく歴史•時代小説です。母に日吉と呼ばれ、太陽の子として、駆け上がった若者はやがて尾張の大(おお)うつけと呼ばれた信長と出会い、思いもかけない命懸けの人生を歩んで行くことになるのである。
今回私こと蔵屋日唱が執筆を始めたこの小説を最後まで楽しんで頂けるよう、全身全霊を込めて執筆し投稿していく所存です。
どうか最後までお読み頂き、楽しんで頂きたいと思います。
文字数 2,557
最終更新日 2026.05.13
登録日 2026.05.12
この物語は太古の昔から脈々と続く二つの血筋から生まれた男子と女子の物語である。
男子は広島県今津に誕生した蔵屋ナルヒト。
女子は、島根県出雲に誕生した大和田愛子。
二人の出会いが全人類の救世主に発展していく物語である。
果たして、ナルヒトと愛子は、全人類の救世主となり得るのだろうか?
この物語はフィクションです。
この物語に登場する人物や団体、その他の名称等は例え実在していても一切関係ありません。
この物語を最後までお読み頂き、一つでも多くの神さま(日月神示)の教えを実践•実行して頂き、心身共に健康になり、幸せな人生を歩んで頂きたいと、強く念じています。
令和八年五月十五日
蔵屋日唱
文字数 2,533
最終更新日 2026.05.15
登録日 2026.05.15
自らが成すべきことを探し求めていた土方歳三ーー
彼が新選組を通して見つけ、追い求めたものとは?
時代に翻弄されながらも、誰もが抱く自分は何者かという問いと向き合った男の物語
文字数 1,681
最終更新日 2026.05.20
登録日 2026.05.20
琉球王国時代から沖縄に伝承されてきた武術「ティー(手)」。
それは時代とともに独自の発達を遂げ、後に「空手」や「琉球古武術」と呼ばれることとなる。
武人たちにとって腕試しの場となるのは、自由組手形式の野試合「カキダミシ(掛け試し)」。
1894年、廃藩置県によって日本の県の1つとなった明治時代の沖縄で、武人たちはカキダミシをとおして様々な思惑と陰謀を交錯させていく。
空手アクション満載の沖縄歴史小説、ここに誕生!
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空手道、琉球空手、沖縄空手、琉球古武道、剛柔流、上地流、小林流、少林寺流、少林流、松林流、和道流、松濤館流、糸東流、東恩流、劉衛流、極真会館、大山道場、芦原会館、正道会館、白蓮会館、国際FSA拳真館、大道塾空道
文字数 131,357
最終更新日 2025.12.31
登録日 2022.06.08
刀子(梗概)
五世紀中頃、ヤマト朝廷による関東への支配が進む中、下毛野国も例外ではなかった。ヤマト朝廷の大王は盟約の印として王女を差し出すよう要求し、下毛野王はその条件を吞もうとした。だが、王女の兄(王子)は断固反対した。実はこの二人は同母兄妹で密通していたのである。王子は妹のヤマト行きを阻止するため、堂々とそのことを公言すると、瞬く間に妹のヤマト行きはご破算となった。同母兄妹で通ずるのを禁忌とする世間の常識からすればそれは当然であった。
破談にはなったものの、王子は自死を迫られ、妹は伊予へ流罪。が、王子は妹を追うべく獄から脱走、自死するべくあてがわれた刀子一本のみを武器として伊予へと走る。苦難の末、王子は伊予へ来たが、逃亡生活で心身が弱り、心の支えでもあった刀子の刃が折れたことで、死する時がきたことを悟る。が、ふと遠方に見えた微かな灯りに、なぜか心が誘われるのだった。
灯りは一軒の住居で、そこには老婆が一人住んでおり、彼女はかつて王子のように同母兄妹で愛し合ったヤマト朝廷の軽大娘皇女の「侍女」であったという。そこで王子は老婆から、皇女とその兄の軽皇子の悲恋の話を聞き、ついには倭において、なぜ同母兄妹の愛が許されぬのかの理由を、さらに昔、ヤマトに存在した同母兄妹で愛し合うパイオニアとも言える兄妹の話からヒントを得るのである。また、老婆の説得力ある話しぶりから、彼女が意外な人物であることを知る。王子はかけがえのない理解者である老婆から励まされ、最愛の妹の元へと向かうが……。
文字数 80,813
最終更新日 2026.05.08
登録日 2026.05.08
西域幻夢奇譚 ―草原のクロニクル― 序
第1部のラストから13年後――王の急死により、西域の要衝・高昌王国は140年の歴史に幕を下ろした。
あの時、蒼(そう)を貫いた一本の矢。そこから明らかになった陰謀は、やがて高昌王国滅亡へと導く。
復讐を誓う阿兎。蒼の最後の願いを叶えようとする女狐。さまざまな思惑が、高昌王国の最後に重なり合う。
歴史×ファンタジー×ミステリー 4月12日より連載開始!
※前作『泡沫の夢』を未読の方でもお楽しみいただけます。
※不定期更新になる可能性があるので、作品フォローで更新通知を受け取れるようにすることをお勧めします。
文字数 11,521
最終更新日 2026.04.17
登録日 2026.04.05