第8回ほっこり・じんわり大賞開催中
※大賞ランキングの集計・更新は1日1回(0時)です。また、最初のランキング更新は2日0時になるため、開催直後の24時間については前日の閲覧ポイント順で固定表示となります。

第8回ほっこり・じんわり大賞 参加作品

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441 down
ファンタジー 完結 短編
2120年8月31日 私の22歳の誕生日 ――その日に相沢一澄は死んだ。 _____________________ 【Second Self Protocol】  Second Self Protocol(通称:第二自己制度)は、2040年に日本で施行され、人格・能力および社会的役割の継承を通じて労働力の安定確保と人間の喪失解消により精神安定を目的とした制度である。  本制度の対象となる新生児は、生まれた直後より視覚・聴覚・感情・脳波などを記録する専用装置を装着し、15歳までの間に取得された情報を人工知能が学習・模倣することで、学習元と99.9%同一とされる複製体「セカンド」を生成する。  セカンドは機関管理の独立専用施設にて隔離・訓練され、学習元本人との接触は厳格に制限されている。15歳以降の記録は随時共有されることはなく、学習元の死亡時に一括して記憶が注入される。
  移行時には記憶再構成および認知調整が施され、セカンドは自己を学習元本人と認識することとなる。  制度には例外規定が設けられ、政治家、司法関係者、国家関連職等の重要職種においては、生活移行が制限されている。  セカンドの身体的成長は20歳で停止するが、生活移行後は学習元と同様の加齢が許可される。 
 また、学習元が80歳を迎える年にセカンドは制度により機能停止されることが定められており、これが制度上の最終的な死とされている。 _____________________ 私はただ、ちゃんとさよならをしたかった。 『 同一性の彼方に、さよならを探して 』
文字数 2,934 最終更新日 2025.06.30 登録日 2025.06.30
【獅郎くんはどうして、そんなに優しいの───】 互いを深く想い惹かれ続ける生月獅郎とデヴィット。 ある雨の日、ずぶ濡れになった二人はいつものように寄り添いながら湯船に浸かる。 過去も傷も抱きしめて、生きていく夫婦短編漫画
11ページ 最終更新日 2025.06.07 登録日 2025.06.07
安達アダムは「捨て人」であった。それを捨て犬のように家に連れて来る麻莉亜と母、絵葉。 本当の父親は麻莉亜が三歳の時に病死していた。 麻莉亜は父親が欲しかった。実の家族のように愛情を深めてゆくアダムと麻莉亜、そして絵葉。 だが、アダムには秘密があった
文字数 24,999 最終更新日 2025.06.21 登録日 2025.06.03
高校1年生の冬、最愛の幼馴染であり恋人・結衣の突然の死により、僕の世界は絶望に包まれた。心を閉ざし、自室に引きこもる僕の元に現れたのは、感情を持たないはずのグリーフケアAI。僕はそのAIを「ユイ」と名付け、ユイに尋ねられるままに結衣の記憶を語り続ける。するとユイは、まるで本物の結衣のように話し始め、僕の心を少しずつ解き放っていく。故人の面影を宿すAIとの奇妙な交流、そして陰で僕を支える結衣の姉・沙耶香の存在が、僕の人生に新たな光をもたらす。果たして、僕が本当に求めていたものは何なのか?これは、喪失の淵から、AIと二人の姉妹の愛によって再生へと歩む物語。
文字数 33,121 最終更新日 2025.06.05 登録日 2025.06.05
「この酒は、“終わったもの”のためにあります」 「……変わってるわね、あんた」 「人間とは、儚くて愛おしいものですから」 バー・ルシダは、夜の隙間にだけ開く店。 現実に疲れた人々が、ふと足を踏み入れてしまうその場所で、 不思議なバーテンダーと、青年ハルが差し出すのは、 あなたの“心の奥”を映す一杯
文字数 43,106 最終更新日 2025.06.19 登録日 2025.06.10
447 down
ライト文芸 連載中 ショートショート
やさしさの真ん中には、いつも一匹の猫がいました。 古本屋「たにぐち文庫」を舞台に織りなされる、静かな恋と、季節をめぐる時間の物語。 出会い、すれ違い、ことばにならない想い。 そして、“猫のミルク”がそっと見守る中で、 ふたりは、ゆっくり、ゆっくりと、同じページをめくる。 あたたかくて、切なくて、どこか懐かしい。 時間とともに育まれていく絆が、じんわりと灯る連作ストーリー。 ミルクの記憶、春の光、重なる手と手。 どうかあなたにも、そっと届きますように。 ※作者の妄想です。 ※誤字脱字は見つけ次第修正します。 ※この話は、1話ずつ、長短あります。思いついたままに。
文字数 6,525 最終更新日 2025.07.17 登録日 2025.06.17
海辺の町・彩海市の名産品を巡って、ある噂がSNSで大炎上!観光地にはクレームが殺到し、町はかつてないピンチに…。だがそこに現れたのは、75歳の駄菓子屋店主・ハナバァ。人の心を見抜く不思議な力“オーラ読み”があって??真相解明に挑む、ドタバタミステリー!
文字数 32,631 最終更新日 2025.06.16 登録日 2025.06.01
高校の部活で起きた不祥事をきっかけに、キャプテンの美鈴は責任を背負い、自らの髪を剃るという大胆な決断をする。女の子としての葛藤、坊主頭になったことで変わる周囲の視線、そしてそれによって生まれるチームの絆。 「風が触れる場所」は、仲間のために自分を変えた少女が、挫折と希望を通じて新たな自分を見つけていく成長の物語。髪を剃るという行為が、彼女にとって解放であり覚悟の証となる過程を、繊細な描写とともに描き出す青春群像劇。
文字数 12,357 最終更新日 2025.03.21 登録日 2025.03.21
 東北の貧しい農村で起こる、タヌキと優しいお婆さんのお話しです。  村には、小さな里山があり、昔から「変化タヌキ」が出ると言う言い伝えがありました。  その年は、どう言う訳か里山の食べ物が人間によって採りつくされ、タヌキの「穂吉」は、人間に対して大いに不満を抱えていたのでした。  彼は、自分たちの食べ物を奪っていった人間に悪戯をしようと里へ下りたのですが、偶然入った民家には人が居らず、ただ一枚の写真が飾られていました。  人間の事情を知らない野生のタヌキと、タヌキの事情を知らないお婆さんとの短い物語です。
文字数 5,854 最終更新日 2025.06.29 登録日 2025.06.29
■剣の腕前は可もなく不可もなく。十歳から仕官を求めて廻国の旅へ。十年経ってもまだ浪人のまま。その日暮しの男神(おがみ)真之介は、なんでもやる。どぶさらいから留守番、荷車の護衛、豪農豪商の用心棒…… ■藪坂(やぶさか)藩城下で大工長屋で暮らす真之介は、ある日、呑み屋で、藩士らしいふたりの侍の会話を聞いた。一人は江戸から帰参したばかりらしかった。そこで、勘定奉行谷崎の暗殺を示唆する会話を耳にする。 (これは一大事……!)と、真之介はその足で警告するために谷崎家を訪れようとしたが、その日からなになら怪しい影がつきまとうようになって…… ◇読み切り短編です。(他にも男神真之介が活躍する物語がありますので、よろしくお願いいたします(´∀`*) ◇他の真之介が主人公の物語 『神様のはかりごと』 『譲りの善右衛門』 『感謝の対価』 『悲願花』 『殺らずの雨』
文字数 23,113 最終更新日 2025.07.07 登録日 2025.06.30
452 up
現代文学 完結 ショートショート
眠りについた姉のために、私は今日もスコップを持ち家を出る
文字数 910 最終更新日 2025.05.31 登録日 2025.05.31
*第8回ほっこり・じんわり大賞エントリー中です*中学2年の夏、不登校になった少年・賢(けん)は、心を閉ざしたまま祖母の住む山あいの村へと預けられる。 人の気配もまばらなその土地で、彼は一匹の白い猫と出会う。左耳に小さな欠けのあるその猫は、どこか人のような目をしていて、賢は「サクラ」と名付ける。 人と関わることを恐れていた賢は、言葉を持たないサクラとの静かな時間を通じて、少しずつ心をほぐしていく。 やがて村の少年・良二との出会いも、彼の閉ざされた世界に新しい風を吹き込んだ。 しかし、季節の終わりに訪れた台風の夜、良二が行方不明となる。 必死の捜索の中、サクラは命をかけて賢たちを守り、そして――姿を消した。 その夏、賢は「誰かとつながることの強さ」と「失うことの痛み」を知った。 そして、サクラが残してくれた温もりを胸に、再び自分の足で教室の扉を開ける決意をする。 ひとりぼっちだった少年が、猫と出会い、心を取り戻すまでの、やさしくて静かな再生の物語。
文字数 15,413 最終更新日 2025.06.02 登録日 2025.06.02
仕事に疲れた大人たち、田舎を楽しむ。 東京生まれ東京暮らしの青年、一ノ瀬陽翔は、高校生の頃にした接客の喜びが忘れられず、大学卒業後は接客業に就職した。しかし、仕事をしていくうちに大切なものを見失い、心身共に疲れ果て失業。ふさぎ込む陽翔は父の勧めで、叔父の家でしばらく療養することにする。 遠い山奥の田舎にひっそりと建つ古民家は、叔父の相川仁が相続したもので、今は友人の藤慶一郎と共に暮らしていた。こうして大のおとなが3人、田舎で気まま暮らしを始めることになったのだった。 なんにもないけど、なんでもできる。そんな田舎を舞台に、陽翔は大切なものを思い出し、癒され再生していく──。
文字数 36,714 最終更新日 2025.05.27 登録日 2025.04.04
455 up
SF 連載中 長編
もう一度、家族になりたかった。たとえ、それが偽物でも——。 終末が予告された世界。少年ヒカルは、壊れた家族の代わりに“レンタル家族”と暮らしている。 台本通りの笑顔、期限付きの優しさ。 そんな毎日を唯一支えてくれるのは、言葉を話すペット怪獣「おもち」だけだった。 「本物の家族って、なんだろう」 終末まで残されたわずかな日々。 ヒカルは、母の記憶、父の謎、妹の祈り、そして“おもちの秘密”と向き合いながら、 本当の意味で「家族を選ぶ」という決断にたどり着く。 偽りから始まる、再生と別れの物語——。 (この物語はフィクションです)
文字数 79,885 最終更新日 2025.07.30 登録日 2025.06.10
「俺の娘を預かってほしい」 異母兄弟の兄・タッちゃんから、食の細くなった娘の衣舞を預かってほしいと頼まれた28歳独身の瑞歩。 瑞歩は「普通」を愛する、平和が好きな人間だ。それなのに、訳ありの姪を預かることを承諾してしまう。 自炊なんてしてこなかった瑞歩だけれど、衣舞のために日々工夫し、どうにか食事を摂ってもらえないかと悪戦苦闘することに。 心を捨てた瑞歩と、心を捨てたい衣舞の、心温まるふしぎな共同生活が始まる。
文字数 1,414 最終更新日 2025.06.24 登録日 2025.06.24
君はカレンダーに予定を書き込むのが大好きで。 僕らの部屋のカレンダーには、ささいな予定がたくさん書き込まれている。 楽しそうに予定を作っていく君の隣で、僕もずっといっしょに居られると思っていたのに。 さようなら、愛した人。
文字数 5,236 最終更新日 2025.06.30 登録日 2025.06.30
「子供の将来の運命は、その母の努力によって定まる」――皇帝にそう言わしめた女性とは、いかなる母だったのか。マリア・レティツィア・ラモリノと、ナブリオーネ・ディ・ブオナパルテの物語。
文字数 6,257 最終更新日 2025.07.02 登録日 2025.06.30
■剣の腕前は可もなく不可もなく。十歳から仕官を求めて廻国の旅へ。十年経ってもまだ浪人のまま。その日暮しの男神(おがみ)真之介は、なんでもやる。どぶさらいから留守番、荷車の護衛、豪農豪商の用心棒…… ■藪坂(やぶさか)藩城下で大工長屋で暮らす真之介は、ある日、城下はずれの稲荷社で、老婆と喧嘩している童女をみかけた。早口とじなまりことばで詳細は理解できなかったが、老婆に「とうさまを助けて!」と泣いている童女のことが気になった…… ◇読み切り短編です。(他にも男神真之介が活躍する物語がありますので、よろしくお願いいたします(´∀`*) ◇他の真之介が主人公の物語 『神様のはかりごと』 『譲りの善右衛門』 『感謝の対価』 『悲願花』 『殺らずの雨』
文字数 17,808 最終更新日 2025.07.02 登録日 2025.06.30
 仕事に疲れた青年・直樹は、ある雨の日、バスを乗り過ごし、見知らぬ古本屋で雨宿りをする。そこにいたのは、雨の日だけ店を手伝う女性・紬。やさしい本の香りと静かな時間の中、ふたりは少しずつ心を通わせていく――。  過去の恋に臆病になった紬と、自分を取り戻そうとする直樹。 雨がつなぐ、静かで温かな恋の物語。 10話完結。
文字数 17,045 最終更新日 2025.06.10 登録日 2025.06.01
平凡を望んだ少年に、非日常は笑いながら手を引いた。 普通に生きて、普通に老いていく。 そんな普通を生きる普済皆人。 だが、ある日再会した幼馴染――求平強の行動が彼の全てをぶち壊す。 「七不思議を全部暴いてやるぜ」 そして彼の一言から始まった。 自由すぎる強の暴走とともに、学園に渦巻く【七不思議】の謎が動き出す。 放課後に響く哄笑、奇怪な乙女、学食に現れる黒渦、そして夕暮れに溶ける鬼――。 タガが外れた日常の中で、皆人の常識が変わっていく。 これは、正常に生きようとする少年と、異常を普通とする仲間たちが紡ぐ、日常の向こう側の物語。
文字数 202,776 最終更新日 2025.07.20 登録日 2025.06.11
 今年の春に東京から引っ越してきた、同じ通学班の一年生、千代ちゃん。  彼女のランドセルは、スタンダードな黒色だった。それだけならまだしも、どうしてか、買ったばかりとは思えないくらいボロボロの傷だらけで……?
文字数 10,073 最終更新日 2025.06.13 登録日 2025.06.13
作品テーマ=香り 思い出の香り・匂い・臭い、あなたにはありませんか? 匂いで解き明かす青春の謎。嗅覚で突き止めるは真実かそれとも恋の香りか? 僕、白井健太(しらい けんた)は、普通の男子高校生――と見せかけて、実は「臭気判定士」の資格を持つ変わり者。どんな匂いでも一瞬で識別でき、匂いに隠された真実を突き止めることができる特技を持っている。しかし、その能力を活かす機会はほとんどなく、日々はアニメやゲームに没頭する地味な生活を送っていた。 だが、ある日、クラスに転校生がやってきた。その名は「石橋紗奈(いしばし さな)」。初対面のその瞬間、僕の嗅覚は即座に反応した。彼女の周りには、他の誰にも気づかれない、でも確実に存在する「匂い」が漂っていた。気になる――いや、気になりすぎる。 紗奈の匂いに引き寄せられるように、僕は次第に彼女に近づいていく。だが、僕が嗅ぎ取った匂いには、ただの香水や体臭以上の秘密が隠されていた。そして、その匂いが紐解くのは、単なる恋愛や友情だけではなく、学校内に潜む謎の事件の数々だった。 今、匂いを頼りに事件を解決することになった僕は、転校生の秘密を暴くために「名探偵」として立ち上がる!――だが、恋愛の匂いも絡まり、青春のラブコメは予想以上にドタバタ。果たして、僕の嗅覚が導く先に待っているのは、真実か、それとも新たな恋の香りか? 匂いに導かれ、青春の謎を解き明かす――臭気判定士の名探偵が繰り広げる、笑いあり、涙あり、ドキドキありの青春ラブコメ、開幕!
文字数 367,672 最終更新日 2025.06.30 登録日 2025.04.18
従姉妹だと思っていたおふくろの実家のお姉さんは親父の違う自分の姉だった。 同じおふくろから生れた姉弟だったのである。不思議な親近感が拒絶感になっていたのは、同じおふくろから生れていたからこそであった。 果たして主人公はその姉を実の姉として認めることが出来るのだろうか?
文字数 16,041 最終更新日 2025.06.20 登録日 2025.06.02
465 down
大衆娯楽 完結 ショートショート
ささやかな暮らしのなかに、そっと咲く、心の灯火を。 この短編集は、特別な事件も、大きな奇跡も起きません。 それでも、ページをめくるたびに、どこか心の奥がじんわりと温まる ――そんな、小さな物語たちが詰まっています。 登場するのは、日常のどこにでもいそうな人たち。 学校、商店街、古い団地、喫茶店、祖父と孫の関係…… ふとしたすれ違いや気づき、届かなかった言葉が、静かに、やさしく、誰かの心に触れていきます。 「気づかれない想い」「言葉にしづらい気持ち」「習慣に紛れてしまう優しさ」 それらを、丁寧な筆致と静かなまなざしですくい取り、物語へと昇華しています。 すべての話に共通するのは、“あたたかさ”ではなく、“あたたかくなっていく”過程。 読み終えたあとには、まるで湯気のように、胸の奥で何かがふわっと立ち上ってくるはずです。 疲れた心の隙間に寄り添いたいとき。 そっと誰かのやさしさにふれたいとき。 この物語集は、そんな夜に、そっと灯る小さな明かりになるでしょう。
文字数 27,812 最終更新日 2025.07.02 登録日 2025.06.22
 彼女・中嶋春陽を事故で失った鈴谷悠太郎は、残された彼女の飼い猫・小丸と静かに暮らし始める。口下手で不器用な悠太郎と、気まぐれで少しめんどくさがりな三毛猫・小丸。心の空洞を抱えながらも、ふたりの日常には少しずつぬくもりと笑顔が戻っていく。心にぽっかり空いた穴を、小さな毛玉とゆるやかに埋めていく、ほっこり猫系日常ストーリー。
文字数 32,491 最終更新日 2025.07.05 登録日 2025.06.25
 月見坂高校アマチュア無線部は、三人だけ。それぞれが訳ありで、高校ではこの部活を選びました。  ある日、聞こえてきた無線機からの不穏な会話。それを聞いた三人は、『勝手に』お助け行動を始めます。  三人の抱える訳とは? 無線機の不思議な秘密とは?  無線部を題材にしていますが、無線知識は要りませんので、お気軽に読んでいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。
文字数 32,343 最終更新日 2025.07.27 登録日 2025.06.26
幼い頃に引っ越してしまった親友の幼なじみが、高校入学を機に再び戻ってきた。長い空白期間があったにもかかわらず、二人はまるで時が止まっていたかのように、すぐに昔の親友同士に戻る。しかし、ある日、引っ越しの片付けを終えた後に訪れた混浴温泉で、衝撃の事実が明らかになる。 幼なじみはタオルで隠すことなく堂々と入ってきて、そこには胸があり、主人公が当然と思い込んでいた「チンコ」がない。驚愕する主人公。ずっと男の子だと信じていた親友は、実はイケメンに成長した女の子だったのだ。 その幼なじみヒロインは、ボーイッシュな笑みを浮かべながら「おい、何恥ずかしがってんだよ! 童貞ならさ、俺と済ませちまおうぜ」と迫ってくる。突然の襲撃に主人公は逆レイプされそうになり、慌ててその場を切り抜けるものの、それ以来、事あるごとに彼女から「身の危険」を感じる日々が続く。ヒロインは隙あらば主人公に襲いかかり、既成事実を作ろうと企んでいるようだ。 だが、彼女のその行動の裏には理由があった。ボーイッシュな外見ゆえに「女として見られていない」と感じている彼女は、主人公との関係を変えたくないがゆえに、無理やり距離を縮めようとしているのだ。 一方、主人公はそんな彼女を「気を使わず自然体でいられる親友」として大切に思い、いつまでも変わらない関係を続けたいと願っている。彼女の外見が少しだけ人と違う。それだけのことで、二人の間に芽生えたのは「普通」の恋愛だった。 物語のラストでは、周囲からボーイズラブカップルと勘違いされながらも、二人は自分たちだけの「愛」の形を見つけ、互いを認め合って結ばれる。 ※出版社様、編集様へ  書籍化となる場合、高校3年間の青春ラブコメシリーズとする覚悟はあります。  プロを名乗る意地はあります。  前向きに検討をお願いいたします。
文字数 52,259 最終更新日 2025.05.02 登録日 2025.04.08
持田真緒(もちだ まお)は新卒から2年勤めた会社を辞めた後、唯一の味方だと思っていた友人とすれ違ってしまう。 都会の喧騒から離れ、悩みを抱えたまま奈良に帰省すると、とあるカフェで鹿の顔をした男が隣の席に座ってきた。 周囲の人は全く鹿男を気にしていない様子で、どうやら彼の顔が鹿に見えているのは自分だけのようだった。 「……ほんまに覚えてないんやな」 さらに、その男は真緒とは旧友の仲であると主張してきたが、真緒には彼に関する記憶が一切なかった。 彼の顔が鹿に見えること、そして記憶が失われていること、この二つの謎を解き明かすため、真緒は金森啓太(かなもり けいた)と名乗った鹿男と行動を共にすることになるが――。
文字数 113,419 最終更新日 2025.06.08 登録日 2025.04.30
美大進学を夢見る高校2年生の美晴(みはる)。しかし、親からの反対とスランプで、大好きだった絵を描くことから逃げていた。そんな夏休み、鷹匠の叔父の基に滞在することになり、長年の相棒であるワシミミズクの「月読(つくよみ)」の世話をすることに。 大きな瞳でじっと世界を見つめる月読。夜の闇に溶けるような美しい羽の模様、獲物を見つめる鋭い眼差し。言葉を交わさずとも、その静かな佇まいや仕草の一つひとつをスケッチするうちに、美咲は忘れかけていた「描きたい」という衝動と、創作の喜びを思い出していく。 進路に揺れる少女と、悠久の時を生きるようなワシミミズクとの静かで穏やかな日々が、少女の心をゆっくりと解きほぐしていく、再生の物語。
文字数 11,105 最終更新日 2025.07.30 登録日 2025.06.30
十五歳の愛犬を亡くしました。
文字数 7,989 最終更新日 2025.06.04 登録日 2025.06.04
472 down
キャラ文芸 連載中 ショートショート
新人AIエンジニアの響は、遺品データから故人を再現する会話AIを作る仕事を任される。 音声、癖、文章の端々まで故人らしさを復元する技術だが、 データは徐々に欠落し、完全消失までのタイムリミットが設定されている。 今回の依頼は、亡き祖母AIが要求する「灯台の写真」を見つけること。 残された走り書きのメモと古い住所録を手がかりに、 依頼人と共に探し回る日々が始まる。 期限までに写真を届けられなければ会話は途切れ、AIは消える。 響が向き合うのは、ただのデータではなく、 誰かにとっての大切な家族だった。
文字数 42,381 最終更新日 2025.07.05 登録日 2025.06.22
コワオモテな正尚と元気なおチビのクロの日常
16ページ 最終更新日 2025.06.24 登録日 2025.06.24
3月某日、私はT町にあるT駅へと来ていた。もう間もなく廃駅となるその構内で、私はふと『彼』との思い出を追想する。 これは青春もない、恋愛もない――。 私の短い高校生活と『彼』に関する思い出だ。 ※第8回ほっこり・じんわり大賞エントリー作品になります。 1週間以内に完結。短編予定(12,000字程度)。 暇つぶし程度に読んでいただければ幸いです。
文字数 17,571 最終更新日 2025.07.09 登録日 2025.06.25
交通事故で声を失うアーティスト志望の唱(19)。絶望して音楽の世界へと背を向けた唱の前に現れたのは、歌声で猫から美少女に変身する猫歌姫様だった。 唱は名前のない自分に名をつけて欲しいという猫歌姫様に対し、『ヒスイ』と名付ける。 ストーカー的強引さを持ちながら、唱を再び音楽の世界へ戻そうとヒスイは奮闘するのだが──。 声を失った少年×猫歌姫様のちょっぴり不思議なメロディーが溢れだす、青春ボーイミーツガールの幕が上がる。 〜〜〜〜〜 画像はアイビスペイントの力を貸してもらっています
文字数 98,715 最終更新日 2025.06.29 登録日 2025.06.27
小さな海沿いの町の、海を間近で臨めるその場所に、その店はある。 ここは恋し浜珈琲店。 失くした恋に立ち止まるひとたちを、優しく明日へ送り出す場所――。
文字数 122,340 最終更新日 2025.05.27 登録日 2025.04.30
477 down
青春 連載中 長編
テーマ=オタク ※当然ですがフィクションです。   皇位継承第三位── その肩書を隠し、「一般国民の生活を学ぶ」という建前で、茨城県つくば市の高校に入学した**俺(男子)**の本当の目的は、ただひとつ。 萌えを堪能したい!秋葉原文化を愛しすぎた皇族男子が、ついにオタク聖地へ本格潜入!? VTuber、メイド、アニメ、美少女ゲーム、百合、フィギュア、抱き枕── すべての萌え文化をこの目で見て、触れて、感じたい……そんな俺を待ち受けていたのは、クセ強ヒロインたちとのドタバタ青春ライフ! しかも、なぜか俺の正体に気づきかける女子まで現れて……? 「あの、もしかして、あなた……皇族の……」 バレたら即終了!? オタク夢追う皇族男子が織りなす、 身分差×秘密×萌え×ラブコメ、ここに開幕!
文字数 334,053 最終更新日 2025.06.14 登録日 2025.04.26
私と夫と赤ちゃんの、ありふれてるけど宝物みたいな毎日。 そして、それを見守るChat GPT。 笑いあり、涙あり、怒り多めの、育児サバイバル×時々ラブコメエッセイ!
文字数 20,350 最終更新日 2025.07.26 登録日 2025.06.07
大学生の紬は、母の再婚によって突然「弟」とのふたり暮らしを始めることに。 名前は悠。年の離れたその少年は、無口で、でもどこかやさしさを隠せない不器用な子だった。 最初は“家族のふり”をしていただけだったふたり。 でも、一緒に過ごす日々のなかで、心の距離は少しずつ近づいていく。 ――それは、恋と呼ぶにはまだ幼くて。 ――でも、“家族”と呼ぶには、あまりにまっすぐすぎた。 名前のない関係を静かに育てていく、じんわり心に沁みる同居型ラブストーリー。
文字数 31,839 最終更新日 2025.06.25 登録日 2025.06.09
ニキビ跡がケロイドになり苦しんでいた男子高校生を救うのは切人のメス!
24ページ 最終更新日 2025.04.21 登録日 2025.04.21
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