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2話 朱い里と淵の春
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Re:剣導部 2話 朱い里と淵の春
2――
纏え!昏き闇を…
(バースエンチャ)
審判の掛け声とともにデッキ内の魔導を起動する。
補足だ、魔導デッキってのはエリアンフォン 通称エリフォのアプリに設定して、音声認識もしくは
端末を操作して発動するんだ。
エリフォは腰裏につける選手が多いらしい。
エリフォってのはお前らの世界でいうとこのスマホだ。さ、本編に戻るぞ。
朱里はというと、訓練用短剣をくるくる回して
暇をつぶしていた。やがて魔導の発動を終えると
俺は闇を纏った直剣を朱里へ向け突撃した。
抜ける――と
少しでも考えた俺が馬鹿だった。朱里は
訓練用の短剣で華麗にいなした。続けざまに
春途の左手首に浅い傷を入れていた。性格が悪い。朱里は本当に性格が悪い。顔ヨシ身体ヨシ声ヨシの完璧人間。椅子に座って頭ひねる人かよ、おい。
性格以外は。性格以外は。
傷を負い後ろへ飛ぶ。強引な仕切り直しだ。
リストの傷は微かな傷、たかが軽傷、されど軽傷だ。細かな動作について回る痛みというものは
それだけたちが悪い。先の一撃への対応、遊ばれているな。
さっすが…。魔導と真剣なしとか
言えるモノ持ってるな、朱里
当たり前よ!アンタに妹はやらん!!どうしてもと言うなら私を持っていきなさい!!さあ!さあ!!
いちいち調子狂うな、朱里は。
こんなんでしっかり立会えるのがすごい
一息ついたし、次どう行くか
初撃が渾身の一撃のつもりだったので
深くは考えていなかった。
突きが見切られた以上
他のやり方じゃないとダメだ。とすると……
そうこうしていると朱里が場を蹴り駆けてきた。
もう遊びはやめよー!魔導解禁しまーすキラッ
勝手にしろ!
朱里は俺の頭に向けて短剣を投擲、間一髪で回避…したつもりが、投擲は当たる直前で軌道をかえた。2センチ右にずれる行動が、そのままよまれて直撃。
終幕、それは案外呆気のないものであった。
そして春途が次目が覚めると
そこは保健室のベッドの上だった。
あ……れ…?
春途は意識が覚醒に近づくにつれ、状況に
対し驚き戸惑っていく。
その少しした後、ガラガラ―と音を立てて
扉が開いた。
すんませーん!春途居ます~?
テクテク、可愛らしい足音を立てて
俺の横たわるベッドに近づく。
はあ。なんだよ朱里
負けたやつをフォローでもしに来たか?
そんな訳ないじゃん。
なんでそんなことしなきゃなの??
ならなんだよ
へっへっへー!立会前の言葉、覚えてる?
ああ。先輩呼びだっけか?
そーーー!!
けどなんか違うなって思ったからいいや!
そうかよ。まあでも初めての立会楽しかったよ。
ありがとうな。
へへんだ!次はなんの罰ゲームがいいかなー?
罰ゲームってハッキリ言ったな?
気のせい!気のせいなんだよー!
こうして俺の初戦は幕を下ろした。
次の立会を考えると改善点は色々あった。
2――
纏え!昏き闇を…
(バースエンチャ)
審判の掛け声とともにデッキ内の魔導を起動する。
補足だ、魔導デッキってのはエリアンフォン 通称エリフォのアプリに設定して、音声認識もしくは
端末を操作して発動するんだ。
エリフォは腰裏につける選手が多いらしい。
エリフォってのはお前らの世界でいうとこのスマホだ。さ、本編に戻るぞ。
朱里はというと、訓練用短剣をくるくる回して
暇をつぶしていた。やがて魔導の発動を終えると
俺は闇を纏った直剣を朱里へ向け突撃した。
抜ける――と
少しでも考えた俺が馬鹿だった。朱里は
訓練用の短剣で華麗にいなした。続けざまに
春途の左手首に浅い傷を入れていた。性格が悪い。朱里は本当に性格が悪い。顔ヨシ身体ヨシ声ヨシの完璧人間。椅子に座って頭ひねる人かよ、おい。
性格以外は。性格以外は。
傷を負い後ろへ飛ぶ。強引な仕切り直しだ。
リストの傷は微かな傷、たかが軽傷、されど軽傷だ。細かな動作について回る痛みというものは
それだけたちが悪い。先の一撃への対応、遊ばれているな。
さっすが…。魔導と真剣なしとか
言えるモノ持ってるな、朱里
当たり前よ!アンタに妹はやらん!!どうしてもと言うなら私を持っていきなさい!!さあ!さあ!!
いちいち調子狂うな、朱里は。
こんなんでしっかり立会えるのがすごい
一息ついたし、次どう行くか
初撃が渾身の一撃のつもりだったので
深くは考えていなかった。
突きが見切られた以上
他のやり方じゃないとダメだ。とすると……
そうこうしていると朱里が場を蹴り駆けてきた。
もう遊びはやめよー!魔導解禁しまーすキラッ
勝手にしろ!
朱里は俺の頭に向けて短剣を投擲、間一髪で回避…したつもりが、投擲は当たる直前で軌道をかえた。2センチ右にずれる行動が、そのままよまれて直撃。
終幕、それは案外呆気のないものであった。
そして春途が次目が覚めると
そこは保健室のベッドの上だった。
あ……れ…?
春途は意識が覚醒に近づくにつれ、状況に
対し驚き戸惑っていく。
その少しした後、ガラガラ―と音を立てて
扉が開いた。
すんませーん!春途居ます~?
テクテク、可愛らしい足音を立てて
俺の横たわるベッドに近づく。
はあ。なんだよ朱里
負けたやつをフォローでもしに来たか?
そんな訳ないじゃん。
なんでそんなことしなきゃなの??
ならなんだよ
へっへっへー!立会前の言葉、覚えてる?
ああ。先輩呼びだっけか?
そーーー!!
けどなんか違うなって思ったからいいや!
そうかよ。まあでも初めての立会楽しかったよ。
ありがとうな。
へへんだ!次はなんの罰ゲームがいいかなー?
罰ゲームってハッキリ言ったな?
気のせい!気のせいなんだよー!
こうして俺の初戦は幕を下ろした。
次の立会を考えると改善点は色々あった。
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