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文明進化(?)編
女神「システム手帳(本革・フルセット)送ったわ〜」 →大賢者「【万象を囚えし虚無の牢獄】を封印せよ……!」
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「……もう、なんなのよ」
わたしは天界のデスクで、頭を抱えて突っ伏していた。 ペーパーカッターで指を詰めかけ、蛍光ペンで顔中塗りたくり、電話機を頭に巻き付け……。 ここ最近のオフィス編、全敗じゃない?
「わたし、気づいちゃったかも」 「あいつら、道具がすごいと、逆にビビって使いこなせないんじゃない?」
(──ねぇ、違う? もっとこう、身近で、肌身離さず持てるような相棒が必要だった?)
個別の道具じゃダメだ。 スケジュール、メモ、アドレス帳、地図。 全てを一冊にまとめて、常に持ち歩き、人生をマネジメントする「知性の結晶」が必要なのよ!
そこでこれ!
【最高級システム手帳(バイブルサイズ・本革カバー・リフィル全部入り)】
カレンダー、罫線ノート、方眼紙、連絡先リスト、カードホルダー。 全てがバインダーで綴じられた、デキる大人の象徴。 開閉する6穴リングの「パチン!」という音が、知的な響きを奏でる。
「これ一冊あれば、予定もアイデアも全部整理できる!」 「『書くこと』が楽しくなって、自然と知能指数も上がるはず!」 「まずは形から入るのが、意識高い系の鉄則っしょ!」
(──これが最後のチャンスよ……! 頼むから、普通に日記とか書いてくれ……!)
知性のパスポート、転送ポチー!
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
──賢者の塔・最上階「英知の間」──
「……世界の理(ことわり)とは、掴めぬものよ」
大陸一の知識人と言われる大賢者ソロモンは、空っぽの羊皮紙を見つめていた。 知識は頭の中にあるが、それを体系化し、整理する術がない。 忘却との戦い。それが彼らの限界だった。
その時、机の上に、重厚な『黒革の書物』が出現した。
「む? なんだこの重々しい装丁は」
ソロモンはそれを手に取った。 しっとりと手に吸い付く、未知の獣の皮(本革)。 表紙には何も書かれていない。 留め具のベルトを外し、恐る恐るページを開く。
「……白紙だ」
中には、無数の紙が綴じられていた。 だが、文字がない。 あるのは、規則正しく引かれた「青い線(罫線)」や、意味深な「格子模様(方眼)」、そして謎の数字が並ぶ「表(カレンダー)」のみ。
「これは……『未記の書』か?」
ソロモンはページをめくる。 めくっても、めくっても、そこには整然とした「空白」が続いている。
「なんという……虚無だ」 「ここには『何も書かれていない』という事実が、強烈な意思を持って記されている」
彼は中央の金属リングに気づいた。 上下の突起を押すと、パチンッ!と激しい音を立ててリングが開いた。
「ひぃっ!? 口を開けた!」 「この書物、生きている! 紙を食らうための牙を持っているぞ!」
弟子たちが集まってくる。 「大賢者様! それは一体!」
「見ろ。この完璧なまでの空白を」 ソロモンは脂汗を流しながら告げた。
「これは記録するためのものではない。『世界の終わり』を予言した書だ」
「な、なんですと!?」
「見ろ、この格子模様(方眼紙)。これは世界が細切れに分断される未来を示している」 「この数字の羅列(カレンダー)。これは人類に残された『猶予』のカウントダウンだ」 「そして、残りの大量の白紙……。これは『未来には何もない』という、神からの死刑宣告なのだ!」
「そ、そんな……!」 「我々の未来は、虚無だというのですか!」
「試してみよう。……誰か、ここに文字を書いてみろ」
弟子の一人が、震える手で羽ペンを持ち、白いページに「希望」と書こうとした。 ペン先が紙に触れる。
スルッ。
「! インクが乗らない!?」 (※上質紙すぎて、粗悪なインクを弾いているだけ)
「やはりか! この書は『記述』を拒絶している!」 「人間の希望など、この虚無の前では無力だということか!」
ソロモンは絶望の表情で、手帳を閉じた。 パチンッ! リングが閉じる音が、まるで牢獄の鍵をかける音のように響いた。
「封印せよ。この書を開けば、世界は虚無に飲み込まれる」 「我々は、何も見ていない。何も知らない」 「ただ、この『黒き絶望』を、決して開かぬよう鎖でぐるぐる巻きにして、深海に沈めるのだ……!」
「はい! 忘れましょう! 我々には知る権利などないのです!」
賢者たちは、人類の叡智を進化させるはずだった最強のツールを、恐怖のあまり「見なかったこと」にし、厳重に封印して海へ投棄した。 彼らは「書く」ことを放棄し、無知という名の安寧へと逃げ込んだのである。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
「……嘘でしょ?」
わたしはモニターの前で、開いた口が塞がらなかった。
「捨てた……」
海にポチャンした。 あんな高かったのに。 革の匂い嗅ぐだけでテンション上がるやつだったのに。
「『記述を拒絶』って……紙質が良すぎただけだから!」 「ボールペン使えば書けるから! 前回送ったじゃん!」
でも、わたしは見ちゃった。 あのお爺ちゃんたちが、白紙のページを見た時の顔。
あれは「どう使えばいいかわからない」顔じゃない。 「白い紙に、自分の意思で文字を書き込むことへの根源的な恐怖」だった。
(──そうか……。わかったわ)
わたしはガクリと膝をついた。
「あいつら……『書き方』を知らないんだ」
道具があっても、何を書いていいかわからない。 計画の立て方も、記録の残し方も、自分の考えを言葉にする方法さえも。 中身(知性)が空っぽだから、器(手帳)を渡されても、恐怖しか感じないんだ。
「……バカだったのは、わたしの方ね」
わたしは涙を拭い、立ち上がった。 顔つきが変わる。 いつものヘラヘラしたギャル女神ではない。 鬼の形相だ。
「もう道具は送らない」 「便利なグッズで楽をさせようなんて、甘やかしすぎたわ」
「必要なのは『モノ』じゃない。『教育』よ!!」
「読み書き! 計算! 倫理! 歴史!」 「ゼロから……いいえ、マイナスから叩き直してやる!」
「聞いてるか異世界人ども! 次からは遊びじゃないわよ!」 「地獄の義務教育、開校だぁぁぁーーっ!!」
「まずは鉛筆の持ち方からやり直してこーーーい!!!」
わたしは天界のデスクで、頭を抱えて突っ伏していた。 ペーパーカッターで指を詰めかけ、蛍光ペンで顔中塗りたくり、電話機を頭に巻き付け……。 ここ最近のオフィス編、全敗じゃない?
「わたし、気づいちゃったかも」 「あいつら、道具がすごいと、逆にビビって使いこなせないんじゃない?」
(──ねぇ、違う? もっとこう、身近で、肌身離さず持てるような相棒が必要だった?)
個別の道具じゃダメだ。 スケジュール、メモ、アドレス帳、地図。 全てを一冊にまとめて、常に持ち歩き、人生をマネジメントする「知性の結晶」が必要なのよ!
そこでこれ!
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カレンダー、罫線ノート、方眼紙、連絡先リスト、カードホルダー。 全てがバインダーで綴じられた、デキる大人の象徴。 開閉する6穴リングの「パチン!」という音が、知的な響きを奏でる。
「これ一冊あれば、予定もアイデアも全部整理できる!」 「『書くこと』が楽しくなって、自然と知能指数も上がるはず!」 「まずは形から入るのが、意識高い系の鉄則っしょ!」
(──これが最後のチャンスよ……! 頼むから、普通に日記とか書いてくれ……!)
知性のパスポート、転送ポチー!
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
──賢者の塔・最上階「英知の間」──
「……世界の理(ことわり)とは、掴めぬものよ」
大陸一の知識人と言われる大賢者ソロモンは、空っぽの羊皮紙を見つめていた。 知識は頭の中にあるが、それを体系化し、整理する術がない。 忘却との戦い。それが彼らの限界だった。
その時、机の上に、重厚な『黒革の書物』が出現した。
「む? なんだこの重々しい装丁は」
ソロモンはそれを手に取った。 しっとりと手に吸い付く、未知の獣の皮(本革)。 表紙には何も書かれていない。 留め具のベルトを外し、恐る恐るページを開く。
「……白紙だ」
中には、無数の紙が綴じられていた。 だが、文字がない。 あるのは、規則正しく引かれた「青い線(罫線)」や、意味深な「格子模様(方眼)」、そして謎の数字が並ぶ「表(カレンダー)」のみ。
「これは……『未記の書』か?」
ソロモンはページをめくる。 めくっても、めくっても、そこには整然とした「空白」が続いている。
「なんという……虚無だ」 「ここには『何も書かれていない』という事実が、強烈な意思を持って記されている」
彼は中央の金属リングに気づいた。 上下の突起を押すと、パチンッ!と激しい音を立ててリングが開いた。
「ひぃっ!? 口を開けた!」 「この書物、生きている! 紙を食らうための牙を持っているぞ!」
弟子たちが集まってくる。 「大賢者様! それは一体!」
「見ろ。この完璧なまでの空白を」 ソロモンは脂汗を流しながら告げた。
「これは記録するためのものではない。『世界の終わり』を予言した書だ」
「な、なんですと!?」
「見ろ、この格子模様(方眼紙)。これは世界が細切れに分断される未来を示している」 「この数字の羅列(カレンダー)。これは人類に残された『猶予』のカウントダウンだ」 「そして、残りの大量の白紙……。これは『未来には何もない』という、神からの死刑宣告なのだ!」
「そ、そんな……!」 「我々の未来は、虚無だというのですか!」
「試してみよう。……誰か、ここに文字を書いてみろ」
弟子の一人が、震える手で羽ペンを持ち、白いページに「希望」と書こうとした。 ペン先が紙に触れる。
スルッ。
「! インクが乗らない!?」 (※上質紙すぎて、粗悪なインクを弾いているだけ)
「やはりか! この書は『記述』を拒絶している!」 「人間の希望など、この虚無の前では無力だということか!」
ソロモンは絶望の表情で、手帳を閉じた。 パチンッ! リングが閉じる音が、まるで牢獄の鍵をかける音のように響いた。
「封印せよ。この書を開けば、世界は虚無に飲み込まれる」 「我々は、何も見ていない。何も知らない」 「ただ、この『黒き絶望』を、決して開かぬよう鎖でぐるぐる巻きにして、深海に沈めるのだ……!」
「はい! 忘れましょう! 我々には知る権利などないのです!」
賢者たちは、人類の叡智を進化させるはずだった最強のツールを、恐怖のあまり「見なかったこと」にし、厳重に封印して海へ投棄した。 彼らは「書く」ことを放棄し、無知という名の安寧へと逃げ込んだのである。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
「……嘘でしょ?」
わたしはモニターの前で、開いた口が塞がらなかった。
「捨てた……」
海にポチャンした。 あんな高かったのに。 革の匂い嗅ぐだけでテンション上がるやつだったのに。
「『記述を拒絶』って……紙質が良すぎただけだから!」 「ボールペン使えば書けるから! 前回送ったじゃん!」
でも、わたしは見ちゃった。 あのお爺ちゃんたちが、白紙のページを見た時の顔。
あれは「どう使えばいいかわからない」顔じゃない。 「白い紙に、自分の意思で文字を書き込むことへの根源的な恐怖」だった。
(──そうか……。わかったわ)
わたしはガクリと膝をついた。
「あいつら……『書き方』を知らないんだ」
道具があっても、何を書いていいかわからない。 計画の立て方も、記録の残し方も、自分の考えを言葉にする方法さえも。 中身(知性)が空っぽだから、器(手帳)を渡されても、恐怖しか感じないんだ。
「……バカだったのは、わたしの方ね」
わたしは涙を拭い、立ち上がった。 顔つきが変わる。 いつものヘラヘラしたギャル女神ではない。 鬼の形相だ。
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「必要なのは『モノ』じゃない。『教育』よ!!」
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