61 / 63
異世界スパルタ義務教育化計画
女神「先生の赤ペン(解答インストール機能付き)送ったわ〜」 →賢者「【絶対真理の奔流に自我を焼かれる虚無の啓示】を受けた……!」
しおりを挟む
「前回、あいつら答え合わせすらビビってできなかったじゃん?」 「やっぱさ、教育には『導き手』が必要なのよ!」
わたしは天界のデスクで、赤いボールペンをくるくると回していた。 横ではミオちゃんが、前回の賢者たちのパニック映像を見て頭を抱えている。
「でもセンパイ……。現地の人に『先生』をやらせるって、どうやって?」
「彼らの知識レベルじゃ、センパイのドリルの『正解』は理解できないんじゃ……」
「だ・か・ら! わたしの知識を直接ダウンロードさせんの!」
わたしは不敵に笑った。 神の叡智(ただし小学一年生レベル)を、一時的に彼らの脳内にインストールする。 そうすれば、彼らは迷いなく丸付けができるはず!
そこでこれ!
【先生の採点用・赤ボールペン(神の知識データ『小1国語・算数』入り)】
これを持った瞬間、使用者の脳内にドリルの全解答と解説が流れ込む、ハイテク・ラーニング・デバイス。 迷わず「花丸」が描けるようになる、教師の神器。
「これを一番賢そうなジジイ……アルトリウスに持たせる!」
「そうすれば彼が『先生』として覚醒し、みんなを導いてくれるはず!」
「知識のインストール! これぞスマート教育!」
(──頼むよジジイ! あんたがこの世界の金八先生になるのよ!)
叡智の赤き光、転送ポチー!
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
──王立魔導図書館・禁書解読室──
「……答えが、わからん」
賢者アルトリウスは、憔悴しきっていた。 目の前には、自分たちが必死に埋めたドリル。 しかし、その答えが正しいのか、間違っているのか。 「正解」を知らぬまま進む恐怖に、精神は限界を迎えていた。
「誰か……! 誰か私に『真理』を教えてくれ……!」
その時。 机の上に、一本の『鮮血の如き赤き杖(赤ペン)』が突き刺さった。
「!!」
「賢者様! 天から赤き光が!」
アルトリウスは震える手で、その杖を握りしめた。 瞬間。
バチバチバチバチッ!!!!
「ぐあぁぁぁぁぁぁ!!??」
脳髄に、膨大な情報が直接叩き込まれる。 それは宇宙の真理。神の領域の知識(※学習指導要領)。
『1たす1は、2です』 『犬は、わんわん』 『氷が解けると、水になります』
「な、なんだこの情報はぁぁぁ!?」
アルトリウスは白目を剥いて絶叫した。 あまりにもシンプル。あまりにも純粋。 だが、それゆえに──彼の持つ「魔導の常識」と決定的に矛盾した。
(馬鹿な……! 『1+1=2』だと!?) (魔力の共鳴係数は!? 環境マナの干渉は無視するのか!?) (条件なしで『2』になるなど、ありえん! これは『完全なる固定化された世界』の理か!)
彼の脳内で、数万の魔導式が崩壊していく。 「氷が解ければ水になる」? 違う! 水属性のエーテル変換には、触媒と詠唱が必要なはずだ! それを「ただ溶ければ水」と言い切る、この暴力的なまでの単純さ!
「わからん……! わからんぞぉぉぉ!」
アルトリウスは赤ペンを握りしめたまま、床を転げ回った。
「賢者様!? どうされました!」 「神の知識を得たのでは!?」
「違う! これは知識ではない!」 「これは……『思考の放棄』だ!」
アルトリウスは涙を流して訴えた。 「神は仰っている! 『余計なことを考えるな』と!」 「『1+1』は、ただ『2』なのだ! そこに理由も、過程も、ロマンもない!」 「ただ結果だけが存在する……『虚無の真理』なのだぁぁぁ!」
彼はドリルを開き、震える手で赤ペンを走らせようとした。 しかし、手が動かない。
「○(マル)が……つけられない!」 「この答えは合っている(と神は言う)。だが、私の魂がそれを拒絶している!」 「『夕焼けが赤い』のは、太陽光の散乱ではないのか!? ただ『きれいだから』で済ませていいのかぁぁぁ!」
あまりに高度な(?)シンプルさに、賢者の複雑すぎた脳はショートした。
「許してください……! 私のような卑小な存在には、神の『単純(シンプル)』さは受け止めきれません!」 「深淵だ……! 『1+1=2』という深淵が、私を飲み込もうとしているぅぅぅ!」
プツン。
アルトリウスの理性の糸が切れた。 彼は虚ろな目で、赤ペンを宙に向け、ブツブツと呟き始めた。
「……ワンワン……ニャーニャー……」
「……リンゴは赤い……バナナは黄色い……」
「賢者様ぁぁぁ!!」 「知識の濁流に飲まれた! 賢者様が『幼児退行』してしまわれたぞぉぉぉ!」
王立図書館には、世界一の賢者が、幼児レベルの言葉を呪文のように繰り返し、赤ペンで自分の顔にグルグルと花丸を描き続けるという、悲劇的な光景が広がっていた。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
「……嘘でしょ?」
わたしは赤ペンをへし折っていた。 ミオちゃんが「ひぃっ」と悲鳴を上げる。
「なんで幼児退行してんの!?」 「『1+1=2』だよ!? そこ疑い出したらもう何も進まないじゃん!」
「『思考の放棄』って何!? 基礎だよ基礎!」
ミオちゃんがおずおずと言う。 「……センパイ。たぶん、彼らにとって『基礎』っていうのは、数百年かけて積み上げる魔術理論のことなんです……」 「センパイの『答え』は、彼らにとっては『過程を無視した魔法』に見えるのかも……」
「めんどくさっ!!」
わたしは大きくのけぞりながら頭を抱えた。
知識を与えてもダメ。
自習させてもダメ。
先生役を作ろうとしてもパンクする。
「……詰んだ?」 「もしかして、教育って無理ゲー?」
へらり、と落ち込みかけるわたし。 だが、ミオちゃんが小さな声で呟いた。
「……あの、センパイ」 「知識を与えるんじゃなくて……『一緒に考える』仲間がいれば、あるいは……」
「一緒に……?」
わたしの脳裏に、あるアイデアが閃いた。 人間じゃ無理なら、人間じゃない「完璧な教育マシーン」を送ればいいんじゃない? 感情を持たず、ただ淡々と、根気強く教え続ける、鋼鉄の教師を!
「それだわ!!」
「次はもう、人間の手には負えない!」 「科学の力で強制教育よ!」
「AI搭載! おしゃべり知育ロボットを送るわ!」
「機械相手なら、遠慮なく学べるでしょ!? ……たぶん!」
わたしは天界のデスクで、赤いボールペンをくるくると回していた。 横ではミオちゃんが、前回の賢者たちのパニック映像を見て頭を抱えている。
「でもセンパイ……。現地の人に『先生』をやらせるって、どうやって?」
「彼らの知識レベルじゃ、センパイのドリルの『正解』は理解できないんじゃ……」
「だ・か・ら! わたしの知識を直接ダウンロードさせんの!」
わたしは不敵に笑った。 神の叡智(ただし小学一年生レベル)を、一時的に彼らの脳内にインストールする。 そうすれば、彼らは迷いなく丸付けができるはず!
そこでこれ!
【先生の採点用・赤ボールペン(神の知識データ『小1国語・算数』入り)】
これを持った瞬間、使用者の脳内にドリルの全解答と解説が流れ込む、ハイテク・ラーニング・デバイス。 迷わず「花丸」が描けるようになる、教師の神器。
「これを一番賢そうなジジイ……アルトリウスに持たせる!」
「そうすれば彼が『先生』として覚醒し、みんなを導いてくれるはず!」
「知識のインストール! これぞスマート教育!」
(──頼むよジジイ! あんたがこの世界の金八先生になるのよ!)
叡智の赤き光、転送ポチー!
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
──王立魔導図書館・禁書解読室──
「……答えが、わからん」
賢者アルトリウスは、憔悴しきっていた。 目の前には、自分たちが必死に埋めたドリル。 しかし、その答えが正しいのか、間違っているのか。 「正解」を知らぬまま進む恐怖に、精神は限界を迎えていた。
「誰か……! 誰か私に『真理』を教えてくれ……!」
その時。 机の上に、一本の『鮮血の如き赤き杖(赤ペン)』が突き刺さった。
「!!」
「賢者様! 天から赤き光が!」
アルトリウスは震える手で、その杖を握りしめた。 瞬間。
バチバチバチバチッ!!!!
「ぐあぁぁぁぁぁぁ!!??」
脳髄に、膨大な情報が直接叩き込まれる。 それは宇宙の真理。神の領域の知識(※学習指導要領)。
『1たす1は、2です』 『犬は、わんわん』 『氷が解けると、水になります』
「な、なんだこの情報はぁぁぁ!?」
アルトリウスは白目を剥いて絶叫した。 あまりにもシンプル。あまりにも純粋。 だが、それゆえに──彼の持つ「魔導の常識」と決定的に矛盾した。
(馬鹿な……! 『1+1=2』だと!?) (魔力の共鳴係数は!? 環境マナの干渉は無視するのか!?) (条件なしで『2』になるなど、ありえん! これは『完全なる固定化された世界』の理か!)
彼の脳内で、数万の魔導式が崩壊していく。 「氷が解ければ水になる」? 違う! 水属性のエーテル変換には、触媒と詠唱が必要なはずだ! それを「ただ溶ければ水」と言い切る、この暴力的なまでの単純さ!
「わからん……! わからんぞぉぉぉ!」
アルトリウスは赤ペンを握りしめたまま、床を転げ回った。
「賢者様!? どうされました!」 「神の知識を得たのでは!?」
「違う! これは知識ではない!」 「これは……『思考の放棄』だ!」
アルトリウスは涙を流して訴えた。 「神は仰っている! 『余計なことを考えるな』と!」 「『1+1』は、ただ『2』なのだ! そこに理由も、過程も、ロマンもない!」 「ただ結果だけが存在する……『虚無の真理』なのだぁぁぁ!」
彼はドリルを開き、震える手で赤ペンを走らせようとした。 しかし、手が動かない。
「○(マル)が……つけられない!」 「この答えは合っている(と神は言う)。だが、私の魂がそれを拒絶している!」 「『夕焼けが赤い』のは、太陽光の散乱ではないのか!? ただ『きれいだから』で済ませていいのかぁぁぁ!」
あまりに高度な(?)シンプルさに、賢者の複雑すぎた脳はショートした。
「許してください……! 私のような卑小な存在には、神の『単純(シンプル)』さは受け止めきれません!」 「深淵だ……! 『1+1=2』という深淵が、私を飲み込もうとしているぅぅぅ!」
プツン。
アルトリウスの理性の糸が切れた。 彼は虚ろな目で、赤ペンを宙に向け、ブツブツと呟き始めた。
「……ワンワン……ニャーニャー……」
「……リンゴは赤い……バナナは黄色い……」
「賢者様ぁぁぁ!!」 「知識の濁流に飲まれた! 賢者様が『幼児退行』してしまわれたぞぉぉぉ!」
王立図書館には、世界一の賢者が、幼児レベルの言葉を呪文のように繰り返し、赤ペンで自分の顔にグルグルと花丸を描き続けるという、悲劇的な光景が広がっていた。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
「……嘘でしょ?」
わたしは赤ペンをへし折っていた。 ミオちゃんが「ひぃっ」と悲鳴を上げる。
「なんで幼児退行してんの!?」 「『1+1=2』だよ!? そこ疑い出したらもう何も進まないじゃん!」
「『思考の放棄』って何!? 基礎だよ基礎!」
ミオちゃんがおずおずと言う。 「……センパイ。たぶん、彼らにとって『基礎』っていうのは、数百年かけて積み上げる魔術理論のことなんです……」 「センパイの『答え』は、彼らにとっては『過程を無視した魔法』に見えるのかも……」
「めんどくさっ!!」
わたしは大きくのけぞりながら頭を抱えた。
知識を与えてもダメ。
自習させてもダメ。
先生役を作ろうとしてもパンクする。
「……詰んだ?」 「もしかして、教育って無理ゲー?」
へらり、と落ち込みかけるわたし。 だが、ミオちゃんが小さな声で呟いた。
「……あの、センパイ」 「知識を与えるんじゃなくて……『一緒に考える』仲間がいれば、あるいは……」
「一緒に……?」
わたしの脳裏に、あるアイデアが閃いた。 人間じゃ無理なら、人間じゃない「完璧な教育マシーン」を送ればいいんじゃない? 感情を持たず、ただ淡々と、根気強く教え続ける、鋼鉄の教師を!
「それだわ!!」
「次はもう、人間の手には負えない!」 「科学の力で強制教育よ!」
「AI搭載! おしゃべり知育ロボットを送るわ!」
「機械相手なら、遠慮なく学べるでしょ!? ……たぶん!」
0
あなたにおすすめの小説
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
コミカライズ企画進行中です!!
2巻2月中旬出棺です!!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&2刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、コミカライズ決定いたしました!現在企画進行中!!そしてオリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る
マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・
何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。
異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。
ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。
断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。
勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。
ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。
勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。
プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。
しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。
それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。
そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。
これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める
遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】
猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。
そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。
まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。
無尽蔵の魔力で世界を救います~現実世界からやって来た俺は神より魔力が多いらしい~
甲賀流
ファンタジー
なんの特徴もない高校生の高橋 春陽はある時、異世界への繋がるダンジョンに迷い込んだ。なんだ……空気中に星屑みたいなのがキラキラしてるけど?これが全て魔力だって?
そしてダンジョンを突破した先には広大な異世界があり、この世界全ての魔力を行使して神や魔族に挑んでいく。
ちっちゃくなった俺の異世界攻略
ちくわ
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた!
精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる