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「……ふぅ」
目の前にそびえ立つのは、屋敷というよりは「巨大なゴミの山」だった。
(よし! 誰も見てない! 叫んでもいいし、変な踊りをしても誰にも文句は言われない! ここが私の、私だけの楽園!)
私はトランクを地面に置くと、公爵邸では絶対に見せなかったような、だらしのない伸びをした。
実際には体がガタガタと震え、指先が不自然な方向に曲がっていたため、遠目には「禁忌の儀式を執り行う邪教の徒」にしか見えなかっただろう。
私は懐から愛用の魔導杖——通称『沈黙の杖(私が勝手に命名)』——を取り出した。
「……開け」
(本当は『ひらけごま!』とか言ってみたいけど、恥ずかしくて死んじゃうから短縮形で!)
私が杖で玄関の扉をコンと叩くと、溜まりに溜まった魔力が扉の隙間に潜り込み、内側の錆びついた鍵を力任せに粉砕した。
ドォォォン!!
豪快な音を立てて、正面玄関が内側へと吹き飛んだ。
(……あ。ちょっと魔力が多すぎたかな? まあいいや、後で直せばいいし!)
私は舞い上がる埃を魔法で一箇所に固めると、そのままズカズカと屋敷の中へ踏み込んだ。
中はさらに凄惨だった。床板は腐り、壁紙は剥がれ落ち、天井には巨大な蜘蛛の巣。
(うわぁ、ヴィンテージ感あふれる内装だこと! でも大丈夫、私にはこれがある!)
私は杖を高く掲げ、脳内で緻密な魔法陣を構築した。
公爵邸で「無能」と呼ばれていたのは、私が一度も人前で魔法を使わなかったからだ。
だって、魔法を唱える時の呪文を噛んだら恥ずかしいじゃない。
「……洗浄、修復、整頓」
(いっけぇぇぇ! 私の掃除魔法『クリーン・アンド・デストロイ』!!)
杖から溢れ出した銀色の光が、猛烈な勢いで屋敷中に広がっていく。
光が触れるたびに、床の汚れが消え、腐った木材が瑞々しい新品の建材へと再構成され、蜘蛛たちが「え、何これ聞いてない」という顔(に見える動き)で外へと逃げ出していく。
ものの数分で、玄関ホールは王宮の客間もかくやというほど、ピカピカに輝き始めた。
(ふふん、これよ。これが一人暮らしの醍醐味! 自分の魔力で、自分の好きなように世界を塗り替える!)
私は満足げに頷いた。
だが、鏡に映った自分の顔を見ると、そこには「家を焼こうとして失敗し、さらに凶悪な手段を考えている魔女」が映っていた。
(……鏡は見ないことにしよう)
私は次に、一番重要な「キッチン」へと向かった。
料理はしたことがないけれど、魔法を使えばなんとかなるはずだ。
(まずは火力の確保。ドラゴンを召喚するのはやりすぎだから……よし、この魔石をコンロに埋め込んで、無限火力のオーブンを作ろう!)
「……点火」
ボォォォッ!!
青白い炎が勢いよく吹き上がり、キッチンの壁が少し焦げた。
(わぁ、キャンプファイヤーみたい! ……あ、危ない危ない、消火しなきゃ)
私が慌てて杖を振っていると、背後の窓の外から、ガサリと音がした。
(えっ!? 人!? まさか、強盗!? それとも、エリオット様の刺客!?)
私の心臓が、跳ねる魚のように暴れだす。
せっかくの引きこもり生活を邪魔する奴は、たとえ神様でも許さない。
私は全神経を尖らせ、顔面を「親の仇を今まさに発見した修羅」の如く歪ませて、窓の外をギロリと睨みつけた。
「……誰」
(本当は『どなた様でしょうか、不法侵入は感心しませんね』って言いたいのに、やっぱり一言しか出ない!)
窓の外の茂みが激しく揺れ、そこから一人の男が転がり出てきた。
漆黒の外套に身を包み、整った顔立ちには困惑の色が浮かんでいる。
彼——カイル公爵は、尻餅をついたまま、驚愕の表情で私を見上げていた。
「(……な、なんだこの女!? 顔は今にも僕を八つ裂きにしそうなのに……心の中が、めちゃくちゃ騒がしいぞ!?)」
カイルの呟きは私には聞こえなかったが、彼の目は泳ぎ、冷や汗を流している。
(……え、誰このイケメン。モデルさん? 辺境に落ちてるタイプのイケメンじゃないよね? っていうか、もしかして幽霊!?)
私は恐怖のあまり、杖を構えたままカチコチに固まった。
カイルは私を見つめたまま、ぶるぶると肩を震わせている。
「(『イケメン……? モデル……?』。何を言っているんだ。それにさっきの魔法……。このボロ家を一瞬で修復したのか!? 王宮魔導師でも不可能な芸当を、こんな表情の怖い女が……!?)」
二人の間に、重苦しい沈黙が流れる。
(……ああああ、何か言わなきゃ! 『こんにちは』? 『さようなら』? それとも『肉焼く?』。どうしよう、どうしよう!)
私の脳内はパニック状態で、もはや語彙が消滅し始めていた。
そんな私の「心の絶叫」をダイレクトに受信してしまったカイルは、ついに耐えきれなくなったのか、突如としてその場で吹き出した。
「……っ、は、はははは! なんだ君は! 面白すぎる!」
(……えっ、笑われた? 私の顔、そんなに変かな!? やっぱり、どっか引き攣ってる!?)
ショックで、私の顔はさらに一段階「恐慌を司る女神」のような迫力を増した。
カイルは腹を抱えて笑いながら、涙を拭って立ち上がった。
「すまない、あまりのギャップに驚いてね。僕はカイル。この地の領主……ということになっている男だ」
(……領主様!? 一番会っちゃいけない、偉い人じゃないの!!)
私の平和な引きこもり計画が、開始数時間で早くも暗雲に包まれようとしていた。
目の前にそびえ立つのは、屋敷というよりは「巨大なゴミの山」だった。
(よし! 誰も見てない! 叫んでもいいし、変な踊りをしても誰にも文句は言われない! ここが私の、私だけの楽園!)
私はトランクを地面に置くと、公爵邸では絶対に見せなかったような、だらしのない伸びをした。
実際には体がガタガタと震え、指先が不自然な方向に曲がっていたため、遠目には「禁忌の儀式を執り行う邪教の徒」にしか見えなかっただろう。
私は懐から愛用の魔導杖——通称『沈黙の杖(私が勝手に命名)』——を取り出した。
「……開け」
(本当は『ひらけごま!』とか言ってみたいけど、恥ずかしくて死んじゃうから短縮形で!)
私が杖で玄関の扉をコンと叩くと、溜まりに溜まった魔力が扉の隙間に潜り込み、内側の錆びついた鍵を力任せに粉砕した。
ドォォォン!!
豪快な音を立てて、正面玄関が内側へと吹き飛んだ。
(……あ。ちょっと魔力が多すぎたかな? まあいいや、後で直せばいいし!)
私は舞い上がる埃を魔法で一箇所に固めると、そのままズカズカと屋敷の中へ踏み込んだ。
中はさらに凄惨だった。床板は腐り、壁紙は剥がれ落ち、天井には巨大な蜘蛛の巣。
(うわぁ、ヴィンテージ感あふれる内装だこと! でも大丈夫、私にはこれがある!)
私は杖を高く掲げ、脳内で緻密な魔法陣を構築した。
公爵邸で「無能」と呼ばれていたのは、私が一度も人前で魔法を使わなかったからだ。
だって、魔法を唱える時の呪文を噛んだら恥ずかしいじゃない。
「……洗浄、修復、整頓」
(いっけぇぇぇ! 私の掃除魔法『クリーン・アンド・デストロイ』!!)
杖から溢れ出した銀色の光が、猛烈な勢いで屋敷中に広がっていく。
光が触れるたびに、床の汚れが消え、腐った木材が瑞々しい新品の建材へと再構成され、蜘蛛たちが「え、何これ聞いてない」という顔(に見える動き)で外へと逃げ出していく。
ものの数分で、玄関ホールは王宮の客間もかくやというほど、ピカピカに輝き始めた。
(ふふん、これよ。これが一人暮らしの醍醐味! 自分の魔力で、自分の好きなように世界を塗り替える!)
私は満足げに頷いた。
だが、鏡に映った自分の顔を見ると、そこには「家を焼こうとして失敗し、さらに凶悪な手段を考えている魔女」が映っていた。
(……鏡は見ないことにしよう)
私は次に、一番重要な「キッチン」へと向かった。
料理はしたことがないけれど、魔法を使えばなんとかなるはずだ。
(まずは火力の確保。ドラゴンを召喚するのはやりすぎだから……よし、この魔石をコンロに埋め込んで、無限火力のオーブンを作ろう!)
「……点火」
ボォォォッ!!
青白い炎が勢いよく吹き上がり、キッチンの壁が少し焦げた。
(わぁ、キャンプファイヤーみたい! ……あ、危ない危ない、消火しなきゃ)
私が慌てて杖を振っていると、背後の窓の外から、ガサリと音がした。
(えっ!? 人!? まさか、強盗!? それとも、エリオット様の刺客!?)
私の心臓が、跳ねる魚のように暴れだす。
せっかくの引きこもり生活を邪魔する奴は、たとえ神様でも許さない。
私は全神経を尖らせ、顔面を「親の仇を今まさに発見した修羅」の如く歪ませて、窓の外をギロリと睨みつけた。
「……誰」
(本当は『どなた様でしょうか、不法侵入は感心しませんね』って言いたいのに、やっぱり一言しか出ない!)
窓の外の茂みが激しく揺れ、そこから一人の男が転がり出てきた。
漆黒の外套に身を包み、整った顔立ちには困惑の色が浮かんでいる。
彼——カイル公爵は、尻餅をついたまま、驚愕の表情で私を見上げていた。
「(……な、なんだこの女!? 顔は今にも僕を八つ裂きにしそうなのに……心の中が、めちゃくちゃ騒がしいぞ!?)」
カイルの呟きは私には聞こえなかったが、彼の目は泳ぎ、冷や汗を流している。
(……え、誰このイケメン。モデルさん? 辺境に落ちてるタイプのイケメンじゃないよね? っていうか、もしかして幽霊!?)
私は恐怖のあまり、杖を構えたままカチコチに固まった。
カイルは私を見つめたまま、ぶるぶると肩を震わせている。
「(『イケメン……? モデル……?』。何を言っているんだ。それにさっきの魔法……。このボロ家を一瞬で修復したのか!? 王宮魔導師でも不可能な芸当を、こんな表情の怖い女が……!?)」
二人の間に、重苦しい沈黙が流れる。
(……ああああ、何か言わなきゃ! 『こんにちは』? 『さようなら』? それとも『肉焼く?』。どうしよう、どうしよう!)
私の脳内はパニック状態で、もはや語彙が消滅し始めていた。
そんな私の「心の絶叫」をダイレクトに受信してしまったカイルは、ついに耐えきれなくなったのか、突如としてその場で吹き出した。
「……っ、は、はははは! なんだ君は! 面白すぎる!」
(……えっ、笑われた? 私の顔、そんなに変かな!? やっぱり、どっか引き攣ってる!?)
ショックで、私の顔はさらに一段階「恐慌を司る女神」のような迫力を増した。
カイルは腹を抱えて笑いながら、涙を拭って立ち上がった。
「すまない、あまりのギャップに驚いてね。僕はカイル。この地の領主……ということになっている男だ」
(……領主様!? 一番会っちゃいけない、偉い人じゃないの!!)
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