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「……うるさい」
執務室のソファで、書類の山を枕に仮眠をとっていた私は、不快な騒音で目を覚ました。
「だから! この価格でないと卸せないと言っているのです! 辺境の田舎貴族だからと足元を見ているわけではありませんよ、ぐふふ!」
下品な笑い声が鼓膜を震わせる。
私はのそりと起き上がり、衝立の隙間から部屋の様子を覗き見た。
そこには、脂ぎった顔の太った男が、ジェイド様の机の前にふんぞり返っていた。
身なりは豪華だが、センスが悪い。
指にはめた宝石だらけの指輪が、成金趣味を主張している。
「……ゴルドフ商会の会頭だな」
ジェイド様が、こめかみに青筋を浮かべながら低い声で言った。
「小麦の卸値を市場価格の三倍に引き上げるだと? ふざけるな。契約違反だ」
「いやいや、市場は生き物ですからなぁ。それに、冬が近づいて輸送コストもかさむのです。嫌なら他を当たればいい……まあ、この時期にこれだけの量を確保できるのはウチだけですがね!」
男は勝ち誇ったように鼻を鳴らした。
明らかに、この領地が冬越しの備蓄に追われている弱みにつけ込んだ脅迫だ。
「……そうか。他を当たる必要はない」
ジェイド様がゆっくりと立ち上がった。
その手には、いつの間にか抜き身の剣が握られている。
「貴様をここで斬り捨てて、倉庫の鍵を奪えば済む話だ」
「ひっ!? な、何を……!」
「簡単な計算だ。貴様への支払いゼロ、商品確保完了。……最も効率的だろう?」
殺気。
部屋の温度が一気に十度くらい下がった気がした。
ジェイド様の本気(殺る気)だ。
商人は腰を抜かし、顔面蒼白で震えている。
(……はぁ)
私は深くため息をついた。
(短絡的すぎます、閣下。ここで彼を斬れば、商会との全面戦争になり、物流が止まり、王都への報告書作成や死体処理、さらにカーペットのクリーニング代まで発生する……)
非効率の極みだ。
私の平穏な昼寝時間を守るためにも、この騒動は「スマート」に終わらせなければならない。
私は衝立の後ろから姿を現した。
「――お待ちください、ジェイド様」
「……イーロア?」
ジェイド様が動きを止める。
商人も、突然現れた私に目を丸くした。
「な、なんだこの小娘は! 大人の話に割り込むな!」
私はその罵声を柳のように受け流し、優雅にジェイド様の隣へ歩み寄った。
「剣を収めてください。血飛沫が飛ぶと、掃除をするメイドたちが可哀想です」
「だが、この豚が舐めた口をきくから……」
「ええ、存じております。……私にお任せを」
私はジェイド様を座らせ、代わりに一歩前へ出た。
そして、商人を見下ろす。
扇をチャリと鳴らし、冷ややかな視線を突き刺す。
「ゴルドフ商会とお見受けします。……随分と景気がよろしいようですわね」
「ふん、誰だか知らんが、俺は忙しいんだ。用がないなら……」
「小麦の卸値、金貨三十枚。……それが御社の提示額ですね?」
「そうだ! 文句があるか!」
私は手元の資料(さっきまで枕にしていた書類)をパラパラとめくった。
「奇妙ですわね。王都の穀物相場は、昨日時点で金貨八枚。輸送費を鑑みても十二枚が妥当。……三倍というのは、どこの国の計算式かしら?」
「うっ……だ、だから、辺境への特別手数料というか……」
「さらに」
私は彼の言葉を遮り、畳み掛けた。
「御社の昨年度の決算報告書。……随分と『修正』の跡が見られますわね」
商人の顔が引きつる。
「な、何を言っている! 言いがかりだ!」
「いいえ。御社が王都の貴族向けに裏帳簿を作っていることは、社交界では公然の秘密。……特に、税務局が目を光らせている『架空在庫の計上』による脱税疑惑。……これ、私の父(エストラート公爵)が握っている情報と同じ匂いがしますわ」
私はハッタリをかました。
父ならこの程度の情報は握っているだろうし、なくても「公爵家」の名前を出せば効果は抜群だ。
「こ、公爵家……!? ま、まさか、あんたは……エストラート公爵の令嬢!?」
「ええ。……ここでもし、私が『ゴルドフ商会が辺境伯領に対して不当な取引を強要し、物流を混乱させた』と父に手紙を書いたら……どうなると思います?」
私は扇で口元を隠し、目を細めた。
「父は強欲で、一度噛み付いたら離さない毒蛇のような人です。御社の裏帳簿、徹底的に洗われるでしょうね。……脱税が発覚すれば、商会は解散。あなたは牢獄行き。……ああ、かわいそうに」
「ひっ、ひぃぃぃ……!」
商人の顔から、みるみる血の気が引いていく。
物理的な暴力よりも、社会的抹殺の方が商人にとっては恐ろしい。
私は仕上げにかかった。
机に両手をつき、彼の顔を覗き込む。
「さあ、どうします? このままジェイド様の剣の錆になるか、それとも……『適正価格』で取引をして、私との秘密を守るか」
「て、適正価格で!! 金貨十枚で結構です!! いや、八枚で!!」
「あら、よろしいのですか? 輸送費は?」
「サービスします!! だから手紙は!! お父上への手紙だけはご勘弁を!!」
彼は床に頭を擦り付けんばかりに平伏した。
私はニッコリと微笑んだ(目は笑っていない)。
「賢明なご判断です。……契約書、すぐに書き直してサインを。五分以内に」
「は、はいぃぃぃ!!」
商人は震える手で契約書を修正し、逃げるように部屋を出て行った。
バタン、と扉が閉まる。
静寂が戻った。
「……ふぅ。疲れました」
私はドサリとソファに座り込んだ。
「喉が渇きました。紅茶をください」
「……」
ジェイド様からの返事がない。
見上げると、彼はポカンと口を開けて私を見ていた。
「……どうかしましたか? 顔にインクでもついています?」
「いや……」
彼は頭を振って、正気に戻ったようだ。
そして、信じられないものを見るような目で私を見た。
「君……今の、何だ?」
「何って……ただの価格交渉ですが」
「交渉? あれが? 一方的な蹂躙に見えたが」
「相手の弱点を突き、退路を断ち、こちらの要求を飲ませる。基本中の基本です」
私は肩をすくめた。
「息をするように論破しただけですよ。……ああいう手合いは、下手に情を見せると付け上がりますから、最初に心を折っておくのが一番『効率的』なんです」
ジェイド様はしばらく私を見つめ、やがて腹を抱えて笑い出した。
「くくっ、はははは! 最高だ! 最高だよ、イーロア!」
「何がおかしいんですか」
「俺が剣を抜いても動じなかった男を、君は言葉だけで土下座させた。……『悪役令嬢』の威圧スキル、恐るべしだな」
「褒め言葉として受け取っておきます」
「ああ、最大の称賛だ。……君を敵に回さなくて本当によかった」
彼は上機嫌でベルを鳴らし、メイドに最高級の茶葉を持ってくるよう命じた。
「報酬だ。今日の君の働きで、我が領の財政は大助かりだ。好きなだけケーキを食べていいぞ」
「……言質は取りましたよ」
私は心の中でガッツポーズをした。
面倒な商人を追い払っただけで、ケーキ食べ放題権をゲット。
やはり、平和的解決こそが至高だ。
(……まあ、ちょっとスッキリしたのも事実ですけど)
王都にいた頃のストレス発散にもなった。
こうして、私の「威圧スキル」は、辺境の地で予期せぬ形で役に立つことになったのだった。
次回、『公爵様の趣味が悪すぎる』。
……なんでそんなに嬉しそうに私を見るんですか?
執務室のソファで、書類の山を枕に仮眠をとっていた私は、不快な騒音で目を覚ました。
「だから! この価格でないと卸せないと言っているのです! 辺境の田舎貴族だからと足元を見ているわけではありませんよ、ぐふふ!」
下品な笑い声が鼓膜を震わせる。
私はのそりと起き上がり、衝立の隙間から部屋の様子を覗き見た。
そこには、脂ぎった顔の太った男が、ジェイド様の机の前にふんぞり返っていた。
身なりは豪華だが、センスが悪い。
指にはめた宝石だらけの指輪が、成金趣味を主張している。
「……ゴルドフ商会の会頭だな」
ジェイド様が、こめかみに青筋を浮かべながら低い声で言った。
「小麦の卸値を市場価格の三倍に引き上げるだと? ふざけるな。契約違反だ」
「いやいや、市場は生き物ですからなぁ。それに、冬が近づいて輸送コストもかさむのです。嫌なら他を当たればいい……まあ、この時期にこれだけの量を確保できるのはウチだけですがね!」
男は勝ち誇ったように鼻を鳴らした。
明らかに、この領地が冬越しの備蓄に追われている弱みにつけ込んだ脅迫だ。
「……そうか。他を当たる必要はない」
ジェイド様がゆっくりと立ち上がった。
その手には、いつの間にか抜き身の剣が握られている。
「貴様をここで斬り捨てて、倉庫の鍵を奪えば済む話だ」
「ひっ!? な、何を……!」
「簡単な計算だ。貴様への支払いゼロ、商品確保完了。……最も効率的だろう?」
殺気。
部屋の温度が一気に十度くらい下がった気がした。
ジェイド様の本気(殺る気)だ。
商人は腰を抜かし、顔面蒼白で震えている。
(……はぁ)
私は深くため息をついた。
(短絡的すぎます、閣下。ここで彼を斬れば、商会との全面戦争になり、物流が止まり、王都への報告書作成や死体処理、さらにカーペットのクリーニング代まで発生する……)
非効率の極みだ。
私の平穏な昼寝時間を守るためにも、この騒動は「スマート」に終わらせなければならない。
私は衝立の後ろから姿を現した。
「――お待ちください、ジェイド様」
「……イーロア?」
ジェイド様が動きを止める。
商人も、突然現れた私に目を丸くした。
「な、なんだこの小娘は! 大人の話に割り込むな!」
私はその罵声を柳のように受け流し、優雅にジェイド様の隣へ歩み寄った。
「剣を収めてください。血飛沫が飛ぶと、掃除をするメイドたちが可哀想です」
「だが、この豚が舐めた口をきくから……」
「ええ、存じております。……私にお任せを」
私はジェイド様を座らせ、代わりに一歩前へ出た。
そして、商人を見下ろす。
扇をチャリと鳴らし、冷ややかな視線を突き刺す。
「ゴルドフ商会とお見受けします。……随分と景気がよろしいようですわね」
「ふん、誰だか知らんが、俺は忙しいんだ。用がないなら……」
「小麦の卸値、金貨三十枚。……それが御社の提示額ですね?」
「そうだ! 文句があるか!」
私は手元の資料(さっきまで枕にしていた書類)をパラパラとめくった。
「奇妙ですわね。王都の穀物相場は、昨日時点で金貨八枚。輸送費を鑑みても十二枚が妥当。……三倍というのは、どこの国の計算式かしら?」
「うっ……だ、だから、辺境への特別手数料というか……」
「さらに」
私は彼の言葉を遮り、畳み掛けた。
「御社の昨年度の決算報告書。……随分と『修正』の跡が見られますわね」
商人の顔が引きつる。
「な、何を言っている! 言いがかりだ!」
「いいえ。御社が王都の貴族向けに裏帳簿を作っていることは、社交界では公然の秘密。……特に、税務局が目を光らせている『架空在庫の計上』による脱税疑惑。……これ、私の父(エストラート公爵)が握っている情報と同じ匂いがしますわ」
私はハッタリをかました。
父ならこの程度の情報は握っているだろうし、なくても「公爵家」の名前を出せば効果は抜群だ。
「こ、公爵家……!? ま、まさか、あんたは……エストラート公爵の令嬢!?」
「ええ。……ここでもし、私が『ゴルドフ商会が辺境伯領に対して不当な取引を強要し、物流を混乱させた』と父に手紙を書いたら……どうなると思います?」
私は扇で口元を隠し、目を細めた。
「父は強欲で、一度噛み付いたら離さない毒蛇のような人です。御社の裏帳簿、徹底的に洗われるでしょうね。……脱税が発覚すれば、商会は解散。あなたは牢獄行き。……ああ、かわいそうに」
「ひっ、ひぃぃぃ……!」
商人の顔から、みるみる血の気が引いていく。
物理的な暴力よりも、社会的抹殺の方が商人にとっては恐ろしい。
私は仕上げにかかった。
机に両手をつき、彼の顔を覗き込む。
「さあ、どうします? このままジェイド様の剣の錆になるか、それとも……『適正価格』で取引をして、私との秘密を守るか」
「て、適正価格で!! 金貨十枚で結構です!! いや、八枚で!!」
「あら、よろしいのですか? 輸送費は?」
「サービスします!! だから手紙は!! お父上への手紙だけはご勘弁を!!」
彼は床に頭を擦り付けんばかりに平伏した。
私はニッコリと微笑んだ(目は笑っていない)。
「賢明なご判断です。……契約書、すぐに書き直してサインを。五分以内に」
「は、はいぃぃぃ!!」
商人は震える手で契約書を修正し、逃げるように部屋を出て行った。
バタン、と扉が閉まる。
静寂が戻った。
「……ふぅ。疲れました」
私はドサリとソファに座り込んだ。
「喉が渇きました。紅茶をください」
「……」
ジェイド様からの返事がない。
見上げると、彼はポカンと口を開けて私を見ていた。
「……どうかしましたか? 顔にインクでもついています?」
「いや……」
彼は頭を振って、正気に戻ったようだ。
そして、信じられないものを見るような目で私を見た。
「君……今の、何だ?」
「何って……ただの価格交渉ですが」
「交渉? あれが? 一方的な蹂躙に見えたが」
「相手の弱点を突き、退路を断ち、こちらの要求を飲ませる。基本中の基本です」
私は肩をすくめた。
「息をするように論破しただけですよ。……ああいう手合いは、下手に情を見せると付け上がりますから、最初に心を折っておくのが一番『効率的』なんです」
ジェイド様はしばらく私を見つめ、やがて腹を抱えて笑い出した。
「くくっ、はははは! 最高だ! 最高だよ、イーロア!」
「何がおかしいんですか」
「俺が剣を抜いても動じなかった男を、君は言葉だけで土下座させた。……『悪役令嬢』の威圧スキル、恐るべしだな」
「褒め言葉として受け取っておきます」
「ああ、最大の称賛だ。……君を敵に回さなくて本当によかった」
彼は上機嫌でベルを鳴らし、メイドに最高級の茶葉を持ってくるよう命じた。
「報酬だ。今日の君の働きで、我が領の財政は大助かりだ。好きなだけケーキを食べていいぞ」
「……言質は取りましたよ」
私は心の中でガッツポーズをした。
面倒な商人を追い払っただけで、ケーキ食べ放題権をゲット。
やはり、平和的解決こそが至高だ。
(……まあ、ちょっとスッキリしたのも事実ですけど)
王都にいた頃のストレス発散にもなった。
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2024年10月追記
お読みいただき、ありがとうございます。
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