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「……臭い。臭すぎますわ、殿下。
この山の空気の成分、酸素より『汗』の濃度の方が高いんじゃありませんか?」
王都から馬車を飛ばして半日。
私たちは、国境付近にある険しい岩山、通称『ダンベル山』の麓に立っていた。
ここは古来より、脳筋……失礼、肉体を愛する武人たちが修行に励む「筋肉の聖地」である。
「……(……帰りたい)」
カイル殿下は、山の入り口に立つ巨大な石像(マッチョな男がプロテインを掲げている像)を見て、早くも心を閉ざしかけている。
だが、今回の彼は違う。私の手をギュッと握り直し、逃げ出したい足を地面に縫い止めている。
「……行くぞ、ミナ。兄上を回収しなくては」
「ええ、その意気です。あの筋肉ダルマを王都に連れ戻し、未処理の書類の山に埋めて差し上げましょう」
私たちは山道を登り、頂上にある「鉄の神殿(ただの巨大なジム)」へと辿り着いた。
扉を開けると、そこには予想通りの地獄絵図が広がっていた。
「フンッ! ヌンッ! バルクあぁぁっぷ!!」
神殿の中央で、巨大な岩(推定200キロ)を背負ってスクワットをしている大男。
我が国の第一王子、テオドール殿下である。
周囲には、彼を崇める弟子たちが「ナイスバルク!」「肩にメロン乗ってる!」と掛け声を送っている。
「……お兄様。公務を放り出して、岩と戯れるのがそんなに楽しいですか?」
私の冷ややかな声が、熱気ムンムンのジムに響いた。
テオドール殿下は動きを止め、岩をドズンと落とすと、爽やかな笑顔(汗だく)で振り返った。
「おお! ミナにカイルではないか!
ガハハ! わざわざ入会しに来たのか?
安心しろ、王族割引で初月はプロテイン無料だぞ!」
「結構です。私たちがここに来た理由は一つ。
貴方を『強制退会』させ、王宮という『職場』へ連れ戻すためです」
私が扇で出口を指し示すと、テオドール殿下は表情を引き締め、仁王立ちになった。
「断る! 俺はもう決めたのだ!
俺はこの山で、究極の『マッスル・ピース』を探求する!
王位など、カイルにくれてやる!」
「マッスル・ピース……? また頭の悪そうな単語が出てきましたね。
平和維持に必要なのは筋肉ではなく、外交と法整備です。
いい加減にしてください。カイル殿下も迷惑しているんです」
「いいや、カイルも分かっているはずだ!
俺には王の才がない。俺にあるのは、敵を物理的に粉砕する力だけだ。
だが、今の時代に必要なのは『知恵』だ!
カイル、お前のような賢い男こそが王になるべきなんだよ!」
テオドール殿下が熱弁を振るう。
その言葉には、ただの怠慢ではない、兄としての本音が混じっているように聞こえた。
カイル殿下が、私の一歩前へ出る。
「……兄上」
「おお、カイル! お前もそう思うだろう!?
俺が玉座に座ってみろ、即位式で服が弾け飛んで国中の笑い者だぞ!」
「……」
カイル殿下は静かに首を横に振った。
そして、かつてないほど真っ直ぐな瞳で、兄を見上げた。
「……違う。兄上は、逃げているだけだ」
「な、なんだと……?」
「……兄上の筋肉は、素晴らしい。
だが、それは『誰かを守るため』のものだろう?
国民を守るという責任の重さから逃げて、岩を持ち上げているだけの筋肉に……価値などない」
「……ッ!!」
カイル殿下の言葉が、テオドール殿下の胸板に突き刺さる。
殿下は言葉を切らずに続ける。
「……私は、怖い。王になることも、言葉を発することも。
だが、ミナがいてくれる。彼女が私の言葉を拾い、支えてくれるから、私は立つことができる。
……兄上には、いないのか?
その筋肉を支えてくれる、『心』のパートナーは」
テオドール殿下が、ハッとして言葉を失った。
ジムの空気が、汗臭さを忘れて静まり返る。
長い沈黙の後、テオドール殿下はガックリと膝をついた。
「……完敗だ、カイル。
お前、いつの間にそんなに強くなったんだ……。
昔は俺の後ろで、難しそうな顔をして黙っているだけだったのに」
「……ミナのおかげだ」
「そうか……。
実はな、カイル。俺が王位を捨てようとした本当の理由は……」
テオドール殿下は、少し照れくさそうに頬をかいた。
「……俺の婚約者、隣国の将軍の娘なんだがな。
彼女が『王妃なんて窮屈なのは嫌だ! 私は貴方と世界中の猛獣を素手で倒す旅に出たい!』と言い出してな。
俺は……彼女の夢を叶えてやりたかったんだ。
国を守るのも大事だが、俺は……惚れた女の笑顔も守れない男にはなりたくなかった」
「……はぁ」
私は特大のため息をついた。
なんだ、それは。
ただのバカップルの惚気話ではないか。
「つまり、こうですね。
『彼女とイチャイチャしながら筋肉旅行をしたいから、面倒な国政は弟に押し付けよう』と。
……テオドール殿下。貴方のその純愛、感動的すぎて反吐が出そうです」
「ガハハ! 辛辣だなミナ!
だが、本音だ! 俺は王には向いていない。
カイル、頼む。この国を……いや、俺たちの自由を、お前の知恵で守ってくれ!」
テオドール殿下が、土下座の勢いで頭を下げた。
カイル殿下は、呆れたように、でもどこか嬉しそうに兄を見下ろしている。
「……(……仕方ない人だ)」
カイル殿下が私を振り返る。
その目は、『やってやろうじゃないか』と語っていた。
「分かりました。引き受けましょう、王位も、この国の未来も。
ただし、お兄様。タダで済むとは思わないでくださいね?」
私は懐から、分厚い羊皮紙の束(事前に作成しておいた契約書)を取り出した。
「王位継承の条件として、以下の条項を飲み込んでいただきます。
一、テオドール殿下は『王室外交親善大使(兼・筋肉用心棒)』として、有事の際は無償で最前線に立つこと。
二、旅先で得た珍しい特産品は、全て王家に献上すること。
三、カイル殿下が疲れた時は、即座に帰国して『サンドバッグ役』になること。
……以上、異存はありませんね?」
「……お、鬼か貴様は……」
「王妃になる女ですから。鬼くらいで丁度いいのです。
さあ、サインを。汗で紙が濡れる前に」
テオドール殿下は涙目で契約書にサインをした。
こうして、「筋肉 vs 論理」の戦いは、論理(とカイル殿下の成長)の完全勝利で幕を閉じた。
「……帰ろう、ミナ。
ここは汗臭くて、私の肌には合わない」
「ええ、殿下。帰りましょう。
私たちの城へ。……いえ、私たちの『国』へ」
山を降りる二人の背中には、もう迷いはない。
次期国王と王妃。
最強の凸凹コンビが、いよいよレオンハルト王国の頂点に立つ時が来たのだ。
この山の空気の成分、酸素より『汗』の濃度の方が高いんじゃありませんか?」
王都から馬車を飛ばして半日。
私たちは、国境付近にある険しい岩山、通称『ダンベル山』の麓に立っていた。
ここは古来より、脳筋……失礼、肉体を愛する武人たちが修行に励む「筋肉の聖地」である。
「……(……帰りたい)」
カイル殿下は、山の入り口に立つ巨大な石像(マッチョな男がプロテインを掲げている像)を見て、早くも心を閉ざしかけている。
だが、今回の彼は違う。私の手をギュッと握り直し、逃げ出したい足を地面に縫い止めている。
「……行くぞ、ミナ。兄上を回収しなくては」
「ええ、その意気です。あの筋肉ダルマを王都に連れ戻し、未処理の書類の山に埋めて差し上げましょう」
私たちは山道を登り、頂上にある「鉄の神殿(ただの巨大なジム)」へと辿り着いた。
扉を開けると、そこには予想通りの地獄絵図が広がっていた。
「フンッ! ヌンッ! バルクあぁぁっぷ!!」
神殿の中央で、巨大な岩(推定200キロ)を背負ってスクワットをしている大男。
我が国の第一王子、テオドール殿下である。
周囲には、彼を崇める弟子たちが「ナイスバルク!」「肩にメロン乗ってる!」と掛け声を送っている。
「……お兄様。公務を放り出して、岩と戯れるのがそんなに楽しいですか?」
私の冷ややかな声が、熱気ムンムンのジムに響いた。
テオドール殿下は動きを止め、岩をドズンと落とすと、爽やかな笑顔(汗だく)で振り返った。
「おお! ミナにカイルではないか!
ガハハ! わざわざ入会しに来たのか?
安心しろ、王族割引で初月はプロテイン無料だぞ!」
「結構です。私たちがここに来た理由は一つ。
貴方を『強制退会』させ、王宮という『職場』へ連れ戻すためです」
私が扇で出口を指し示すと、テオドール殿下は表情を引き締め、仁王立ちになった。
「断る! 俺はもう決めたのだ!
俺はこの山で、究極の『マッスル・ピース』を探求する!
王位など、カイルにくれてやる!」
「マッスル・ピース……? また頭の悪そうな単語が出てきましたね。
平和維持に必要なのは筋肉ではなく、外交と法整備です。
いい加減にしてください。カイル殿下も迷惑しているんです」
「いいや、カイルも分かっているはずだ!
俺には王の才がない。俺にあるのは、敵を物理的に粉砕する力だけだ。
だが、今の時代に必要なのは『知恵』だ!
カイル、お前のような賢い男こそが王になるべきなんだよ!」
テオドール殿下が熱弁を振るう。
その言葉には、ただの怠慢ではない、兄としての本音が混じっているように聞こえた。
カイル殿下が、私の一歩前へ出る。
「……兄上」
「おお、カイル! お前もそう思うだろう!?
俺が玉座に座ってみろ、即位式で服が弾け飛んで国中の笑い者だぞ!」
「……」
カイル殿下は静かに首を横に振った。
そして、かつてないほど真っ直ぐな瞳で、兄を見上げた。
「……違う。兄上は、逃げているだけだ」
「な、なんだと……?」
「……兄上の筋肉は、素晴らしい。
だが、それは『誰かを守るため』のものだろう?
国民を守るという責任の重さから逃げて、岩を持ち上げているだけの筋肉に……価値などない」
「……ッ!!」
カイル殿下の言葉が、テオドール殿下の胸板に突き刺さる。
殿下は言葉を切らずに続ける。
「……私は、怖い。王になることも、言葉を発することも。
だが、ミナがいてくれる。彼女が私の言葉を拾い、支えてくれるから、私は立つことができる。
……兄上には、いないのか?
その筋肉を支えてくれる、『心』のパートナーは」
テオドール殿下が、ハッとして言葉を失った。
ジムの空気が、汗臭さを忘れて静まり返る。
長い沈黙の後、テオドール殿下はガックリと膝をついた。
「……完敗だ、カイル。
お前、いつの間にそんなに強くなったんだ……。
昔は俺の後ろで、難しそうな顔をして黙っているだけだったのに」
「……ミナのおかげだ」
「そうか……。
実はな、カイル。俺が王位を捨てようとした本当の理由は……」
テオドール殿下は、少し照れくさそうに頬をかいた。
「……俺の婚約者、隣国の将軍の娘なんだがな。
彼女が『王妃なんて窮屈なのは嫌だ! 私は貴方と世界中の猛獣を素手で倒す旅に出たい!』と言い出してな。
俺は……彼女の夢を叶えてやりたかったんだ。
国を守るのも大事だが、俺は……惚れた女の笑顔も守れない男にはなりたくなかった」
「……はぁ」
私は特大のため息をついた。
なんだ、それは。
ただのバカップルの惚気話ではないか。
「つまり、こうですね。
『彼女とイチャイチャしながら筋肉旅行をしたいから、面倒な国政は弟に押し付けよう』と。
……テオドール殿下。貴方のその純愛、感動的すぎて反吐が出そうです」
「ガハハ! 辛辣だなミナ!
だが、本音だ! 俺は王には向いていない。
カイル、頼む。この国を……いや、俺たちの自由を、お前の知恵で守ってくれ!」
テオドール殿下が、土下座の勢いで頭を下げた。
カイル殿下は、呆れたように、でもどこか嬉しそうに兄を見下ろしている。
「……(……仕方ない人だ)」
カイル殿下が私を振り返る。
その目は、『やってやろうじゃないか』と語っていた。
「分かりました。引き受けましょう、王位も、この国の未来も。
ただし、お兄様。タダで済むとは思わないでくださいね?」
私は懐から、分厚い羊皮紙の束(事前に作成しておいた契約書)を取り出した。
「王位継承の条件として、以下の条項を飲み込んでいただきます。
一、テオドール殿下は『王室外交親善大使(兼・筋肉用心棒)』として、有事の際は無償で最前線に立つこと。
二、旅先で得た珍しい特産品は、全て王家に献上すること。
三、カイル殿下が疲れた時は、即座に帰国して『サンドバッグ役』になること。
……以上、異存はありませんね?」
「……お、鬼か貴様は……」
「王妃になる女ですから。鬼くらいで丁度いいのです。
さあ、サインを。汗で紙が濡れる前に」
テオドール殿下は涙目で契約書にサインをした。
こうして、「筋肉 vs 論理」の戦いは、論理(とカイル殿下の成長)の完全勝利で幕を閉じた。
「……帰ろう、ミナ。
ここは汗臭くて、私の肌には合わない」
「ええ、殿下。帰りましょう。
私たちの城へ。……いえ、私たちの『国』へ」
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