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「に、逃げるぞリリーナ……! このままでは殺される……!」
「うぅ……足が痛いよぉ……もう嫌ぁ……」
翌朝。
まだ日が昇りきらぬ薄暗がりの中、二つの人影がこそこそと砦の裏門へ向かっていた。
フレデリック殿下とリリーナだ。
昨晩の「ナイフ寸止め事件」と「失禁事件」ですっかり肝を冷やした彼らは、愛の力も根性も放り出し、脱走を企てていたのである。
「馬は……僕の『疾風号』はどこだ……」
「フレデリック様、あそこよ!」
二人が厩舎に忍び込むと、そこには綺麗にブラッシングされた馬たちが並んでいた。
昨日のフレデリック殿下のへっぴり腰掃除の成果ではない。
見かねた兵士たちがやり直してくれたのだ。
「よし、これに乗って……」
フレデリック殿下が手綱に手を伸ばした、その時。
カツ、カツ、カツ。
静寂な朝の空気に、規則正しいヒールの音が響いた。
「――チェックアウトのお時間には、少々早すぎるのでは?」
「ヒィッ!?」
二人が飛び上がって振り返る。
そこには、腕に分厚いバインダーを抱え、眼鏡をキラリと光らせた私、クリスティーンが立っていた。
そしてその隣には、あくびをしながら巨大な剣(朝練用)を肩に担いだマクシミリアン殿下。
「よお、新入り。朝の挨拶なしか? 躾がなってねぇな」
「あ、あ、あ……!」
フレデリック殿下はパクパクと口を開閉させ、腰を抜かして藁の上にへたり込んだ。
「ご、ごめんなさいぃ! もうしません! 帰らせてぇぇ!」
リリーナが泣き叫ぶ。
「帰る? ああ、構いませんよ」
私はあっさりと頷いた。
「え?」
「ここに置いておくのも食費の無駄ですし、兵士たちの士気に関わります。粗大ゴミは回収日に出すのがルールですから」
「そ、そうか! 帰っていいのか! ありがとうクリスティーン! やっぱり君は優しい……」
フレデリック殿下が安堵の表情で立ち上がろうとする。
「ただし」
私はバインダーを開き、一枚の長い、とても長い羊皮紙を垂らした。
それは地面につき、さらに転がってフレデリック殿下の足元まで伸びた。
「お帰りの前に、『精算』をお願いいたします」
「……せ、精算?」
「当然でしょう。ホテルでもチェックアウト時に支払いを済ませるのが常識です」
私はペンを取り出し、項目を読み上げ始めた。
「まず、当砦への『不法侵入費』。正規の手続きを経ていませんので、割増料金となります。金貨千枚」
「せ、千!?」
「次に、『滞在費及び食費』。当砦は会員制の高級リゾート(自称)ですので、一泊につき金貨五百枚いただきます。お二人分で千枚」
「ぼったくりだ! あんな物置小屋と黒パンで!?」
「お客様、当砦の付加価値をご理解いただけていないようですね。あそこは『大公閣下の愛馬』がかつて住んでいた由緒ある物置です。そして食事は、この私が監修した『筋肉増強スペシャルメニュー』。プライスレスな価値があります」
「屁理屈だぁぁぁ!」
「さらに」
私は声を張り上げ、次の項目を指差した。
「『業務妨害および精神的苦痛に対する慰謝料』。昨晩、貴方様はあろうことか、砦の最高責任者であるマクシミリアン殿下の『所有物(私)』に対し、強引な接触を試みました。これにより、殿下は激しい憤りを感じ、ナイフを投げるというカロリーを消費されました」
「投げられたのは僕だぞ!?」
「そのカロリー補給代と、私の手首の治療費(殿下の唾液代含む)、およびリリーナ様の『騒音公害費』。締めて金貨三千枚」
「さ、三千……っ!」
フレデリック殿下の顔色が土色になる。
合計、金貨五千枚。
国家予算の数パーセントに匹敵する額だ。
「は、払えるわけがないだろう! 僕は今、一文無しだ!」
「存じております。ですから、こちらをご用意しました」
私はもう一枚の書類を取り出した。
「『国家間賠償請求書』です」
「は?」
「貴方様個人の借金ではなく、オルコット王国の『国債』として処理させていただきます。名目は『隣国への不当な内政干渉および武力侵入(未遂)に対する解決金』」
私はニッコリと微笑んだ。
「これにサインをなされば、今すぐこの場から解放し、国境まで馬車でお送りしましょう。サインしないのであれば……」
チラリと横を見る。
マクシミリアン殿下が、剣を地面に突き刺した。
ズドン!!
石畳が粉砕される。
「……一生、ここで馬の世話をして暮らすか? 安心しろ、衣食住は保証してやる。寿命が尽きるまでな」
「ひぃぃぃッ!!」
「い、嫌ぁぁ! 私は王妃になるのよぉ! こんなところで一生洗濯なんて嫌ぁぁ!」
リリーナがフレデリック殿下の背中をバンバン叩く。
「フレデリック様! 書いて! 早くサインしてよぉ!」
「で、でも、こんな額を国に請求したら、父上に殺される……!」
「ここで殺されるのとどっちがいいのよぉ!」
究極の二択(どちらも地獄)である。
フレデリック殿下は震える手でペンを受け取った。
涙と鼻水で顔をぐしゃぐしゃにしながら。
「くっ……くそぉぉぉ……! 覚えてろよクリスティーン! この恨みは……!」
「はいはい、恨むならご自身の無計画さを恨んでくださいね」
サラサラサラ……。
ついに、サインが書かれた。
私は素早く書類を回収し、インクが乾いているかを確認する。
完璧だ。
これで、私の手元には「前回の慰謝料一億枚」にプラスして、「国家からの賠償金五千枚」が上乗せされた。
もはや私が一つの国家になれるレベルの資産である。
「毎度あり。……では、さようなら」
私は指を鳴らした。
待機していた兵士たちが、二人を荷物のように担ぎ上げる。
「えっ、ちょ、馬車は!?」
「国境までは『人力車』でお送りします。彼らが担いで走った方が速いですから」
「そんなぁぁぁぁ!」
「うわぁぁぁん! 筋肉臭いぃぃぃ!」
二人の悲鳴は、兵士たちの野太い「ワッショイ! ワッショイ!」という掛け声と共にかき消され、猛スピードで砦の外へと消えていった。
「……ふぅ。終わりましたね」
私はバインダーを閉じ、肩の荷を下ろした。
「おい、クリスティーン」
マクシミリアン殿下が、呆れたように笑いながら話しかけてくる。
「お前、本当に鬼だな。骨までしゃぶり尽くすとはこのことか」
「失礼な。これは『教育的指導』です。国に帰れば、彼らには『莫大な借金』と『外交失敗の責任』が待っています。廃嫡は免れないでしょう」
「ま、自業自得だな」
殿下は私の肩を抱き寄せた。
「で? これで邪魔者はいなくなったわけだが」
「ええ。ようやく静かな日常が戻ります」
「そうだな。……じゃあ、そろそろ『俺たちの話』をしてもいいか?」
「……はい?」
殿下は改まって私に向き直った。
朝焼けが、彼の精悍な顔を照らしている。
「外野は消えた。金も手に入った。……もう、逃げる理由はねぇよな?」
ドキリ、とした。
「俺は待つって言ったが、そろそろ限界だ。……クリスティーン、俺の妃になれ」
直球ど真ん中。
逃げ場のないプロポーズ。
私は眼鏡に手をやったが、指が震えて上手く直せない。
論理も、計算も、へ理屈も。
この男の真っ直ぐな瞳の前では、何の役にも立たないことを、私は既に知っていた。
「……条件があります」
私は精一杯の抵抗を試みる。
「条件?」
「公務は定時まで。残業代は支給すること。休日は週休二日制。そして……」
私は顔を上げて、彼を見つめた。
「一生、私のご飯を『美味しい』と言って食べること。……守れますか?」
殿下は、目を見開き、そして世界一番幸せそうな笑顔で破顔した。
「……安い条件だ。契約成立だな」
彼が顔を近づけてくる。
今度は、手首ではなく、唇に。
朝の光の中で、私たちの契約(キス)が交わされようとした、その時。
「で、殿下ぁぁぁぁッ!!」
空気を読まないヨハンさんが、転がり込んできた。
「た、大変です! 本国から急使が! 皇帝陛下が危篤との知らせが……ッ!!」
「…………」
殿下と私は、キス寸前の距離で固まった。
「……クリスティーン」
「はい」
「俺、ヨハンを空へ飛ばしてもいいか?」
「……今回だけは、許可します」
私たちの平穏は、まだもう少し先のお話になりそうだった。
「うぅ……足が痛いよぉ……もう嫌ぁ……」
翌朝。
まだ日が昇りきらぬ薄暗がりの中、二つの人影がこそこそと砦の裏門へ向かっていた。
フレデリック殿下とリリーナだ。
昨晩の「ナイフ寸止め事件」と「失禁事件」ですっかり肝を冷やした彼らは、愛の力も根性も放り出し、脱走を企てていたのである。
「馬は……僕の『疾風号』はどこだ……」
「フレデリック様、あそこよ!」
二人が厩舎に忍び込むと、そこには綺麗にブラッシングされた馬たちが並んでいた。
昨日のフレデリック殿下のへっぴり腰掃除の成果ではない。
見かねた兵士たちがやり直してくれたのだ。
「よし、これに乗って……」
フレデリック殿下が手綱に手を伸ばした、その時。
カツ、カツ、カツ。
静寂な朝の空気に、規則正しいヒールの音が響いた。
「――チェックアウトのお時間には、少々早すぎるのでは?」
「ヒィッ!?」
二人が飛び上がって振り返る。
そこには、腕に分厚いバインダーを抱え、眼鏡をキラリと光らせた私、クリスティーンが立っていた。
そしてその隣には、あくびをしながら巨大な剣(朝練用)を肩に担いだマクシミリアン殿下。
「よお、新入り。朝の挨拶なしか? 躾がなってねぇな」
「あ、あ、あ……!」
フレデリック殿下はパクパクと口を開閉させ、腰を抜かして藁の上にへたり込んだ。
「ご、ごめんなさいぃ! もうしません! 帰らせてぇぇ!」
リリーナが泣き叫ぶ。
「帰る? ああ、構いませんよ」
私はあっさりと頷いた。
「え?」
「ここに置いておくのも食費の無駄ですし、兵士たちの士気に関わります。粗大ゴミは回収日に出すのがルールですから」
「そ、そうか! 帰っていいのか! ありがとうクリスティーン! やっぱり君は優しい……」
フレデリック殿下が安堵の表情で立ち上がろうとする。
「ただし」
私はバインダーを開き、一枚の長い、とても長い羊皮紙を垂らした。
それは地面につき、さらに転がってフレデリック殿下の足元まで伸びた。
「お帰りの前に、『精算』をお願いいたします」
「……せ、精算?」
「当然でしょう。ホテルでもチェックアウト時に支払いを済ませるのが常識です」
私はペンを取り出し、項目を読み上げ始めた。
「まず、当砦への『不法侵入費』。正規の手続きを経ていませんので、割増料金となります。金貨千枚」
「せ、千!?」
「次に、『滞在費及び食費』。当砦は会員制の高級リゾート(自称)ですので、一泊につき金貨五百枚いただきます。お二人分で千枚」
「ぼったくりだ! あんな物置小屋と黒パンで!?」
「お客様、当砦の付加価値をご理解いただけていないようですね。あそこは『大公閣下の愛馬』がかつて住んでいた由緒ある物置です。そして食事は、この私が監修した『筋肉増強スペシャルメニュー』。プライスレスな価値があります」
「屁理屈だぁぁぁ!」
「さらに」
私は声を張り上げ、次の項目を指差した。
「『業務妨害および精神的苦痛に対する慰謝料』。昨晩、貴方様はあろうことか、砦の最高責任者であるマクシミリアン殿下の『所有物(私)』に対し、強引な接触を試みました。これにより、殿下は激しい憤りを感じ、ナイフを投げるというカロリーを消費されました」
「投げられたのは僕だぞ!?」
「そのカロリー補給代と、私の手首の治療費(殿下の唾液代含む)、およびリリーナ様の『騒音公害費』。締めて金貨三千枚」
「さ、三千……っ!」
フレデリック殿下の顔色が土色になる。
合計、金貨五千枚。
国家予算の数パーセントに匹敵する額だ。
「は、払えるわけがないだろう! 僕は今、一文無しだ!」
「存じております。ですから、こちらをご用意しました」
私はもう一枚の書類を取り出した。
「『国家間賠償請求書』です」
「は?」
「貴方様個人の借金ではなく、オルコット王国の『国債』として処理させていただきます。名目は『隣国への不当な内政干渉および武力侵入(未遂)に対する解決金』」
私はニッコリと微笑んだ。
「これにサインをなされば、今すぐこの場から解放し、国境まで馬車でお送りしましょう。サインしないのであれば……」
チラリと横を見る。
マクシミリアン殿下が、剣を地面に突き刺した。
ズドン!!
石畳が粉砕される。
「……一生、ここで馬の世話をして暮らすか? 安心しろ、衣食住は保証してやる。寿命が尽きるまでな」
「ひぃぃぃッ!!」
「い、嫌ぁぁ! 私は王妃になるのよぉ! こんなところで一生洗濯なんて嫌ぁぁ!」
リリーナがフレデリック殿下の背中をバンバン叩く。
「フレデリック様! 書いて! 早くサインしてよぉ!」
「で、でも、こんな額を国に請求したら、父上に殺される……!」
「ここで殺されるのとどっちがいいのよぉ!」
究極の二択(どちらも地獄)である。
フレデリック殿下は震える手でペンを受け取った。
涙と鼻水で顔をぐしゃぐしゃにしながら。
「くっ……くそぉぉぉ……! 覚えてろよクリスティーン! この恨みは……!」
「はいはい、恨むならご自身の無計画さを恨んでくださいね」
サラサラサラ……。
ついに、サインが書かれた。
私は素早く書類を回収し、インクが乾いているかを確認する。
完璧だ。
これで、私の手元には「前回の慰謝料一億枚」にプラスして、「国家からの賠償金五千枚」が上乗せされた。
もはや私が一つの国家になれるレベルの資産である。
「毎度あり。……では、さようなら」
私は指を鳴らした。
待機していた兵士たちが、二人を荷物のように担ぎ上げる。
「えっ、ちょ、馬車は!?」
「国境までは『人力車』でお送りします。彼らが担いで走った方が速いですから」
「そんなぁぁぁぁ!」
「うわぁぁぁん! 筋肉臭いぃぃぃ!」
二人の悲鳴は、兵士たちの野太い「ワッショイ! ワッショイ!」という掛け声と共にかき消され、猛スピードで砦の外へと消えていった。
「……ふぅ。終わりましたね」
私はバインダーを閉じ、肩の荷を下ろした。
「おい、クリスティーン」
マクシミリアン殿下が、呆れたように笑いながら話しかけてくる。
「お前、本当に鬼だな。骨までしゃぶり尽くすとはこのことか」
「失礼な。これは『教育的指導』です。国に帰れば、彼らには『莫大な借金』と『外交失敗の責任』が待っています。廃嫡は免れないでしょう」
「ま、自業自得だな」
殿下は私の肩を抱き寄せた。
「で? これで邪魔者はいなくなったわけだが」
「ええ。ようやく静かな日常が戻ります」
「そうだな。……じゃあ、そろそろ『俺たちの話』をしてもいいか?」
「……はい?」
殿下は改まって私に向き直った。
朝焼けが、彼の精悍な顔を照らしている。
「外野は消えた。金も手に入った。……もう、逃げる理由はねぇよな?」
ドキリ、とした。
「俺は待つって言ったが、そろそろ限界だ。……クリスティーン、俺の妃になれ」
直球ど真ん中。
逃げ場のないプロポーズ。
私は眼鏡に手をやったが、指が震えて上手く直せない。
論理も、計算も、へ理屈も。
この男の真っ直ぐな瞳の前では、何の役にも立たないことを、私は既に知っていた。
「……条件があります」
私は精一杯の抵抗を試みる。
「条件?」
「公務は定時まで。残業代は支給すること。休日は週休二日制。そして……」
私は顔を上げて、彼を見つめた。
「一生、私のご飯を『美味しい』と言って食べること。……守れますか?」
殿下は、目を見開き、そして世界一番幸せそうな笑顔で破顔した。
「……安い条件だ。契約成立だな」
彼が顔を近づけてくる。
今度は、手首ではなく、唇に。
朝の光の中で、私たちの契約(キス)が交わされようとした、その時。
「で、殿下ぁぁぁぁッ!!」
空気を読まないヨハンさんが、転がり込んできた。
「た、大変です! 本国から急使が! 皇帝陛下が危篤との知らせが……ッ!!」
「…………」
殿下と私は、キス寸前の距離で固まった。
「……クリスティーン」
「はい」
「俺、ヨハンを空へ飛ばしてもいいか?」
「……今回だけは、許可します」
私たちの平穏は、まだもう少し先のお話になりそうだった。
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