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「痛い。……ダーリ、髪を引っ張るな」
「我慢してください。そのボサボサの銀髪を、王都の流行と北の野生味を融合させた『ワイルド・エレガンス』に仕上げている最中なのですから!」
アークライト公爵邸の客間は、戦場と化していた。
王都中から集められたトップスタイリスト、仕立て屋、そして靴職人が、一人の大男を取り囲んで奮闘している。
中心にいるのは、不機嫌MAXのオルグレン様だ。
「……もういいだろう。服など着ていれば何でも……」
「ダメです! 素材(閣下)が良いのですから、調理法を間違えれば台無しです!」
私は鬼の形相で指示を飛ばした。
「そこの仕立て屋さん! 肩幅をもっと強調して! 閣下の最大の武器はこの逆三角形の背中です! フリルはいりません、無駄な装飾を削ぎ落として、シルエットの美しさだけで勝負するのです!」
「は、はいっ! 承知しました!」
「そこのメイク係! ファンデーションで肌を隠さないで! その頬の古傷は『男の勲章』として残すのよ! ただし、眉は整えて! 目力を三割増しにして!」
「イエッサー!」
私の熱血指導のもと、一時間の格闘の末――ついに「それ」は完成した。
「……終わりました」
スタイリストが震える声で告げた。
「……鏡を見てください、閣下」
オルグレン様が、渋々といった様子で全身鏡の前に立つ。
そして、固まった。
「……誰だ、こいつは」
そこに映っていたのは、もはや「熊」ではなかった。
いや、野性味は残っている。
だが、それは泥臭い野生ではなく、研ぎ澄まされた刃のような鋭利な美しさだった。
漆黒の軍服風礼服は、彼の鍛え上げられた肉体に吸い付くようにフィットしている。
銀髪はオールバックに撫で付けられつつも、数本の後れ毛が色気を演出。
鋭い眼光はそのままに、整えられた眉と髭(剃り残しなし)が、清潔感と威厳を醸し出している。
一言で言えば、「魔王」から「冷徹な美貌の皇帝」へのクラスチェンジだ。
「……す、すごい」
周りの女性スタッフたちが、顔を真っ赤にして口元を押さえている。
中には鼻血を出して倒れそうな者もいる。
「……ダーリ。どうだ?」
オルグレン様が振り返り、私に問いかけた。
その仕草だけで、周囲から「キャァッ!」という黄色い悲鳴が上がる。
私は扇子で口元を隠し、必死に動揺を抑え込んだ。
(……やりすぎた)
私の計算では「ちょっと小綺麗な熊さん」になる予定だったのだが、素材のポテンシャルが高すぎた。
これでは、ただの「国宝級イケメン」ではないか。
しかも、本人は無自覚という一番タチの悪いタイプだ。
「……まあまあ、ですわね」
私は精一杯の虚勢を張った。
「素材の良さを『かろうじて』活かせたと言えるでしょう。……さあ、行きますよ。遅刻してはこちらの品位に関わります」
「……お前がそういうなら、自信を持つか」
彼は少し照れくさそうに、ネクタイ(結ぶのに十分かかった)を触った。
「それにしても、ダーリ。……お前も、その」
彼は私のドレス姿を上から下まで見た。
今日は「勝負服」として選んだ、深い紅色のドレスだ。
背中が大きく開き、私の「悪役令嬢」としての気高さを強調するデザイン。
「……綺麗だ」
ボソッと、本当に独り言のように彼が呟いた。
「え?」
「……いや、なんでもない。行くぞ」
彼はサッと私に腕を差し出した。
その耳が、真っ赤に染まっているのを見逃さなかった。
(……不意打ちは反則ですわ、閣下)
私の心臓が、ドレスの下で早鐘を打っていた。
今日の戦いは、私の心臓との戦いにもなりそうだ。
***
王宮、大ホール。
そこは異様な熱気に包まれていた。
今夜の「査問舞踏会」は、建前上は王太子の帰還祝いだが、実質はアークライト家と王家の全面戦争の場だ。
「聞いたか? 『北の野獣』が来るらしいぞ」
「怖い……暴れたらどうしよう」
「ダーリ様も一緒なんでしょう? どうせ無理やり連れてこられたのよ」
貴族たちのヒソヒソ話が飛び交う中、会場の扉の前でアナウンサーが声を張り上げた。
『――ご到着! 北方辺境伯、オルグレン閣下! ならびに、ダーリ・アークライト公爵令嬢!』
重厚な扉が、ゆっくりと開かれる。
会場中の視線が一点に集中する。
ギルバート殿下も、ミナも、国王陛下も、全員が固唾を飲んで待ち構えていた。
「来るぞ……野獣が……」
「粗野な格好で現れるに違いない……」
そんな予想を裏切り、現れたのは――。
カツ、カツ、カツ。
静寂の中、優雅な足音と共に姿を見せたのは、夜の闇を纏ったような美しい男と、燃えるような紅のドレスを纏った美女だった。
「…………」
会場が、静まり返った。
誰も言葉を発せない。
あまりの衝撃に、時が止まったかのようだった。
オルグレン様は、数百人の視線を浴びても動じなかった(というか、人が多すぎて視界をシャットアウトしているだけだが)。
堂々と胸を張り、私をエスコートして階段を降りてくる。
その姿は、圧倒的な「王者」の風格。
「……う、嘘でしょ?」
「誰? あの超絶美形は……?」
「あれが……『北の野獣』……?」
ざわめきが、さざ波のように広がり、やがて爆発的な歓声へと変わった。
「きゃあぁぁぁぁ! 素敵ぃぃぃ!」
「何あの方! 抱かれたい男ランキング一位確定じゃない!?」
「目つきが! あの冷たい目つきがゾクゾクするわ!」
予想以上の反応だ。
令嬢たちが扇子を落とし、失神寸前になっている。
私はオルグレン様の腕に手を添えながら、内心でガッツポーズをした。
(勝った! 第一ラウンド、圧勝!)
そして同時に、黒い感情も芽生えていた。
(……ちょっと、見すぎよ泥棒猫ども。この逸材を発掘したのは私よ。育成したのも、コーディネートしたのも私。……私の『作品(上司)』に気安く触ろうとしたら、請求書を送りつけるわよ)
独占欲。
そう、私は今、猛烈に独占欲を感じていた。
隣を歩くこの男が、あまりにも魅力的すぎて、誰にも渡したくないと思ってしまっているのだ。
階段の下では、ギルバート殿下が口をパクパクさせていた。
「な……な……誰だ、あれは……?」
隣のミナも、目をハートにして叫んだ。
「お、オルグレン様ぁ!? 磨いたらダイヤの原石だったんですかぁ!? やっぱり結婚してくださいぃぃ!」
「黙りなさい、浮気性聖女」
私は階段の途中から、二人を見下ろして冷たく言い放った。
「ご紹介しますわ。こちらが、私のパートナーであり、この国で最も『高潔で』『美しく』『頼りになる』男性、オルグレン辺境伯閣下です」
「……どうも」
オルグレン様が、低音ボイスで短く挨拶する。
その声だけで、会場の令嬢の半分が膝から崩れ落ちた。
「そ、そんな……馬鹿な……」
ギルバート殿下が後ずさる。
自分の着ている派手なだけの王太子服が、急に安っぽく見えてきたのだろう。
隣に立つ男の「本物」の輝きの前では、殿下などただのメッキ剥がれの偽物にすぎなかった。
「さあ、閣下。参りましょう」
私はオルグレン様の手を引いた。
ダンスの時間だ。
練習はしていない。
ぶっつけ本番だ。
「……おい、ダーリ。足が震える」
オルグレン様が小声で助けを求めてくる。
「大丈夫です。私の目だけを見ていてください。……周りのカボチャ(貴族たち)など見る必要はありません」
「……分かった。お前だけを見る」
彼は私の腰に手を回した。
音楽が始まる。
私たちの「最後の舞踏会」が、今、華麗に幕を開けた。
「我慢してください。そのボサボサの銀髪を、王都の流行と北の野生味を融合させた『ワイルド・エレガンス』に仕上げている最中なのですから!」
アークライト公爵邸の客間は、戦場と化していた。
王都中から集められたトップスタイリスト、仕立て屋、そして靴職人が、一人の大男を取り囲んで奮闘している。
中心にいるのは、不機嫌MAXのオルグレン様だ。
「……もういいだろう。服など着ていれば何でも……」
「ダメです! 素材(閣下)が良いのですから、調理法を間違えれば台無しです!」
私は鬼の形相で指示を飛ばした。
「そこの仕立て屋さん! 肩幅をもっと強調して! 閣下の最大の武器はこの逆三角形の背中です! フリルはいりません、無駄な装飾を削ぎ落として、シルエットの美しさだけで勝負するのです!」
「は、はいっ! 承知しました!」
「そこのメイク係! ファンデーションで肌を隠さないで! その頬の古傷は『男の勲章』として残すのよ! ただし、眉は整えて! 目力を三割増しにして!」
「イエッサー!」
私の熱血指導のもと、一時間の格闘の末――ついに「それ」は完成した。
「……終わりました」
スタイリストが震える声で告げた。
「……鏡を見てください、閣下」
オルグレン様が、渋々といった様子で全身鏡の前に立つ。
そして、固まった。
「……誰だ、こいつは」
そこに映っていたのは、もはや「熊」ではなかった。
いや、野性味は残っている。
だが、それは泥臭い野生ではなく、研ぎ澄まされた刃のような鋭利な美しさだった。
漆黒の軍服風礼服は、彼の鍛え上げられた肉体に吸い付くようにフィットしている。
銀髪はオールバックに撫で付けられつつも、数本の後れ毛が色気を演出。
鋭い眼光はそのままに、整えられた眉と髭(剃り残しなし)が、清潔感と威厳を醸し出している。
一言で言えば、「魔王」から「冷徹な美貌の皇帝」へのクラスチェンジだ。
「……す、すごい」
周りの女性スタッフたちが、顔を真っ赤にして口元を押さえている。
中には鼻血を出して倒れそうな者もいる。
「……ダーリ。どうだ?」
オルグレン様が振り返り、私に問いかけた。
その仕草だけで、周囲から「キャァッ!」という黄色い悲鳴が上がる。
私は扇子で口元を隠し、必死に動揺を抑え込んだ。
(……やりすぎた)
私の計算では「ちょっと小綺麗な熊さん」になる予定だったのだが、素材のポテンシャルが高すぎた。
これでは、ただの「国宝級イケメン」ではないか。
しかも、本人は無自覚という一番タチの悪いタイプだ。
「……まあまあ、ですわね」
私は精一杯の虚勢を張った。
「素材の良さを『かろうじて』活かせたと言えるでしょう。……さあ、行きますよ。遅刻してはこちらの品位に関わります」
「……お前がそういうなら、自信を持つか」
彼は少し照れくさそうに、ネクタイ(結ぶのに十分かかった)を触った。
「それにしても、ダーリ。……お前も、その」
彼は私のドレス姿を上から下まで見た。
今日は「勝負服」として選んだ、深い紅色のドレスだ。
背中が大きく開き、私の「悪役令嬢」としての気高さを強調するデザイン。
「……綺麗だ」
ボソッと、本当に独り言のように彼が呟いた。
「え?」
「……いや、なんでもない。行くぞ」
彼はサッと私に腕を差し出した。
その耳が、真っ赤に染まっているのを見逃さなかった。
(……不意打ちは反則ですわ、閣下)
私の心臓が、ドレスの下で早鐘を打っていた。
今日の戦いは、私の心臓との戦いにもなりそうだ。
***
王宮、大ホール。
そこは異様な熱気に包まれていた。
今夜の「査問舞踏会」は、建前上は王太子の帰還祝いだが、実質はアークライト家と王家の全面戦争の場だ。
「聞いたか? 『北の野獣』が来るらしいぞ」
「怖い……暴れたらどうしよう」
「ダーリ様も一緒なんでしょう? どうせ無理やり連れてこられたのよ」
貴族たちのヒソヒソ話が飛び交う中、会場の扉の前でアナウンサーが声を張り上げた。
『――ご到着! 北方辺境伯、オルグレン閣下! ならびに、ダーリ・アークライト公爵令嬢!』
重厚な扉が、ゆっくりと開かれる。
会場中の視線が一点に集中する。
ギルバート殿下も、ミナも、国王陛下も、全員が固唾を飲んで待ち構えていた。
「来るぞ……野獣が……」
「粗野な格好で現れるに違いない……」
そんな予想を裏切り、現れたのは――。
カツ、カツ、カツ。
静寂の中、優雅な足音と共に姿を見せたのは、夜の闇を纏ったような美しい男と、燃えるような紅のドレスを纏った美女だった。
「…………」
会場が、静まり返った。
誰も言葉を発せない。
あまりの衝撃に、時が止まったかのようだった。
オルグレン様は、数百人の視線を浴びても動じなかった(というか、人が多すぎて視界をシャットアウトしているだけだが)。
堂々と胸を張り、私をエスコートして階段を降りてくる。
その姿は、圧倒的な「王者」の風格。
「……う、嘘でしょ?」
「誰? あの超絶美形は……?」
「あれが……『北の野獣』……?」
ざわめきが、さざ波のように広がり、やがて爆発的な歓声へと変わった。
「きゃあぁぁぁぁ! 素敵ぃぃぃ!」
「何あの方! 抱かれたい男ランキング一位確定じゃない!?」
「目つきが! あの冷たい目つきがゾクゾクするわ!」
予想以上の反応だ。
令嬢たちが扇子を落とし、失神寸前になっている。
私はオルグレン様の腕に手を添えながら、内心でガッツポーズをした。
(勝った! 第一ラウンド、圧勝!)
そして同時に、黒い感情も芽生えていた。
(……ちょっと、見すぎよ泥棒猫ども。この逸材を発掘したのは私よ。育成したのも、コーディネートしたのも私。……私の『作品(上司)』に気安く触ろうとしたら、請求書を送りつけるわよ)
独占欲。
そう、私は今、猛烈に独占欲を感じていた。
隣を歩くこの男が、あまりにも魅力的すぎて、誰にも渡したくないと思ってしまっているのだ。
階段の下では、ギルバート殿下が口をパクパクさせていた。
「な……な……誰だ、あれは……?」
隣のミナも、目をハートにして叫んだ。
「お、オルグレン様ぁ!? 磨いたらダイヤの原石だったんですかぁ!? やっぱり結婚してくださいぃぃ!」
「黙りなさい、浮気性聖女」
私は階段の途中から、二人を見下ろして冷たく言い放った。
「ご紹介しますわ。こちらが、私のパートナーであり、この国で最も『高潔で』『美しく』『頼りになる』男性、オルグレン辺境伯閣下です」
「……どうも」
オルグレン様が、低音ボイスで短く挨拶する。
その声だけで、会場の令嬢の半分が膝から崩れ落ちた。
「そ、そんな……馬鹿な……」
ギルバート殿下が後ずさる。
自分の着ている派手なだけの王太子服が、急に安っぽく見えてきたのだろう。
隣に立つ男の「本物」の輝きの前では、殿下などただのメッキ剥がれの偽物にすぎなかった。
「さあ、閣下。参りましょう」
私はオルグレン様の手を引いた。
ダンスの時間だ。
練習はしていない。
ぶっつけ本番だ。
「……おい、ダーリ。足が震える」
オルグレン様が小声で助けを求めてくる。
「大丈夫です。私の目だけを見ていてください。……周りのカボチャ(貴族たち)など見る必要はありません」
「……分かった。お前だけを見る」
彼は私の腰に手を回した。
音楽が始まる。
私たちの「最後の舞踏会」が、今、華麗に幕を開けた。
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