Geschichte・Spiel(ゲシヒテ・シュピール)~歴史ゲーム

刹那玻璃

文字の大きさ
75 / 95
第二章……帰還後、生きる意味を探す

64……vier und sechzig(フィーアウントゼヒツィヒ)……短期退院

しおりを挟む
 金曜日に一時退院をすることになったまどかは、眼鏡とラフな帽子に、シャツにデニム姿の雅臣まさおみが、車椅子を押してくれるのをニコニコと笑う。
 雅臣のくれたテディベアを腕に抱き、普段は滅多に着ない純白のワンピースに麦わら帽子を被っている。

「臣さん。雅臣さん。どうですか?」
「すごく可愛いよ。お姉さんたちと少し形は違うけど、お揃いなんだね?」
「はい。せいちゃんが作ってくれるんです! 今日はあいちゃんとも一緒で嬉しいです」

 えへっ

頬を赤くして照れ笑う。

「おーい、臣。そこで二人きりの世界作るな。それに、兄ちゃん。もう疲れてんだから車椅子乗れ!」

 祐次ゆうじは兄を車椅子に乗せる。

「過労だ過労。寝てろ。これから空港行って、飛ぶから」
「車は誰が運転するんだ?」
「あぁ、ここの職員。車置いてたら金かかるし」

 車に乗り空港に移動すると、そうして飛行機に乗る為に車椅子から雅臣に抱き上げられて飛行機の座席に移り、そして降りる時も雅臣が降ろしてくれる。

「ありがとうございます」
「大丈夫だよ。行きは階段だからね……帰りは車椅子移動可能だけど」
「えっと、那岐なぎお兄ちゃんは、お父さんとお母さんと先に帰っちゃったんですね」
「あぁ、ほら、あそこにいる」

 示す先を見ると、こちらはダサい眼鏡に野球帽に、着古した感じの服の那岐と、その横で細身の青年が立っている。
 青年は童顔で、ただす……いや雅臣に似ている。

「お帰り~! それにようこそ」
「お世話になります」

 頭を下げる家族を見て青年は驚くが、すぐに、

「ようこそ。結城瞬ちゃんのご家族ですね。初めまして。私はこの那岐の兄の風早かざはやと申します。こちらに車を用意していますので、どうぞ」
「風早。私達はエレベーターで降りるから、祐也さん、祐次、場所知ってますか?」
「あぁ。こっち」

何とか歩いている感じの祐也を支え、歩いて行く。

「車椅子持ってきた方がよかったか?」
「……そんなもの使えるか。大丈夫だ。すぐ良くなる。紀良きらさんに会ってすぐ倒れたのが情けない。申し訳ない……紀良さんは俺の兄さんで、嫌いじゃない。調子が良くなかっただけなのに、話せなくなって……」
「兄ちゃんは真面目すぎるからな……紀良さん……瞬ちゃんのお父さんは分かってるよ」

 瞬は余り顔を見ていない祐也に、持っていたテディベアの手をそっと伸ばす。

「えと、祐也叔父さん。無理しちゃダメですよ。うちのお父さんは穏やかで、叔父さんみたいに優しくて、私の自慢のお父さんです。大丈夫です。えと、祐也叔父さんのことは雅臣さんや那岐お兄ちゃんが教えてくれました。強くて優しくて、努力家ですごい人。でも、家族を愛してる人。叔父さんはびっくりしたんでしょ? 私達もおばあちゃんが黙ってたから、家族皆びっくりしました。でも、本当は、瞳ちゃんも睛ちゃんもお父さんとお母さんも嬉しかったんですよ。だって、叔父さんは私達のたった一人の叔父さんでしょう?」
「……瞬ちゃん……」
「おばあちゃんは祐也叔父さんに迷惑をかけたかった訳じゃなくて、一人でお父さんを外国で育てたの。祐也叔父さんのこと、知らなかったんだって。初めて知ったのは祐也叔父さんが19歳の時だったんだって」
「19歳の……」
「うん。イギリスでの事件。お父さんに初めて実のお父さんのこと話したんだって。お父さんね、見た目はおっとりだけど怒るとすごく口が悪いの。その話聞いて、おじいちゃん? えと、その人のことものすごく怒ったんだよ? それにね? 外国点々として育ったからね、お酒を飲むと色々な国の歌を歌うんだよ。小さい頃は、あの少年合唱団に入りたかったんだって」

 エレベーターに乗ると、長身の叔父を見上げて笑う。

「叔父さん、ゲームの中で私のお父様だったエルンスト様にそっくり。優しくてね、強くてね、私、雅臣さんや那岐お兄ちゃんたちが迎えに来なかったら、向こうのお父様たちといたかもしれない」
「……!」

 雅臣は息を飲む。

「あのね? この国、時代が嫌いじゃないの。あのゲームの世界に入ってしまった時、びっくりしたけど、あの世界のお父様やお母様達が大好きで、自分に何かできないかって考えたくなったの。お父さんに少しドイツ語教えて貰っていたから、だいたい分かったの。ゲームの世界は、ちょうどじゃがいもやさつまいもがヨーロッパに広がり始めた時期で、『悪魔の実』って言われるじゃがいもの話とか、一杯。旅にも出たの。一人で出て行こうとしたらディーデリヒさまに追いつかれるのよ。それにいたるさんとも会ったの」
「……楽しかった?」
「怖いこととかあったけれど、でも、ゲーム程度だと思うけれど、自分で選んだ道もあったのよ。それに後悔しない。叔父さんもそうでしょう? じゃないと私、叔父さんに会えなかった」

 祐也はじっと姪に当たる少女を見つめる。
 キラキラとした丸い瞳、髪の毛は肩にかかる程度、でも、美人というより可愛らしい。
 祐也は微笑むと、帽子を取り、姪の頭を撫でる。

「そうだね。叔父さんも、瞬ちゃんたちに会えなかった。あ、そうだ。叔父さんの子供は4人いて、上が愛来あき、2番目が杏樹あんじゅ、3番目が結愛ゆめ。末っ子が一登かずと。蛍の妹にも全員女の子ばかりで、じいちゃん……蛍の祖父が、初めての男のひ孫を喜んで本当に溺愛してるよ」
「愛来さんって、前に雅臣さんにテディベア貰いました! ほら!」

 2体のベアの一体を示す。

「可愛いです。それに会いたかったんです。その上、従姉だなんて思わなかったです」
「愛来は叔父さんの嫁の蛍にそっくりだよ。風早と結婚したんだけど、テディベアは本当に可愛い子を作れるのに、そそっかしいし、すぐ転んで泣きじゃくるのを風早や那岐がおぶって連れて帰ることが多かったよ。杏樹はお転婆で、もうね……今はイギリスの大学留学。夏に帰ってくるのかと思ったら『うーん、ユーロ圏を旅したいのよね~。ヒッチハイクもいいかしら?』とかいうものだから、兄貴の息子のロナウドと、娘のクリスに頼んどいたよ」

 はぁぁ……

ため息をつく。

「本当に、どっちに似たのか……」
「瞳ちゃんに似てます。瞳ちゃんはひとみって書いて、英語の『eye』を当てたんです。とても元気で夢が舞台に立つのが夢で、でも、家族が大好きなの。睛ちゃんは『画竜点睛がりょうてんせいを欠く』から名前をつけられたんですけど、とても我慢強くて、穏やかで優しいんです。私のお姉ちゃん達はとっても自慢です。えっと、愛来お姉さんも杏樹お姉さんも、結愛お姉さんも一登くんも私の自慢の従姉妹です。叔父さんもです」
「……結愛は17歳。一登はまだ3歳なんだ。一登だけが歳が違うんだよね」
「わぁ。可愛いでしょうね!」
「……嫁に似たら愛来と蛍に似る。でも、俺に似てるとも言い難い……」

 考え込む祐也に、祐次が、

醍醐だいご兄ちゃんに似たら困るぞ。見た目は穏やか、内面全部腹黒」
「……祐次、祐次……それ以上は……」
「ん? ……げっ!」
「誰が腹黒やて?」
「醍醐さん、すみません」

祐次を睨んでいた醍醐と呼ばれた作務衣さむえ姿の男性が、祐也を見てギョッとする。

「どうしたんや? 祐也」
「兄ちゃんは過労。それに、後で説明するけど、雅臣が連れているのが結城瞬ちゃん」
「あぁ、瞬ちゃん。初めまして。あては清水醍醐言います。祐也の義父です。よろしゅう」
「ぎ、義父?」
「醍醐兄ちゃん。面白がるなよ。瞬ちゃん。醍醐兄ちゃんは、祐也兄ちゃんの奥さんのお母さんの旦那。ほら、那岐の父ちゃんの日向ひなた兄ちゃんと同じ歳。蛍姉ちゃんのお母さんは、若い頃に蛍姉ちゃん産んだから」

 思い出す。
 そう言えば、映画の時、母親役に初挑戦だと言う若く美しい女優が明良あきらと言う少年の母親役をしていた。

「は、初めまして。清水さん。私は結城瞬です。よろしくお願いします」
「あはははは! 瞬ちゃん。あてんとこは皆、苗字清水やわ。あてんとこは蛍含めて娘も7人おるし、祐也が婿養子やさかいにそこもや。醍醐でええよ? あ、あては生まれが京都やさかいに、こっちの方言と向こうのが混ざっとんのや。聞き取りにくかったらごめんなぁ?」
「優しいです。醍醐叔父さん。よろしくお願いします」
「ええ子やなぁ……で、そう言えば、祐也? 毛布があるさかいに、後ろで休みぃや」
「すみません……ちょっと無理そうです」

 祐次が車椅子を借りてきて祐也を駐車場に連れて行き、大型の車の後部座席に祐也が小さくなって横たわろうとするのを、

「叔父さん、真ん中の座席を倒した方が楽ですよ。私後ろにいるので大丈夫です。
「それはいかん」
「大丈夫です。私はちゃんとシートベルトするので」
「そうやなぁ、祐也。瞬ちゃんの言うこと聞き。これは7人乗りや。後2人乗るけん」

 最初奥に小柄な瞬が座り、その横に雅臣、瞬の前の祐也の座席を倒し寝かせると、その隣に祐次がつく。
 そして、待っているとドアが開き、

「どないしたんや?」
「えっ?」

顔を覗かせるのが瓜二つの壮年の男性。

「あぁ、兄はん。瞬ちゃん。この髪の長い方が双子の兄の紫野むらさきの兄はん。娘が声優の高凪光流たかなぎみつるの嫁の茜。そして、短い髪の方が双子の弟の標野しめの兄はん。奥さんが祐也の妹の安部媛あべひめや。安部家に婿養子に入ったんよ」
「……安部媛さんって、オリンピックで……瞳ちゃんが大ファンです!」
「あぁ、白いワンピースの女の子達が、媛にサインして下さい! 言うてたなぁ……」
「初めまして。紫野叔父さん、標野叔父さん。結城瞬です。よろしくお願いします」

 横で雅臣が帽子を脱がせたりと世話をしているのを見て、二人は顔を見合わせるが、

「初めまして。あてが紫野言います。瞬ちゃんはどんな漢字書くんかな?」
「一瞬とか瞬間の瞬です。紫野叔父さんと標野叔父さんは、学校で習った万葉集……だったと思うのですが、額田王の『茜指す紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る』からですか?」
「そうそう。で、紫野は娘に茜ってつけたんや」
「綺麗な名前ですね」
「瞬ちゃんも綺麗な名前や」

微笑むと、

「だいちゃん。あてらはこっちに残るさかいに、明日行くわ。おとうはんとおかあはん頼むわ」
「醍醐、よろしくな」

二人が抜けると、乗り込んできたのは着物のお似合いの美魔女。
 助手席にはがっしりとした60代の男性。

「お久しゅう。雅臣はん。そして、初めまして。瞬ちゃん。あては醍醐達の親の嵐山らんざん櫻子さくらこ言いますのんや」
「初めまして! 嵐山伯父さん、櫻子さん。結城瞬です。よろしくお願いします」
「まぁ……かいらしいなぁ」
「じゃぁ、おとうはん、おかあはん。シートベルトしたかな? 行きますよ」

 醍醐は車を動かした。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

Re:Monster(リモンスター)――怪物転生鬼――

金斬 児狐
ファンタジー
 ある日、優秀だけど肝心な所が抜けている主人公は同僚と飲みに行った。酔っぱらった同僚を仕方無く家に運び、自分は飲みたらない酒を買い求めに行ったその帰り道、街灯の下に静かに佇む妹的存在兼ストーカーな少女と出逢い、そして、満月の夜に主人公は殺される事となった。どうしようもないバッド・エンドだ。  しかしこの話はそこから始まりを告げる。殺された主人公がなんと、ゴブリンに転生してしまったのだ。普通ならパニックになる所だろうがしかし切り替えが非常に早い主人公はそれでも生きていく事を決意。そして何故か持ち越してしまった能力と知識を駆使し、弱肉強食な世界で力強く生きていくのであった。  しかし彼はまだ知らない。全てはとある存在によって監視されているという事を……。  ◆ ◆ ◆  今回は召喚から転生モノに挑戦。普通とはちょっと違った物語を目指します。主人公の能力は基本チート性能ですが、前作程では無いと思われます。  あと日記帳風? で気楽に書かせてもらうので、説明不足な所も多々あるでしょうが納得して下さい。  不定期更新、更新遅進です。  話数は少ないですが、その割には文量が多いので暇なら読んでやって下さい。    ※ダイジェ禁止に伴いなろうでは本編を削除し、外伝を掲載しています。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

大和型戦艦、異世界に転移する。

焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。 ※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

天日ノ艦隊 〜こちら大和型戦艦、異世界にて出陣ス!〜 

八風ゆず
ファンタジー
時は1950年。 第一次世界大戦にあった「もう一つの可能性」が実現した世界線。1950年4月7日、合同演習をする為航行中、大和型戦艦三隻が同時に左舷に転覆した。 大和型三隻は沈没した……、と思われた。 だが、目覚めた先には我々が居た世界とは違った。 大海原が広がり、見たことのない数多の国が支配者する世界だった。 祖国へ帰るため、大海原が広がる異世界を旅する大和型三隻と別世界の艦船達との異世界戦記。 ※異世界転移が何番煎じか分からないですが、書きたいのでかいています! 面白いと思ったらブックマーク、感想、評価お願いします!!※ ※戦艦など知らない人も楽しめるため、解説などを出し努力しております。是非是非「知識がなく、楽しんで読めるかな……」っと思ってる方も読んでみてください!※

巨乳すぎる新入社員が社内で〇〇されちゃった件

ナッツアーモンド
恋愛
中高生の時から巨乳すぎることがコンプレックスで悩んでいる、相模S子。新入社員として入った会社でS子を待ち受ける運命とは....。

【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました

佐倉穂波
恋愛
 転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。  確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。 (そんな……死にたくないっ!)  乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。 2023.9.3 投稿分の改稿終了。 2023.9.4 表紙を作ってみました。 2023.9.15 完結。 2023.9.23 後日談を投稿しました。

処理中です...