騙されたと思って?

刹那玻璃

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全くもってひねくれ者〜クロイツ視点

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 セシリア・ウィンゼニア公爵令嬢ことサーシャは、阿呆でお人好しである。

 クロイツことディアスルード・クロイツァーが今まで接してきた中で、一番したたかで愚かな存在になりそうなはずの身分的には悪役令嬢役にピッタリの存在。
 国王の弟大公と聖女の一人娘であり、世間知らずのはずのサーシャは、何故か飛び抜けてずれていた。



 私……あぁ、面倒くさい……俺は、小さい頃からひねくれていたので、父に、

「お前はどうにも可愛げがない。サーシャを見習ってこい」

と言われ、母には、

「子供はたくさん欲しいって言ったわよ? 一応王位継承の問題もあるから、分かってるの。でも、5人も男ばかり! あぁ、癒しをちょうだい! 暑苦しいのはもう嫌!」

と嘆かれる。

「もう一人欲しい? 作ろっか?」

 父が俺たち子供の前でニヤニヤと不謹慎な発言をし、母に閉じた扇で殴られている。
 殴られてるの嬉しそうだけど、マゾだったのか?

「もう結構よ! それよりも、息子の嫁に期待します! 可愛い子を連れてきなさい!」
「一応言っておくけど、誘拐やできちゃった婚とかは問題外だからね?」
「真顔で余計なことは言わないで頂戴!」

 もう一度殴られた父親を、冷たい目で見る俺たち。

 父は執政者としては優秀だが、こう言うところは阿呆だと思う。



 ちなみに俺は第4王子で、王位継承権は低いというか、成人したら放棄したいということを5歳の時に宣言した。
 なぜなら……ただ単に面倒だったから。

 ついでに、自分が前世の姉がハマっていた学園恋愛ゲームの世界にいるのに、2歳にして気がついたからだった。
 思い出した理由が、弟のフランツ……第五王子だけど何故か王太子がメイン攻略対象で、総勢9人を攻略する恋愛ゲーム。
 しかも、ありえねえと思うのは、フランツは兄たちも弟も同母だというのに、どうして王太子なのか?

 飛び抜けて天才で孤独とか、ゲーム内で特別な力に目覚め……ちなみに魔法とかが使えたりとか、剣が優れているとか、他の兄弟と違って見目が特に良い、もしくは珍しい髪の色、瞳の色をしているとか、そういうのもない。
 ごく普通……いや、デブだな、腹が出てるし、不摂生でニキビだらけ。
 兄弟の中で背は一番低いのに、体重が重い。

 なのに落ち着きもある、分別もつき、結婚し、女の子だが子供も生まれている兄たち差し置いて王太子はないわ~。
 さすが、無理やりこじつけゲームだわ~。

 その上平凡なフランツは、大公家の令嬢を婚約者にしているのに、令嬢には見向きもせず、逆に暴言に無視、さらには暴力も振るう。
 ヒロインにはただ毎日、砂を吐くような気障ったらしいセリフを口にして、仲良くなると毎日馬車で送り迎えと、デートにお昼のランチはおごり。

 おい、フランツ……お前のその日々のお金って、国庫から出てるよな?
 イベントの夜会とか、プレゼントとか、婚約破棄イベントの時のドレスやアクセサリーも半端ない額だよな?
 俺みたいに、副業してないだろ?
 それに、隠しキャラ2人は知らないが、お前の惚れてる子爵令嬢は他の6人にも秋波を送って、逆ハーレムエンドなんて目指してるけどいいのか?
 そんな女にその金額は、天下の回り物だから~とかいうレベルじゃないぞ?
 思い出した俺、弱冠3歳だけど引いたわ~。

 それに、主要攻略キャラの中に既婚者もいた……10代で子持ち男と恋愛……いや、それは不倫だ!
 最後に相手の奥さんの実家が不正をしているのを暴いて、離婚。
 奥さんの親族は爵位を奪われ、奥さんは修道院に、そして2人で幸せになろうね? とか言いながら結婚式がトゥルーエンドって……どんなやばいドロドロの昼ドラだよ……そんなゲーム『乙女ゲーム(笑)』っておかしいだろ?



 そんなゲームの世界っていうのが気持ち悪くて、2年後、俺は必死に頼み込んだのだが、翌日、叔父が連れてきたのが、ゲーム内で悪役令嬢として登場するセシリア・ウィンゼニアことサーシャだった。
 比較的がっしりとして大きな弟と同じ歳にしては小柄で、まだ細く柔らかい髪は、ツインテールにして、細いリボンが結ばれていた。

 うーん……色がな……。
 サーシャは童顔で大きなまん丸の目で、ふわふわの髪。
 ゴテゴテのピンクより、淡い色が可愛いんだが……。
 それより気になるのは……。



「だから……なんで、ワンちゃんと僕を指差すのさ?」
「クロしゃんにゃにょしゃ……ぁ?」
「なんで、疑問形なの?」
「いもにぇーにょ?」
「疑問! 不思議そうに言わないで!」



 二つ下のサーシャは、不思議ちゃんだった。
 長兄と同じ歳のサミュエル……これも攻略キャラ……は変人である。
 前世の電波系という、ヤバイのではない。
 おっとりのんびり、ぼーっとしているのに、何をしでかすか分からず目が離せない子だった。

 デザートを食べていたら、そのまま皿を食べようとしたり……こらっ!
 皿は食べたらダメだ!
 フォークも咥えたままはダメ!

 何故かスキップがムーンウォークだったり……おぉぉ!
 前世だったら大スターだ!
 だが、前世だ!
 ここじゃ意味はない!
 ちゃんと前に行け!

 歌を歌っていたら、周囲の空を飛んでいた大小の鳥が次々落ちてきたり……歌が下手なのではなく、鳥限定の眠りの歌だったらしい。
 でも、大型の鳥が次々落ちてきて、屋根に穴が空いたと大騒ぎになったらしいな……怪我人が奇跡的になかったのが本当に良かった。

 その上、侍女が目を離したら行方不明になり、王都中を探し回ったところ、1時間後に家……王宮の塔の先端に登っていたということもあった。
 本人曰く、
『塔にいたのは家が分からなくなったので、高くて目立つところにいたら見つけてもらえるから』(まとめるとこうだった)
だったらしい。
 危ねえ!
 幼い子供がそんなところで遊ぶもんじゃありません!



「ふちぎ~! クロしゃん! クロしゃん!」
「あぁぁ~! 父上! 母上! 叔父上も! 僕にはこの子の考えてることがわかりません! 兄上たちか弟を……特に同い年のフランツを僕の代わりに!」

 絵本の犬の絵を指差し、俺だと言い張るサーシャ。
 違うといくら言っても聞かないのに手を焼いて、必死に訴える。
 しかし、家族は笑う。

「あははは! ディアス。いいじゃないか。可愛いサーシャは、お前が一番お気に入りなんだから」
「犬扱いですよ! それに理解できない!」
「僕は、お前の方が理解できなかったけど……僕より年下なのに、なんで父さんたちの話がわかるんだろうとか」

 長兄が首を竦める。
 そんなの、俺に前世の記憶があるからだとは言えない。

「まぁ、天才だからね。ディアスは」

 叔父は面白そうに笑っている。

 叔父は実は、先ほど言った略奪婚エンドの攻略キャラだった。
 ゲーム上では妻である侯爵令嬢の叔母と政略結婚で、後継と王太子妃にするために2人の子供を儲けたが、現実の叔母は元聖女で恋愛結婚である。

 齟齬そご生じていると言えばいいのか……俺のツッコミ気質か?
 いや、俺が普通で、ゲームの恋愛が全てっておかしいんだよな?
 


 俺がもう一度王位継承権を放棄すると言った時、おろおろする周囲を尻目に、

「あ、じゃぁ、うちで預かるよ~。王位継承権を正式に放棄できるのは成人してからでしょ? それまで教育もするし、なんならサーシャのお守りをよろしく~」

と言った。
 その時は、王位継承という面倒から逃れられるのと、ついでに完全に独立したときに手に職をつけておくのもいいかと気軽に頷いたのだが……後悔先立たず!

 何故か、酷くサミュエルに恨まれた。
 てててっとサーシャが追いかけてくるとその後ろをサミュエルが毒を入れているという注射器を手に走って、叔母が危ないでしょうとぶん殴っていたし、夜、サーシャが一緒に寝ると言うので寝ていると、寝室に入ってきたサミュエルがメスを振りかざしたので、叔父がロープで縛りつけ、地下牢に引きずっていったりというものを日常に見る羽目になった。

 リアルにメスとか、毒収集、薬精製とかやめろよな。
 お前本気でヤバイ、マッドサイエンティストだよ……。



 一度実家に戻ったときに、父にやっぱり辺境の騎士団に行きたいと訴えたものの、

「サーシャがこれをお気に入りだから、うちで飼うって言ったでしょ? ご主人待ってるから帰るよ」

と、やってきた叔父に完全にお持ち帰りされた。

 なんか、だんだん扱いが雑になってないか?
 それに俺はペットじゃない!

 それから何故かサーシャのお守り……肩書きは侍従兼執事見習い扱いになり、勉強しつつ見守っていたのだが……。



「お嬢様!」

 本を抱えてサーシャを追っていた俺は、騒々しい声に悲鳴、何かが落ちる重い音に本を棚に置き走り出した。

 廊下を走るのはマナー違反だが、サーシャから目を離すと大変である。

「いったぁい!」

 甲高い声に、廊下を右に折れ、階段の方向を向いた。
 書庫は一階、教室は上の階である。

 階段の下には青い制服が見えた。
 一人……重なっているので二人?
 もしかして!

「お嬢様!」

 駆けつけると、あの電波がサーシャの上に座り込んだまま媚びるようにこちらを見ていた。

 このバカ女!
 最近、一気に体調を崩して痩せた、サーシャの上に座るんじゃねえ!
 それより、大丈夫か?

「……大丈夫……」

 弱々しい声が聞こえる。
 閉じていた目が開き、彷徨うように動く。

「大丈夫なわけないでしょう!」

 膝をつき顔を寄せ恐る恐る手を伸ばすが、耳元で不快な声が聞こえた。

「あっ! 忘れてた! 演技演技! わ、わぁぁん! クロイツさん! あたし、あたし、いじめられてぇぇ!」
「グエッ!」

 上の馬鹿がこちらに身を乗り出した際、負担がかかり、サーシャは苦しげに呻き声を上げる。
 そのあと顔が赤くなったのは多分、

『変な声をあげてしまった』

とか、

『恥ずかしい』

で、その次に目がキョロキョロするのは、

『あれ? こういうのって、カエルが潰れたときの声っていうのかしら? 潰れたカエルがそもそもこんな風になくの? あ、死んじゃうからそんな実験はしませんわ。それより私も潰れてるわね? こんな状況なのね』

とでも考えているに違いない。

 いやいや……現実逃避してるより、自分がどんな状況か考えてくれないか?
 俺も一瞬呆然としたけど。

「おい、離れろ! お嬢様から!」

 早く、サーシャの状態を見たい。
 もしかしたら骨が折れているかも……いや、絶対折れてる。
 タイを外したり、上着を脱いだり、最善の対策をしようとした俺の腕を急に掴んでくる。

「ひどい! あたし、突き落とされたんだよ? あたしの怪我の心配をしてくれてもいいじゃない!」
「うるさい! 誰か、学校医を! そして、この女を誰か頼む!」

 腕をひねるようにして外し、サーシャの上から突き飛ばすと、物音に気がついて集まっていた生徒たちに告げる。

 痛みで涙目になっているのに、サーシャのその目は雄弁に、

『私も腹は立ちますが、この女はやめましょう』

と言っている。

 あぁぁ、本当に、この生き物は……13年間見守ってきて、少しボケだし、明後日の方向にずれているけれど、こんなに可愛く優しく良い子に育った……傷だらけなのが泣けてくる。
 涙を堪え、状態を確認する。
 右足の骨がありえない方向に変形している。
 そして……サーシャはぎこちない動きで左腕を動かし頭を触り、真紅の液体が伝う手を俺に見せた。

「……クロイツ……私はもう死ぬでしょう」
「はぁぁ?」

 何言ってんだコイツ?

 焦るせいで、声のトーンが上がった。

「私が死んだら、お父様とお兄様をよろしく……」
「死にませんよ!」
「だって……」

 ほらほらーと言うように、血がベッタリとついた手を振る。

「見てください。これは血です。絵の具ではありませんよ? ケチャップでもないのです」
「冷静にボケを言わないでください!」

 アホか!
 痛いって泣けよ!
 助けてって言えよ!
 あぁぁ、俺はなんで剣しか使えないんだ!
 この国の人間は魔力を持つものはほとんどいない。
 他の国……遠い大陸の国は、魔力を豊富に持ち、魔法が当たり前に使えるらしい。
 けれど、遠いその国とは交流もなく、書物などで伝え聞くだけ。
 でも、今、俺に魔力があれば、すぐに治癒の魔法をかけて一瞬でお前を癒してやるのに!
 
 ポヤポヤの従姉妹は、焦って必死に止血をしようとする俺に、

「多分、私のこの姿を見たら、お母様がキレると思うのです。服を汚すなんてって」
「公爵夫人は、そんな明後日方向にキレませんよ」
「そうですか? でもお父様がお母様を抑えようとして、ボロボロになると思うのです」
「それは否定しません」
「それに、お兄様がメスと注射器を振り回してくると思うのです」
「想像できますね。あのバカ女を解剖してくださるように、サミュエル様をお願いしましょうか?」
「……お兄様を、殺人犯にさせないでください」

 呑気だ……しかも、シュールだ。
 サミュエルは通常通りなんだな、お前の中でも。

「……そして、ユーリとジュディには、お姉様は戦って死んだと……」

 コイツも標準仕様……戦いってなんだ?
 なんなら、あのクソ女を暗殺するぞ?

「……ツッコミを入れていいでしょうか? お嬢様は戦いも何もしてませんよね?」
「……もう疲れたの……頭痛い……足も痛いわ」
「そりゃ痛いでしょう。足も腕も骨折してそうですし、頭も出血しています。大人しくしておいてください」

 最近のストレスか、ほっそりとした頬を膨らませる。
 太ってるから痩せてよかったかも、とか前に言ってたけど、まだたった15,6歳でダイエットも何もないだろ?
 元々小さいのに、見てて痛々しかったんだよ……。

「……余計痛くなったわ。何でここで横になって、大人しくしているのかしら? 私」
「動いたら危険です。まずは担架を待ちましょう。私が抱き上げて、症状が悪化しても困ります」

 そろそろと髪を撫でる。

 大丈夫か?
 頭部を強く打ってるよな……。
 それに……。

「本当は……単純骨折なら骨折箇所をほうきの柄か、定規などで一時的にと思うのですが……」
「あら……ならそれで」
「あっさり言わないでください! お嬢様」

 骨折の固定や止血以前に動かせねえよ!
 足も腕も、多分身体……内臓もやられているかもしれないのに!

「単純骨折ならと申し上げましたよ? お嬢様のはどう見ても単純ではなく、複雑骨折で、この場は殺人現場のように凄惨になっております」
「まぁ! 見せて!」
「何を言っているのですか! 推理小説じゃないんですよ! リアルなんです! 痛みを堪えてボケないでください!」

 本気で怒鳴る。
 丁寧語はオプションだが、ヘニョっと眉を下げるサーシャに言い聞かせる。

「……いいですか? 推理小説を例えるのはこれで最後ですよ? お嬢様が被害者役です! 現場を残さなくてはいけません! 大人しく先生方が来るのをお待ちください!」
「どうしたのですか!」

 学校医のジュディスだ。
 手を振ると、荷物を持ち駆け寄ってくる。
 サーシャを見て真っ青になる。

「あぁぁ! セシリアさん! どうしたのですか?」
「せ……」
「先生~! あたし、サーシャさんに階段から突き落とされちゃったんですぅ……なのに……」

 割り込んできたリリィを、俺は突き飛ばした。

「どけ!」
「きゃぁぁ! 何するの! 酷い!」
「黙れ!」
「おい! 貴様! 平民の分際で!」

 クズ弟が掴みかかってきた。
 拳で頬を殴られ、眼鏡が落ちる。
 ムカついた。
 
「……フランツ。テメェ、何しやがる!」

 腕を取り剥がすと、逆に殴り飛ばし、腹を蹴りつける。
 倒れ込んだ上に乗り、拳を振り上げる。

「何をするんだ! 俺は王子だぞ!」
「俺も、まだ王子だが?」
「はぁぁ?」

 キョトンとするフランツ。

 やっぱなぁ……コイツのへなちょこな拳でちょっとは口の端切れたけど、フランツは血も出てるし頬が腫れてきたな。
 ハッ、ザマァ!
 俺は前髪をかき上げた。

「おい! フランツ。お前のただれた学園生活、逐一父上と母上に報告させていただいてもらっているよ? よかったな? 確か今までに二度、注意を受けているはずだ。兄上に伺っている。次、問題を起こしたら、王位継承権剥奪だって」
「あ……もしかして、兄上? りゅ、留学しているんじゃ……」
「誰に聞いた?」
「リ、リリィにです……」

 チラッと視線を向ける。

「なんで、弟のお前ですら知らない俺の行方を、子爵令嬢如きが知ってるんだ?」
「リリィになんてことを! 兄上でも!」
「俺でも許せない? ほぉ……? じゃぁ、俺も言っていいか? この女が言った虚偽、妄言を信じたお前が暴言を吐き、嫌がらせを受けていたのは誰だ? そして、なんて言った? お前……従者として、クラスメイトとしてサーシャのそばにいた俺の前で言ったよな? 『公爵令嬢如き』って?」
「そ、それは……」
「公爵家と子爵家……どっちが身分が高いんだ? ついでに、お前の従姉妹は? それに今、大怪我をして倒れてるのは誰だ?」

 振り上げたままだった腕を振り下ろした。

 ガッ!

 まだ腫れていなかった左頬に拳がめり込んだ。

「サーシャに何かあったら……生かしておけない。この2人と取り巻きたちを連れて行け! サーシャが目を覚ますまで、地下牢で大人しくしておけ!」



 立ち上がると、聞きつけてやってきていた衛士が、フランツとリリィを連れて行く。
 ジュディスによってサーシャは担架に乗せられ、運ばれて行く。

 俺は、ついて行くしかなかった……後悔しかない。
 書庫から急いで来れば……離れなければ……。

 チリっとした痛みに右拳を見つめると、フランツの歯に当たったのか、血がにじんでいた。
 この程度の痛み……たいしたことない。
 それよりも……サーシャが無事でありますように……。
 どうか……どうか……。

 後を追いながら、祈るしかできない自分が歯がゆかった。
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