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第10章
【番外編】双子のメイド〜母ユイシア
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エリとリリは、レディット伯爵夫人ユイシアの娘として正式に育てられることになった。
レディット家は元々ユイシアが先代の一人娘で、婿に入った夫が何人も愛人を作る為、跡取りをめぐって遠い親戚などとも言い争いが絶えなかった。
遠まわしどころか図々しく自分の子を養子に持ちかけられることも多く、頭を悩ませていたところ、時々屋敷に招かれる現在の国王の義母、アマーリエ先王妃から頼み事があると連絡があった。
ユイシアは、異国からやってきたアマーリエを尊敬し、敬愛する貴婦人達の中でもソツがなく賢く冷静で、アマーリエも親友と呼んで憚らなかった。
彼女からの直々の便りに、そのまま駆けつけたユイシアは、瓜二つの幼い少女が抱き合って眠っているのを見て驚いた。
しかも、身体中に包帯やガーゼ、そして手の甲の刺青……。
カッとなった。
正義感の強い彼女は過去、人身売買を憎み、自領で起こった人身売買事件を解決した上、領内の民が飢えないように仕事を提供し、裏稼業を全て暴き出し叩き潰した。
「この子たちは……」
「レディット伯爵夫人……」
まだ20歳の王弟アルフレッドは、涙を浮かべる。
「人身売買の……奴隷市に潜り込み、見つけて保護しました。最も高値で売られようとした双子です。エリとリリと言います。他の被害者も一人残らず保護。奴隷商人は大半確保しましたが、一人……取り逃しました」
「取り逃した……殿下らしくありませんね」
若さは時に仇となる。
そのせいか……。
すると、
「レディット伯爵夫人。失礼致します」
「まぁ、お久しぶりです。辺境の魔神様」
冷静なユイシアだが、微笑むと愛嬌のあるエクボができる。
美貌の持ち主はアマーリエだが、冷静で氷の美貌が微笑むと愛らしい。
「魔神って酷いですよ……ユイシア様」
「うふふ……ラインハルト卿はとてもヤンチャで教育が大変でしたからね。カーティス卿は詰めが甘く、ルシアン卿はあいも変わらずマイペースで」
夫がお金を使いまくる為困っていたところ、ラインハルトの姉達の結婚の前のマナーレッスンを頼まれたユイシアは一緒に、ラインハルト達のマナーや話題などを教えることになった。
その礼にとかなりの額を貰ったのだが、夫とやらに盗まれるのを恐れ、アマーリエに恥を晒すことを堪え、今の家の実情を説明した。
すると、
「あら、じゃぁ、私の所で預かりますわよ。それに滞在用と私のお友達ですもの、この部屋を貴方に差し上げるわ」
と、アマーリエの邸宅の一角のスペースを丸々貰い、しかも自分や侍女達の部屋にベッドにクローゼット家具も揃えて貰った。
「時々泊まりにいらして? 子供達も喜ぶでしょう。それにその時は、イーリアスを迎えに行かせますから、それにその夫とも離婚したら如何?」
と、先王妃の権限を使い、あっさりと離婚が成立。
愛人の子供はレディット伯爵家の跡取りではなく、ユイシアが選んだ後継者が次の伯爵だと宣言した。
そして、今回……、
「あの、殿下? ラインハルト卿。もしよろしければ、この二人を私の娘として引き取らせて頂けませんか?」
「娘……い、宜しいのですか?」
「ふふふっ。殿下方は、働き手としてと頼まれようとされたのでしょうが、幼い子供に何をさせましょう。それに双子ですわ。私、女の子が欲しかったのです。これでも昔は二人のように金色の髪だったのです。いまは歳をとってしまいこの有様……恥ずかしいですわ」
「何をおっしゃいますか。レディット伯爵夫人はお若く、今でもとても愛らしいです。私にとって第二の母です。我が儘ばかりを言ってしまう情けない息子で……先に言って頂いて、本当に申し訳ありません」
アルフレッドは頭を下げる。
「だって先に言わないと、他の方に取られてしまうわ。こんなに可愛い子達を」
ユイシアは優しく微笑む。
体調が良くなるまでは側にいて、そして、元気になったらマナーレッスンや勉強、裁縫などを教えてあげないと……。
ユイシアはワクワクする。
エリとリリ……二人はやっとできたユイシアの可愛い娘なのだ。
目を覚めた双子は、母だというユイシアに懐いた。
先に懐いたのが紫の瞳のリリ。
後に懐いたのが青い瞳のエリ。
警戒心が強いのだ。
でも、リリの方が男達や、乱暴な声、大きな音に怯える。
物心ついてから恐ろしい目にあってきたらしい。
双子はまだ幼いので、同室に住まわせる。
普通この部屋は夫婦の部屋で、隣室には外に出ず、隣室同士繋ぐ扉がある。
その隣室は、母であるユイシアが生活していた。
何かあった時、怖い夢を見た時に、母の元に逃げてきなさいと、言い聞かせたのだ。
そして、双子につけたのは、身元がしっかりしている、偏見を持たない子育て上手なアナ。
ユイシアは母ではあるが、伯爵夫人として教育を施す。
アナは母代わりとして庇う。
しばらくして慣れてきたら、執事や料理長、庭師と挨拶をさせる。
執事の子供も侍従と出来るだろう。
2人は痩せ細っていたが、傷が癒え、生活を始めると、ぐんぐんと水を吸収するように勉強に励むようになった。
そして、だんだん分かってきたのが、エリは勉強読書が大好きなしっかり者で庭で走り回ったりするのが好きなお転婆。
リリは絵本を読んだり、縫い物や刺繍など手先が器用だが、緊張するとどもったり、涙ぐんだりする。
昔の記憶が自信を失わせているのだろう。
しかしある日、
「お、お母様」
「お母様、お時間大丈夫ですか?」
「大丈夫ですよ。エリア、リリア、何かあったのですか?」
書類をまとめて執事に手渡したユイシアは、振り返る。
すると二人が、自分たちの手には余るほどの花束を抱えていた。
「まぁ! 素敵。二人で摘んできたの?」
「はい! お母様。それに、それに」
受け取った花束を嬉しそうに見つめる。
すると、もじもじとしたリリが、
「お母様。リリ、お母様に差し上げたいと思って……」
と差し出すのは、ユイシアのイニシャルに、まだガタガタだが、それでも花の刺繍の施されたハンカチ。
「……リリアが……?」
「はい。まだ下手で……」
「……ありがとう……」
エリとリリは一緒にギュッと養母に抱きしめられる。
「ありがとう……ありがとうございます。私はなんて幸せなのでしょう。こんなに優しく愛らしい二人の娘の母になれて。エリア、リリア。貴方達は私の大事な宝物です」
「お母様!わ、私達のお母様。大好きです」
「私もお母様大好き!もっと上手になります」
双子は屋敷にて愛され、成長したのだった。
レディット家は元々ユイシアが先代の一人娘で、婿に入った夫が何人も愛人を作る為、跡取りをめぐって遠い親戚などとも言い争いが絶えなかった。
遠まわしどころか図々しく自分の子を養子に持ちかけられることも多く、頭を悩ませていたところ、時々屋敷に招かれる現在の国王の義母、アマーリエ先王妃から頼み事があると連絡があった。
ユイシアは、異国からやってきたアマーリエを尊敬し、敬愛する貴婦人達の中でもソツがなく賢く冷静で、アマーリエも親友と呼んで憚らなかった。
彼女からの直々の便りに、そのまま駆けつけたユイシアは、瓜二つの幼い少女が抱き合って眠っているのを見て驚いた。
しかも、身体中に包帯やガーゼ、そして手の甲の刺青……。
カッとなった。
正義感の強い彼女は過去、人身売買を憎み、自領で起こった人身売買事件を解決した上、領内の民が飢えないように仕事を提供し、裏稼業を全て暴き出し叩き潰した。
「この子たちは……」
「レディット伯爵夫人……」
まだ20歳の王弟アルフレッドは、涙を浮かべる。
「人身売買の……奴隷市に潜り込み、見つけて保護しました。最も高値で売られようとした双子です。エリとリリと言います。他の被害者も一人残らず保護。奴隷商人は大半確保しましたが、一人……取り逃しました」
「取り逃した……殿下らしくありませんね」
若さは時に仇となる。
そのせいか……。
すると、
「レディット伯爵夫人。失礼致します」
「まぁ、お久しぶりです。辺境の魔神様」
冷静なユイシアだが、微笑むと愛嬌のあるエクボができる。
美貌の持ち主はアマーリエだが、冷静で氷の美貌が微笑むと愛らしい。
「魔神って酷いですよ……ユイシア様」
「うふふ……ラインハルト卿はとてもヤンチャで教育が大変でしたからね。カーティス卿は詰めが甘く、ルシアン卿はあいも変わらずマイペースで」
夫がお金を使いまくる為困っていたところ、ラインハルトの姉達の結婚の前のマナーレッスンを頼まれたユイシアは一緒に、ラインハルト達のマナーや話題などを教えることになった。
その礼にとかなりの額を貰ったのだが、夫とやらに盗まれるのを恐れ、アマーリエに恥を晒すことを堪え、今の家の実情を説明した。
すると、
「あら、じゃぁ、私の所で預かりますわよ。それに滞在用と私のお友達ですもの、この部屋を貴方に差し上げるわ」
と、アマーリエの邸宅の一角のスペースを丸々貰い、しかも自分や侍女達の部屋にベッドにクローゼット家具も揃えて貰った。
「時々泊まりにいらして? 子供達も喜ぶでしょう。それにその時は、イーリアスを迎えに行かせますから、それにその夫とも離婚したら如何?」
と、先王妃の権限を使い、あっさりと離婚が成立。
愛人の子供はレディット伯爵家の跡取りではなく、ユイシアが選んだ後継者が次の伯爵だと宣言した。
そして、今回……、
「あの、殿下? ラインハルト卿。もしよろしければ、この二人を私の娘として引き取らせて頂けませんか?」
「娘……い、宜しいのですか?」
「ふふふっ。殿下方は、働き手としてと頼まれようとされたのでしょうが、幼い子供に何をさせましょう。それに双子ですわ。私、女の子が欲しかったのです。これでも昔は二人のように金色の髪だったのです。いまは歳をとってしまいこの有様……恥ずかしいですわ」
「何をおっしゃいますか。レディット伯爵夫人はお若く、今でもとても愛らしいです。私にとって第二の母です。我が儘ばかりを言ってしまう情けない息子で……先に言って頂いて、本当に申し訳ありません」
アルフレッドは頭を下げる。
「だって先に言わないと、他の方に取られてしまうわ。こんなに可愛い子達を」
ユイシアは優しく微笑む。
体調が良くなるまでは側にいて、そして、元気になったらマナーレッスンや勉強、裁縫などを教えてあげないと……。
ユイシアはワクワクする。
エリとリリ……二人はやっとできたユイシアの可愛い娘なのだ。
目を覚めた双子は、母だというユイシアに懐いた。
先に懐いたのが紫の瞳のリリ。
後に懐いたのが青い瞳のエリ。
警戒心が強いのだ。
でも、リリの方が男達や、乱暴な声、大きな音に怯える。
物心ついてから恐ろしい目にあってきたらしい。
双子はまだ幼いので、同室に住まわせる。
普通この部屋は夫婦の部屋で、隣室には外に出ず、隣室同士繋ぐ扉がある。
その隣室は、母であるユイシアが生活していた。
何かあった時、怖い夢を見た時に、母の元に逃げてきなさいと、言い聞かせたのだ。
そして、双子につけたのは、身元がしっかりしている、偏見を持たない子育て上手なアナ。
ユイシアは母ではあるが、伯爵夫人として教育を施す。
アナは母代わりとして庇う。
しばらくして慣れてきたら、執事や料理長、庭師と挨拶をさせる。
執事の子供も侍従と出来るだろう。
2人は痩せ細っていたが、傷が癒え、生活を始めると、ぐんぐんと水を吸収するように勉強に励むようになった。
そして、だんだん分かってきたのが、エリは勉強読書が大好きなしっかり者で庭で走り回ったりするのが好きなお転婆。
リリは絵本を読んだり、縫い物や刺繍など手先が器用だが、緊張するとどもったり、涙ぐんだりする。
昔の記憶が自信を失わせているのだろう。
しかしある日、
「お、お母様」
「お母様、お時間大丈夫ですか?」
「大丈夫ですよ。エリア、リリア、何かあったのですか?」
書類をまとめて執事に手渡したユイシアは、振り返る。
すると二人が、自分たちの手には余るほどの花束を抱えていた。
「まぁ! 素敵。二人で摘んできたの?」
「はい! お母様。それに、それに」
受け取った花束を嬉しそうに見つめる。
すると、もじもじとしたリリが、
「お母様。リリ、お母様に差し上げたいと思って……」
と差し出すのは、ユイシアのイニシャルに、まだガタガタだが、それでも花の刺繍の施されたハンカチ。
「……リリアが……?」
「はい。まだ下手で……」
「……ありがとう……」
エリとリリは一緒にギュッと養母に抱きしめられる。
「ありがとう……ありがとうございます。私はなんて幸せなのでしょう。こんなに優しく愛らしい二人の娘の母になれて。エリア、リリア。貴方達は私の大事な宝物です」
「お母様!わ、私達のお母様。大好きです」
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双子は屋敷にて愛され、成長したのだった。
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