わたくしは親も兄弟もおりません!自由にさせていただきます!……はぁぁ?今更何をおっしゃいますの?

刹那玻璃

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番外編を集めてる^_^ ねこネコ(=^ェ^=)

番外編:お買い物に行きます。

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 お久しぶりです。
 彩映です。
 突然ですが、わたくしは千夏ちゃんと風深ちゃんと、おつかいにいきます。

「えっと、昨日言われたのは、お家から出て、メオくんの大おばあさまのされているお店に行って荷物を受け取って、王宮に行って、ファルト男爵に来ていただいて、王妃さまにお渡しする……あってますか?」

 千夏ちゃんと風深ちゃんは、うんうんと頷いてくれます。
 昨日、パパに言われた後に、紙に書いたのですが、私の目には小さく見えにくいです。
 確認のために覚えているお話を言ってみました。

『心配ないよ』
『千夏も風深もいるから』

 千夏ちゃんは書いて見せてくれます。
 それに、わたくしのために、この大きなノートも持って行ってくれるそうです。

「……荷物になっちゃいますね」

『お使いだもの』
『収納に入れるだけだから』
『大丈夫だよ』

 あ、収納というのは、マジックバッグのことです。
 前に、エディおじいさまが、わたくしにプレゼントしてくれたバンクルほど収納能力はないそうですが、それぞれ3歳の時、千夏ちゃんと風深ちゃんはじーじに誕生日プレゼントとしてもらったのだそうです。
 わたくしも、じーじに同じ歳に貰ったそうですが、どこかに行ってしまったのだそうです。
 じーじにせっかくもらったものなのに、無くしてしまったのだと悲しくて泣いてしまいました。
 すると、

『パパが探しているんだって』
『彩映のせいじゃないよ?』

と千夏ちゃんが慰めてくれました。
 それに、風深ちゃんがママにお願いして、二人のマジックバッグにそっくりなバッグを作ってくれました。
 収納機能は付いていないので、ハンカチと飴が入っています。

『だいじょうぶ?』

 風深ちゃんも、ボードを持っています。
 風深ちゃんは、文字の勉強中なのです。
 それに、わたくしとお話をしたいって言ってくれます。
 嬉しいのです。

『手をつないでいってね?』

 ママはとっても心配そうです。
 パパも朝行く時、心配してくれました。

「大丈夫ですよ。千夏ちゃんと風深ちゃんが一緒です」

『そうね。仲良くいってね?』

 ママはわたくしを抱きしめて、そのあと手を振って笑ってくれました。



「心配だわ……」

 日向夏は子供達を見送りながら、ため息をついた。

「喧嘩はないの。でも、手を繋いで行って欲しいわ……」

 日向夏ママは追いかけて行こうかと何度も思ったものの、今回は隠れてついていった親族に託すことにしたのだった。



 3人で順番にミッションをこなし、最後に王妃さまから、

「お疲れさま。じゃぁ、わたくしとパーティをしよう!」

とお茶を楽しみ、帰りはパパと4人で帰ったのでした。
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