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6.新しい宿泊客 その2
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食堂に行くと、黒いウサギのぬいぐるみに席を案内された。ごはんを食べるときには、あまり開くことのないメニュー表を手にとった。しかしどれも知らないもので、すぐに閉じて元の場所にもどした。ミルクはとなりで背の高いいすに座っている。
「まゆかちゃん、ミルクくん、お待たせ」
ミカラちゃんが手をふりながら、やってきた。まゆかのむかいに座る。
「まゆかちゃん、なにか頼んだ?」
「えっと、あたし、この世界の料理わからなくて……」
「この世界ってことは、まゆかちゃんはほかの世界から来たの?」
まゆかは小さくうなずいた。するとミカラちゃんはメニュー表を広げながら教えてくれた。
「これがモロンっていう木の実のジュース」
「それは飲んだことある。おいしかった」
「おいしいよねー。あ、こっちはね、風の葉の砂糖づけ。シャクシャクしてるんだよ。あ、これも好きなんだ、フルーツタワー。ガラスのコップにね、たくさんのフルーツとカスタードクリームが入ってるんだ」
「へえ。似たようなもの、ぼくの世界にもあるよ。パフェっていうの。生クリームとかアイスとかも使われてるんだよ」
「え、そっちのほうが豪華っ」
ミカラちゃんにメニューにあるのが、どんな食べ物が教えてもらった結果、まゆかはフルーツタワーを頼むことにした。ミカラちゃんはモロンの実のジュースとサンドケーキというものを注文した。
「あの、おねがいがあって……」
ミカラちゃんは、注文を聞きにきてくれた黒いウサギのぬいぐるみに、耳打ちしている。黒いウサギは時折うなずきながら「わかりました」と返事をして、立ち去った。
(なんだろう?)
不思議に思っているなか、先に口を開いたのはミカラちゃんだった。
「ねえ、まゆかちゃんの住んでる世界って、どんな感じ?」
「えっと、こっちとは全然ちがう。あたしの世界だと電気っていうものがあって、いろんなことができるんだ。ものを冷やす箱があったり、映像を映す板があったり」
「え、なんかすごい世界から来てる。こっち、不便じゃない?」
「ううん、ぬいぐるみは動くことないから、すごく楽しいよ」
「ぼく、あっちの世界じゃ動けないんだ。だから、こんな風にまゆかちゃんとしゃべったり、散歩できたりして、うれしいんだ」
ミルクの笑顔を見ると、まゆかも自然と口角が上がった。
「そっか。まゆかちゃんにとって、ミルクくんは大親友なんだね」
「そうだよ、ぼくはね、まゆかちゃんのお友達になるために、生まれてきたんだよ」
「そっか」
ミカラちゃんは、にこにこ笑いながら話している。
そのとき「おまたせしましたー」と三体のぬいぐるみ――黒いウサギ、灰色のねこ、ホワイトタイガーだった――が、おかしと飲み物を持ってきてくれた。
フルーツタワーはまん丸のグラスにたっぷりとカスタードクリームとフルーツが入っている。そしてソフトクリームのようにカスタードクリームの山があり、ここにもフルーツがくっつけられている。
「わあ、本当にフルーツのタワーだっ」
声を上げたミルクが、いろんな角度からフルーツタワーを見ている。
「ねえねえ、まゆかちゃん。早く食べてみてよ」
「うん」
まゆかは長いスプーンを使って、カスタードクリームとフルーツの山をけずった。口の中にフルーツの甘酸っぱさが広がり、カスタードクリームの濃厚でなめらかな舌触りが心地いい。
「おいしいっ」
「よかった、気に入ってもらえて」
ミカラちゃんがにっこり笑う。するとミルクが今度はミカラちゃんの皿を、興味深そうに見はじめた。
「ミカラちゃんのおかし、おもしろいね。どういうおかしなの?」
「サンドケーキはね、小麦粉とモロンの実の粉を混ぜて焼くんだよ。長方形の型に入れて、焼けたら三枚にスライスして、ジャムをぬるんだ。チーズをはさんで、おかずにすることもあるよ」
「へえ。パウンドケーキに似てるかも」
「パウンドケーキってどういうのなの?」
ミカラちゃんに尋ねられ、まゆかは材料や道具、ドライフルーツやナッツを入れることもあると伝えた。
「たしかに似てるかも。やっぱり異世界同士でも似てるものってあるんだね」
「そう、だね」
まゆかはなんとか笑顔を浮かべようとした。
(ミルクとしゃべってるとき、どんな風に笑ってたっけ)
ほほの筋肉が動きにくく感じる。するとミルクが少し背のびをして、まゆかのほほをなでた。
「まゆかちゃん、だいじょうぶだよ。ミカラちゃんはいい子だよ。だからこわがらなくって、だいじょうぶ」
「あ、ごめん……。アタシと話すの、こわかった?」
ミカラちゃんがまゆじりを下げて言った。まゆかはうなずくことも、否定することもできなくて、どんな反応をすればいいのか困ってしまった。なんとか、言葉をひねり出す。
「ミカラちゃんが悪いんじゃないんだ。ただ……ほかの人と話すの避けてきてたから、どうやって話していいか、わからなくって」
「そっか。まゆかちゃんも悲しいことがあったんだね。それなのに、いきなり話しかけてごめんね」
「ううん、いいの。そもそも話しかけたのは、ミルクのほうだし。それにおいしいおかしも食べれたから」
まゆかは一生懸命、笑顔をつくった。するとミカラちゃんはフォークでサンドケーキを三分の一ほど切ると、まゆかのフルーツタワーの上にのせた。
「あげる。食べたことないでしょ?」
「ありがとう。じゃあ、あたしのフルーツタワーも食べて」
「え、いいの? うれしいっ」
「うん。いっぱい食べていいよ」
まゆかはサンドケーキをスプーンにのせ、口に運んだ。はさまれているジャムは、イチゴに似ていて、生地はしっとりとしていた。
「これもおいしい」
「よかった。あー、フルーツタワー、やっぱりおいしい。実は迷ったんだよねー」
ミカラちゃんは幸せそうな笑顔を浮かべている。なんとなく、まゆかもうれしい気持ちになった。
そのまま食堂でお昼ごはんを食べて――ガルニーさんが気を遣ってくれたのか、軽めのサンドイッチだった――まゆかはミルクとミカラちゃんと部屋にもどる。
「アタシ、午後からは勉強したいんだ。勉強は好きだから」
「え、すごい。あたし、勉強あんまり好きじゃない……」
「知らないこと知れるのが、楽しいんだよね」
「すごいなあ。……あ、あたしの部屋、ここなんだ。二〇三号室」
「アタシは二〇五号室。二つどなりだね。じゃあ、またね」
「うん。また、ね」
「またねー、ミカラちゃん」
ミルクも手をふる。ミカラちゃんは二〇五号室に入っていった。まゆかもドアを開けて中に入る。
「はあ、ドキドキした」
まゆかは思わず大きく息をはいた。
ミルクやお母さんとお父さん以外とのおしゃべり。最初はどきどきしたけれど、いっしょにおかしを食べて話していると、どんどん楽しくなってきていた。
(でも、いいのかな。楽しいって思って)
まゆかはこのホテルに、心の傷を治すためにきた。どうすれば治るのかわからないけれど、ミルク以外と出会って遊んでいいのだろうか。
「まゆかちゃん」
足元にしたミルクが声をかけてきた。まゆかはかがんで、ミルクに目の高さを合わせる。
「なに?」
「まゆかちゃんは、楽しいって思っていいんだよ」
「ミルク、あたしの考えてること、わかるの?」
「なんとなく、そんな気がしたんだ。まゆかちゃんは、どんな感情を持ってもいいんだよ。楽しいも、うれしいも、感じていいんだよ。感じちゃいけない人なんて、いないんだよ」
「ミルク。……ありがとう」
まゆかはミルクを抱きしめた。
「まゆかちゃん、ミルクくん、お待たせ」
ミカラちゃんが手をふりながら、やってきた。まゆかのむかいに座る。
「まゆかちゃん、なにか頼んだ?」
「えっと、あたし、この世界の料理わからなくて……」
「この世界ってことは、まゆかちゃんはほかの世界から来たの?」
まゆかは小さくうなずいた。するとミカラちゃんはメニュー表を広げながら教えてくれた。
「これがモロンっていう木の実のジュース」
「それは飲んだことある。おいしかった」
「おいしいよねー。あ、こっちはね、風の葉の砂糖づけ。シャクシャクしてるんだよ。あ、これも好きなんだ、フルーツタワー。ガラスのコップにね、たくさんのフルーツとカスタードクリームが入ってるんだ」
「へえ。似たようなもの、ぼくの世界にもあるよ。パフェっていうの。生クリームとかアイスとかも使われてるんだよ」
「え、そっちのほうが豪華っ」
ミカラちゃんにメニューにあるのが、どんな食べ物が教えてもらった結果、まゆかはフルーツタワーを頼むことにした。ミカラちゃんはモロンの実のジュースとサンドケーキというものを注文した。
「あの、おねがいがあって……」
ミカラちゃんは、注文を聞きにきてくれた黒いウサギのぬいぐるみに、耳打ちしている。黒いウサギは時折うなずきながら「わかりました」と返事をして、立ち去った。
(なんだろう?)
不思議に思っているなか、先に口を開いたのはミカラちゃんだった。
「ねえ、まゆかちゃんの住んでる世界って、どんな感じ?」
「えっと、こっちとは全然ちがう。あたしの世界だと電気っていうものがあって、いろんなことができるんだ。ものを冷やす箱があったり、映像を映す板があったり」
「え、なんかすごい世界から来てる。こっち、不便じゃない?」
「ううん、ぬいぐるみは動くことないから、すごく楽しいよ」
「ぼく、あっちの世界じゃ動けないんだ。だから、こんな風にまゆかちゃんとしゃべったり、散歩できたりして、うれしいんだ」
ミルクの笑顔を見ると、まゆかも自然と口角が上がった。
「そっか。まゆかちゃんにとって、ミルクくんは大親友なんだね」
「そうだよ、ぼくはね、まゆかちゃんのお友達になるために、生まれてきたんだよ」
「そっか」
ミカラちゃんは、にこにこ笑いながら話している。
そのとき「おまたせしましたー」と三体のぬいぐるみ――黒いウサギ、灰色のねこ、ホワイトタイガーだった――が、おかしと飲み物を持ってきてくれた。
フルーツタワーはまん丸のグラスにたっぷりとカスタードクリームとフルーツが入っている。そしてソフトクリームのようにカスタードクリームの山があり、ここにもフルーツがくっつけられている。
「わあ、本当にフルーツのタワーだっ」
声を上げたミルクが、いろんな角度からフルーツタワーを見ている。
「ねえねえ、まゆかちゃん。早く食べてみてよ」
「うん」
まゆかは長いスプーンを使って、カスタードクリームとフルーツの山をけずった。口の中にフルーツの甘酸っぱさが広がり、カスタードクリームの濃厚でなめらかな舌触りが心地いい。
「おいしいっ」
「よかった、気に入ってもらえて」
ミカラちゃんがにっこり笑う。するとミルクが今度はミカラちゃんの皿を、興味深そうに見はじめた。
「ミカラちゃんのおかし、おもしろいね。どういうおかしなの?」
「サンドケーキはね、小麦粉とモロンの実の粉を混ぜて焼くんだよ。長方形の型に入れて、焼けたら三枚にスライスして、ジャムをぬるんだ。チーズをはさんで、おかずにすることもあるよ」
「へえ。パウンドケーキに似てるかも」
「パウンドケーキってどういうのなの?」
ミカラちゃんに尋ねられ、まゆかは材料や道具、ドライフルーツやナッツを入れることもあると伝えた。
「たしかに似てるかも。やっぱり異世界同士でも似てるものってあるんだね」
「そう、だね」
まゆかはなんとか笑顔を浮かべようとした。
(ミルクとしゃべってるとき、どんな風に笑ってたっけ)
ほほの筋肉が動きにくく感じる。するとミルクが少し背のびをして、まゆかのほほをなでた。
「まゆかちゃん、だいじょうぶだよ。ミカラちゃんはいい子だよ。だからこわがらなくって、だいじょうぶ」
「あ、ごめん……。アタシと話すの、こわかった?」
ミカラちゃんがまゆじりを下げて言った。まゆかはうなずくことも、否定することもできなくて、どんな反応をすればいいのか困ってしまった。なんとか、言葉をひねり出す。
「ミカラちゃんが悪いんじゃないんだ。ただ……ほかの人と話すの避けてきてたから、どうやって話していいか、わからなくって」
「そっか。まゆかちゃんも悲しいことがあったんだね。それなのに、いきなり話しかけてごめんね」
「ううん、いいの。そもそも話しかけたのは、ミルクのほうだし。それにおいしいおかしも食べれたから」
まゆかは一生懸命、笑顔をつくった。するとミカラちゃんはフォークでサンドケーキを三分の一ほど切ると、まゆかのフルーツタワーの上にのせた。
「あげる。食べたことないでしょ?」
「ありがとう。じゃあ、あたしのフルーツタワーも食べて」
「え、いいの? うれしいっ」
「うん。いっぱい食べていいよ」
まゆかはサンドケーキをスプーンにのせ、口に運んだ。はさまれているジャムは、イチゴに似ていて、生地はしっとりとしていた。
「これもおいしい」
「よかった。あー、フルーツタワー、やっぱりおいしい。実は迷ったんだよねー」
ミカラちゃんは幸せそうな笑顔を浮かべている。なんとなく、まゆかもうれしい気持ちになった。
そのまま食堂でお昼ごはんを食べて――ガルニーさんが気を遣ってくれたのか、軽めのサンドイッチだった――まゆかはミルクとミカラちゃんと部屋にもどる。
「アタシ、午後からは勉強したいんだ。勉強は好きだから」
「え、すごい。あたし、勉強あんまり好きじゃない……」
「知らないこと知れるのが、楽しいんだよね」
「すごいなあ。……あ、あたしの部屋、ここなんだ。二〇三号室」
「アタシは二〇五号室。二つどなりだね。じゃあ、またね」
「うん。また、ね」
「またねー、ミカラちゃん」
ミルクも手をふる。ミカラちゃんは二〇五号室に入っていった。まゆかもドアを開けて中に入る。
「はあ、ドキドキした」
まゆかは思わず大きく息をはいた。
ミルクやお母さんとお父さん以外とのおしゃべり。最初はどきどきしたけれど、いっしょにおかしを食べて話していると、どんどん楽しくなってきていた。
(でも、いいのかな。楽しいって思って)
まゆかはこのホテルに、心の傷を治すためにきた。どうすれば治るのかわからないけれど、ミルク以外と出会って遊んでいいのだろうか。
「まゆかちゃん」
足元にしたミルクが声をかけてきた。まゆかはかがんで、ミルクに目の高さを合わせる。
「なに?」
「まゆかちゃんは、楽しいって思っていいんだよ」
「ミルク、あたしの考えてること、わかるの?」
「なんとなく、そんな気がしたんだ。まゆかちゃんは、どんな感情を持ってもいいんだよ。楽しいも、うれしいも、感じていいんだよ。感じちゃいけない人なんて、いないんだよ」
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