24 / 40
-第24夜- 白銀の殺戮者
しおりを挟む
結局、教会は今回の依頼を受けた。それもその筈だ。依頼をしてきた女性は国選議員の秘書。しかもその議員は人狼根絶派の筆頭に立つ存在らしい。断る理由が無い訳だ。
それに聖導教会は表向きは宗教的な一面がある私営慈善組織としている為、国からの経済的支援等、一切の援助を受けていない。
だから恐らく、教会の狙いは今回の議員暗殺を防ぎ、かつ予告状を出した人狼共の完全殲滅。それによって得られる多大なる報酬ってとこだろう。
議員を無事に守り切れたら、そりゃメルエム王国政府としても有り難い話だ。教会への見る目も少しは変わり、資金援助も検討されるだろう。仮に経済的支援等が見直されなかったとしても、教会が政治家を人狼の脅威から守ったという事実は変わらない。この事実はこの国の教会だけでは無く、全世界へ散在する聖職者達の評価や地位向上へ繋がり、教会としてもこれは悪くない話であるということだ。
「んで、なんで俺まで一緒なんだ?赤ずきん」
「知るか。私が知りたいくらいだ。議員の護衛くらい私一人でも十分だというのに……」
「まぁまぁ、そう言わないでください先輩」
私達の後ろをひょっこりと着いてくる彼女が宥めてくる。無論、今回もレーネには荷物持ちになって貰っている。
「しかしあれだな。場所が比較的近くて良かったな。王都内の御屋敷だもんな」
「場所が近いに越したことはないが分からない事がある。何故、議員はパーティーを中止しない。他にも政界の人や各界の要人らが集まるのだろう?他の者達への危険を顧みずにパーティーを開く事に何の意味がある?」
「それは確かに俺も思ったな。まぁ恐らくはアルヴァロア議員なりの一つの意思表示だろ」
「意思表示?」
私は聞き返す。
「あぁ。人狼からの殺害予告にも屈しないという“根絶派リーダー”としてのな。今回の議員護衛任務に当たり、彼の事を調べられる範囲で色々と調べてみたんだ。個人的にな。すると彼はなかなかの負けず嫌いで、非常にプライドの高い自信家ということが分かった」
彼があまりにも当たり前のことを平然と言うのでつい「政治家なんて皆、そんなものでしょ」と言ってしまった。これに対しイアンは「かもな」とだけ返した。
そうこう話しているうちに目の前に議員の立派な邸宅が姿を表した。
「おいおいマジかよ……王都にこんな豪邸があったなんて……聞いてないぞ?」
「あそこの口から水を出している白い獅子さんみたいのなんですかね~?私、小便小僧の白い石像しか見たことないですよ!!!」
レーネが屋敷前の大広場にある噴水を指しながらはしゃいでいる。
こいつ、実家は国内有数の大富豪で両親らは共に同じ職場で働く財閥の社長と副社長と聞いたが……。
そんな、こいつでもやはり議員の邸宅はとても立派だと思うようだ。
「お前の家にはこのタイプの噴水は無いのか?」
横で無邪気な子供みたいにはしゃぐ彼女に尋ねると「あ、はいっ!うちは小便小僧か裸体の貴婦人の石像なので」と答えた。私はただ「そうか」とだけ一言を彼女に送る。
そろそろ敷地内に上がらせてもらおうと正門へと3人で向かうとそこには大勢の見張りが居た。殆どの者は警務局の警務員だったが、中には議員専属の護衛部隊などが入外管理を徹底的に施しているようだ。
「凄い見張りですね」
「当然だ。わざわざご丁寧に向こうから殺害予告を出しているんだ。見張りもちゃんとしっかり徹底するさ。この様子じゃ、屋敷内の方も凄いんだろうな……」
そう2人が話していると、こちらの存在に気付いたのか門の向こうから若い男性の護衛?と思しき2人組がやってきてこちらに声を掛けてきた。
「これはこれは聖導教会の面々ではありませんか。我が最大支援者の邸宅へ何の御用で?」
「貴方達がいなくても僕らがちゃーんと議員とそのお友達のお命御守りしちゃうから平気だもんね~んだ、ふーんだ!!あっかんべーだ!!!」
一人は喋り方にいちいち虫唾が走る美男風の男。もう一人は如何にも精神年齢が低そうな喋り方をするショタ系の男子だった。うん、あくまでショタ系だから。
「やはりそうか」
悟りを開いたかの様な物言いでイアンが言った。
「何がだよ」
美男風の男がそう言葉を返す。対するイアンは「やはりお前らがいたかって意味だよ。まぁ、そうだよな、最大の支援者であるアルヴァロア議員の命が狙われたんだ。当然、あんたらもアルヴァロ邸にいるよなぁ。王都政府公認、人狼殲滅機関“白銀”……」とどこか挑戦的な物言いだ。
会話の途中だが、ここで念の為に、私が彼らについて簡単に紹介をしておこうと思う。
人狼殲滅機関“白銀”……教会の次に活動規模が大きい、対 人狼の専門組織だ。
その名を聞けば狼でも事を構えることを躊躇するぐらいの対 人狼に特化した組織だ。風の噂では『白銀の殺戮者』とか言われているとか言われてないとか……。
「おいおい何故、お前達が驚く。驚いたのは“白銀”の方だ。まさかアルヴァロア議員が聖導教会にも依頼をしていたなんて……まぁ、あの人ならやりそうって言えばやりそうな感じはするがな……にしても何故、聖導教会なんだ?多重契約をするなら他にももっとマシなのがあったろうに……」
(全く、こっちが黙って聞いていれば酷い言われようだな)
「確かに先輩の言う通りですね~!一応、夜祓い局にも護衛依頼をしたそうなんですけど、門前払いって感じだったみたいで」
「まぁ、そうだろうな。あのオカルト団体が他人の警護なんてしてくれる訳が無い。『この世界の闇夜が長いのは忌まわしき人狼共のせい』なんて説を本気で信じている連中だもんな」
我々をそっちのけで話している2人に痺れを切らしたのかイアンが口を挟んだ。
「大変盛り上がってる所、申し訳ないがそろそろそこを通してもらえないか?我々も任務があるのでね」
「あぁ、悪かった。あまりにも影が薄かったもので貴様らの存在を忘れていたよ。なぁキュクロ」
「ですね先輩」
低次元の嫌味を無視して私達は門を潜り抜けようとした。するとキュクロという後輩に「先輩」と呼ばれていた男が左腕を横に突き出し「待て」と言ってきた。
「……まだ何か?」
私が彼に尋ねると「所持品検査がまだだ」とだけ言った。
無事、所持品検査を終えた私達は門を通らせてもらった。
「他の聖職者もあんな感じに所持品をチェックされたんだろうか?」
特に誰かに訊いた訳でも無い私の言葉にイアンが反応をしてくれた。
「さぁな。でも、あいつら普通の※ 鴉じゃなかったぞ?あの制服、本部直属の精鋭部隊。第一の機動隊員のものだ」
※ 白銀に所属している者達は皆、長めの黒いコートにパンツ、革靴orブーツを履いていることから、通称“黎鳥”と呼ばれている。
その由来は黒に身を包んだ彼らの異様な集団をたまたま目撃した洗濯物を干していた貴婦人が彼らの群れを指さして、そう呼んだことからと言われている。
「やはり、第一か……彼らも議員だけはなんとしても護ろうとしているという訳か……」
「みたいですね、」
私の言葉にレーネが続いた。
目の前まで行くと、サイドの使用人がその大きな扉を開けてくれた。
開かれた扉の先には、色鮮やかで、かつ、とても煌びやかな景色が飛び込んできた。その輝きの向こうから議員本人が直々に出迎えてくれたのだ。
「ようこそ教会の皆様、お待ちしておりましたよ」
彼はそう言うなり、私達の顔を見て、不敵な笑みを浮かべた。
それに聖導教会は表向きは宗教的な一面がある私営慈善組織としている為、国からの経済的支援等、一切の援助を受けていない。
だから恐らく、教会の狙いは今回の議員暗殺を防ぎ、かつ予告状を出した人狼共の完全殲滅。それによって得られる多大なる報酬ってとこだろう。
議員を無事に守り切れたら、そりゃメルエム王国政府としても有り難い話だ。教会への見る目も少しは変わり、資金援助も検討されるだろう。仮に経済的支援等が見直されなかったとしても、教会が政治家を人狼の脅威から守ったという事実は変わらない。この事実はこの国の教会だけでは無く、全世界へ散在する聖職者達の評価や地位向上へ繋がり、教会としてもこれは悪くない話であるということだ。
「んで、なんで俺まで一緒なんだ?赤ずきん」
「知るか。私が知りたいくらいだ。議員の護衛くらい私一人でも十分だというのに……」
「まぁまぁ、そう言わないでください先輩」
私達の後ろをひょっこりと着いてくる彼女が宥めてくる。無論、今回もレーネには荷物持ちになって貰っている。
「しかしあれだな。場所が比較的近くて良かったな。王都内の御屋敷だもんな」
「場所が近いに越したことはないが分からない事がある。何故、議員はパーティーを中止しない。他にも政界の人や各界の要人らが集まるのだろう?他の者達への危険を顧みずにパーティーを開く事に何の意味がある?」
「それは確かに俺も思ったな。まぁ恐らくはアルヴァロア議員なりの一つの意思表示だろ」
「意思表示?」
私は聞き返す。
「あぁ。人狼からの殺害予告にも屈しないという“根絶派リーダー”としてのな。今回の議員護衛任務に当たり、彼の事を調べられる範囲で色々と調べてみたんだ。個人的にな。すると彼はなかなかの負けず嫌いで、非常にプライドの高い自信家ということが分かった」
彼があまりにも当たり前のことを平然と言うのでつい「政治家なんて皆、そんなものでしょ」と言ってしまった。これに対しイアンは「かもな」とだけ返した。
そうこう話しているうちに目の前に議員の立派な邸宅が姿を表した。
「おいおいマジかよ……王都にこんな豪邸があったなんて……聞いてないぞ?」
「あそこの口から水を出している白い獅子さんみたいのなんですかね~?私、小便小僧の白い石像しか見たことないですよ!!!」
レーネが屋敷前の大広場にある噴水を指しながらはしゃいでいる。
こいつ、実家は国内有数の大富豪で両親らは共に同じ職場で働く財閥の社長と副社長と聞いたが……。
そんな、こいつでもやはり議員の邸宅はとても立派だと思うようだ。
「お前の家にはこのタイプの噴水は無いのか?」
横で無邪気な子供みたいにはしゃぐ彼女に尋ねると「あ、はいっ!うちは小便小僧か裸体の貴婦人の石像なので」と答えた。私はただ「そうか」とだけ一言を彼女に送る。
そろそろ敷地内に上がらせてもらおうと正門へと3人で向かうとそこには大勢の見張りが居た。殆どの者は警務局の警務員だったが、中には議員専属の護衛部隊などが入外管理を徹底的に施しているようだ。
「凄い見張りですね」
「当然だ。わざわざご丁寧に向こうから殺害予告を出しているんだ。見張りもちゃんとしっかり徹底するさ。この様子じゃ、屋敷内の方も凄いんだろうな……」
そう2人が話していると、こちらの存在に気付いたのか門の向こうから若い男性の護衛?と思しき2人組がやってきてこちらに声を掛けてきた。
「これはこれは聖導教会の面々ではありませんか。我が最大支援者の邸宅へ何の御用で?」
「貴方達がいなくても僕らがちゃーんと議員とそのお友達のお命御守りしちゃうから平気だもんね~んだ、ふーんだ!!あっかんべーだ!!!」
一人は喋り方にいちいち虫唾が走る美男風の男。もう一人は如何にも精神年齢が低そうな喋り方をするショタ系の男子だった。うん、あくまでショタ系だから。
「やはりそうか」
悟りを開いたかの様な物言いでイアンが言った。
「何がだよ」
美男風の男がそう言葉を返す。対するイアンは「やはりお前らがいたかって意味だよ。まぁ、そうだよな、最大の支援者であるアルヴァロア議員の命が狙われたんだ。当然、あんたらもアルヴァロ邸にいるよなぁ。王都政府公認、人狼殲滅機関“白銀”……」とどこか挑戦的な物言いだ。
会話の途中だが、ここで念の為に、私が彼らについて簡単に紹介をしておこうと思う。
人狼殲滅機関“白銀”……教会の次に活動規模が大きい、対 人狼の専門組織だ。
その名を聞けば狼でも事を構えることを躊躇するぐらいの対 人狼に特化した組織だ。風の噂では『白銀の殺戮者』とか言われているとか言われてないとか……。
「おいおい何故、お前達が驚く。驚いたのは“白銀”の方だ。まさかアルヴァロア議員が聖導教会にも依頼をしていたなんて……まぁ、あの人ならやりそうって言えばやりそうな感じはするがな……にしても何故、聖導教会なんだ?多重契約をするなら他にももっとマシなのがあったろうに……」
(全く、こっちが黙って聞いていれば酷い言われようだな)
「確かに先輩の言う通りですね~!一応、夜祓い局にも護衛依頼をしたそうなんですけど、門前払いって感じだったみたいで」
「まぁ、そうだろうな。あのオカルト団体が他人の警護なんてしてくれる訳が無い。『この世界の闇夜が長いのは忌まわしき人狼共のせい』なんて説を本気で信じている連中だもんな」
我々をそっちのけで話している2人に痺れを切らしたのかイアンが口を挟んだ。
「大変盛り上がってる所、申し訳ないがそろそろそこを通してもらえないか?我々も任務があるのでね」
「あぁ、悪かった。あまりにも影が薄かったもので貴様らの存在を忘れていたよ。なぁキュクロ」
「ですね先輩」
低次元の嫌味を無視して私達は門を潜り抜けようとした。するとキュクロという後輩に「先輩」と呼ばれていた男が左腕を横に突き出し「待て」と言ってきた。
「……まだ何か?」
私が彼に尋ねると「所持品検査がまだだ」とだけ言った。
無事、所持品検査を終えた私達は門を通らせてもらった。
「他の聖職者もあんな感じに所持品をチェックされたんだろうか?」
特に誰かに訊いた訳でも無い私の言葉にイアンが反応をしてくれた。
「さぁな。でも、あいつら普通の※ 鴉じゃなかったぞ?あの制服、本部直属の精鋭部隊。第一の機動隊員のものだ」
※ 白銀に所属している者達は皆、長めの黒いコートにパンツ、革靴orブーツを履いていることから、通称“黎鳥”と呼ばれている。
その由来は黒に身を包んだ彼らの異様な集団をたまたま目撃した洗濯物を干していた貴婦人が彼らの群れを指さして、そう呼んだことからと言われている。
「やはり、第一か……彼らも議員だけはなんとしても護ろうとしているという訳か……」
「みたいですね、」
私の言葉にレーネが続いた。
目の前まで行くと、サイドの使用人がその大きな扉を開けてくれた。
開かれた扉の先には、色鮮やかで、かつ、とても煌びやかな景色が飛び込んできた。その輝きの向こうから議員本人が直々に出迎えてくれたのだ。
「ようこそ教会の皆様、お待ちしておりましたよ」
彼はそう言うなり、私達の顔を見て、不敵な笑みを浮かべた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる