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第5話 インターネッツ【ギャグ回】
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ウフフフフ。さあさあ今宵もやってきたわよ! 楽しい楽しいお夕食と説法のお時間!
彼はいっつも目をキラッキラ☆させて聴いてくれるから最高だわ! アタシってばいっつも口下手だから、上手く説法出来ないけど、そこは御愛嬌よね?
しかも今日のお夕食はなんと、姫の手料理、手料理よぉ! 世の男性垂涎間違いナシの我が天使による手料理! 最っ高ー☆
ああ、焚き木あったかい……春先だからまだ冷えるわねぇ……スープが身に染みるわぁぁ☆。
「美味いな」
「そうですか、ただ保存食のお豆スープを温めただけですけど?」
姫ったらツンツン~☆ ああもう口が動かない! もっと気の利いた事を伝えたいのに、神官の修行が厳しすぎてチクショー!
あ、でもマナギが、さりげなくこっち見てる。間違いなくジェラってる。……良いわね~ゾクゾクしちゃう。でも姫を奪う気なんて欠片もないから安心して。でもこのままも良くないから、話題を変えましょうか。
「コンビニの事、聞くか?」
「お、もちろん」
「では最近新しく判明した説法を1つ。異世界のコンビニには、なんと……」
「なんと……?」
あらやだ、姫ったらそんなゴクリと息を飲んじゃって、そんな姿もめっちゃプリティー♡ でも実際、衝撃の事実なのよね。これ。
「武器防具は、取り扱っていないらしい」
「え……?」
「本当、ですか…?」
「事実だ」
「そ、そんな……、だって、だってさ、爺さんが、何でもあるって……!」
「事実なんだ、マナギ」
そんな悲しいお顔をしないでちょうだい。アタシだって衝撃だったのよ。でも武器が売って無いって、そんなに異世界の武器屋って、別口で繁盛してるのかしら。同業者としては羨ましいわ~。
「え、でもじゃあ異世界の武器事情って、そもそもどうなってるんです?」
鋭い。姫ったらホント優秀よね。だからこそ魔術師ギルドの研究者推薦蹴ったの、すっごくあのボンクラお茶会老害共に、根に持たれてるんでしょうけど。
「国それぞれだ」
「いや、それはそうでしょうけど……」
「幅が違う。王自ら罪人を射殺する国もあれば、国民全員が寸鉄1つ帯びぬという話も聞く」
「え、違いすぎません?」
「うむ……。聖地の国やもしれん」
思うに、王侯貴族たちだけが暮らす国とかあるんじゃないかしら。俗に言う聖地化して周りを属国で守ってるヤツ。
それならむしろ持たせないのは、一応納得できるわ。他にも山とかにめっちゃ囲まれて必要……は、あるわね獣害酷いし。うーんもっと高位神官のお勉強するべきだったかしら。独学の推測だし。
「あー……。光の剣。光の盾。光線の出る銃。独りでに戦ってくれる剣。鉄機兵みたいな鎧。勝手に飛んでくハンマー。絶対に当たる光の矢。欲しかったなぁぁぁ……」
あらやだこの子たら、コンビニってお店に夢いっぱいだったのね。何このひっどい罪悪感。ちょっ、止めて姫! そんなゴミを見下すような目でアタシを見ないで! そんな目で見られたらアタシ死んじゃう! 死ぬぅ!
話題……そう、話題を変えなきゃ!
「よ、よし、他の説法もしよう。インターネッツは知っているか?」
「いんたーねっつ?」
「なんです、それ?」
「聞くに、箱の中の水鏡にデンキを流し、デンパという神託で、絵や文字などを交信する秘術、らしいのだが……」
「交信術ですか。私とグリンみたいな。でも水鏡って、術でやるとすごい難しいですよね?」
「そうなのか、姫さん?」
「そうですね、実際にやって見ましょうか」
姫は伐採して削り作った新品の杖で、まずまんまるの水玉を宙に浮かせて、マナギの姿を映してみせた。おぼろげに分かるくらいの形ね。
「で、もっと多くすると……」
今度は水量が本人と同じくらいの大きさで、精巧な形に映り始めたわね。……流石は名高いノルンワーズ仕込み。精度も見事な物だわ。
「大きい方が楽なんですよ。やっぱり魔道具、神具の類ですか?」
「いや、キカイという高位施設のようだ」
「あ、じゃあ大っきいんですね。やっぱり」
「高位施設のキカイってあれだろ。水車とか機械とは別の」
「うむ。つまり神聖な祭具を持つ者のみ許された、ある種の聖域、祭事場だな」
「で、それなんに使うんだ?」
「神託を得るのでは無いかと推測されている。名の由来は、蜘蛛の糸が由来らしい」
「本当ですか~? あなたの話す由来って、なんかズレてる事が多いじゃ無いですか」
あらやだアタシったら信用が無ーい! でも仕方ないのよね。なにせ異世界の事だから、合ってるかどうかなんて、誰にもわからない事だし。でもそこが面白いのよね。
「ズレてたって良いじゃないか。俺は武器防具が売ってないってのはズレてて欲しいぞ、大いに!」
ふふっ、流石はアタシの相棒。この欲張りさんっぷりはフィッターらしくて大好きよ。姫もなんだかんだ楽しそうだし、今回の説法は概ね成功ね。
「さて、では歩哨に立とう」
「良いのか」
「姫は眠るべきだ」
「はいはい。魔力回復の為に先に休みますよ。お休みです」
「うむ」
姫ったら一番魔力使ったし、手を貸すってのに、杖の伐採まで頑固に1人でしたものね。
それに……ふふっ、二人っきりに、してあげたいじゃない? 軽く姫を見つめて目配せしたけど、何か厶ッと返されちゃった。うーん、ガンバレって意味だったのだけど、これ誤解されてるわね。
まあいっか。食器を洗って、グリンちゃんと歩哨しようっと。
☆☆☆★★★☆☆☆★★★☆☆☆★★★☆☆☆★★★☆☆☆★★★☆☆☆★★★☆☆☆★★★☆☆☆★
ここまで読んで頂き誠にありがとうございます!
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モチベーションもアガるので、続きはもっと、も~とっ! 面白くなるかも知れません!
何卒、どうかよろしくお願いしますm(_ _)m!
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「美味いな」
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あ、でもマナギが、さりげなくこっち見てる。間違いなくジェラってる。……良いわね~ゾクゾクしちゃう。でも姫を奪う気なんて欠片もないから安心して。でもこのままも良くないから、話題を変えましょうか。
「コンビニの事、聞くか?」
「お、もちろん」
「では最近新しく判明した説法を1つ。異世界のコンビニには、なんと……」
「なんと……?」
あらやだ、姫ったらそんなゴクリと息を飲んじゃって、そんな姿もめっちゃプリティー♡ でも実際、衝撃の事実なのよね。これ。
「武器防具は、取り扱っていないらしい」
「え……?」
「本当、ですか…?」
「事実だ」
「そ、そんな……、だって、だってさ、爺さんが、何でもあるって……!」
「事実なんだ、マナギ」
そんな悲しいお顔をしないでちょうだい。アタシだって衝撃だったのよ。でも武器が売って無いって、そんなに異世界の武器屋って、別口で繁盛してるのかしら。同業者としては羨ましいわ~。
「え、でもじゃあ異世界の武器事情って、そもそもどうなってるんです?」
鋭い。姫ったらホント優秀よね。だからこそ魔術師ギルドの研究者推薦蹴ったの、すっごくあのボンクラお茶会老害共に、根に持たれてるんでしょうけど。
「国それぞれだ」
「いや、それはそうでしょうけど……」
「幅が違う。王自ら罪人を射殺する国もあれば、国民全員が寸鉄1つ帯びぬという話も聞く」
「え、違いすぎません?」
「うむ……。聖地の国やもしれん」
思うに、王侯貴族たちだけが暮らす国とかあるんじゃないかしら。俗に言う聖地化して周りを属国で守ってるヤツ。
それならむしろ持たせないのは、一応納得できるわ。他にも山とかにめっちゃ囲まれて必要……は、あるわね獣害酷いし。うーんもっと高位神官のお勉強するべきだったかしら。独学の推測だし。
「あー……。光の剣。光の盾。光線の出る銃。独りでに戦ってくれる剣。鉄機兵みたいな鎧。勝手に飛んでくハンマー。絶対に当たる光の矢。欲しかったなぁぁぁ……」
あらやだこの子たら、コンビニってお店に夢いっぱいだったのね。何このひっどい罪悪感。ちょっ、止めて姫! そんなゴミを見下すような目でアタシを見ないで! そんな目で見られたらアタシ死んじゃう! 死ぬぅ!
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「いんたーねっつ?」
「なんです、それ?」
「聞くに、箱の中の水鏡にデンキを流し、デンパという神託で、絵や文字などを交信する秘術、らしいのだが……」
「交信術ですか。私とグリンみたいな。でも水鏡って、術でやるとすごい難しいですよね?」
「そうなのか、姫さん?」
「そうですね、実際にやって見ましょうか」
姫は伐採して削り作った新品の杖で、まずまんまるの水玉を宙に浮かせて、マナギの姿を映してみせた。おぼろげに分かるくらいの形ね。
「で、もっと多くすると……」
今度は水量が本人と同じくらいの大きさで、精巧な形に映り始めたわね。……流石は名高いノルンワーズ仕込み。精度も見事な物だわ。
「大きい方が楽なんですよ。やっぱり魔道具、神具の類ですか?」
「いや、キカイという高位施設のようだ」
「あ、じゃあ大っきいんですね。やっぱり」
「高位施設のキカイってあれだろ。水車とか機械とは別の」
「うむ。つまり神聖な祭具を持つ者のみ許された、ある種の聖域、祭事場だな」
「で、それなんに使うんだ?」
「神託を得るのでは無いかと推測されている。名の由来は、蜘蛛の糸が由来らしい」
「本当ですか~? あなたの話す由来って、なんかズレてる事が多いじゃ無いですか」
あらやだアタシったら信用が無ーい! でも仕方ないのよね。なにせ異世界の事だから、合ってるかどうかなんて、誰にもわからない事だし。でもそこが面白いのよね。
「ズレてたって良いじゃないか。俺は武器防具が売ってないってのはズレてて欲しいぞ、大いに!」
ふふっ、流石はアタシの相棒。この欲張りさんっぷりはフィッターらしくて大好きよ。姫もなんだかんだ楽しそうだし、今回の説法は概ね成功ね。
「さて、では歩哨に立とう」
「良いのか」
「姫は眠るべきだ」
「はいはい。魔力回復の為に先に休みますよ。お休みです」
「うむ」
姫ったら一番魔力使ったし、手を貸すってのに、杖の伐採まで頑固に1人でしたものね。
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