16 / 25
第一章〘芽生える自我〙
第5話【野良犬すら食わない】
しおりを挟む
俺は、敗北した。
あの巨漢、ボルドローを殺害して驕り高ぶっていたわけではない。
木剣が、重なり合うたびに気力が削がれていく感じがした。
俺の心に満ちた殺意が。
まるで、大空を覆い隠す雨雲のように、俺の心から光を閉ざした。
俺は、空を見上げる。黒い雲が、視界を不明瞭に重くさせていく。
(言い訳だ。俺は弱い。あの太った豚野郎のようにいかなかった。もし、相手がアンベールであったら、命はなかったな……クソっ)
ルグラン家に拾われ、家中のものには守り神だと煽てられてはいたが、他家から見れば汚い案山子だ。
殴られ、蹴られた記憶が、脳に焼き付いて離れることはない。
俺は、ただの一度だって、痛みを感じたことも屈したこともないのだ。
自分は、強いのだと信じていた。しかし、ただ打たれ強いだけである。
それだけでは、英雄などにはなれない。ましてや、皇帝など夢のユメ。
一歩一歩だと、アルウィンは言った。時間がないと、俺は返してきたのだ。
駆け上がる先は、見えているのにいつまでも、階段が見えない。
「リシャール団長、聞いていますか?」
俺は、フェリシテの声で目を開ける。
手には、ネズミのような顔をした男の絵が描かれている資料を持っていた。
一瞬、目の前が青白く光った。窓を見る。凄まじい雷鳴だ。アニュレ峠の方だろうか。
「うわぁ、どこかに落ちたかな。イストワール王国の砦ならいいね。あははっ」
アルウィンは、資料に花押を押しながら、明るい声を立てて笑う。
「ネズミだ」
俺は、資料の書かれた顔の所見を述べた。我ながら、情けなくも負けたことが、相当にショックらしかった。
「いえ、リシャール団長。エメット・ブラッカーですよ。団員の名前は、覚えてください。25人しかいないのに……」
フェリシテは、眉宇をしかめる。さらに、小さく息を吐いた。
「ふん、誰かは伝わったんだろう? ならいい。くだらない」
「リシャール団長? 貴方の部下なのよ?」
フェリシテは、小鼻をふくらませる。高圧的な顔立ちは、見ているだけで怒りを覚える。
俺は、今まで何の話をしていたのかを思い出した。怒りが引き金になったのだろうか。
黒曜騎士団の第一騎士隊の隊長を決めるための話し合いをしていたのだ。
「名前なんてどうでもいい。ネズミは、第一騎士隊の隊長だ」
俺は、手に持った資料を机に叩きつけた。フェリシテは、胸の前で腕を組む。
「資料を最後まで読みましたか? ブラッカーに隊長は、無理だと思うのだけれど?」
「俺の決定に従えないなら、お前も副官は無理だ。他のやつにやってもらうとしよう」
フェリシテは、机を叩いて立ち上がる。
「団長に独裁権はないわッ!?」
俺は、腕を広げて首を横に振る。わざとらしく、ため息をついてやった。
「アルウィン。副官殿は、怒りをコントロール出来ないようだ。コイツは除隊だ」
アルウィンは、花押を置いてフェリシテを見た。いつもの笑みはなく、真剣な表情だ。
窓を叩きつける豪雨と落雷の音。フェリシテは、席について、深呼吸をした。
「私の名前は、フェリシテです。お前でもコイツでもないわ。リシャール団長、私は副官の役割を果たしているだけです」
俺は、落ち着かない気持ちを鎮めるために座り直した。机に置いたネズミの資料を持ち上げる。
「リシャール。フェリシテは、献身的だよ? それにね。除隊命令は、正当な理由が必要だし、それぞれの家にも事情を説明する必要もあるし、大変だよ。リシャールがやるなら、止めないけど?」
騎士は、ほとんどが貴族や、その子弟がなるものだ。それ故に簡単に除隊できない。
失態がない騎士を除隊すれば、それを命令した団長が不利益を被ることになる。
フェリシテの実家は、ベンネヴッツ侯爵家だ。敵に回すと厄介なことになるだろう。
例え、潔癖から他家に預けられた娘だとしても。
ルグラン家に拾われた野良犬程度の命など軽いものだ。だからこそ、フェリシテは、余裕があるのだ。
端的に言って、俺を馬鹿にしている。それが、献身的とは、アルウィンの目も節穴だ。
「あの、リシャール団長。私は、除隊ですか?」
俺は、ネズミの資料をもう一度確認する。
優柔不断であり、一人でいることを好む。
治癒能力に一定の才能がある。しかし、性格から治癒術士には向かない。
総合評価F。
(なんだ、コイツ。よく騎士に叙勲されたな。確かに、フェリシテの言うとおりだ。隊長どころか、騎士にも向かない……)
重苦しい雰囲気だ。いまさら、フェリシテが正しかったとはいえない。
俺にだって、プライドがある。
窓を破壊するのではないかと思うほど、雨足は強くなっていく。
ここは、傲慢さで押し切るしかないだろう。頭を下げることは、二度目の敗北を意味する。
「ふん、ならどうなんだ? お前は、誰がふさわしいと思う?」
アルウィンの一笑する声が耳に届いた。
フェリシテは、特に反抗的な態度も取らずに机の上に散らばった資料を探している。
「ビタン・ブラームを推挙します。名門ブラーム伯爵家の三男で、人望もあり成績も優秀です」
フェリシテは、手に持った資料をこちらに渡してくる。俺は、あえて乱暴に取り上げた。
(確かに、ネズミよりはマシだな。恐らく、こいつに任せれば全て丸く収まるのだろうな……)
俺は、他の資料にも目を向ける。このまま認めるのは、負けた気がするのだ。
二度目の敗北は、ありえない。
「流石だね。フェリシテ。僕もブラームでいいと思うよ。彼は、ブラーム家の三男だ。責任あるポストにつければ、やる気も出るだろうからね」
アルウィンは、そう言って笑みを浮かべる。
「はい。アルウィン様。ブラームは、今まで機会が与えられなかったのです。きっと、誰よりも努力を惜しまないと思いますわ」
フェリシテの瞳は、夕日を受けて揺れる稲穂のように輝いていた。
涙でも流しそうなほどだ。表情は、柔らかく満開に咲き乱れる花のようだ。
「俺が、団長だ。俺が決める。こいつだ。この平民出を第一騎士隊の隊長にする。異論は認めんぞ」
俺は、名も知らない男の資料をフェリシテの前に叩きつけた。
「リシャール団長……。言わせてください。彼には、荷が重すぎると思いますけれど?」
「貴族のお坊ちゃんやお嬢ちゃんよりは、役に立つ。野良犬のほうが、飼い犬よりも強い。強いやつが隊長をやるべきだ」
フェリシテは、アルウィンを見る。困ったら、男に頼ろうというわけだ。
アルウィンが意見を通すならば、それでいい。俺は、フェリシテに負けたのではない。
俺を拾った飼い主に負けただけのことだ。それならば、面子も守られる。
「第一騎士隊隊長は、君、フェリシテに次ぐ第三位だ。本当に良いんだね、リシャール?」
フェリシテは、俯いた。
どうやら、アルウィンの援護射撃を受けられそうにない状況になって、戦意を喪失したのだろう。
(ふん、勝ったな。ワガママに育てられたお嬢様がッ。胸くそ悪い……)
アルウィンは、団長が決めたことなら仕方がないと、フェリシテを励ましている。
俺は、その光景が堪らなく腹立たしかった。フェリシテは、アルウィンの慰めを素直に認めたのだ。
俺の臓物から湧き上がる怒り。爆発を押さえられそうにない。
「後の人事は、適当に決めておけ。俺は、頭の中に花の咲いた奴と一緒の空気は吸いたくないからなぁ」
フェリシテは、黙ったままで俺を睨みつけてくる。俺は、これみよがしに鼻で笑ってやった。
そして、アルウィンの執務室から退室したのである。
第一章第5話【野良犬すら食わない】完。
あの巨漢、ボルドローを殺害して驕り高ぶっていたわけではない。
木剣が、重なり合うたびに気力が削がれていく感じがした。
俺の心に満ちた殺意が。
まるで、大空を覆い隠す雨雲のように、俺の心から光を閉ざした。
俺は、空を見上げる。黒い雲が、視界を不明瞭に重くさせていく。
(言い訳だ。俺は弱い。あの太った豚野郎のようにいかなかった。もし、相手がアンベールであったら、命はなかったな……クソっ)
ルグラン家に拾われ、家中のものには守り神だと煽てられてはいたが、他家から見れば汚い案山子だ。
殴られ、蹴られた記憶が、脳に焼き付いて離れることはない。
俺は、ただの一度だって、痛みを感じたことも屈したこともないのだ。
自分は、強いのだと信じていた。しかし、ただ打たれ強いだけである。
それだけでは、英雄などにはなれない。ましてや、皇帝など夢のユメ。
一歩一歩だと、アルウィンは言った。時間がないと、俺は返してきたのだ。
駆け上がる先は、見えているのにいつまでも、階段が見えない。
「リシャール団長、聞いていますか?」
俺は、フェリシテの声で目を開ける。
手には、ネズミのような顔をした男の絵が描かれている資料を持っていた。
一瞬、目の前が青白く光った。窓を見る。凄まじい雷鳴だ。アニュレ峠の方だろうか。
「うわぁ、どこかに落ちたかな。イストワール王国の砦ならいいね。あははっ」
アルウィンは、資料に花押を押しながら、明るい声を立てて笑う。
「ネズミだ」
俺は、資料の書かれた顔の所見を述べた。我ながら、情けなくも負けたことが、相当にショックらしかった。
「いえ、リシャール団長。エメット・ブラッカーですよ。団員の名前は、覚えてください。25人しかいないのに……」
フェリシテは、眉宇をしかめる。さらに、小さく息を吐いた。
「ふん、誰かは伝わったんだろう? ならいい。くだらない」
「リシャール団長? 貴方の部下なのよ?」
フェリシテは、小鼻をふくらませる。高圧的な顔立ちは、見ているだけで怒りを覚える。
俺は、今まで何の話をしていたのかを思い出した。怒りが引き金になったのだろうか。
黒曜騎士団の第一騎士隊の隊長を決めるための話し合いをしていたのだ。
「名前なんてどうでもいい。ネズミは、第一騎士隊の隊長だ」
俺は、手に持った資料を机に叩きつけた。フェリシテは、胸の前で腕を組む。
「資料を最後まで読みましたか? ブラッカーに隊長は、無理だと思うのだけれど?」
「俺の決定に従えないなら、お前も副官は無理だ。他のやつにやってもらうとしよう」
フェリシテは、机を叩いて立ち上がる。
「団長に独裁権はないわッ!?」
俺は、腕を広げて首を横に振る。わざとらしく、ため息をついてやった。
「アルウィン。副官殿は、怒りをコントロール出来ないようだ。コイツは除隊だ」
アルウィンは、花押を置いてフェリシテを見た。いつもの笑みはなく、真剣な表情だ。
窓を叩きつける豪雨と落雷の音。フェリシテは、席について、深呼吸をした。
「私の名前は、フェリシテです。お前でもコイツでもないわ。リシャール団長、私は副官の役割を果たしているだけです」
俺は、落ち着かない気持ちを鎮めるために座り直した。机に置いたネズミの資料を持ち上げる。
「リシャール。フェリシテは、献身的だよ? それにね。除隊命令は、正当な理由が必要だし、それぞれの家にも事情を説明する必要もあるし、大変だよ。リシャールがやるなら、止めないけど?」
騎士は、ほとんどが貴族や、その子弟がなるものだ。それ故に簡単に除隊できない。
失態がない騎士を除隊すれば、それを命令した団長が不利益を被ることになる。
フェリシテの実家は、ベンネヴッツ侯爵家だ。敵に回すと厄介なことになるだろう。
例え、潔癖から他家に預けられた娘だとしても。
ルグラン家に拾われた野良犬程度の命など軽いものだ。だからこそ、フェリシテは、余裕があるのだ。
端的に言って、俺を馬鹿にしている。それが、献身的とは、アルウィンの目も節穴だ。
「あの、リシャール団長。私は、除隊ですか?」
俺は、ネズミの資料をもう一度確認する。
優柔不断であり、一人でいることを好む。
治癒能力に一定の才能がある。しかし、性格から治癒術士には向かない。
総合評価F。
(なんだ、コイツ。よく騎士に叙勲されたな。確かに、フェリシテの言うとおりだ。隊長どころか、騎士にも向かない……)
重苦しい雰囲気だ。いまさら、フェリシテが正しかったとはいえない。
俺にだって、プライドがある。
窓を破壊するのではないかと思うほど、雨足は強くなっていく。
ここは、傲慢さで押し切るしかないだろう。頭を下げることは、二度目の敗北を意味する。
「ふん、ならどうなんだ? お前は、誰がふさわしいと思う?」
アルウィンの一笑する声が耳に届いた。
フェリシテは、特に反抗的な態度も取らずに机の上に散らばった資料を探している。
「ビタン・ブラームを推挙します。名門ブラーム伯爵家の三男で、人望もあり成績も優秀です」
フェリシテは、手に持った資料をこちらに渡してくる。俺は、あえて乱暴に取り上げた。
(確かに、ネズミよりはマシだな。恐らく、こいつに任せれば全て丸く収まるのだろうな……)
俺は、他の資料にも目を向ける。このまま認めるのは、負けた気がするのだ。
二度目の敗北は、ありえない。
「流石だね。フェリシテ。僕もブラームでいいと思うよ。彼は、ブラーム家の三男だ。責任あるポストにつければ、やる気も出るだろうからね」
アルウィンは、そう言って笑みを浮かべる。
「はい。アルウィン様。ブラームは、今まで機会が与えられなかったのです。きっと、誰よりも努力を惜しまないと思いますわ」
フェリシテの瞳は、夕日を受けて揺れる稲穂のように輝いていた。
涙でも流しそうなほどだ。表情は、柔らかく満開に咲き乱れる花のようだ。
「俺が、団長だ。俺が決める。こいつだ。この平民出を第一騎士隊の隊長にする。異論は認めんぞ」
俺は、名も知らない男の資料をフェリシテの前に叩きつけた。
「リシャール団長……。言わせてください。彼には、荷が重すぎると思いますけれど?」
「貴族のお坊ちゃんやお嬢ちゃんよりは、役に立つ。野良犬のほうが、飼い犬よりも強い。強いやつが隊長をやるべきだ」
フェリシテは、アルウィンを見る。困ったら、男に頼ろうというわけだ。
アルウィンが意見を通すならば、それでいい。俺は、フェリシテに負けたのではない。
俺を拾った飼い主に負けただけのことだ。それならば、面子も守られる。
「第一騎士隊隊長は、君、フェリシテに次ぐ第三位だ。本当に良いんだね、リシャール?」
フェリシテは、俯いた。
どうやら、アルウィンの援護射撃を受けられそうにない状況になって、戦意を喪失したのだろう。
(ふん、勝ったな。ワガママに育てられたお嬢様がッ。胸くそ悪い……)
アルウィンは、団長が決めたことなら仕方がないと、フェリシテを励ましている。
俺は、その光景が堪らなく腹立たしかった。フェリシテは、アルウィンの慰めを素直に認めたのだ。
俺の臓物から湧き上がる怒り。爆発を押さえられそうにない。
「後の人事は、適当に決めておけ。俺は、頭の中に花の咲いた奴と一緒の空気は吸いたくないからなぁ」
フェリシテは、黙ったままで俺を睨みつけてくる。俺は、これみよがしに鼻で笑ってやった。
そして、アルウィンの執務室から退室したのである。
第一章第5話【野良犬すら食わない】完。
10
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
異世界転生おじさんは最強とハーレムを極める
自ら
ファンタジー
定年を半年後に控えた凡庸なサラリーマン、佐藤健一(50歳)は、不慮の交通事故で人生を終える。目覚めた先で出会ったのは、自分の魂をトラックの前に落としたというミスをした女神リナリア。
その「お詫び」として、健一は剣と魔法の異世界へと30代後半の肉体で転生することになる。チート能力の選択を迫られ、彼はあらゆる経験から無限に成長できる**【無限成長(アンリミテッド・グロース)】**を選び取る。
異世界で早速遭遇したゴブリンを一撃で倒し、チート能力を実感した健一は、くたびれた人生を捨て、最強のセカンドライフを謳歌することを決意する。
定年間際のおじさんが、女神の気まぐれチートで異世界最強への道を歩み始める、転生ファンタジーの開幕。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。
しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。
彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。
一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる