2番目の村娘は竜の生贄(嫁)にされる

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発情期を舐めてた

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「実家に?って仕事は?それに緑の竜がまた来たらどうするの?」

「うぐ…」
考えてなかったのか。頭の中ピンクぽいもんな今。

「リオン王子とフィリス様の結婚式も近いから王宮に戻りましょう!」

「そ…そうですよね…し、仕事をしないと…」
と挙動不審だ。仕方ないからため息をつき、

「うーん、ならちゃんとリオン王子とフィリス様の式を見届けたら…私達も子作りしましょう…それまで我慢できます?クレイグさん」

「………は…はあ…」
と自信なさげだ。

「じゃあ…キスだけならいいですよ…」

「は??」

「だからー!どうしても私を襲いたくなったらキスだけで我慢をしていただけません?それ以上は頭突きです!」
と言うとクレイグは

「うっ…そ、それがいいですね!!頭突きだと少し正気に戻るかも!何せジュリエットさん石頭ですからねぇ!!」
とようやく笑った。

「む、酷いわね!私は村で2番目に石頭なだけよ!!1番は…」

「ポーリーナーって人ですか?」
と先に言われたからむくれた。

「そうよ!何もかもポーリーナーが1番で私はいつも2番目なの!!」
と言うと…クレイグが近付き私の頰に手を添えキスをした!!
えっ!!早っ!!
さっき言ったばかりだけど!?もう我慢出来んのんかい!!しかも長っ!!い、息が!!
し、死ぬ!!

苦しくなり頭突きした。

ガツンと音がしてうずくまる夫。
少し息を整えて

「す、すみません…わ、私にはジュリエットさんが1番ですから…」
と言われて私は…ドキッとした。1番…。
1番言われたい1番だった。

「ううっ…」
私はボロボロ泣いた。ギョッとして駆け寄るクレイグ。

「ええっ!?な、泣かせた!?どうしよう!ごめんなさい!嫌でしたよね?」
嫌なわけないでしょ?バカね。
結局泣き止むまでクレイグは側で頭を撫でてくれた。泣き止むとまたキスされたけど。


それから私とクレイグが王宮に戻り仕事に戻ると侍女長が

「あら久しぶりねぇ…戻ってきたのね!?」

「ああ…まぁ…」

「子作りはしたの?」
直球かよ!

「い、いえ…まだ…リオン王子とフィリス様の婚礼が終わるまではと…」
首を傾げ…

「まぁ…ではクレイグ侍従長もしかして発情期では??」

「え…何で判るのです?」

「女の勘よ。当たったわね!…可哀想に…生殺しだわ。酷い嫁ねぇ」
とか言われた。何だとこの爬虫類!!
しかし同僚のダリアにも

「それは…クレイグ侍従長可哀想かも…」
フィリス様にも

「ええ?クレイグ侍従長が発情期なの??まぁ!何てこと!珍しいけど生殺しで可哀想ね!」
と言われてしまう!!皆!!?
いや、おかしいのは私か。
フィリス様は…

「人間は理性が制御して判らないと思うけど…竜族の男性が発情期を我慢し続けるのは大変なのよ??実は振られ続けて我慢し過ぎて死んじゃった雄の竜族が過去にいたみたいよ…。好きな人としかしないって人らしくてね。たぶんクレイグさんもそのタイプね。仕事も多分ほとんど手につかないでしょうね…」
そんなにかっ!?どう言うことよ!!?

「ま、まあ2人で決めたなら仕方ないわ!婚礼式も早めて貰いましょう!クレイグさんの為にも」とフィリス様は打ち合わせを早めた。
何だこの罪悪感は??死ぬの?我慢し続けると!!?

しかも…廊下でクレイグさんが見えたと思ったら目が合い彼はズカズカとこちらにやってきていきなりキスしてきた!!

「んんーー!?」
離れると

「すみません!!うっかり目が合ってしまいまして!そしたらもうキスするしかないじゃないですか!!」
とかめちゃくちゃ赤くなりながら言われた!名残惜しそうにもう一度キスして彼は仕事に戻った!!

何だこれ!私はこれから目が合うだけでキスされるのおお?ひいっ!!

こんなことならもうさっさと子作りする方がマシだったかもしれない!しかしやっぱりさっさとしましょうとは言えない!恥ずかしさくらいはある!

それからいちいち仕事中でもどこでも目が合えばクレイグは飛んできてキスをするようになった。しかも同僚がいてもお構い無しだから頭突きはしておいたが。お休みとおはようも仕事が終わる頃や朝なんかもう私の部屋の前で正座して待っていると言うキス待ち状態であった。

マジかーーー!!
流石にもうキスし疲れた!何だよキス疲れって!!唇がヒリヒリしてきた!!

回数とか覚えてないけど1日に30回は軽く超してる気もする。ヤバイ!!
ダリアが心配してソッとリップクリームを渡してくれた。

「大変ね…でも発情期だから仕方ないと思って付き合ってあげないとね。嫁の務めだと思って…男には命に関わることだからさ」

「ああ…うん…そうなんだ…舐めてた…竜族の発情期…」
と私はげんなりと言った。

そしてようやく!!リオン王子とフィリス様の結婚式が明日になった!!ついに!あの麗しい王子とお姫様が結婚!!とても素晴らしい式になるだろうな!!

今日は早く寝ないとね!!明日が早いし。
しかしやっぱり待ってた!!夫が部屋の前で。

「とうとう明日ですね」

「そうだね!お二人とも凄くお似合いだから楽しみだわ!準備してきた甲斐があったわ!侍女長に何回怒られたことか!幸せになって欲しい!!」

「あ、そっちですか…。そ、そうですねー。あの2人は既に幸せだと思いますよ。後はお子さんが無事に産まれてくれたらいいですね!きっと美男美女になるでしょう!…そしていずれ私達にも…」
と言いクレイグは照れて私にキスした。
そ、そうか、明日私達もついに子作りしないとなのね。なんだかんだ話を聞く限り物凄く我慢させてしまったみたいだし…。そこは申し訳ないけどね。
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