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―幕間―
引き篭り師弟と、乾いた唇
しおりを挟む「今日は湖に行くから、昼は弁当頼む。ってアニム、起きてるか?」
数人掛けのソファーがぽよんと弾み、瞑りかけていた目がたちまち開いた。それだけじゃない。すぐ横から聞こえてくる師匠の声のせい。
「もちろんです。いくら、いい天気、暖炉ぽかぽかでも、目を開けて寝る、ないよ」
師匠が階段を降りてくる音や談話室に入ってきた気配には、全く気が付かなかったけど。
言い訳をさせて頂くと、お昼のメニューをどうしようかとお料理ノートを眺めているうちに、こくこくしちゃったのだ。
「まぁ、今日は子猫たちと一緒に寝てたようだから仕方ねぇか」
「うい。フィーネとフィーニス、昨晩、お友達の妖精さんあげる、クッキー頑張って、包んでいたからね」
冒険大好きな子猫型式神のフィーニスとフィーネ。冒険大好きな二人は、結界内にもたくさんお友達がいる。
正面の窓から差し込んでくる光と、すぐ傍にある師匠の体温。くすぐったさ交じりの穏やかさに、欠伸が出てしまう。
「ふぁ。日差しぽかぽか、気持ち良くて」
先日まで振り続けていた雨は止み、森はあたたかい陽気に包まれている。窓の外では、水晶たちがきらきらと輝いている。
「でけぇ口だな」
「ちゃんと手で隠してる」
むっとして力が入ったのか、料理ノートの端に皺が寄ってしまった。
ノートには色鉛筆を使って、レシピや食材が描かれている。元の世界と似た食材も多いけど、全然見たことがないモノもあるのだ。花びらの形をしているので、さぞかし甘いフルーツかと思って口にしたら、すんごい酸味がきいていたっていう、見た目とのギャップに騙されるなんてのも多々ある。
「馬鹿力で破くなよ?」
「大切なノート、わかってる。代わりに、ししょーの髪、引き抜いてやる」
師匠の髪の尻尾を握ってやる。本気にしたのだろう。師匠が頬を固くした。それを無視して、ノートを閉じる。
片眉を下げて苦笑した師匠。
「ちょっと出かけるぞ」
「夜は、戻ってくる? 魔法道具、魔薬、研究材料採取?」
細かい細工が施されている柱時計に目をやると、十一時を過ぎたところだった。お昼くらい一緒に食べてから出れば良いのに。先日まで賑やかな方々がいてくださったのもあって、一人ご飯は少し寂しい。
でも、師匠は一度決めたことをなかなか覆さないので、引き止めても無駄なんだけどね。
「用事自体はすぐ終わる。一応言っておくが、お前も行くんだぞ」
「え。私も、一緒していいですか」
思わず、首を傾げてしまった。
外界の依頼で魔法道具や魔薬を作る時、師匠は部屋や他の森に引き篭る。引き篭りのさらに引き篭りって、凄く違和感あるよね。マトリョーシカみたい。人形の中から人形が、引き篭り場所から違う引き篭り場所へみたい。
いや。師匠の筋金入り引き篭りと、可愛らしい人形を同列に並べて申し訳ない。
「川で、魚掴み取り要員?」
「川じゃねぇよ。そうじゃなくて、今日はそういうのしねーよ」
私がきのこ狩りや木登り要員でなく、普通にお出かけのお供っていうのに驚きだ。
何かあるに違いない。素潜りでもさせられるとか。いや、そういうのはしないと明言されたので、ただ単に湖の周りでマラソンさせられるとか。運動不足解消に付き合わされるのかな?
考え込んで眉間に皺が寄っていたのだろう。師匠が申し訳なさそうに頭を掻いた。
「悪い。昼飯、もう決めてたのか?」
師匠が、手元を覗き込んでくる。えっと、肩に顎が乗っているのは気のせいだろうか。ソファーの背というか、私の後ろに腕が回されていて距離が近いんですけど! 首にあたる毛がくすぐったい。
っていうか、ノートは既に閉じているわけだけども。なぜに私の手を握って、操っていらっしゃる。普通にノートの角とか引っ張ってくれたら、開いてあげるのに……。
手袋外しての素手に、息が止まる。
「こっ献立、まだ決めてない。大丈夫」
師匠ってば、ラスターさんとホーラさんが来てから、やけにスキンシップが増えた気がする。
「けど、水晶の森、出る、良い?」
師匠の柔らかい髪から意識を逸らそうと試みるが、うまくいきっこない。眩暈が起きそう。
それはそうと、魔法への耐性がない私は、水晶の森から出られないはずだ。ごくたまーに、結界内なら近くの森に、きのこ狩りとか星を見に行くとかくらいはある。どこに行くのかな。
「出かけるっつっても、水晶の森と雫の森の境あたりだがな。たまには、家以外での昼食もいいだろ?」
行動範囲が広がるのは、純粋に嬉しい。
それ以上に胸が高鳴ったのは、ふたりっきりでランチって、デートっぽいから。じわじわと幸せ気分がこみ上げてくる。
何を作ろう! お弁当なら、こちらの世界で定番だっていうナンぽいのが良い。香草が練りこんであるのが特徴だ。焼いたのがストックしてあるので、フライパンで温めなおしてバターを落とちゃおうかな! あと、師匠が好きだって言ってくれた甘めの卵焼き、受けが良かったタコさんウィンナーも!
あっ、一応ご本人にもお伺いをしておこうかな。
「ししょー、お弁当、何か希望ある?」
「そうだなぁ。足みたいのが生えたサルスス、あれ面白いよな」
「がってん!」
敬礼してみせると、師匠が呆れたように笑った。
サルススというのは、ウィンナーみたいなやつだ。師匠、意外に可愛いの好きなのだ。無表情で黙々と食べる姿が、やけに愛らしい。
思い出し笑いで、むふふと怪しい声が漏れてしまった。
「不気味な笑い方してんじゃねーよ」
「ししょー、失礼千万!」
珍しく乙女モード入れてみたのに、ひどい言いようだ。頬がふぐみたいに膨らんでいく。
眠そうな瞼をさらに落とした師匠が、すっと距離を取りった。悔しくて、逆に近づいてやる。嫌がらせだ。
「ししょー。離れるは、むすですよ」
「……あほ、弟子が」
てっきり立ち上がって逃げていくと思ったんだけど。いつの間にか、師匠の右手に顔を掴まれてしまった。今の私の顔がタコだ。ちょっとどころか、凄く変顔だろうね。
しゃべると余計おかしな顔になるのはわかっていたので、唇の先だけ動かして抗議しり。ばーか、ばーか。師匠のおばか。
師匠ってば、思いっきり鼻で笑いやがりました。
「お前、唇かさついてんなー」
「ほんと、無神経!」
って、待ってよ。頭を傾けて覗き込んでくる師匠は、とんでもなく体温が近い。伏し目が色っぽいっていうか、色素の薄い睫毛が日に光って綺麗だなぁとか。唇を見つめられすぎて、混乱も良いところだ。
実際、乾いているのは事実なので、恥しいったらありゃしない。机の上に随分と長い時間放置されているコップに手を伸ばすが、師匠に腕を取られてしまった。
「ほらよ」
「ぶわっ! 真っ暗!」
急に闇に覆われた。って言うと、魔法使ったみたいでかっこいいけど、実際は単なる布のせい。ギンガムチェックが視界を覆い尽くしている。ソファーの背に掛けてあったストールを、被せられたみたい。
しかも、器用にかさついていると言われた唇だけ、外気に触れている。どんな嫌がらせだ。
「うっせぇなー」
「だれのせい! 一体、どういうつも――」
と、唇に触れた冷たさに身が縮んだのも一瞬。それよりも、感じた柔らかさに、頭の中が真っ白になった。
「ししょ……?」
軽く触れただけの柔らかさは、すぐに離れていく。けれど、私はストールに手をかけたまま、固まってしまった。
ほんのりと香ったのは、ミントの匂い。つっと、唇を伝ったミント水のモノだろう。
「ししょ? え、あの」
「触れたら、だめだったか?」
するりと、ストールが後ろに滑っていく。見えたのは、眉を潜めて唇を薄く開いている師匠。目をまん丸にした私を見た瞬間、ものすっごく意地の悪い笑みを浮かべた。
泣きたくなったのはどうしてだろう。下唇を滑るぬくもりに、喉が鳴るの。
「えと、あの」
思わず口を覆ってしまう。呆然としている間に唇へ落ちてきていたぬくもり。
これって、まさか、キスじゃ、ないよね。キスって思ってしまったら、体温の上昇が止まらない。師匠の唇を見た数秒後、全身が音を立てて染まっていく。いやいや、まさか!
「なんだよ。口移しの方が、良かったのか?」
よくよく見ると、師匠の唇に触れている二本の指から、水滴が滴っていた。悪魔の如く歪められた唇をなぞって落ちていく雫。それが、ぺろりと舐め上げられる。
やられた! あの笑顔! 絶対、私が勘違いすると踏んでの仕業だ! 水がつけられた指で触れてたんだ。驚きのあまりわからなかった。
っていうか、触れてた指を目の前で舐められるって。自分の指じゃなくても、悶絶級に恥ずかしい。
「ししょーの変態!」
「んだよ。それが、若さだけが取り柄なのに潤いがねぇ弟子を気遣ってやった、優しいお師匠様に対する態度かぁ?」
「ししょうー的、許可なく乙女の唇触れる、ただのセクハラ!」
変態呼ばわりされて不機嫌になった師匠を、思いっきり睨んでやる。真っ赤なので迫力はないと思うけど、精一杯の反抗だ。
師匠は、おそらく『セクハラ』という言葉に反応して眉を潜めたんだと予想はつく。今までも冗談で散々言ってきたので、師匠も意味を覚えたみたいだ。
「じゃあ、どうする? お前が嫌なら、なるたけ触らねぇようにするけど」
私が応える前に、掴まれていた手首のぬくもりが解かれた。話を逸らされた気もするが、それよりも提示されている問題の方が重要だ。
目の前で両手を掲げている師匠。含み笑いで見下ろされているので、私が拒まないのを百も承知なんだろう。
ほんと、私、自分が知らない間に、何を口走ったのか。いえ、態度や表情で一目瞭然だろう。恥ずかしすぎる、自分。
「ししょー、いつもに増して、底意地悪い。意地悪じいさん」
「選択肢を与えてやってるんだから、感謝して欲しいくらいだぜ」
師匠は耳を疑うというように、わざとらしい驚き顔を作った。相変わらず、訪問者の方が居ない時は強気というか、意地悪というか。私に対しての優しさが迷子だよ。
どうしよう。ここで望むところと突っぱねるのも技なんだろうけど、駆け引きは苦手だ。それに師匠ってば、下手をすると本当に触れてくれなくなりそうなのだ。
「……嫌ない、です。嬉しいです、けど。」
羞恥心のあまり、師匠の顔を直視出来ない。下を向いて、師匠の袖の端を掴むのが精一杯だ。最後の方は、口の中でもごもごとうごめいて消えていった。
いつもの師匠なら、ここで頭を撫でてくれて終わりだろう。
「けど、なんだよ。指じゃなくて、本物が良いのか? そうか、物足りないか」
「――っ!」
くいっと顎をあげられた。親指が下唇の淵をなぞる。ぞくりと、体に痺れが走った。一気に耳が熱くなっていくのを感じる。
っていうか、なにこれ。今日は鬼畜キャラ⁉ 変な病原菌に犯されてるんですか⁉ おしまいには「はっきりおねだりしない悪い子には、お仕置きだな」とか舌舐りとかしちゃいませんよね? 出来れば、いつものへたれキャラの方が好ましい。
自信に満ちたアイスブルーの瞳に映った自分は、口を開けてみっともなく震えている。
「しっしっししょー、恋人ない弟子に、いつもこんなしてたの?!」
「オレ、今まで弟子とったことねぇし。それに、ラスターじゃあるまいし、想い人以外に口づけはしねぇな」
「あっ、そっか。私、初弟子。口にも、されてないか。って違―う! 言いたい意味、わかってるでしょ!」
肩を押し返そうと腕を突っぱねてみるが、師匠はぴくりとも動かない。
でも、そうだね。私も別に口にキスはされていない。挨拶のキスは、外国では割と普通なので、異世界でも有り得ない話ではない。
師匠が興味本位で、しかも弟子に手を出すような軽い人間でないのは、承知している。だから、ただの弟子である私に、本気で恋人同士がするようなキスをするつもりがないのは、わかっている。でも、明確な答えを貰っていない。
「アニム……前から思ってたけど、お前、故意にズレて捉えてるんじゃねぇよな?」
「ししょー、なに言いたいかさっぱり! ししょーこそ、ちゃんと、答えてよ!」
もう、唇が触れ合う直前なんですけどー!
心臓が爆発どころか、頭が煮えたぎりそう。
もういいや、好きにして。魂が出かけそうになり、瞼をきつく閉じる。けれど、いつまで経っても感触はやってこない。恐る恐るにでも瞼を開こうと思った瞬間、ふっと吐息がかかって、頬が強ばった。
「すんげぇ色。火の粉で火傷しそうだな」
ちゅっという可愛らしい音が、静かな部屋に落とされた。
火種が落とされたのは、閉じた瞼の上。ミントの香りが染みてきそう。清涼感あふれる香りだが、それを打ち消してしまうくらい熱が放出されている。
師匠は、まだソファーの背に手をかけて前倒し姿勢のまま。私が恥ずかしさのあまり涙目になっていくのを、ご満悦そうに見つめているよ。
「あっあたりまえなの! ししょーみたいな男性、触れられたら、私は爆発ですよ」
やられっぱなしは性に合わない。
きゅっと口元を締め、そっと身を乗り出す。師匠の脇の下に腕を回して、心持ち、自分の方に引いてやる。師匠の体は、すんなりバランスを崩した。
腕を回しているのと反対側の頬へ、軽く触れる。うわぁ、二百六十才のおじいちゃんのくせに、なんてすべすべなお肌なんだろう。すぐ離れるのは悔しいので、数秒、そのままくっついてやる。
「んなっ――!」
頬に手を当てた師匠が、音を立てて後ずさって行った。さっきからブーツのままソファーに乗り上がっているが、汚れていないのを願う。
師匠の余裕は、颯爽と手を振って去っていったようだ。耳と頬を真っ赤に染めた師匠が、ソファーの端でひっくり返りそうになっている。ぷぷっ。
「される、恥ずかしい。わかったでしょ?」
腰に手を当てて、もう片方の指をびしっと突き出してやる。私も師匠に負けないくらい赤面していると思うので、怖くはないと思う。とりあえず、勝ち誇った笑みでも浮かべておくか。
端から見たら、すんごい茶番だよね。うん、自覚はあります。
「やめた。出かけるのは明日にする」
師匠が疲労感いっぱいに背を丸めた。
うん、こっちの方が師匠っぽい。今日の奇行は、風邪でも引いて発熱しているせいかもしれないので、お外ランチ中止のお知らせにも素直に頷いておいてあげよう。
「まぁ、良いですけど。明日は、約束だよ」
隣に腰掛け直した師匠は、こてんと倒れてきた。着地点は私の膝の上。
「ん、わかってるって。オレ、ちょっと寝るわ。膝、借りる」
事後承諾ですよ、師匠。心の準備――はする時間がなくて良かった。
肉付きがちょうど良かったのか、師匠はすぐに瞼を閉じて寝るモードに入ってしまった。
ももに感じる重みに、笑みが広がっていく。
「ししょー、おやすみなさい」
ずり落ちたままだったストールを拾い上げ、師匠にかけてあげる。屈んだ拍子に近づいた胸に圧迫感があったのか、一瞬身じろぎされたが、すぐに大人しくなる。
残念ながら、ラスターさんのように迫力があるお胸じゃないので害はないもんね。
「おー……」
少し乱れた師匠の前髪を直していると、律儀な返事があった。少し掠れた声は、とても心地よく耳をくすぐる。
さて。動けなくなってしまった私は、何をして時間を潰そうかな。しばらくは師匠の寝顔を堪能して、飽きたら料理ノートでお昼の献立を考えようかな。
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