3 / 47
親友の、お兄ちゃんと。3(完結)
しおりを挟む
「あっ、あっ…」
翔太くんはルームウェアのショートパンツと一緒にパンツまで下ろそうとしてきた。
「だめ!そこはだめ!」
「今更やめれないよ」
脱がされまいとショートパンツを掴んでいた手がすぐ振りほどかれ、あたしは全裸にされてしまった。
「もう…やめてください…」
「だから今更やめれないって」
「あぁっ!!」
びくっと体が跳ねる。あたしの中に指が入ってきたから…
「リカちゃんびしょびしょだよ?」
「んっ、や、ぁっっ!!」
中が十分過ぎるくらいに濡れているのを確認した翔太くんは指をゆっくりと動かした。
「気持ちいい?」
「…っ、気持ちいいっ…」
最初は1本だけだった指が、また1本足される。翔太くんの指があたしの入り口と奥を前後すればするほど、水音が大きくなる。
「んっ、ぁ…ダメ…」
「なんで?」
「なんかっ…変、おく、すごい熱い…っ!」
「ん?いきそう?」
「わかんない、こんなの知らない…無理、おかしくなる…っ」
「今までいったことないんだ。それいきそうってことだよ」
だんだん翔太くんの指の動きが激しくなっていく。
「…や、指止めてっ!ほんとに変になる、こわいっ…」
「怖くないよ、もっと気持ち良くなるから」
鳥肌が立ってくる。寒くもないのに、むしろ暑いくらいなのに。それに、弄られているところから何かが込み上げてくるような気がする。なにこれ…
「や…むり、むり…あぁあー!!!」
***
「目覚めた?」
「うん…あたし今…」
「思いっきりいってたよ。記憶ない?」
熱い、このままどうなっちゃうの?そう思った後に今まで経験したことないくらい気持ち良くなって頭がまっしろになって…それからの記憶が全然無い。あれがいく、ってことなんだ…
「俺が初めてリカちゃんをいかせた男なんだ。うれし」
翔太くんがあたしを抱き締めながら頭を撫でて、キスをした。
「…リカちゃん、俺の舐めれる?」
ふと見ると、翔太くんも全裸だった。
「うん…」
言われるがままに、あたしは翔太くんの硬くなったものを口に含んだ。まだ頭が寝てる。ふわふわってして、ぼーっとする。そんな意識の中で舌を絡めたりしごいたりしながら…
「うまいね、気持ちいいよ」
犬みたいに四つん這いになって舐めているあたしの頭を翔太くんが優しく撫でた。
「…入れよ。このままじゃ入れる前にいっちゃうし」
ベッドに押し倒され、翔太くんが自分のそそり立ったモノをあたしの中の壁を掻き分けるように押し込んで、奥まで一気に貫いた。
「やぁんっ!!」
「きっつ…動かすよ」
「あ、あ!!」
…途中でレイちゃんが帰ってきたら、どうしよう…そう思えば思うほど興奮してしまう。気持ちよすぎて頭がおかしくなりそう…
翔太くんがあたしの片足を掴んで高く持ち上げて、さっきより奥に入ってきたと思えば翔太くんがめちゃくちゃに腰を振った。
「あぁ!それ、激しっ…あぁぁだめっ」
「リカちゃんの中めっちゃ気持ちいい」
「…んぁっ!あ!!翔太くんっ…またきちゃうっ、すごい気持ちいいのきちゃうっ…あぁっ、や…!!あーっ!!」
体が痙攣して、気付けば頰に一筋の涙がつたっていた。やめてって言っても翔太くんの腰は止まらないし、抵抗する力だって無いから、されるがままだ。しばらくして翔太くんの出した熱いものがお腹に出された。
「はぁ…はぁっ」
…こんなのはじめて。セックスってこんなに気持ちよかったんだ…
「…開発しちゃったかな」
翔太くんがそう呟いたのは何となくわかったけど…何も考えられない…
***
“体から入る関係とかありえないし”
”簡単に体許す女マジ嫌い!”
ふと、彼氏が浮気した時にいつも言っているレイちゃんの言葉が思い浮かんだ。
今日も帰ってきたらレイちゃんはそう言うだろう。
あたしはレイちゃんに嫌われる女になってしまった。このこと、レイちゃんが知ったらどう思うだろう。絶対言えない。
「…リカちゃん、レイには内緒にしといてね」
「…うん」
「俺の彼女とあいつ仲良いんだよ、絶対黙っててね」
彼女いたんだ…
“それから、彼女持ちの男とやる女はもっと嫌い!”
レイちゃんの声がまた頭の中で聞こえる。
「彼女がいるのに…なんで?」
セックスしたからって付き合えるなんて全く思っていない。誘われたからって部屋に行ったのもあたし、ベッドに入ったのもあたし。ただでさえバカなことしたって思うのに、翔太くんに彼女がいることを聞くと虚しくなる。
「リカちゃん可愛いから。前から狙ってた」
「それだけ?」
「それだけ」
「彼女いるくせに…」
「自分の欲望に素直なんだよ」
そんなことを言っているうちにレイちゃんから連絡があった。今日は帰れなさそうだって。
「…レイちゃん、今日は帰れないみたい」
「そっか。じゃもう一回しよ」
「何考えてるの!?」
ルームウェアを着直そうとしたらすかさず翔太くんはあたしを捕まえて首筋にキスをした。
「さっき気持ちよくなかったの?」
「…やっ」
翔太くんの唇がそのまま背中をつたい、体が反応してしまう。
「ねぇ、気持ちよくなかった?」
「…気持ちよかった」
「リカちゃんも素直になればいいじゃん。もう一回気持ちよくなりたくないの?」
「…なりたい」
結局あたしはもう一度翔太くんに抱かれた。翔太くんの彼女に罪悪感を感じながら。
だめなのに。気持ちよすぎて抵抗出来ない…
***
その日以来、レイちゃんがいない時に翔太くんに呼び出されてセックスをしている。
「あ、っあっ」
「気持ち良さそうな顔して。今日もいっぱいいかせてあげるね」
「んっ…あ、あ…」
開発しちゃったかな。初めてのセックスでそう言われて以来、あたしはどんどん感じやすい体になっていった。入れられただけでいっちゃうくらい…
「あぁんっ!いくっ…いっちゃう!」
彼女さんごめんなさい。レイちゃんごめんなさい。けど今はまだ翔太くんに与えられる快楽に勝てないの。
-END-
翔太くんはルームウェアのショートパンツと一緒にパンツまで下ろそうとしてきた。
「だめ!そこはだめ!」
「今更やめれないよ」
脱がされまいとショートパンツを掴んでいた手がすぐ振りほどかれ、あたしは全裸にされてしまった。
「もう…やめてください…」
「だから今更やめれないって」
「あぁっ!!」
びくっと体が跳ねる。あたしの中に指が入ってきたから…
「リカちゃんびしょびしょだよ?」
「んっ、や、ぁっっ!!」
中が十分過ぎるくらいに濡れているのを確認した翔太くんは指をゆっくりと動かした。
「気持ちいい?」
「…っ、気持ちいいっ…」
最初は1本だけだった指が、また1本足される。翔太くんの指があたしの入り口と奥を前後すればするほど、水音が大きくなる。
「んっ、ぁ…ダメ…」
「なんで?」
「なんかっ…変、おく、すごい熱い…っ!」
「ん?いきそう?」
「わかんない、こんなの知らない…無理、おかしくなる…っ」
「今までいったことないんだ。それいきそうってことだよ」
だんだん翔太くんの指の動きが激しくなっていく。
「…や、指止めてっ!ほんとに変になる、こわいっ…」
「怖くないよ、もっと気持ち良くなるから」
鳥肌が立ってくる。寒くもないのに、むしろ暑いくらいなのに。それに、弄られているところから何かが込み上げてくるような気がする。なにこれ…
「や…むり、むり…あぁあー!!!」
***
「目覚めた?」
「うん…あたし今…」
「思いっきりいってたよ。記憶ない?」
熱い、このままどうなっちゃうの?そう思った後に今まで経験したことないくらい気持ち良くなって頭がまっしろになって…それからの記憶が全然無い。あれがいく、ってことなんだ…
「俺が初めてリカちゃんをいかせた男なんだ。うれし」
翔太くんがあたしを抱き締めながら頭を撫でて、キスをした。
「…リカちゃん、俺の舐めれる?」
ふと見ると、翔太くんも全裸だった。
「うん…」
言われるがままに、あたしは翔太くんの硬くなったものを口に含んだ。まだ頭が寝てる。ふわふわってして、ぼーっとする。そんな意識の中で舌を絡めたりしごいたりしながら…
「うまいね、気持ちいいよ」
犬みたいに四つん這いになって舐めているあたしの頭を翔太くんが優しく撫でた。
「…入れよ。このままじゃ入れる前にいっちゃうし」
ベッドに押し倒され、翔太くんが自分のそそり立ったモノをあたしの中の壁を掻き分けるように押し込んで、奥まで一気に貫いた。
「やぁんっ!!」
「きっつ…動かすよ」
「あ、あ!!」
…途中でレイちゃんが帰ってきたら、どうしよう…そう思えば思うほど興奮してしまう。気持ちよすぎて頭がおかしくなりそう…
翔太くんがあたしの片足を掴んで高く持ち上げて、さっきより奥に入ってきたと思えば翔太くんがめちゃくちゃに腰を振った。
「あぁ!それ、激しっ…あぁぁだめっ」
「リカちゃんの中めっちゃ気持ちいい」
「…んぁっ!あ!!翔太くんっ…またきちゃうっ、すごい気持ちいいのきちゃうっ…あぁっ、や…!!あーっ!!」
体が痙攣して、気付けば頰に一筋の涙がつたっていた。やめてって言っても翔太くんの腰は止まらないし、抵抗する力だって無いから、されるがままだ。しばらくして翔太くんの出した熱いものがお腹に出された。
「はぁ…はぁっ」
…こんなのはじめて。セックスってこんなに気持ちよかったんだ…
「…開発しちゃったかな」
翔太くんがそう呟いたのは何となくわかったけど…何も考えられない…
***
“体から入る関係とかありえないし”
”簡単に体許す女マジ嫌い!”
ふと、彼氏が浮気した時にいつも言っているレイちゃんの言葉が思い浮かんだ。
今日も帰ってきたらレイちゃんはそう言うだろう。
あたしはレイちゃんに嫌われる女になってしまった。このこと、レイちゃんが知ったらどう思うだろう。絶対言えない。
「…リカちゃん、レイには内緒にしといてね」
「…うん」
「俺の彼女とあいつ仲良いんだよ、絶対黙っててね」
彼女いたんだ…
“それから、彼女持ちの男とやる女はもっと嫌い!”
レイちゃんの声がまた頭の中で聞こえる。
「彼女がいるのに…なんで?」
セックスしたからって付き合えるなんて全く思っていない。誘われたからって部屋に行ったのもあたし、ベッドに入ったのもあたし。ただでさえバカなことしたって思うのに、翔太くんに彼女がいることを聞くと虚しくなる。
「リカちゃん可愛いから。前から狙ってた」
「それだけ?」
「それだけ」
「彼女いるくせに…」
「自分の欲望に素直なんだよ」
そんなことを言っているうちにレイちゃんから連絡があった。今日は帰れなさそうだって。
「…レイちゃん、今日は帰れないみたい」
「そっか。じゃもう一回しよ」
「何考えてるの!?」
ルームウェアを着直そうとしたらすかさず翔太くんはあたしを捕まえて首筋にキスをした。
「さっき気持ちよくなかったの?」
「…やっ」
翔太くんの唇がそのまま背中をつたい、体が反応してしまう。
「ねぇ、気持ちよくなかった?」
「…気持ちよかった」
「リカちゃんも素直になればいいじゃん。もう一回気持ちよくなりたくないの?」
「…なりたい」
結局あたしはもう一度翔太くんに抱かれた。翔太くんの彼女に罪悪感を感じながら。
だめなのに。気持ちよすぎて抵抗出来ない…
***
その日以来、レイちゃんがいない時に翔太くんに呼び出されてセックスをしている。
「あ、っあっ」
「気持ち良さそうな顔して。今日もいっぱいいかせてあげるね」
「んっ…あ、あ…」
開発しちゃったかな。初めてのセックスでそう言われて以来、あたしはどんどん感じやすい体になっていった。入れられただけでいっちゃうくらい…
「あぁんっ!いくっ…いっちゃう!」
彼女さんごめんなさい。レイちゃんごめんなさい。けど今はまだ翔太くんに与えられる快楽に勝てないの。
-END-
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
282
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる