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2 企業設立?(雇い主に殺害容疑あり)
終着エキサイテング
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噴水が中心に座っている公園は異様な光景が広がっている。まず黒フードの男だ。こいつは恐らく商人に上手い話を裏でまわすディーラーだ。それを証拠に隣に居る西洋甲冑はビフレストお抱えの元ジークフリートをよんだ。今こいつがこの場を支配しているといっていい。地面に寝ころがる縛られたポコも、それを踏みつけるガスマスクも西洋甲冑を注視している。
「義理立てはさせてもらう。」
西洋甲冑はあの黄金剣を握っている。なんの仕組みかしらないが黄金の剣戟は当れば即死。その効果範囲は定かじゃないが、足元のポコに当らないとも限らない。
「じゃあな二人とも」
まずい。西洋甲冑は柄を握っていた。やられる。
「すとーーーーーーっぷ!!」
この状況で声が割って入った事で状況が固まる。空白になった雰囲気に横入りしたのは、パンチパーマが特徴的な恰幅のいい黒人女性が制服姿の男達を引き連れて現れた。
だとしても、こんな状況で動きを止めるような輩達ではない。ドスの利いた声だが身体を止めた理由はそれだけでは不十分。その答えを黒フードが言った。
「声が聞えた瞬間に魔力が消えた…。いや、声に魔力が消されたんだな。なにもんだ。」
黒フードの愚痴を、舌打ちで返事をした。
「下っ端のゴロツキ風情が何か言ってるわね。耳障りが悪いからお縄に付けたい所だけど、お隣の元同僚が邪魔だわ。」
「・・・めんどくさい奴が現れちゃって、何しに来たナサニエル。ハウンドなんか連れちゃって。」
ナサニエルと呼ばれた黒人女性が大きく笑って答えた。
「なにって、そらそこのガスマスクを迎えに来たのよ。ハウンドの大事な戦力が、最速に殺されかけてるんだから。」
「ボス…。」
ガスマスクは俯いてポコを見た。その様子を伺っていたナサニエルは顎を指でなぞったあと腰に手を回した。
「やめときなさい。ここにいる人間はどれもややこしいの_____はぁ?!」
突然の出来事が空気を止める。それは何故か。俺がポコを瞬間移動で動かしたからだ。近くの宿屋から見ていたので座標を間違えることもない。ポコは五体満足で縛られたまま、床に落ちた。
「あれ?ここは…ご、ご主人さま!」
「すまないポコ。遅れた。」
「いえそれはいいんです!アナを助けて__」
それを忘れていたと後悔する前に視線を戻す。すると、そこにいたはずの集まりは解散されていて、ただ噴水が打ち鳴らす水の音だけが響いている。
「義理立てはさせてもらう。」
西洋甲冑はあの黄金剣を握っている。なんの仕組みかしらないが黄金の剣戟は当れば即死。その効果範囲は定かじゃないが、足元のポコに当らないとも限らない。
「じゃあな二人とも」
まずい。西洋甲冑は柄を握っていた。やられる。
「すとーーーーーーっぷ!!」
この状況で声が割って入った事で状況が固まる。空白になった雰囲気に横入りしたのは、パンチパーマが特徴的な恰幅のいい黒人女性が制服姿の男達を引き連れて現れた。
だとしても、こんな状況で動きを止めるような輩達ではない。ドスの利いた声だが身体を止めた理由はそれだけでは不十分。その答えを黒フードが言った。
「声が聞えた瞬間に魔力が消えた…。いや、声に魔力が消されたんだな。なにもんだ。」
黒フードの愚痴を、舌打ちで返事をした。
「下っ端のゴロツキ風情が何か言ってるわね。耳障りが悪いからお縄に付けたい所だけど、お隣の元同僚が邪魔だわ。」
「・・・めんどくさい奴が現れちゃって、何しに来たナサニエル。ハウンドなんか連れちゃって。」
ナサニエルと呼ばれた黒人女性が大きく笑って答えた。
「なにって、そらそこのガスマスクを迎えに来たのよ。ハウンドの大事な戦力が、最速に殺されかけてるんだから。」
「ボス…。」
ガスマスクは俯いてポコを見た。その様子を伺っていたナサニエルは顎を指でなぞったあと腰に手を回した。
「やめときなさい。ここにいる人間はどれもややこしいの_____はぁ?!」
突然の出来事が空気を止める。それは何故か。俺がポコを瞬間移動で動かしたからだ。近くの宿屋から見ていたので座標を間違えることもない。ポコは五体満足で縛られたまま、床に落ちた。
「あれ?ここは…ご、ご主人さま!」
「すまないポコ。遅れた。」
「いえそれはいいんです!アナを助けて__」
それを忘れていたと後悔する前に視線を戻す。すると、そこにいたはずの集まりは解散されていて、ただ噴水が打ち鳴らす水の音だけが響いている。
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