9 / 42
第9話 学園一のアイドルに「色仕掛け」をされたので、リボンを綺麗に結んであげました
しおりを挟む
(負けられませんわ……!)
放課後の茶道室。
私、白雪ミアは、茶釜の湯が沸く音を聞きながら、自身の高鳴る鼓動を抑え込んでいました。
昨日の「ドア開け事件」以来、私の心は平沢拓海様で埋め尽くされています。
あのような気高く、慈愛に満ちた殿方は、この世界に二人といません。
ですが、ライバルは強力です。
あの古賀陽菜さん。彼女はあろうことか、拓海様の腕に胸を押し付けるという、破廉恥極まりない攻撃を仕掛けていました。
悔しいですが、殿方はああいう「直接的な誘惑」に弱いと聞きます。
(私には、家柄も品性もあります。ですが……「女」としての武器を使わなければ、あの方を振り向かせることはできないのかもしれません)
私は決意しました。
今日、この密室で、拓海様に私の全てをお見せするのです。
そのために、侍女から没収した『男性を虜にする100のテクニック(庶民向け)』という怪しげな本も熟読してきました。
コンコン。
「失礼します。……白雪さん? 呼ばれたから来たんだけど」
「お、お待ちしておりました! さあ、どうぞ中へ!」
私は拓海様を招き入れ、すかさず背後の障子を閉めました。
密室。二人きり。
畳の匂いと、私の甘い香水の香りが混じり合う空間。
拓海様は正座し、不思議そうな顔で私を見ています。
「それで、話ってなに?」
「は、はい……。その、お茶を点てましたので」
私は震える手で、お茶碗を差し出しました。
ですが、ただ飲むだけではいけません。
あのアドバイス本にはこう書いてありました。
『男はチラリズムに弱い。普段隠されている部分を見せるべし』と。
私は覚悟を決めました。
清楚の象徴である私にとって、これは清水の舞台から飛び降りるほどの暴挙。
ですが、拓海様のためなら……!
「……拓海様。暑くは、ありませんか?」
「え? まあ、ちょっと蒸すかな」
「でしたら……少し、着崩してもよろしいでしょうか……?」
私はゆっくりと、制服のブラウスの第一ボタンに手をかけました。
そして、胸元のリボンを、あえて「ゆるり」とほどいたのです。
スルリ……。
赤に染まった私の顔。
露わになった、白く華奢な鎖骨。
そして、乱れたリボン。
完璧なアイドルである私の、あられもない「隙」。
(どうですか、拓海様……! これが私の、精一杯の「誘惑」ですわ!)
私は上目遣いで、潤んだ瞳を拓海様に向けました。
さあ、理性を失って、私を押し倒してくださいませ……!
しかし、拓海様の反応は予想外でした。
「あー……」
彼は困ったように眉を下げ、ため息をついたのです。
「ダメだよ、白雪さん」
「えっ……?」
「リボン、ほどけてるよ。だらしない格好は、君の品格を落とすことになる」
拓海様はスッ、と私に近づきました。
そして、私の胸元に手を伸ばし――。
「え、あ、あの……!?」
(まさか、このまま服を脱がされるのですか!? いきなり!? キャァァァッ♡)
私が目をギュッと瞑って身を硬くした、その時でした。
首元に、キュッ、という心地よい締め付けを感じました。
「……ん、これでよし」
目を開けると、そこには満足げに微笑む拓海様の顔がありました。
そして私の胸元を見ると、ほどきかけたリボンが、見たこともないほど美しく、左右対称の完璧な形で結び直されていたのです。
「き、これは……?」
「日本……いや、私の故郷の結び方だよ。ほどけにくくて、見た目も綺麗だろ?」
「……ッ!!」
電流が走りました。
誘惑しようとした私を諌め、あまつさえ、その「神の指先」で私の乱れを正したのです。
しかも、この複雑怪奇で美しい結び目……。
(これは……『拘束』……!?)
私の妄想が爆発しました。
彼は言葉ではなく、行動で示したのです。
『お前は乱れるな。俺の色に染まり、俺に縛られていろ』と。
私の胸元にあるこのリボンは、拓海様が私にかけた「首輪」であり「所有の証」……!
「はぁぁぁ……っ♡」
私はその場で崩れ落ち、熱い吐息を漏らしました。
なんて……なんてサディスティックで、独占欲の強いお方なのでしょう!
色仕掛けをした私が恥ずかしくなるほど、彼は一枚も二枚も上手でした。
「白雪さん? 大丈夫? やっぱり暑かった?」
「いいえ……! いいえ!!」
私は涙目で拓海様の手を握り締めました。
「一生……一生ほどきません! このリボンは、私の宝物にします! お風呂に入る時も、寝る時も、絶対にこの結び目は守り抜きますわ!」
「いや、それは不衛生だからほどいて?」
「愛しています、拓海様……! あなたの『戒め』に、私は永遠に囚われます……!」
私は恍惚の表情で、綺麗に結ばれたリボンを胸に抱きしめました。
どうやら私の色仕掛けは失敗しましたが、代わりに「一生の愛の契約」を結んでいただけたようです。
放課後の茶道室。
私、白雪ミアは、茶釜の湯が沸く音を聞きながら、自身の高鳴る鼓動を抑え込んでいました。
昨日の「ドア開け事件」以来、私の心は平沢拓海様で埋め尽くされています。
あのような気高く、慈愛に満ちた殿方は、この世界に二人といません。
ですが、ライバルは強力です。
あの古賀陽菜さん。彼女はあろうことか、拓海様の腕に胸を押し付けるという、破廉恥極まりない攻撃を仕掛けていました。
悔しいですが、殿方はああいう「直接的な誘惑」に弱いと聞きます。
(私には、家柄も品性もあります。ですが……「女」としての武器を使わなければ、あの方を振り向かせることはできないのかもしれません)
私は決意しました。
今日、この密室で、拓海様に私の全てをお見せするのです。
そのために、侍女から没収した『男性を虜にする100のテクニック(庶民向け)』という怪しげな本も熟読してきました。
コンコン。
「失礼します。……白雪さん? 呼ばれたから来たんだけど」
「お、お待ちしておりました! さあ、どうぞ中へ!」
私は拓海様を招き入れ、すかさず背後の障子を閉めました。
密室。二人きり。
畳の匂いと、私の甘い香水の香りが混じり合う空間。
拓海様は正座し、不思議そうな顔で私を見ています。
「それで、話ってなに?」
「は、はい……。その、お茶を点てましたので」
私は震える手で、お茶碗を差し出しました。
ですが、ただ飲むだけではいけません。
あのアドバイス本にはこう書いてありました。
『男はチラリズムに弱い。普段隠されている部分を見せるべし』と。
私は覚悟を決めました。
清楚の象徴である私にとって、これは清水の舞台から飛び降りるほどの暴挙。
ですが、拓海様のためなら……!
「……拓海様。暑くは、ありませんか?」
「え? まあ、ちょっと蒸すかな」
「でしたら……少し、着崩してもよろしいでしょうか……?」
私はゆっくりと、制服のブラウスの第一ボタンに手をかけました。
そして、胸元のリボンを、あえて「ゆるり」とほどいたのです。
スルリ……。
赤に染まった私の顔。
露わになった、白く華奢な鎖骨。
そして、乱れたリボン。
完璧なアイドルである私の、あられもない「隙」。
(どうですか、拓海様……! これが私の、精一杯の「誘惑」ですわ!)
私は上目遣いで、潤んだ瞳を拓海様に向けました。
さあ、理性を失って、私を押し倒してくださいませ……!
しかし、拓海様の反応は予想外でした。
「あー……」
彼は困ったように眉を下げ、ため息をついたのです。
「ダメだよ、白雪さん」
「えっ……?」
「リボン、ほどけてるよ。だらしない格好は、君の品格を落とすことになる」
拓海様はスッ、と私に近づきました。
そして、私の胸元に手を伸ばし――。
「え、あ、あの……!?」
(まさか、このまま服を脱がされるのですか!? いきなり!? キャァァァッ♡)
私が目をギュッと瞑って身を硬くした、その時でした。
首元に、キュッ、という心地よい締め付けを感じました。
「……ん、これでよし」
目を開けると、そこには満足げに微笑む拓海様の顔がありました。
そして私の胸元を見ると、ほどきかけたリボンが、見たこともないほど美しく、左右対称の完璧な形で結び直されていたのです。
「き、これは……?」
「日本……いや、私の故郷の結び方だよ。ほどけにくくて、見た目も綺麗だろ?」
「……ッ!!」
電流が走りました。
誘惑しようとした私を諌め、あまつさえ、その「神の指先」で私の乱れを正したのです。
しかも、この複雑怪奇で美しい結び目……。
(これは……『拘束』……!?)
私の妄想が爆発しました。
彼は言葉ではなく、行動で示したのです。
『お前は乱れるな。俺の色に染まり、俺に縛られていろ』と。
私の胸元にあるこのリボンは、拓海様が私にかけた「首輪」であり「所有の証」……!
「はぁぁぁ……っ♡」
私はその場で崩れ落ち、熱い吐息を漏らしました。
なんて……なんてサディスティックで、独占欲の強いお方なのでしょう!
色仕掛けをした私が恥ずかしくなるほど、彼は一枚も二枚も上手でした。
「白雪さん? 大丈夫? やっぱり暑かった?」
「いいえ……! いいえ!!」
私は涙目で拓海様の手を握り締めました。
「一生……一生ほどきません! このリボンは、私の宝物にします! お風呂に入る時も、寝る時も、絶対にこの結び目は守り抜きますわ!」
「いや、それは不衛生だからほどいて?」
「愛しています、拓海様……! あなたの『戒め』に、私は永遠に囚われます……!」
私は恍惚の表情で、綺麗に結ばれたリボンを胸に抱きしめました。
どうやら私の色仕掛けは失敗しましたが、代わりに「一生の愛の契約」を結んでいただけたようです。
9
あなたにおすすめの小説
ガチャと異世界転生 システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!
よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。
獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。
俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。
単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。
ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。
大抵ガチャがあるんだよな。
幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。
だが俺は運がなかった。
ゲームの話ではないぞ?
現実で、だ。
疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。
そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。
そのまま帰らぬ人となったようだ。
で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。
どうやら異世界だ。
魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。
しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。
10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。
そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。
5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。
残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。
そんなある日、変化がやってきた。
疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。
その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。
うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました
akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」
帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。
謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。
しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。
勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!?
転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。
※9月16日
タイトル変更致しました。
前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。
仲間を強くして無双していく話です。
『小説家になろう』様でも公開しています。
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!
インターネットで異世界無双!?
kryuaga
ファンタジー
世界アムパトリに転生した青年、南宮虹夜(ミナミヤコウヤ)は女神様にいくつものチート能力を授かった。
その中で彼の目を一番引いたのは〈電脳網接続〉というギフトだ。これを駆使し彼は、ネット通販で日本の製品を仕入れそれを売って大儲けしたり、日本の企業に建物の設計依頼を出して異世界で技術無双をしたりと、やりたい放題の異世界ライフを送るのだった。
これは剣と魔法の異世界アムパトリが、コウヤがもたらした日本文化によって徐々に浸食を受けていく変革の物語です。
異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。
久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。
事故は、予想外に起こる。
そして、異世界転移? 転生も。
気がつけば、見たことのない森。
「おーい」
と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。
その時どう行動するのか。
また、その先は……。
初期は、サバイバル。
その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。
有名になって、王都へ。
日本人の常識で突き進む。
そんな感じで、進みます。
ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。
異世界側では、少し非常識かもしれない。
面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります
竹桜
ファンタジー
武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。
転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。
剣ぺろ伝説〜悪役貴族に転生してしまったが別にどうでもいい〜
みっちゃん
ファンタジー
俺こと「天城剣介」は22歳の日に交通事故で死んでしまった。
…しかし目を覚ますと、俺は知らない女性に抱っこされていた!
「元気に育ってねぇクロウ」
(…クロウ…ってまさか!?)
そうここは自分がやっていた恋愛RPGゲーム
「ラグナロク•オリジン」と言う学園と世界を舞台にした超大型シナリオゲームだ
そんな世界に転生して真っ先に気がついたのは"クロウ"と言う名前、そう彼こそ主人公の攻略対象の女性を付け狙う、ゲーム史上最も嫌われている悪役貴族、それが
「クロウ•チューリア」だ
ありとあらゆる人々のヘイトを貯める行動をして最後には全てに裏切られてザマァをされ、辺境に捨てられて惨めな日々を送る羽目になる、そう言う運命なのだが、彼は思う
運命を変えて仕舞えば物語は大きく変わる
"バタフライ効果"と言う事を思い出し彼は誓う
「ザマァされた後にのんびりスローライフを送ろう!」と!
その為に彼がまず行うのはこのゲーム唯一の「バグ技」…"剣ぺろ"だ
剣ぺろと言う「バグ技」は
"剣を舐めるとステータスのどれかが1上がるバグ"だ
この物語は
剣ぺろバグを使い優雅なスローライフを目指そうと奮闘する悪役貴族の物語
(自分は学園編のみ登場してそこからは全く登場しない、ならそれ以降はのんびりと暮らせば良いんだ!)
しかしこれがフラグになる事を彼はまだ知らない
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる