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壁一枚隔てた、地獄のオーケストラ
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拓(たっくん)にとって、陽菜(ひな)の体は「神域」だった。
指先を絡めるだけで顔を赤らめ、初めてのキスでは震えていた清純な幼馴染。
だが、テニスサークルの主将・本田は、その「純白」を汚すことにのみ執着した。
本田は、陽菜が一人で抱えていた経済的な不安に付け入り、巧妙に彼女を孤立させた。
「拓には言うなよ。あいつに心配かけるだけだろ? 俺が『個人的』に助けてやる」
そう言って密室に連れ込まれたのが地獄の始まりだった。
最初は強引なキス。次は服の上からの愛撫。陽菜が涙を浮かべて拒むと、本田は「あいつにバラされたくないだろ?」と耳元で囁き、彼女の逃げ道を塞いだ。
そしてある夜、陽菜の「奥」を初めて貫いたのは、二十年寄り添った拓ではなく、暴力的な情熱を剥き出しにした本田だった。
「……んぐっ、あ……あぁぁっ!!」
生まれて初めて経験する、内側から全てを掻き回されるような激しい突進。
拓の温い愛撫とは正反対の、粘膜を削り取るような荒々しさに、陽菜の身体は恐怖を上書きするほどの、本能的な悦楽に焼き切られた。
一度知った「毒」は、陽菜の全身に回り、彼女を「本田の獲物」へと変えていった。
そして今、僕は陽菜と本田が潜むビジネスホテルの隣、305号室の壁に耳を押し当てている。
「……ぁっ、んっ、んぅ……本田さん、……そこ、……あ、あぁぁぁっ!!」
壁越しに聞こえるのは、拓には決して見せなかった、雌としての剥き出しの喘ぎだ。
グチャ、グチャという、粘膜同士が激しくぶつかり、蜜が溢れ出す卑猥な音が、静まり返った室内で異様に大きく響く。
「おい、陽菜。……拓の指じゃ、こんなに濡れねえんだろ? お前のここ、俺のモノを迎え入れるために、こんなにヒクついてやがるぞ」
「あ……っ、やだ、言わないで……っ! ああぁっ! すごい、すごいぃっ! 本田さんの……中まで、全部、入ってきてるぅ……っ!!」
陽菜の、理性が消失した高い絶叫。
その瞬間、僕は自分の股間が、かつてないほど激しく、狂おしい熱を帯びて脈打つのを感じた。
悔しい。本田を殺したい。汚された陽菜をぶん殴りたい。
だが、僕の指先は、裏腹にズボンのチャックを乱暴に下ろしていた。
「……っ、陽菜……っ!」
壁の向こうでは、本田が陽菜を四つん這いにさせ、獣のように背後から突いているのが音だけで分かった。
パチン、パチンという、肉が弾ける乾いた音。
「ほら、あいつに電話してやろうか? 『今、俺が陽菜の奥まで種を仕込んでるぞ』ってよ」
「んんぅっ! だめ、だめぇっ! 拓に、知られ……っ、あぁぁぁっ! もっと、もっと、壊してぇっ!!」
本田の汚い言葉に、陽菜が「壊して」と、この世で最も淫らな声で応える。
その瞬間、僕の脳内で何かが弾けた。
陽菜が、あの綺麗な顔を歪めて、白目を剥きながら、本田の太い熱を必死に飲み込もうと腰を振っている姿。
僕は、壁越しに伝わる陽菜の絶頂の震えに合わせ、自分の限界を握りしめた。
「……陽菜……陽菜ぁっ!!」
壁の向こうで、本田の「……出すぞ、陽菜ぁ!」という咆哮と、陽菜の「……あ、ああああああぁぁっ!!」という絶叫が重なる。
それと同時に、僕の指先からも、どろりとした、情けないほどの執着と絶望を孕んだ熱い塊が、ベッドシーツへと溢れ出した。
数時間後、ホテルのロビー。
「あ、たっくん。待っててくれたんだ。……買い物、時間かかっちゃって」
現れた陽菜は、頬を火照らせ、少し足元が覚束ない。
彼女が歩くたび、そのスカートの奥、拓が触れることすら躊躇った聖域からは、本田の生々しい種が溢れ、太ももを伝い落ちているはずだ。
「……いいよ。帰ろう、陽菜」
僕は、わざと陽菜の腰を強く抱き寄せた。
彼女の身体が、一瞬だけ恐怖で強張る。
「……たっくん、……どうしたの?」
「ううん。なんだか今日の陽菜、すごく……『いい匂い』がするから」
陽菜の瞳に、一瞬だけ絶望が走る。
自分が汚されたことを、拓が気づいているのではないかという恐怖。
だが、その恐怖こそが、彼女をさらなる快楽へと誘う「最後のスパイス」になることを、僕は知っている。
バレていないと思っている陽菜。
すべてを知りながら、汚された彼女を「自分だけの汚物入れ」として愛し続ける僕。
僕たちの物語は、この泥濘の中で、二度と引き返せない深淵へと沈んでいく――。
指先を絡めるだけで顔を赤らめ、初めてのキスでは震えていた清純な幼馴染。
だが、テニスサークルの主将・本田は、その「純白」を汚すことにのみ執着した。
本田は、陽菜が一人で抱えていた経済的な不安に付け入り、巧妙に彼女を孤立させた。
「拓には言うなよ。あいつに心配かけるだけだろ? 俺が『個人的』に助けてやる」
そう言って密室に連れ込まれたのが地獄の始まりだった。
最初は強引なキス。次は服の上からの愛撫。陽菜が涙を浮かべて拒むと、本田は「あいつにバラされたくないだろ?」と耳元で囁き、彼女の逃げ道を塞いだ。
そしてある夜、陽菜の「奥」を初めて貫いたのは、二十年寄り添った拓ではなく、暴力的な情熱を剥き出しにした本田だった。
「……んぐっ、あ……あぁぁっ!!」
生まれて初めて経験する、内側から全てを掻き回されるような激しい突進。
拓の温い愛撫とは正反対の、粘膜を削り取るような荒々しさに、陽菜の身体は恐怖を上書きするほどの、本能的な悦楽に焼き切られた。
一度知った「毒」は、陽菜の全身に回り、彼女を「本田の獲物」へと変えていった。
そして今、僕は陽菜と本田が潜むビジネスホテルの隣、305号室の壁に耳を押し当てている。
「……ぁっ、んっ、んぅ……本田さん、……そこ、……あ、あぁぁぁっ!!」
壁越しに聞こえるのは、拓には決して見せなかった、雌としての剥き出しの喘ぎだ。
グチャ、グチャという、粘膜同士が激しくぶつかり、蜜が溢れ出す卑猥な音が、静まり返った室内で異様に大きく響く。
「おい、陽菜。……拓の指じゃ、こんなに濡れねえんだろ? お前のここ、俺のモノを迎え入れるために、こんなにヒクついてやがるぞ」
「あ……っ、やだ、言わないで……っ! ああぁっ! すごい、すごいぃっ! 本田さんの……中まで、全部、入ってきてるぅ……っ!!」
陽菜の、理性が消失した高い絶叫。
その瞬間、僕は自分の股間が、かつてないほど激しく、狂おしい熱を帯びて脈打つのを感じた。
悔しい。本田を殺したい。汚された陽菜をぶん殴りたい。
だが、僕の指先は、裏腹にズボンのチャックを乱暴に下ろしていた。
「……っ、陽菜……っ!」
壁の向こうでは、本田が陽菜を四つん這いにさせ、獣のように背後から突いているのが音だけで分かった。
パチン、パチンという、肉が弾ける乾いた音。
「ほら、あいつに電話してやろうか? 『今、俺が陽菜の奥まで種を仕込んでるぞ』ってよ」
「んんぅっ! だめ、だめぇっ! 拓に、知られ……っ、あぁぁぁっ! もっと、もっと、壊してぇっ!!」
本田の汚い言葉に、陽菜が「壊して」と、この世で最も淫らな声で応える。
その瞬間、僕の脳内で何かが弾けた。
陽菜が、あの綺麗な顔を歪めて、白目を剥きながら、本田の太い熱を必死に飲み込もうと腰を振っている姿。
僕は、壁越しに伝わる陽菜の絶頂の震えに合わせ、自分の限界を握りしめた。
「……陽菜……陽菜ぁっ!!」
壁の向こうで、本田の「……出すぞ、陽菜ぁ!」という咆哮と、陽菜の「……あ、ああああああぁぁっ!!」という絶叫が重なる。
それと同時に、僕の指先からも、どろりとした、情けないほどの執着と絶望を孕んだ熱い塊が、ベッドシーツへと溢れ出した。
数時間後、ホテルのロビー。
「あ、たっくん。待っててくれたんだ。……買い物、時間かかっちゃって」
現れた陽菜は、頬を火照らせ、少し足元が覚束ない。
彼女が歩くたび、そのスカートの奥、拓が触れることすら躊躇った聖域からは、本田の生々しい種が溢れ、太ももを伝い落ちているはずだ。
「……いいよ。帰ろう、陽菜」
僕は、わざと陽菜の腰を強く抱き寄せた。
彼女の身体が、一瞬だけ恐怖で強張る。
「……たっくん、……どうしたの?」
「ううん。なんだか今日の陽菜、すごく……『いい匂い』がするから」
陽菜の瞳に、一瞬だけ絶望が走る。
自分が汚されたことを、拓が気づいているのではないかという恐怖。
だが、その恐怖こそが、彼女をさらなる快楽へと誘う「最後のスパイス」になることを、僕は知っている。
バレていないと思っている陽菜。
すべてを知りながら、汚された彼女を「自分だけの汚物入れ」として愛し続ける僕。
僕たちの物語は、この泥濘の中で、二度と引き返せない深淵へと沈んでいく――。
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