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愛しています
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二人の体がピッタリとくっつくと、彼の吐息と体温を間近に感じて鼓動が加速する。康弘の顔が近づいてくる気配を感じたかと思うと、ちゅっと触れるだけのキスが一度だけ落ちてきてすっと離れた。
てっきりいつものようなキスがくると思っていたので拍子抜けをして目を開けると、瑞希を見つめながら指輪のついた左手にキスをしている彼と視線が絡み合う。
(あ……)
胸が痛いくらいに心臓の鼓動がはやくなる。瑞希は康弘から目が離せなかった。
「瑞希、愛しています。もう二度と誰にも貴方を傷つけさせない。どうか俺の腕の中で守られていて」
「もちろんです……。でも守られてばかりじゃ嫌です。まだ頼りないかもしれないけど、市岡さんに負けないくらい貴方の力になれるように頑張りますから」
「何を馬鹿な……。瑞希と孝成は違います。もしかしてあいつに嫉妬しているんですか?」
くすっと笑われて頬をポッと染める。「だって……」と口籠ると、康弘の手が頬を撫でてくれた。
「瑞希は俺の生きる力です。もう出会う前には戻れない。貴方がいないと駄目なんです」
(康弘さん……)
まるで懇願するみたいな声を出す康弘の手にすり寄る。
そんなの瑞希だってそうだ。康弘をちゃんと知らなかったあの頃とは違う。知ってしまったからには、もうこの手を手放せない。
「私、康弘さんを大好きなのと同じくらい露口製薬が大好きなんです。最初は勤務先の社長なんてと思いましたけど……今ではそれで良かったと思っています。だって、これからは貴方の妻として、そして研究者として、康弘さんと会社を支えられるんだもの。私だって康弘さんがいないともう駄目です。だから、これからは私にも康弘さんの大切なものを守らせてください。愛しています」
「瑞希……」
恋ではなく愛し合おうと言ってくれたとおり、瑞希の中に――いや、二人の間にそれが生まれた。
優しくて温かくて時に苦しく、途方もなく愛おしい大切なもの。研究室にこもって顕微鏡を覗いているだけじゃ気づけなかった多くのことを教えてくれたこの人を支えられるような人間になりたい。
「ありがとうございます。俺も瑞希の大切なものを守りたい。これから先間違うことやそれにより喧嘩をすることもあるでしょうが、そのたびにちゃんと向き合って話し合って、常に貴方の想いに触れさせてください」
「康弘さん!」
瑞希が感極まって泣き出すと、きつく抱き締めてくれる。そのまま噛みつくようにキスをされ、彼の舌が口内に入ってくる。
「んぁっ……」
絡みついてくる舌に瑞希も同様に絡ませる。彼は瑞希の口内を味わいながら、瑞希の服を脱がしていった。少しずつ露わにされる素肌に感じる彼の体温に、胸が高鳴り呼吸が乱れる。康弘は唇を離して上体を起こし、瑞希の着ているものをすべて取り払った。そして自分を素早くシャツを脱ぎ落とす。
二人の服が床に落ちる音に下肢の間が濡れた。
「瑞希……すみません。我慢ができそうにないので、先に謝っておきます。今日は優しくできそうにありません」
「そんなの別に構いません。どんと来いです」
瑞希がニコッと笑うと、康弘の目が獣のようにぎらついた。息を呑んだ瞬間、両脚をがばっと開かれる。驚きのあまり悲鳴を上げるが、康弘は意に介すことなく脚の間にむしゃぶりついてきた。熱い舌がぬるぬると這い回り、花芽に吸いつき尖らせた舌先で嬲られる。
「ひあっ……あ、あぁっ」
瑞希は思わず康弘の髪をぎゅっと掴んだ。
きっと今すぐにでもひとつになりたいだろうに、優しくできないと言いながらすぐに挿れたりせずに瑞希に尽くしてくれている。そんな献身的な姿が愛おしくて、瑞希は自ら康弘にねだった。
「あっ……待っ、や、やすひろ、さっ……も、欲しいの……お願い」
瑞希の願いに康弘の動きが止まる。
彼は脚の間から体を起こして手の甲で自分の口を無造作に拭って獣のような目で瑞希を見下ろしてくる。
しばし何も言わないまま見つめ合っていると、彼がスラックスの前をくつろげた。勢いよく飛び出してくる聳り勃つ雄々しいものに目を大きく見開く。
(あ……私……)
蜜口から愛液が垂れたのが分かる。彼のものを見て早く欲しいと思ってしまったのだ。瑞希が康弘の下半身に釘づけになっていると、彼は瑞希の脚を大きく開かせ切っ先を蜜口に押しあてた。瑞希が息を呑んだのと同時に一気に貫かれる。
「――っ!」
ガチガチに硬い屹立が隘路を押し開く。瑞希ははくはくと息をし、康弘の二の腕に爪を立てた。馴染むのを待たずに奥を穿たれて背中が弓なりにしなる。
「あっ、あっ、やっ……やすひろ、さっ……ああっ!」
あまりの激しさに、ただ揺さぶられ啼くことしかできない。室内に響くいやらしい水音がさらに興奮を煽った。
康弘はぷっくりと立ち上がった胸の先端を左右同時に指で転がしながら、内壁を擦り上げる。胸を弄られるたびに意図せず腰が揺れて中が蠕動して康弘を締めつけた。
「やあぁっ……一緒にしちゃ、だめぇ……それ、すぐイッちゃうから、ひぅ――っ!」
瑞希が首を横に振ると、康弘が奥を抉るように穿った。
目がちかちかして、体が法悦の波に呑まれる。康弘の腕を掴んでいた手がするりとシーツの上に落ちた瞬間、勢いよく引き抜かれ体をくるりと反転させられた。絶頂を迎えた体は抵抗すらできずに康弘によって腰を高くあげられ、四つん這いにされる。
「康弘さん……これ、やだ……は、恥ずかしいの、ひゃっ」
泣きそうな声で嫌だと駄々を捏ねながらずりずりとベッドの上を這い逃げようとした。が、康弘によって腰を掴まれ引き戻される。彼は秘裂にヌルヌルと熱い昂りを擦りつけて囁いた。
「挿れますよ」
「ああっ!」
その言葉どおり、瑞希のよいところを擦り上げられながら体の中に熱い楔を捩じ込む。その瞬間、また頭の中が真っ白に染まる。康弘は、ぐったりと力が抜けた瑞希の深いところまで埋め込むと緩やかに揺すった。ゆっくりされているせいか、彼の熱と形が鮮明に刻み込まれている気さえする。
「可愛い。挿れただけでイッたんですか?」
「あっ、ああっ! 待っ……康弘っ、ふあぁっ」
雁首で内壁を擦り上げられ、鈴口で奥をトントンとノックするように穿たれると目の奥が明滅を繰り返す。
「もう奥までトロトロですよ。やけどしそうなくらい瑞希の中が熱い」
「ひうっ、だ、だって……康弘さんがっ」
「俺が? ああ、瑞希は俺にめちゃくちゃにされるのが好きなんですか? なら、お望みのとおりにしてあげますね」
康弘はそう言うと、大きなストロークで奥まで貫いた。最奥をグッと押し上げられて、息が止まる。
(やだ、これ深い……)
「待っ、深いっ、あっ……ああっ、待って」
「待てません」
瑞希の懇願を一蹴し、ガツガツと奥を抉る。その刺激で体が大きく跳ね、愛液がしとどにあふれてシーツを濡らした。
「ひぅ、んんぅ……やぁ、もぉ」
「どうしました? またイキそうですか?」
胸の先端を摘まれて、お腹の奥が痺れてくる。康弘の問いかけにこくこくと頷けば、彼が腰を大きくグラインドして奥を抉る。
「――っ!」
「可愛い。好きなだけイッてください。もっと乱れた瑞希を俺に見せて」
「えっ、やあっ……待っ……イッたばかりだからぁっ、う、動かないで……」
康弘は瑞希の腰を両手でしっかりと掴み、激しく揺すった。イッたばかりの体には辛くて瑞希は髪を振り乱して、シーツを強く掴んだ。
「今日は優しくできないと最初に言ったじゃないですか。貴方もそれを受け入れたのだから今夜はとことん付き合ってもらいますよ」
「っ、あ、あ、あ……っ、で、でも……あっ、はぅ……ああ――っ!!」
ガクガクと体が震えるほどに突き上げられて、瑞希は悲鳴に近い嬌声をあげながら何度もイキ続けた。
(もう無理……)
毎回受け入れてあげたいとは思うが、結局最後は康弘の絶倫さについていけず泣きながら休ませてとお願いしている。
瑞希は心底体力が欲しいと思った。
てっきりいつものようなキスがくると思っていたので拍子抜けをして目を開けると、瑞希を見つめながら指輪のついた左手にキスをしている彼と視線が絡み合う。
(あ……)
胸が痛いくらいに心臓の鼓動がはやくなる。瑞希は康弘から目が離せなかった。
「瑞希、愛しています。もう二度と誰にも貴方を傷つけさせない。どうか俺の腕の中で守られていて」
「もちろんです……。でも守られてばかりじゃ嫌です。まだ頼りないかもしれないけど、市岡さんに負けないくらい貴方の力になれるように頑張りますから」
「何を馬鹿な……。瑞希と孝成は違います。もしかしてあいつに嫉妬しているんですか?」
くすっと笑われて頬をポッと染める。「だって……」と口籠ると、康弘の手が頬を撫でてくれた。
「瑞希は俺の生きる力です。もう出会う前には戻れない。貴方がいないと駄目なんです」
(康弘さん……)
まるで懇願するみたいな声を出す康弘の手にすり寄る。
そんなの瑞希だってそうだ。康弘をちゃんと知らなかったあの頃とは違う。知ってしまったからには、もうこの手を手放せない。
「私、康弘さんを大好きなのと同じくらい露口製薬が大好きなんです。最初は勤務先の社長なんてと思いましたけど……今ではそれで良かったと思っています。だって、これからは貴方の妻として、そして研究者として、康弘さんと会社を支えられるんだもの。私だって康弘さんがいないともう駄目です。だから、これからは私にも康弘さんの大切なものを守らせてください。愛しています」
「瑞希……」
恋ではなく愛し合おうと言ってくれたとおり、瑞希の中に――いや、二人の間にそれが生まれた。
優しくて温かくて時に苦しく、途方もなく愛おしい大切なもの。研究室にこもって顕微鏡を覗いているだけじゃ気づけなかった多くのことを教えてくれたこの人を支えられるような人間になりたい。
「ありがとうございます。俺も瑞希の大切なものを守りたい。これから先間違うことやそれにより喧嘩をすることもあるでしょうが、そのたびにちゃんと向き合って話し合って、常に貴方の想いに触れさせてください」
「康弘さん!」
瑞希が感極まって泣き出すと、きつく抱き締めてくれる。そのまま噛みつくようにキスをされ、彼の舌が口内に入ってくる。
「んぁっ……」
絡みついてくる舌に瑞希も同様に絡ませる。彼は瑞希の口内を味わいながら、瑞希の服を脱がしていった。少しずつ露わにされる素肌に感じる彼の体温に、胸が高鳴り呼吸が乱れる。康弘は唇を離して上体を起こし、瑞希の着ているものをすべて取り払った。そして自分を素早くシャツを脱ぎ落とす。
二人の服が床に落ちる音に下肢の間が濡れた。
「瑞希……すみません。我慢ができそうにないので、先に謝っておきます。今日は優しくできそうにありません」
「そんなの別に構いません。どんと来いです」
瑞希がニコッと笑うと、康弘の目が獣のようにぎらついた。息を呑んだ瞬間、両脚をがばっと開かれる。驚きのあまり悲鳴を上げるが、康弘は意に介すことなく脚の間にむしゃぶりついてきた。熱い舌がぬるぬると這い回り、花芽に吸いつき尖らせた舌先で嬲られる。
「ひあっ……あ、あぁっ」
瑞希は思わず康弘の髪をぎゅっと掴んだ。
きっと今すぐにでもひとつになりたいだろうに、優しくできないと言いながらすぐに挿れたりせずに瑞希に尽くしてくれている。そんな献身的な姿が愛おしくて、瑞希は自ら康弘にねだった。
「あっ……待っ、や、やすひろ、さっ……も、欲しいの……お願い」
瑞希の願いに康弘の動きが止まる。
彼は脚の間から体を起こして手の甲で自分の口を無造作に拭って獣のような目で瑞希を見下ろしてくる。
しばし何も言わないまま見つめ合っていると、彼がスラックスの前をくつろげた。勢いよく飛び出してくる聳り勃つ雄々しいものに目を大きく見開く。
(あ……私……)
蜜口から愛液が垂れたのが分かる。彼のものを見て早く欲しいと思ってしまったのだ。瑞希が康弘の下半身に釘づけになっていると、彼は瑞希の脚を大きく開かせ切っ先を蜜口に押しあてた。瑞希が息を呑んだのと同時に一気に貫かれる。
「――っ!」
ガチガチに硬い屹立が隘路を押し開く。瑞希ははくはくと息をし、康弘の二の腕に爪を立てた。馴染むのを待たずに奥を穿たれて背中が弓なりにしなる。
「あっ、あっ、やっ……やすひろ、さっ……ああっ!」
あまりの激しさに、ただ揺さぶられ啼くことしかできない。室内に響くいやらしい水音がさらに興奮を煽った。
康弘はぷっくりと立ち上がった胸の先端を左右同時に指で転がしながら、内壁を擦り上げる。胸を弄られるたびに意図せず腰が揺れて中が蠕動して康弘を締めつけた。
「やあぁっ……一緒にしちゃ、だめぇ……それ、すぐイッちゃうから、ひぅ――っ!」
瑞希が首を横に振ると、康弘が奥を抉るように穿った。
目がちかちかして、体が法悦の波に呑まれる。康弘の腕を掴んでいた手がするりとシーツの上に落ちた瞬間、勢いよく引き抜かれ体をくるりと反転させられた。絶頂を迎えた体は抵抗すらできずに康弘によって腰を高くあげられ、四つん這いにされる。
「康弘さん……これ、やだ……は、恥ずかしいの、ひゃっ」
泣きそうな声で嫌だと駄々を捏ねながらずりずりとベッドの上を這い逃げようとした。が、康弘によって腰を掴まれ引き戻される。彼は秘裂にヌルヌルと熱い昂りを擦りつけて囁いた。
「挿れますよ」
「ああっ!」
その言葉どおり、瑞希のよいところを擦り上げられながら体の中に熱い楔を捩じ込む。その瞬間、また頭の中が真っ白に染まる。康弘は、ぐったりと力が抜けた瑞希の深いところまで埋め込むと緩やかに揺すった。ゆっくりされているせいか、彼の熱と形が鮮明に刻み込まれている気さえする。
「可愛い。挿れただけでイッたんですか?」
「あっ、ああっ! 待っ……康弘っ、ふあぁっ」
雁首で内壁を擦り上げられ、鈴口で奥をトントンとノックするように穿たれると目の奥が明滅を繰り返す。
「もう奥までトロトロですよ。やけどしそうなくらい瑞希の中が熱い」
「ひうっ、だ、だって……康弘さんがっ」
「俺が? ああ、瑞希は俺にめちゃくちゃにされるのが好きなんですか? なら、お望みのとおりにしてあげますね」
康弘はそう言うと、大きなストロークで奥まで貫いた。最奥をグッと押し上げられて、息が止まる。
(やだ、これ深い……)
「待っ、深いっ、あっ……ああっ、待って」
「待てません」
瑞希の懇願を一蹴し、ガツガツと奥を抉る。その刺激で体が大きく跳ね、愛液がしとどにあふれてシーツを濡らした。
「ひぅ、んんぅ……やぁ、もぉ」
「どうしました? またイキそうですか?」
胸の先端を摘まれて、お腹の奥が痺れてくる。康弘の問いかけにこくこくと頷けば、彼が腰を大きくグラインドして奥を抉る。
「――っ!」
「可愛い。好きなだけイッてください。もっと乱れた瑞希を俺に見せて」
「えっ、やあっ……待っ……イッたばかりだからぁっ、う、動かないで……」
康弘は瑞希の腰を両手でしっかりと掴み、激しく揺すった。イッたばかりの体には辛くて瑞希は髪を振り乱して、シーツを強く掴んだ。
「今日は優しくできないと最初に言ったじゃないですか。貴方もそれを受け入れたのだから今夜はとことん付き合ってもらいますよ」
「っ、あ、あ、あ……っ、で、でも……あっ、はぅ……ああ――っ!!」
ガクガクと体が震えるほどに突き上げられて、瑞希は悲鳴に近い嬌声をあげながら何度もイキ続けた。
(もう無理……)
毎回受け入れてあげたいとは思うが、結局最後は康弘の絶倫さについていけず泣きながら休ませてとお願いしている。
瑞希は心底体力が欲しいと思った。
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