君と私の**

*natsumi*

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全ての始まりは…ある**だった

始まりの初め

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まだ、…そうまだ、自分の立場も分からなかった時の事…



私は今日も1人で川まで来ていた
「…今日も父様も母様も私の事全然気にしてなかったなー……」
私はある村長の一人娘である。
だがそれでも幸せだなんて思った事これぽっちもない、みんな見てるのは私ではなくその後ろにいる父様のことだ。

「………毎日1人でつまらない、」
村の子供たちは同じ年の子も、もちろんいる、けどいつも見るからに私のご機嫌取りをしているあの子たちとは遊びたくもない

「………「ウッ…………タ……スケ」え、!?」
今、なんか声がした…
「だ、誰!?ど…どこにいるの?」
「タ…スケテ…」
「!?」
今確かに助けてと、そう苦しそうな声がした
私は急いで辺りを探した
「どこ!?」
しばらく辺りを探すとある男の子が川の岩場の近くに倒れていた
「だ、大丈夫?じゃなさそう…」
私が見つけた時にはその子はすごく苦しそうで熱もあるようだった
ここら辺は大小問わず岩が多くそれもあり見つけるのが遅くなってしまった
「どうしよう、…大人の人読んだ方が……」

そんなことを若干パニックになった頭で考えていると男の子から声が聞こえた
「ウッ……ッカハ……ッア、アリカド」
「う、ううん大丈夫だから、ゆっくり休んだ方がいいよ、今大人の人呼んでくるから…」

そう言って村の方へ行こうとしたら男の子が私の服を引っ張て首を横にフルフルと振った
「えっ、、」
男の子の表情を見ると寂しいから私の事引き止めているというよりも明らかに顔を青ざめてこちらを見ている

「ダ、ダイジョブ、ダカラ…」

私はそこで急な違和感が生まれた、この子の話し方、熱で上手く話せないと思ってたけど違う…
多分言葉自体あんまり分かってない感じ、いや分かってるけど話せない感じがする
私は勇気をだして彼にどこから来たのか尋ねた
すると彼は…
「北…」

私はその言葉で瞬間的に分かった
この子、父様が村人たちに話してた
「ドレイ」ってやつだ…
父様はそれを笑って話していたけれど
私は何かは分からないけどそれが嫌で食事もその日は父様とも母様とも一緒にとらなかったの覚えている
「…………、」

この子をこのままあの大人のところに返したら絶対にダメだ
「よし!あなた名前は?」
「ナマ、エ?」
名前もないのかな…
「じゃあ、私が決めてもいい?」
「うん、いい…よ」
私は悩んだ、それはもう悩んだ

名前って確かこないだババ様が一生モノだって、えっと宝物?って言ってたから大事なものなんだよね…
そんな時ふと、ひとつの花びらが落ちてきた桜?
もう春なんだ、…春、春、うーん?

「…ハル!あなたの名前今日からハルね!私の大好きな季節なの!」
「!…ハ、ル?」
「うん!どうかな?……気に入ってくれた…?」
「うん!」
私はそれを聞いて安心した
「今日からよろしくね!ハル!」
そう言って私はハルに手を差し伸べた






そう、この日の事はわたしは絶対に忘れない…これが私の記憶の一番初めの物語

ここから何十年何百年と始まる私の
「記憶」の旅の始まり

そして、何度生まれ変わってもハッピーエンドにたどり着かない運命の2人の物語だ
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