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「あーいいな、彰仁さんの中めっちゃ気持ちよくてクセになりそう」
身体を沈めたまま動かずに遊里は囁いた。
二人の間に何も隔てるものがなくぴったりと結ばれている。デコボコな二つの身体が一つになるってこういうことなのかと理解できるほど遊里との交わりはしっくりときた。
「動かなくてもイケそうな感じもするけど、せっかくだからもっと楽しみたいし迷うな」
上体を起こし遊里はゆっくりと腰を動かし始めた。
ずるずると抜けては奥まで戻ってくるを繰り返す。最初はスローに、そして
奥を突くように。
トントンとリズムを刻む遊里のリズムに心拍が誘導されていく。そのたびに彰仁の中のスイッチがパチパチと押されていった。
「あ、っう、……っ」
「いい? どう? ここが好きとか教えて」
「んっ、んんっ、気持ちい」
「そう? 素直でいいなあ。もっと気持ちよくなって」
決して激しいばかりではなく、体同士が会話するように気持ちのいい場所を探った。それは彰仁ばかりではなく遊里の気持ちのいいポイントを探すことでもあり、きゅうっと窄まるたびに遊里は「んっ」と声を漏らした。
「彰仁さんの気持ちいいポイントに当たるとめっちゃ悦んでるのわかるわ」
「なんでわかんだよ」
「だってココだよって締め付けてくれるから」
「そんな、ことっ、してないし」
「じゃあ体が素直なんだ。いいなあ、好きだなあ」
上げた足を抱え込んで折りたたむと、さらに深い場所へと潜り込んできた。こんな場所で気持ちよくなるなんて聞いてない。
「う、あっ、奥っ……」
「うん、手前もいいけど奥も好きだと思うよ」
「んっ、や、だ、も……っ」
セックスでイケないなんて誰の話だと思うほど、彰仁の身体は快楽に溺れた。知らなかったスイッチがたくさん入って全身の細胞が作り替えられているように。
なんで今までこんな悦びをしらなかったんだ。
女の子だってこれほど乱れたのを見たことがない。それは彰仁のテクニックがどうこうというより遊里がすごいからだ。
体のつくりを知り尽くしているかのように的確に気持ちよさの種を植え付けていく。そして程よい頃にそれが咲くように施していくのだ。
「お前っ、どうすんだよ」
掠れた声で喘ぎながら彰仁は訴えた。
「こんな、体にして、どうするつもりだよっ、あっ」
この先絶対思い出す。
誰としてもきっと。
女相手でも、考えられないけど他の男が相手でもここにたどり着けないことはわかる。
やっかいな相手につかまってしまったと後悔しても遅い。
「人生で最初で最後にイったのがこれだけとか、そうなったらどうしてくれんだっ」
知らず涙が浮かんで、慌てて顔をそらした。
なんで泣いているのか全く理解できない。つるりとこぼれてきた涙がこめかみをたどって枕を濡らした。
「どうすんだはこっちのセリフ」
遊里は彰仁の頬を掴み自分の方に向かせると、ペロリと舌なめずりをして笑みを浮かべた。
「いいなあ。彰仁さんが俺のことで泣いてる。最高だ、もっと見せてよ」
「泣いてないっ」
「そっか泣いてないんだ。じゃあこれは何? 気持ちよくて出ちゃっただけ?」
頬に残る涙の痕をじゅっと吸い込んで遊里は笑った。
「彰仁さんは涙も美味しいね」
「ばか」
「うん、ばかでいいんだ」
その瞬間、今までより奥に腰を押し進められて彰仁は呻いた。瞼の奥がチカチカと光を散らす。
「ばかだから、もっと奥まで入っちゃうね」
言うと腰を掴んでズンっと深みへと腰を押し進めた。
「無理! 、あ、ああ、待ってそれ以上は無理」
「無理かなあ? そんなことないと思うけど。だって、ほら」
「ん、あ、あああっ」
これ以上は進めるはずがないという場所まで遊里はえぐり取っていく。入っちゃいけない場所を犯すように、弾みをつけてのめりこもうとする。
体内で変な音が漏れた。
「やっ、ちょ、待って、遊里、これ」
「ん、入りそう……待ってね今届きそう……」
「無理! ダメだって、待って、い、や、あっ」
腕を掴まれながら逃げられないままめりこむように入ってきたそれは、彰仁の最奥をさらに超えてくる。
開けちゃいけないパンドラの箱を強引にひらいて遊里は息をついた。
「入った」
「あ、いや、ああっ、狂う」
信じられないことに彰仁の性器の先からは大量の白濁が吐かれた。それだけじゃない。なにか体験したことのないものが今にも放出を待っている。
「ダメだって、これ以上は、無理、なあ」
いやいやと首を振っても遊里はどけようとはしなかった。
のめり込んだ場所を味わうかのようにじっくりと小刻みに腰を動かした。
「ここまで来たらイっちゃお」
そして強く穿たれた先に全身を震わせて潮を吹いた。
ガクガクと信じられないほど体が痙攣をおこす。頭の先から真っ白になるほどの気持ちよさ。
達したと思うのにさらに強い波が襲う。
終わったつもりがすぐに次の大波に攫われ、何度もプシュプシュと先端から吐き出した。
「うううううっ」
「ああ、いいね、彰仁さん最高だ」
それに合わせるかのようにビクビクと遊里も爆ぜた。
身体を沈めたまま動かずに遊里は囁いた。
二人の間に何も隔てるものがなくぴったりと結ばれている。デコボコな二つの身体が一つになるってこういうことなのかと理解できるほど遊里との交わりはしっくりときた。
「動かなくてもイケそうな感じもするけど、せっかくだからもっと楽しみたいし迷うな」
上体を起こし遊里はゆっくりと腰を動かし始めた。
ずるずると抜けては奥まで戻ってくるを繰り返す。最初はスローに、そして
奥を突くように。
トントンとリズムを刻む遊里のリズムに心拍が誘導されていく。そのたびに彰仁の中のスイッチがパチパチと押されていった。
「あ、っう、……っ」
「いい? どう? ここが好きとか教えて」
「んっ、んんっ、気持ちい」
「そう? 素直でいいなあ。もっと気持ちよくなって」
決して激しいばかりではなく、体同士が会話するように気持ちのいい場所を探った。それは彰仁ばかりではなく遊里の気持ちのいいポイントを探すことでもあり、きゅうっと窄まるたびに遊里は「んっ」と声を漏らした。
「彰仁さんの気持ちいいポイントに当たるとめっちゃ悦んでるのわかるわ」
「なんでわかんだよ」
「だってココだよって締め付けてくれるから」
「そんな、ことっ、してないし」
「じゃあ体が素直なんだ。いいなあ、好きだなあ」
上げた足を抱え込んで折りたたむと、さらに深い場所へと潜り込んできた。こんな場所で気持ちよくなるなんて聞いてない。
「う、あっ、奥っ……」
「うん、手前もいいけど奥も好きだと思うよ」
「んっ、や、だ、も……っ」
セックスでイケないなんて誰の話だと思うほど、彰仁の身体は快楽に溺れた。知らなかったスイッチがたくさん入って全身の細胞が作り替えられているように。
なんで今までこんな悦びをしらなかったんだ。
女の子だってこれほど乱れたのを見たことがない。それは彰仁のテクニックがどうこうというより遊里がすごいからだ。
体のつくりを知り尽くしているかのように的確に気持ちよさの種を植え付けていく。そして程よい頃にそれが咲くように施していくのだ。
「お前っ、どうすんだよ」
掠れた声で喘ぎながら彰仁は訴えた。
「こんな、体にして、どうするつもりだよっ、あっ」
この先絶対思い出す。
誰としてもきっと。
女相手でも、考えられないけど他の男が相手でもここにたどり着けないことはわかる。
やっかいな相手につかまってしまったと後悔しても遅い。
「人生で最初で最後にイったのがこれだけとか、そうなったらどうしてくれんだっ」
知らず涙が浮かんで、慌てて顔をそらした。
なんで泣いているのか全く理解できない。つるりとこぼれてきた涙がこめかみをたどって枕を濡らした。
「どうすんだはこっちのセリフ」
遊里は彰仁の頬を掴み自分の方に向かせると、ペロリと舌なめずりをして笑みを浮かべた。
「いいなあ。彰仁さんが俺のことで泣いてる。最高だ、もっと見せてよ」
「泣いてないっ」
「そっか泣いてないんだ。じゃあこれは何? 気持ちよくて出ちゃっただけ?」
頬に残る涙の痕をじゅっと吸い込んで遊里は笑った。
「彰仁さんは涙も美味しいね」
「ばか」
「うん、ばかでいいんだ」
その瞬間、今までより奥に腰を押し進められて彰仁は呻いた。瞼の奥がチカチカと光を散らす。
「ばかだから、もっと奥まで入っちゃうね」
言うと腰を掴んでズンっと深みへと腰を押し進めた。
「無理! 、あ、ああ、待ってそれ以上は無理」
「無理かなあ? そんなことないと思うけど。だって、ほら」
「ん、あ、あああっ」
これ以上は進めるはずがないという場所まで遊里はえぐり取っていく。入っちゃいけない場所を犯すように、弾みをつけてのめりこもうとする。
体内で変な音が漏れた。
「やっ、ちょ、待って、遊里、これ」
「ん、入りそう……待ってね今届きそう……」
「無理! ダメだって、待って、い、や、あっ」
腕を掴まれながら逃げられないままめりこむように入ってきたそれは、彰仁の最奥をさらに超えてくる。
開けちゃいけないパンドラの箱を強引にひらいて遊里は息をついた。
「入った」
「あ、いや、ああっ、狂う」
信じられないことに彰仁の性器の先からは大量の白濁が吐かれた。それだけじゃない。なにか体験したことのないものが今にも放出を待っている。
「ダメだって、これ以上は、無理、なあ」
いやいやと首を振っても遊里はどけようとはしなかった。
のめり込んだ場所を味わうかのようにじっくりと小刻みに腰を動かした。
「ここまで来たらイっちゃお」
そして強く穿たれた先に全身を震わせて潮を吹いた。
ガクガクと信じられないほど体が痙攣をおこす。頭の先から真っ白になるほどの気持ちよさ。
達したと思うのにさらに強い波が襲う。
終わったつもりがすぐに次の大波に攫われ、何度もプシュプシュと先端から吐き出した。
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