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優しい人・第5話
しおりを挟む《千流》に着いた。
「けっこう歩きましたねー!駅から遠っ!」
志賀が大声で言う。
「ああ、そうやな。駅からやと10分…ちょいかな?」
店の鍵を開けながら千佳史が答える。
「何処をどうやって来たか全く、わからん。二度と来れん」
酔っ払って前後に揺れながら言う志賀に聞こえないように、倉本が
「任せろ、また連れてくる!」
と、小声で言う。
「や、俺、もう違うよ?」
千佳史は倉本の目の前でブンブン手を振って言う。
だが
「さっき、メッチャ切ない顔しとった」
と言われ、ちょっと食らう。
「…ちゃうもん。俺、他におる」
と強がるも、倉本に見抜かれているのは知っている。
でも、そうだと認めてしまえば自分は崩れて、ここには居られない。
「チカ…」
倉本はそんな千佳史の気持ちを慮って、もうそれ以上言うのは止め、軽く肩を揉むようにした。
中学2年の冬、倉本に、自分はゲイだとカミングアウトし、志賀への想いを打ち明けてきた千佳史の川柳が、ずっと志賀を想ってのものなのだと知っていた。
志賀への恋は、ローティーンだった千佳史にとって、自分の性癖をはっきりと自覚することに加えてのものだったので、重く、苦し過ぎて、当時は一人では抱えきれなかったのだろう。
そして倉本もまた、完全なストレートではなかったようで、お互いに好奇心旺盛な時代に、色白女顔で、自分とは違う華奢な体を持った幼馴染みの持ち込んだ爆弾は、何とも言えない魔力で光った。
秘め事の共有に、急にドキドキしてきて、俺で良かったらちょっとやってみる?と言う倉本の言葉に、千佳史が頷き、親がいない時間にお互いの家の都合の良い方へ行って、セックスの真似事をしたり、2人で抜き合いをしたり、倉本は、自分も千佳史と同じなのかな?と思いかけていた時期もあった。
だが、すぐに好きな女子が出来て、彼女とのことを妄想しながら、千佳史の太腿を貸してもらって出したりし出して、高校に入り、無事、女の子と初体験をしてからは、千佳史に触れていない。
だが、男ならではで、お互いとは言え、好意もないのに中学時代の性の捌け口になってもらった恩もあって?ずっと倉本は、千佳史の恋を、口には出さないが密かに応援してきた。
中学を卒業したら、関東へ引越すことが決まっていた千佳史の為に、何とか志賀と千佳史に既成事実を作ろうと見切り発車の計画を立て、余計に千佳史が傷つく結果になったこともあったが……
あれから千佳史の気持ちを確認したことはないし、年齢が行けばいくほど、色んな情報も入るだろうし、同じ悩みを抱えるマイノリティーとの出会いがあるだろう。
そんな中で、千佳史にいい出逢いがあり、志賀への気持ちが自然に、消えればいいと願ったが、いつ千佳史に会ってもやはり、何げない会話の中に、変わらぬ志賀への想いを感じずにはいられない。
倉本は、鋼鉄ドストレートを愛し続ける親友が不憫でならなかった。
《千流の 涙は全て 君がため》
入り口近くに貼った千佳史の川柳を読んで、深いため息が出る…
「わ~、俺も初めてやわ~。《千流》って、これは、あの、川柳のせんりゅう?」
有田が訊ねる。
「はい…まあ。どうぞ~、ボックス行きます?」
「そやな。カウンター8席やから、俺ら座ったら半分埋まってまうもんな」
常深が言い、同窓会メンバーはボックスに収まった。
「おわ~、ごっつい短冊やな。これ、全部、チカの作品?」
店内の壁にびっしりと飾られた川柳の短冊に、有田が目を丸くする。
「んなわけないやろ!字がバラバラやんけ!」
常深が有田の頭とはたく。
「はい」
クスッと笑った千佳史が
「ここらグルリは殆ど、お客さんの詠んだ川柳です。俺のは、カウンターのとこに少しだけ」
と指を指した。
「最初、もうちょっとあったんですけど、お客さんが、書きたいー!って言い出して、どうぞ?って短冊渡してたら、けっこうみんな、僕も私も、みたいになって、何か今じゃ、川柳バーとか言われてます」
運んで来たおしぼりを渡しながら千佳史が言う。
「あれ、ええな。《フンと言い 投げたゴミさえ 可愛くて》何か解るわ~!俺、エクちゃんの投げた飯とかでも愛しい!」
「そうじゃないやろ?!あれは恋人仕様!親子ちゃうの!」
堺が突っ込めば
「ってか、飯投げる、って普通にイヤイヤ期ちゃうん?それ!」
3人の子持ちパパ、常深が更に違う角度から突っ込む。
「ちゃう!あれはエクちゃんのジョークや!」
認めない有田はもう無視して
「《何処にでも いるカップルと 呼ばれたい》切ないなぁ~。これゲイカップルの?」
堺が千佳史に聞く。
堺はバイだが、セックスは男の方がいい、と《千流》にも、一夜のパートナーを求めて、たまにやって来る。
「違う。これはビアンカップルの片割れの子。《腕絡め 歩いてみたい 昼日中》。これは男の子やな。まあ、女の子はヘテロでも、女子同士で手繋いだり、腕組んだりしとうけど、男はちょっとな。でもこれ、解る派と解らん派が真っ二つに分かれたわー。ある意味、メッチャ盛り上がって、何日も論争続いたし」
「恋愛不感症のマスターはやっぱり解らん派?」
堺が聞く。
「恋愛不感症?」
堺の言葉に常深が反応する。
「うん。この店の客の中では、チカはそう呼ばれとんねん。何せ、チカがゲイやって言うのは皆、知っとるけど、誰かを好きって聞いたことないからな」
「おお…そうなんか…チカ、彼氏とか好きなヤツ、おらんの?」
常深が聞くが、千佳史は
「さあね~。そして因みに、やっぱ解らん派ですかね」
と答えた。
おしぼりが1本余る。
志賀がいない。
「ん?あれ?志賀は?」
「便所」
倉本が答えると、中学の時、千佳史にご執心だった堺が
「抜いとんちゃうやろな、あいつ。チカにベタベタ触っとったからな」
と、受け取ったおしぼりをトイレに向かって放った。
「ないよ。志賀は槍が降ろうがストレート。リクがそんなことばっかり言うから、中学ん時も俺に、世の中に和多田アキ子しか女がおらんかったら、俺アッコ行きますから!滝さんのこと変な目で見てません、絶対!とか、必死で線引きしてたで?」
千佳史が笑う。
「いやいやいや…。そない言うとってもな?さっきの触り方はヤラしかったで?チカの顔うっとり見ながら、こーんなん…」
堺が横に座る有田の側頭部に額をつけてスリスリ…とする。
「きっっしょッ!!止めろやボケッ!うわあ…見て?チキンなった、チキン!!」
「こっちこそや、っちゅーねん!チカやないねんから!このハゲ!」
「おま…先輩に言う言葉かダボ!」
「はいすんませ~ん!ぺこりっ」
堺が立ち上がって90度腰を折る。
千佳史は笑いながらカウンターに戻る。
「わっ」
志賀がカウンターの端に座っていた。
「えへへ~。ら~なっ」
―まだ言うてる。
志賀は、はあッ…と溜息をつきながら、右手はカウンターの上に乗せ、左手は下に下げている。
トロンとした赤い目で見てくるが、どうも目の淵も赤い…?
酔ってるせいか?それとも……
少し、伸び上がって、志賀の左手の行方を見ると、ダランと下げた手にスマホが握られている。
「こりゃ、蘭奈ッ。何を見とる!ていっ!」
ふざけた口調で言った志賀に、パサ…と頭に手を置かれ胸がキュン…となる。
―アホか。来年30やぞ?
「…電話…かかってきたんちゃうん?」
「は?…」
フ…と笑って、志賀は首を横に振る。
「もう、ええんです」
「ええ、って。彼女、何か事情が…」
「事情?どんな?」
「ん…っと、それは…無理やり、とか…」
「はッ…」
吐き捨てた志賀が、今度は強く頭《かぶり》をふる。
「…ない?…いや、女の子やったら男の力には…」
ドンッ
小さくだが、志賀が拳でカウンターを打った。
「相手は一人や。それだけは確認しました」
「や、だけど」
「女かって!!女かって死に物狂いで抵抗したら相手引きますわ。本気で嫌やったら、どないしてでも、相手殺してでもヤラせるかッ!!百歩譲ってヤラレても!ちょっとでも気持ちなかったら訴える!疚しいことないんやったら俺に言う!その時に!!長い付き合いやったんや俺らは!信じとった。…信じきっとった…クソッ……」
「……ごめ…」
「志賀?どないした?チカ、大丈夫か?」
志賀の怒鳴り声で、慌てて倉本が飛んできた。
「ごめん、大丈夫。俺が悪いし。無神経なこと…言うてもた。ごめん、志賀」
志賀は、ポンっとスマホをカウンターに放り出した。
「ハハ…いや、いいっす、いいっす…。俺もアカンなー!結局ッ…拗ねとう!アハハッ…飲みましょ飲みましょ!ね、倉本さん、付き合ってくれるんでしょ?!」
「おう、ええで?明日休みやし、朝まででもOK!」
「や、朝まではええわー。俺、酔うたら女欲しなるから…もう今、すでに欲しいっ!!なんちゃってー!ハハッ…!ヘロヘロなったら、福原!言うてタクシーに乗せて下さいッ!ソープ初体験してきますわ!」
「アホか、お前。そんなんであっこ行ったら、女イク前にチンピラに丸裸にされて、セックスもしてへんのに明日は1銭ピーやで!」
千佳史はさっきから鳴り続ける、志賀のスマホが気になって仕方がない。
引っ詰め髪のすごい美人の写真の上の隅には“萌花”という表示。
“萌花”が光って鳴り続けるスマホ。
切れては鳴り、鳴っては切れる。
「そりゃ、そうやんな…会わんでも忘れらんのに、何年も恋人やった志賀を忘れられるヤツがおったら、俺、弟子入りするわ…」
呟いて、せめて、この場に女はいないよ、萌花さんの彼は、野郎共と飲んでるだけだ、と伝える為に、通話を押し、神戸男子達のハイテンションのアホな会話を聞かせてやった。
「こら志賀っ!お前だけ何飲んどんじゃ、おしゃれしてからに!おお?男は焼酎やろがっ!」
「知りませんやん!これ、滝さんが勝手に作ってくれたんすからっ!ちょっとッ、止めて下さいよっ!わ止めろ、汚なッ!男と間接キスしたない!しかも、有田さんやし!」
「ああ?俺やったら何か文句あるんけ?毎日2歳のギャルとチューしとんやぞ?」
「あー、娘かわいそー!絶対トラウマになって、女に走るんちゃいます?」
「ええやんけ~。汚い男に取られるんやったらな、可愛い女の子2人で仲良しこよし生きて行ってくれるなら、パパ、何にも言わな~い!パパも入れて?みたいな?」
「ただの変態やんけっ!!」
「ギャハハハハ」
「アホやろっ」
「大概やな、ほんま!」
失敗したかな?と思うほど、クダラらない会話が飛び交い、千佳史も吹き出してしまう。
そっと、スマホを取って耳に当てれば、鼻を啜る音と、泣きながら、クフッ…と笑う声が聞こえ、少しホッとしてまた、電話をカウンターに置いた。
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