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優しい人・第34話
しおりを挟む篤仁は何も言えず、ただ黙り込んで、目の前のステーキ丼を見つめる。
「食べよ?あっちゃん…ごめん、冷めたよね」
「…いい。先、食べた方が、ええんか?…話し、先でも、ええよ、俺。冷めとん全然食えるし」
プッと萌花が吹き出した。
「え何?」
「何、か……。あっちゃん、って昔から、ちょっとズレとうって言うか、調子狂う…。そこが、大好き」
「…ごめん…」
「そこで謝る…。さらに外してる、あっちゃん…もう…笑える」
萌花の眉間にクッと皺が寄る。
「え、そおなん?な、何て言えば…良かったんやろか…」
萌花が、鼻と口を一緒にタオルでギューっと押さえる。
泣き出すのを堪えているのだろう。
「萌花?」
「はあ!食べよ?」
波が過ぎたような顔の萌花が、言った。
「う、うん」
篤仁は今度は外さないように、返事は相手の言葉の肯定且つ最小限に留めた。
「やっ…もう…ミスチョイス…パスタくっついてしもとうわ…やややや、もー、ついてきたぁ…」
萌花は《あさりと大葉の和風パスタ》の固まりをフォークで上に上げて見せた。
「申し訳ございません!!」
タイミングよくその瞬間だけを見ていた店員が
「すぐお取替え致しますっ!」
と、萌花の皿を下げてスタスタと行ってしまった。
「ラッキー!」
思わず、2人で笑う。
「今頃厨房で、30分前に運んだんや!とか言われてんちゃう?」
「でも、もう遅いわね」
「萌花、逞しなったな。前やったら、違うんです違うんです!これね、私がずっと食べへんと置いてたの!とか慌てて真実を暴露しとうよな?」
「あー、そうかも」
「今なんか、あら、そお?みたいな、すま~した顔で黙っとうもん」
「ふふん!おばちゃんは強いよ」
「ほんまやな」
「ちょっと!否定するとこなんですけど?」
「え、だって萌花が自分で、、」
「もう、だから。アラサーは若いねん、アラフォーでもおばちゃんなんて言うたら、なんぼイケメンでも袋叩きよ?」
「や、そんなん。…怖すぎるやろ、おば…」
「んん?」
「お、お姉さん達…」
「そおよ。それでよっしゃ」
「お待たせ致しました」
「ありがとうございます」
微妙な顔でパスタを運んできたさっきの店員は、湯気をたて、いかにも美味しそうなパスタを、ニッコリと笑う萌花の目の前に置いた。
篤仁の前には冷え冷えのステーキ丼。
それはきっと神様が、辛い想いの萌花の為に
「こいつは冷えた飯でええ」
と計らったのだと篤仁には思えた。
そして、それでいい、と自分も思った。
「あっちゃん、半分コせえへん?」
「え?冷めとんで?これ」
「ええの。いっつも色々食べたいな、って違うメニューにしてさ、半分コしてたやろ?」
「ああ、うん…そやったな…」
「結婚してから1回もない。あれ、したい」
「よし。ほんなら半分コや。半分食ったら換えよな?」
そうは言っても、スイーツ以外は大体、篤仁が3分の2を食べるのだけれど。
温かいパスタと冷えたステーキ丼を食べ終え、フリードリンクのおかわり、篤仁はコーラ、萌花はアイスココアを取って来て、萌花はまた話し出した。
「私ね、あっちゃん。それでも幸せやったんよ?あっちゃんと結婚する、って夢、叶えたから。見たことないあっちゃんも、いっぱい見れたし、あっちゃんの洗濯物して、毎日あっちゃんのご飯して、いつも玄関にあっちゃんのスニーカーがあって。志賀さん、って近所の奥さんに言われたり、志賀篤仁様、って書いた郵便物受け取ったり、毎朝、目覚めたら、あっちゃんがおって……ほんまに…ほんまに幸せやった。…もう気が済んだ」
「気が…済んだ、ってお前…」
「気が済んだ、あっちゃん…。おおきにありがとうございました」
「萌花…ちょう待てよ、お前」
「あっちゃん。これ」
萌花がおもむろにバッグから財布を取り出し、その中から、保険証カードを抜いて、テーブルの上に置いた。
「何?」
「見て」
「え、何、何?」
「見ーて」
《橋本萌花》
「は?え、え??」
「私、志賀萌花と違う」
「どゆこと??だって、お前婚姻届…ぇえ?出してへんの?!」
萌花は大きく頷いて
「役所にも行ってへん」
「お前、出してきた、って」
「嘘」
「え、でも旅行…パスポート…」
「見た?私のパスポートもチケットも」
「…見てへん……」
「や、でも、結婚しました葉書き!」
「出してません。作っただけ。誰かさんだけよ、出したのは」
「え?!」
「滝さんは今、幸せですか?寂しいです」
「・・・・・ッ。…すまんッッ!!」
ゴチン!
とテーブルが篤仁を殴った。
「や、あっちゃん!大丈夫?」
「だ、大丈夫や……ほんま…すまん…」
「いいの。私も段々に気持ちの整理が出来ていったんよ。そんなことの度にね。もし、あっちゃんが嘘が上手で演技派やったら、すっかり信じ込んで安心してどっぷり志賀萌花になってから、全てを失って殺人犯、みたいになってたかもやもん」
「…それは…嫌やな…」
顔が引き攣る。
「ごめん、ごめん。…私ね、終わりは自分で決めよう、って思ってて、そろそろ限界やなぁ…と思ってたんやけど、さっき、あの記者の人に聞かれて『優しい人』って言うたあっちゃんの顔見て、その時がきた、って…そう思ったんよ…」
萌花の瞳にうっすら涙が浮かぶ。
だが、顔は笑顔だ。
1年前、萌花が結婚式場で倒れてから、こんな風に、しっかり見つめ合うことなどなかった。
自分はこの人を確かに愛していた、と再確認する。
そして、同時に、それはもう終わったのだ、とも。
なかなか言葉が出てこない。
自分が何か言っていいのか、言っていいのかどうかも、判らない…
「…萌、花……俺…俺」
「大丈夫よ?あっちゃん、私。もう、悲しむ時期はとうに過ぎた。自由になりたいの。一人になって、思いっきり羽ばたこ、思て。あっちゃんは明治の人やから、30歳をおばちゃんやなんて言うけどね、令和の世は女は30からなんよ?30代の女優さんが、どんだけ綺麗よ!私も頑張るもん」
「…訂正する…30はおばちゃんちゃう」
「そうよ。素直でよろしい。それがあっちゃんのいいところやもん」
「でも、俺、明治ちゃうで?」
萌花がまたプーーッと吹き出す。
「もうー、解っとうよ!物の例えやんかー。それこそ明治生まれ並みに冗談通じへん時あるんやから…も、あっちゃんいうたら…もう、ほんま…おかし…」
も早、悲しい涙か、笑いすぎの涙か判らない涙を萌花がタオルで押さえる。
「すまん」
神妙な顔でもう1度、頭を下げる。
「笑て?あっちゃん。笑窪、見たい」
「え?…こう?」
「もっと」
「こうかな?」
「ちゃうちゃう」
「……あッかんわ、メッチャ見られとう…」
必死で顔を作っていたが、少し離れた席から幼児が自分をガン見しているのが目に入り、笑ってしまう。
「それ!そう、それ。出た」
「何か、自分ではわからん」
「その片笑窪が好きな人、私、他にも知ってる」
「え?誰、誰?」
「言わへんよ」
「何でよ」
「そんなん、秘密に決まってる」
「え、患者さん?」
―いや、マジ、鈍いわ、この人…
萌花は、滝が篤仁を愛していることだけは、言うつもりはなかった。
何の保証も希望も持てない、その上で、心臓壊れそうにバクバクさせながらマスターんとこ行ってきぃよ?と、ほんの少しの仕返しを。
萌花の親には、自分が説明するから来ないでいい、と萌花に言われたが、なら俺は俺で行く、と篤仁は一人で萌花の親に侘びに行った。
萌花の両親は、意外にも元々無理を言ったのはこっちだ、と萌花同様、篤仁に感謝の言葉をくれた。
萌花が山の街に残りたい、と言うので、その診療所を萌花に譲った。
従業員は全員、残って萌花に協力したいと言ってくれた。
篤仁は家を出て、灘の診療所に戻った。
元々、週に1回は、短時間でも覗いていたので、戻った、という感じはしなかったが。
そして、診療所の裏にあるマンションが賃貸で、空き室あり、と出ていたので、見に行くと、築年数は経っているが、綺麗にリフォームしてあり、1LDKだが、その1部屋が12畳、リビングが14畳キッチンスペースもゆったりと取ってあり、とにかく広々とした印象で、更に真っ新のシステムキッチンが据えてある。
これはなかなかだ、と気に入ってそこを借りた。
正真正銘の一人になり、一人暮らしが始まったが、なかなか滝を訪ねる勇気は出なかった。
恋しい…
会いたい…
抱きしめたい…
―滝さんが好きです…俺。
滝さん、男やけど、俺、どう考えても滝さんのこと好きです。
滝さんのことばっかり考えて、寝とっても夢に見る。
恋してます…今さらやけど……
でも、滝には高見がいる。
自分は、我慢が出来ない性質(たち)だ。
愛し合ってる2人を裂こうとしてしまうだろう。
それは、優しい滝さんを困らせ、苦しめることだ。
行くべきではない……
でも、それでは萌花の気持ちが……
ぐるぐる考えながら毎日仕事を終え、コンビニ弁当や、その他にもあるテイクアウト物を買って帰って、ビールと共に流し込みながら《千流》のHPを見るのが篤仁の日課になった。
滝と離れてから、どうせ顔が見られるわけじゃない、と覗いたことはなかったのだが。
「わ、横に出来た店のママか~。顔出しOKって。滝さんの顔出してよー。ママ要らんしー、まあまあ別嬪やけど…って、42歳!おばちゃんやんけ!……いや、おばちゃんちゃう。お姉さんや」
袋叩きに合わない為には令和の礼儀を知らねばならない。
そして、けっこう毎回楽しみな《みんなの川柳》のコーナーを見る。
《逢いたくて 枕に君の 写真敷き》
「写真くれ!俺にも!あったら敷くわっ!」
コメントの代わりに突っ込むのも日課。
《断ち切れぬ 想いが明日を 邪魔してる》
「うわ、切なっ……俺、こんなん、なるんやろなぁ…」
気分が暗くなる。
《この胸は 中はいっぱい 膨れてる》
・・・・・??
全然意味が判らないが、コメントがダントツだ。
作者の名前を見る。
「魁人(かいと)…男…」
暫し考え込む。
滝さんは
「ああ…そやねー。そうなんよね」
とコメントしてる。
みんなのコメントを読んでいくと解った。
「そういうことか…俺みたいな女好きな男を好きになった男が、僕、外から見たおっぱいはペタンコやけど、胸がいっぱいで、中は膨れてるんやで、と。なるほど!なるほどな~…これは、滝さんの気持ちにも近いんか?……これがワカランようでは、滝さんを落とせん?ちょっと川柳詠んで勉強せな…」
そしてその後、どうしても頭がそっちにいく篤仁は、まだ滝に告白もしていないのに、これまた最近の日課になったゲイセックスのお勉強をするべく、ゲイサイトに入った。
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