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優しい人・第42話
しおりを挟む何の音?
……
電話…?
段々とその音は近づいて来て、眠りが剥がれてゆく…
「電話っ…あッ…」
起きあがろうとした腕をギュッと引かれ、バフッとベッドに戻る。
「志賀ッ…」
―ああ…そうだった…!
ブラインドを下ろしたままの寝室が、パッと明るくなった気がする。
―昨日…いやもう、今朝やな。志賀と……
考えただけで顔も体も熱くなる。
「何、赤なっとんの?あ!滝さん、襲われ待ち??も~、かなんなぁ~…まあ、起きたとこやし?勃っとうよ?俺は」
「違ーう!今日はもう、出来へん…!ただ志賀がおるな、ってそう……ぁ……思った…だけ…」
思わず言った自分の言葉は壮絶に恥ずかしい。
対する志賀は物凄い笑顔だ。
「たーきさーんっ!!おいでっ!このッ、このこのッッ……カワイコちゃん!このッ!…チュ、チュッ、チュッ!」
上からバサッと乗ってきて、首に手を回し、キスの雨を降らせてくる。
「わっ…は…ちょッ…ちょ…」
ゴチゴチぶつかるようなキスが、ちょっと痛くて、でも、可笑しくて、それ以上に、恋人たちのジャレ合いという空気が、もう、嬉しくて……
「カワイッ…はぁ…綺麗子ちゃん、もー、好き!かわい!」
唇を啄む間を縫ってイチイチ、デレたことを言う志賀につられて、千佳史もいつの間にか
「大好き!…大好き!カッコイイ…ほんま、イケメン…」
と、思い切り、閉じ込めていた言葉を開放する。
かなりイタい。
千佳史はこれまで、けっこう《千流》に居る、こういうイチャイチャカップルを
「はいはい」
と、笑って見ていた方だった。
まさか自分が所謂バカップルの素質を持っていようとは!
そして、バカップルが、こんなに幸せだなんて知らなかった!
―《敢えてなる バカップルにも 君となら》…後でメモしよ…
「腹減ったー!!滝さん食いたいけど、アカンのやったら、飯ー」
「はいはい…ぁッツ……」
奥がズキン、と痛む。
「あ!滝さん、昨日…ヘへ…俺のせいやけど…エヘヘ……ハハ…」
志賀は本当に嬉しそうだ。
そんな志賀を見ていると、これからの毎日が楽しみで仕方ない。
「何よォ~。はよ、言えや~」
何となく言いたいことは解るのに、面白くて話の先を強請る。
「いや…まあ、その…ね!激しかったから?あれですよね?動き辛い…というか、動けんのやね??」
「うん」
「ギャーッ、かわいっっ!!今の、コクン、っていうの、もっかい!もっかいやってー!!」
「うん」コクン……
「ギャー!!!」
バカップルである・・・・・
それから志賀がソッコーでコンビニに行ってくれ、千佳史のリクエストのサンドイッチと緑のスムージーを買ってきてくれた。
「もー、レタスサンドって何?俺、そんなサンドイッチあるん知らんかったわー!滝さん、こんなんばっかりで、飲みもんまで野菜のスムージーって!うさぎになんで?!だからいっつも目ぇ、赤いんちゃうん?!泣き虫やからや!って、もうええわ!ガハハッ…!」
「・・・・・」
一人ノリツッコミで、自ウケする志賀。
「え?これ、おもんない?あかん?」
「おもろいよ?」
「笑えよ」
「ははは」
単に‘は’を3つ。
・・・・・
2秒後に2人で爆笑だ。
何をしても楽しい。
箸が転がっても、ってやつだ。
何で俺だけ、と腐ったことも正直あった。
でも今、ドカーンと一気に幸せが来て、これまで泣いたことが、次々に報われてゆく……
志賀に頼んだサンドとスムージー、それと無理やり口に押し込まれた志賀のカツサンドを半分の昼食を終え、さっき着信が鳴っていたことを思い出し、スマホを手に取った。
萌花だ。
迷ったが、志賀にはやはり言えなかった。
用があるから、1度、灘の自宅へ戻る、という志賀を送り出し、萌花に電話した。
「あ、萌花さん?ごめんね、電話、出られなくて」
『いえ。私の方こそ、いつも不躾ですみません。あの、もしかして、そこにあっくん居ます?』
「いや…」
『え、ほんまですか?何やってんねやろ、あの人…』
後の方は、独り言な感じだった。
「あ、あの萌花さん・・」
『マスター、ちょっと会えますか?』
「え?あ、ああ。うん、ええよ」
『じゃ、前に連れて行ってもうた《ローズ》って喫茶店でお待ちしてます。何時頃がいいですか?』
「ああ、じゃあ…店に行く前でいいかな?5時?頃?」
電話を切って何の用かと考えるが、つい悪い風に考えてしまうので、もう、考えないことにした。
それに、何か、萌花の声はサバサバとしていて、後ろ向きな感じは全くなかったから。
志賀は後で店に行く、と言って出掛けた。
もう、それまではここには戻らないだろう。
体は重いが、時々、痛みが走る程度で思ったほどでもない。
志賀のモノが、多分過去最大だったから心配したけれど…。
シャワーを浴びて、準備をする。
起きたのが正午に近い時間だったので、もう3時を回っている。
5時に萌花と駅前だから、話しに1時間を見て、先に店に行って開店準備は終えておかねばならないので、時間的に余裕はない。
アテに出している乾き物屋やは、夜の店専門なのでオープンは6時。
もう在庫が少ないが、そこで買い物するには時間的に厳しい。
來人に電話してみると、今日は近くにいるから、とのことで乾き物の買い物を快諾してくれた。
「近くにおる、って、あいつ、何処におんねやろ?お父さんの串カツ屋は今日は休みか?」
まだ興奮冷めやらぬ熱い脳を冷ますように、來人が何処で何をしていようが大きなお世話だというのに、そんな独り言を言いながら、千佳史は志賀のプレゼントのシャツを着た。
あの時、必死で守ったTシャツは、無事、汚れずにすんでいた。
薄い黄色が綺麗なTシャツの襟口にはA&Cの文字。
時間がない。
さっさと出る準備をしなくてはならないのに、ついつい頭は志賀へ行く。
1年前、志賀が怒って出て行き、唐突に終わりを迎えた同居生活。
暫くは、志賀の痕跡だらけの部屋にいるのが苦しかった。
録画を見るように、いい思い出だけを何度も頭の中で繰り返し思い出しては、また仕舞う…
千佳史は、志賀と暮らした1ヶ月半、昨年の5月末から7月半ばまでのカレンダーを捨てることが出来ず、それを眺めては、昨日の今頃は、こうしてた…先週の今頃は、こうしてたな…先月の今頃は…3ヶ月前は…去年の今頃は………
思い出しては溜息をついていた。
ずっと独り。
そう思っていた。
志賀以外の人を愛せる気が全然しなかったから…。
それなのに……
志賀の間近の顔を思い出し、カッと熱くなった時、いきなりの着信音で思考は中断された。
電話は客からで、5人だから予約しとくー、ということだった。
「はよ行こ!」
千佳史は髪を括って家を飛び出した。
「マスター!」
奥の席で立ち上がって手を振る萌花は、髪をショートの前下がりボブにし、服装はノースリーブ、ハイネックの黒のカットソーに白の細いカプリパンツ。
これも細いシルバーストラップに高いヒールのサンダル。
印象がガラリと変わって、以前の清楚なお嬢様から、バリバリのキャリアウーマンという風情になっている。
「すみません、お呼びだてしてしまって」
「いえ、いいですよ。今日は…」
千佳史は萌花の向かいに座り、アイスコーヒーを注文した。
ウェイトレスは以前の無愛想ではなく、普通に接客出来る子に代わり、爪も薄いオレンジのマニキュアを塗っているだけだった。
「女の子、変わったね」
小声で萌花に言うと、彼女は
「あの無愛想はクビ?」
と悪戯っぽく笑った。
「渡したい物があって」
萌花がテーブルに出したのは少し、角に折り筋の入った写真葉書きだった。
―滝さんは今、幸せですか?寂しいです。
「え、これ……」
「ゴミ箱に捨ててあったのを私が見つけて。やっぱり、届けるべき人の所に届けようと思って持ってきました」
「いや…」
「葉書き、きたでしょ?」
「うん」
「違う言葉やったでしょ?」
千佳史は頷く。
「書き直したんやと思います」
「萌花さん…あの」
「マスター。ほんまにありがとうございました。マスターからあっちゃん、返してもうて、私、思いを果たせました。今はもう、すっきりです。強がりやありませんよ?」
「…うん…それは…何か、そんな感じがする。萌花さん、変わった。変な意味じゃなく」
「はい。私も何か、自分を縛ってたもんから自由になって、今、羽をバサバサ動かしてるとこです。高く飛んだろ、思て」
―萌花さん…素敵やな…綺麗。
「あっちゃんね、ずっとマスターのこと考えてた思います。私に、すごい気ィ遣って優しいしてくれたけど。ちょっと前にね、六甲新聞の小冊子の神戸の起業家載せてる小さなコーナーに、誰かがあっちゃんのこと言うて、記者さんが取材しに来はったんです」
「へぇ…すごい。志賀」
「はい。頑張ってましたからね。でね、色々話し聞かはった後に、一問一答が始まって、好きな食べ物、行きたい場所、尊敬する人…色々出てきて、で、好きなタイプ、って聞かれたんですよ」
千佳史はただ頷きながら聞く。
「あっちゃん、それまではポンポン答えてたのに、急に止まってしもてポケーッとして…ほんで、ぽつんと言うたんです。『優しい人…』って」
―優しい…人…
《優し人 今さら恋して 逢いたくて》
―やっぱり志賀…やってんな……
確かめるのを忘れていた。
でも、間違いない……
「私、すぐ解りました。マスターのこと言うてんねんな、って。心で、好きなタイプやで?それ、あなたの好きな人やんか?って突っ込みました。…あっちゃん、上向いて、ポローッって涙零して…。本人、涙出てもたことに気付いてないみたいでしたけど、記者さんメッチャ焦って、もうその質問で終わって、そそくさと帰って行きはりました。私も、それで、心決めたんです。別れよう、って。怒ったんと違いますよ?もう、あっちゃんを開放してあげよ、って、それで自分も、自由になろ、って、そう思たんです」
さすがにこのシュチエーションで泣くわけにいかない。
うんうん…と頷きながら、目の前のアイスコーヒーをごくごく飲んで涙を堪えた。
萌花は最初から、志賀の気持ちは解っていた、なので、婚姻届は出さずにいたのだとも教えてくれた。
「それは私の為ですよ?戸籍汚してない方が、次に備えられますもんね!」
と明るく笑う萌花は、きっと近い将来、いい恋をするだろうと思えた。
萌花に、ありがとうを言って葉書きを貰って別れ、駅前の商業ビルのトイレにダッシュで駆け込むと、千佳史は思う存分、涙を流した……
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