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第1章
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「ねぇ、母さん」
「なぁに?」
「このお花、なぁに?」
「バラよ。きれいでしょ?」
ケンタは、父さんの写真の隣に、飾ってある、
花の写真が大好きです。
そして、それを見つめる母さんの横顔も。
母さんは、毎日毎日、父さんの写真の隣に、花を
飾りますが、そこに飾ってある写真が、一等大好き
なのです。
ケンタには、父さんがいません。
正確には、
「お空の星に、なったのよ」
と、母さんが言うけれど、小さなケンタには、
父さんの星がどれなのか、わからないのです。
空を見上げては、父さんの星を探します。
特に、お風呂上りに、カーテンを開けて、お空を
見るのです。
すると、母さんがやってきて、
「ケンタ、早く寝なさい」
と、やってきます。
でも、まだまだ眠くありません。
もっともっと、母さんと一緒に、起きていたいのです。
だから、ケンタはごまかすように、
「ねぇ、父さんのお星様は、どれなの?」
と、母さんに聞きます。
すると母さんは、少し困ったような顔をして、
「今日は、父さんの星は、見えないわね~」
と言います。
「じゃあ、父さんの星って、どんな星?」
そう聞くと、母さんもケンタの隣にやってきて、
イスの上に乗っている、ケンタの頭を、優しく
なでてくれました。
「父さんのお星様はね、1番大きくて、1番輝く
お星様なのよ」
と言うので、ケンタは目をこらして、その1番大きくて、1番輝く星を探します。
今日は、少し曇っていて、お星様は隠れて見えません。
だから、母さんの言うとおりだ・・・と思いました。
すると母さんは、
「父さんなら、ここにいるわ」
と言って、ケンタの胸をトン!とたたきます。
ケンタは、父さんのことを、知りません。
おそらく、小さかったから、覚えていないのです。
だけど、父さんの撮ってくれた写真は、母さんが
写真立てに入れて、家中に飾っているのです。
その中で、母さんの1番好きなのが、このバラの
写真なのです。
いつも母さんは、それを愛おしそうに見つめます。
「どうして、その写真は、そこに飾っているの?」
と聞くと、母さんは、少し驚いた顔をして、
「だって、きれいじゃない」
と、当たり前のように、言いました。
おそらく、その写真は、母さんの1番のお気に入り
なのです・・・
「なぁに?」
「このお花、なぁに?」
「バラよ。きれいでしょ?」
ケンタは、父さんの写真の隣に、飾ってある、
花の写真が大好きです。
そして、それを見つめる母さんの横顔も。
母さんは、毎日毎日、父さんの写真の隣に、花を
飾りますが、そこに飾ってある写真が、一等大好き
なのです。
ケンタには、父さんがいません。
正確には、
「お空の星に、なったのよ」
と、母さんが言うけれど、小さなケンタには、
父さんの星がどれなのか、わからないのです。
空を見上げては、父さんの星を探します。
特に、お風呂上りに、カーテンを開けて、お空を
見るのです。
すると、母さんがやってきて、
「ケンタ、早く寝なさい」
と、やってきます。
でも、まだまだ眠くありません。
もっともっと、母さんと一緒に、起きていたいのです。
だから、ケンタはごまかすように、
「ねぇ、父さんのお星様は、どれなの?」
と、母さんに聞きます。
すると母さんは、少し困ったような顔をして、
「今日は、父さんの星は、見えないわね~」
と言います。
「じゃあ、父さんの星って、どんな星?」
そう聞くと、母さんもケンタの隣にやってきて、
イスの上に乗っている、ケンタの頭を、優しく
なでてくれました。
「父さんのお星様はね、1番大きくて、1番輝く
お星様なのよ」
と言うので、ケンタは目をこらして、その1番大きくて、1番輝く星を探します。
今日は、少し曇っていて、お星様は隠れて見えません。
だから、母さんの言うとおりだ・・・と思いました。
すると母さんは、
「父さんなら、ここにいるわ」
と言って、ケンタの胸をトン!とたたきます。
ケンタは、父さんのことを、知りません。
おそらく、小さかったから、覚えていないのです。
だけど、父さんの撮ってくれた写真は、母さんが
写真立てに入れて、家中に飾っているのです。
その中で、母さんの1番好きなのが、このバラの
写真なのです。
いつも母さんは、それを愛おしそうに見つめます。
「どうして、その写真は、そこに飾っているの?」
と聞くと、母さんは、少し驚いた顔をして、
「だって、きれいじゃない」
と、当たり前のように、言いました。
おそらく、その写真は、母さんの1番のお気に入り
なのです・・・
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