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第1章
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「今日の晩御飯は、なんだろうなぁ」
ケンタは、母さんが呼ぶのを待っていると・・・
目の前を、ヒラヒラと、小さなチョウチョが、
飛んできました。
「待っててよ」
ケンタは、そぅっと、横から近付いて行きます。
「もうちょっとだからねぇ」
小さな手が、不器用ながら伸びてくると・・・
フワッと黄色いチョウが、浮かび上がりました。
「あ~」
ケンタは一生懸命、その黄色いチョウを、目で
追いかけました。
その時
「ケンタ、何してるの?
戻っておいで」
母さんの声が、響いてきました。
しゃがみ込んでいた、ケンタの目の前を、挑発するように、ヒラヒラとモンキチョウが飛んできました。
そのあとを、夢中で目で追います。
チョウは、植え込みの上に、止まりそうになる
けれど、近付こうとすると、すぐにヒラヒラと、羽を
揺らすので、中々キリがありません。
(あっ!また・・・)
ケンタは、それでもあきらめずに、態勢を整えて、
追いかけます。
だけども、その自由も、家の周りの空き地までです。
なぜなら・・・母さんに、いつも
一人で、遠くに行ってはいけません・・・と
言われているからです。
だからこうして、おとなしく家の近くで、遊んで
いるのですが、時折こうして、訪問者が(人ではないけれど・・・)現れるので、ケンタは握りしめていた
ボールを放り出して、その後をついて行きました。
草の茂みからは、いつも夕暮れ時になると、
フラッと白と茶のブチのネコが、姿を見せます。
ケンタは、仲良くしたい・・・と思っているのですが、この日は、相手にしません。
茶色いネコが、チラリ・・・と、ケンタを見ましたが、フィッと、また茂みの中へ、姿を消しました。
「ケンタ、何してるの?
戻ってらっしゃい」
母さんの声が、再び響き、
「おかしいわねぇ」
と、勝手口から、母さんが姿を見せました。
「ケンタ」
ツッカケをはいて出てくると、母さんは道路の
方に背を向けていたケンタに、声をかけました。
ようやくケンタは、母さんに気付き、
「あのね・・・」
と、見上げます。
「黄色いチョウチョがいたの」
と言うと、小さな手が、あちらの方を、指差しました。チョウは、いつの間にか、薄闇の中に姿を消して
しまい、ケンタの指す方向には、その姿は、目に入りませんでした。
だけど母さんは、それをとがめることはせず、
「そうなの?」
と言って、
「じき、ご飯よ」と、ケンタの背中に、手をかけました。
ケンタはもう1度、道路の向こう側を見ました。
それから、母さんに言われるまま、家の中へ入って
行きました。
ケンタは、母さんが呼ぶのを待っていると・・・
目の前を、ヒラヒラと、小さなチョウチョが、
飛んできました。
「待っててよ」
ケンタは、そぅっと、横から近付いて行きます。
「もうちょっとだからねぇ」
小さな手が、不器用ながら伸びてくると・・・
フワッと黄色いチョウが、浮かび上がりました。
「あ~」
ケンタは一生懸命、その黄色いチョウを、目で
追いかけました。
その時
「ケンタ、何してるの?
戻っておいで」
母さんの声が、響いてきました。
しゃがみ込んでいた、ケンタの目の前を、挑発するように、ヒラヒラとモンキチョウが飛んできました。
そのあとを、夢中で目で追います。
チョウは、植え込みの上に、止まりそうになる
けれど、近付こうとすると、すぐにヒラヒラと、羽を
揺らすので、中々キリがありません。
(あっ!また・・・)
ケンタは、それでもあきらめずに、態勢を整えて、
追いかけます。
だけども、その自由も、家の周りの空き地までです。
なぜなら・・・母さんに、いつも
一人で、遠くに行ってはいけません・・・と
言われているからです。
だからこうして、おとなしく家の近くで、遊んで
いるのですが、時折こうして、訪問者が(人ではないけれど・・・)現れるので、ケンタは握りしめていた
ボールを放り出して、その後をついて行きました。
草の茂みからは、いつも夕暮れ時になると、
フラッと白と茶のブチのネコが、姿を見せます。
ケンタは、仲良くしたい・・・と思っているのですが、この日は、相手にしません。
茶色いネコが、チラリ・・・と、ケンタを見ましたが、フィッと、また茂みの中へ、姿を消しました。
「ケンタ、何してるの?
戻ってらっしゃい」
母さんの声が、再び響き、
「おかしいわねぇ」
と、勝手口から、母さんが姿を見せました。
「ケンタ」
ツッカケをはいて出てくると、母さんは道路の
方に背を向けていたケンタに、声をかけました。
ようやくケンタは、母さんに気付き、
「あのね・・・」
と、見上げます。
「黄色いチョウチョがいたの」
と言うと、小さな手が、あちらの方を、指差しました。チョウは、いつの間にか、薄闇の中に姿を消して
しまい、ケンタの指す方向には、その姿は、目に入りませんでした。
だけど母さんは、それをとがめることはせず、
「そうなの?」
と言って、
「じき、ご飯よ」と、ケンタの背中に、手をかけました。
ケンタはもう1度、道路の向こう側を見ました。
それから、母さんに言われるまま、家の中へ入って
行きました。
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