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第1章
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先生は、
「すみません・・・目を離したすきに・・」
と、ショータくんのお母さんに、頭を下げつつも、
「ケンタくんに、悪気はなかったんです。
お母さんを喜ばせたいんだって、言ってたんです。
だから、それを破られて・・・ショックだったん
でしょう・・・」
と言うので、ケンタのお母さんも、ようやく、先生の言っている意味が、わかりました。
そして、ケンタの顏を見ると、
「そうなの?」と、静かに聞きました。
ケンタは、泣きはらした顔で、母さんを見上げると
「うん」と、鼻声でうなづきました。
はぁ・・・
母さんは、ため息をつくと、
「だけど、友達をなぐったりしたら、いけないわね。
ショータくんに、あやまりなさい」
幾分厳しい声で、言いました。
ケンタは、「え・・・」と真っ赤な目を見開くと、
「先に噛みついたのは、ショータくんだよ」
と言いました。
「だけど、殴りかかった、ケンタが悪い。
あやまりなさい」
母さんの意志は固く、ガン、として、ゆずりません。
「うちの子、今度からもう、ケンタくんと、遊ばせませんから」
ショータくんのお母さんは、そう言うと、
「失礼」と言って、先に帰りました。
ショータくんはあわてて、ケンタに近付くと、
「さっきは、ごめんな」と言ったので、
ケンタも、
「なぐって、ごめん」
今度はちゃんと、あやまれました。
それを見ていた母さんは、少し微笑んで、
「えらいね」
と、ケンタの頭をなでました。
先生は、セロテープで補強した写真を、大事に
ハンカチでくるむと、母さんに手渡しました。
母さんは、ケンタをしかりませんでした。
少し悲しそうな目をしただけです。
先生は「ごめんなさい」と、母さんにあやまりました。そして、
「ケンタくんを、怒らないであげてください。
おかあさんにきれいな写真立てを、プレゼントするんだ・・・って、楽しみにしてたんです」
と言いました。
家に帰ると、何事もなかったのかのように、かあさんは、猛然と、ご飯を作りはじめました。
心なしか、元気がなくて、黙ったまんまです。
ケンタも、ショータくんに噛まれた腕が、ジンジンしてきました。
「すみません・・・目を離したすきに・・」
と、ショータくんのお母さんに、頭を下げつつも、
「ケンタくんに、悪気はなかったんです。
お母さんを喜ばせたいんだって、言ってたんです。
だから、それを破られて・・・ショックだったん
でしょう・・・」
と言うので、ケンタのお母さんも、ようやく、先生の言っている意味が、わかりました。
そして、ケンタの顏を見ると、
「そうなの?」と、静かに聞きました。
ケンタは、泣きはらした顔で、母さんを見上げると
「うん」と、鼻声でうなづきました。
はぁ・・・
母さんは、ため息をつくと、
「だけど、友達をなぐったりしたら、いけないわね。
ショータくんに、あやまりなさい」
幾分厳しい声で、言いました。
ケンタは、「え・・・」と真っ赤な目を見開くと、
「先に噛みついたのは、ショータくんだよ」
と言いました。
「だけど、殴りかかった、ケンタが悪い。
あやまりなさい」
母さんの意志は固く、ガン、として、ゆずりません。
「うちの子、今度からもう、ケンタくんと、遊ばせませんから」
ショータくんのお母さんは、そう言うと、
「失礼」と言って、先に帰りました。
ショータくんはあわてて、ケンタに近付くと、
「さっきは、ごめんな」と言ったので、
ケンタも、
「なぐって、ごめん」
今度はちゃんと、あやまれました。
それを見ていた母さんは、少し微笑んで、
「えらいね」
と、ケンタの頭をなでました。
先生は、セロテープで補強した写真を、大事に
ハンカチでくるむと、母さんに手渡しました。
母さんは、ケンタをしかりませんでした。
少し悲しそうな目をしただけです。
先生は「ごめんなさい」と、母さんにあやまりました。そして、
「ケンタくんを、怒らないであげてください。
おかあさんにきれいな写真立てを、プレゼントするんだ・・・って、楽しみにしてたんです」
と言いました。
家に帰ると、何事もなかったのかのように、かあさんは、猛然と、ご飯を作りはじめました。
心なしか、元気がなくて、黙ったまんまです。
ケンタも、ショータくんに噛まれた腕が、ジンジンしてきました。
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