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第2章
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一方、落ち込んで、部屋に引きこもっていた母さんは、ようやく腰をあげて、ケンタの様子を見ようと、
部屋から出てきました。
先ほど、トイレに行った時は、寝ていたようなので、そろそろ布団の中で、熟睡しているはずです。
全く疑うことなく、隣の部屋へ入って行くと、
ポッコリと人の形に、フトンが膨らんでいるのが
見えました。
母さんは安心して、部屋を出て行こうとするけれど、
なんとなく、ケンタの寝顔でも見ようか・・・と、
近付きました。
すると!
いるはずのケンタが、どこにもいない!
フトンは、もぬけのからです。
ぽっかりと、主なきままに、形跡だけ残して、こつ然と、姿を消していました。
母さんは、きつねかたぬきに、化かされた・・・そんな気分になり、一瞬頭が真っ白になりました。
一体なにが、あったの?
どうして、ここにいないの?
誘拐?神隠し?
隣にいたのに?
冷静になろう・・・と、部屋を見回すと、枕元に、
いつも置いている、翌日着る予定の服もなく・・・
母さんはそこで、ようやく事態が、飲み込めました。
まったく、あり得ない・・・信じられないことだけれども、どうやらケンタは、いなくなったらしい・・・ということに・・・
カラッポのフトン
保育所のカバンと、服がなくなっている、
これは、どこを、どう見ても、ケンタがどこかへ
行ったのか、それともほんの油断したすきに、誰かが
連れ出した・・・誘拐されたのか?
まさか、そんなことが?
いやいや、自分は、その場にいなかったとはいえ、
家にいたのだから、誘拐はあり得ない・・・
信じたくない自分と、
だけども、信じるしかない事態に、パニックになりながら・・・
母さんは、押入れをのぞき、
トイレを探し、
風呂場をのぞき、
台所をのぞき、
机の下をのぞき、
ベランダをのぞき・・・
小さな部屋の中を、天袋まで爪先立ちになって、
半ば泣きながら、我が子の姿を探しました。
でも、いない
いない
どこにもいない・・・
「ケンタ、隠れてないで、出ておいで」
母さんは、必死で、姿の見えない我が子に、声を
かけました。
「怒らないから、出ておいで」
だけど、もちろん、その声に答える者がいるはずもなく・・・
母さんの声は、むなしく、からっぽの部屋に、響くのでした。
部屋から出てきました。
先ほど、トイレに行った時は、寝ていたようなので、そろそろ布団の中で、熟睡しているはずです。
全く疑うことなく、隣の部屋へ入って行くと、
ポッコリと人の形に、フトンが膨らんでいるのが
見えました。
母さんは安心して、部屋を出て行こうとするけれど、
なんとなく、ケンタの寝顔でも見ようか・・・と、
近付きました。
すると!
いるはずのケンタが、どこにもいない!
フトンは、もぬけのからです。
ぽっかりと、主なきままに、形跡だけ残して、こつ然と、姿を消していました。
母さんは、きつねかたぬきに、化かされた・・・そんな気分になり、一瞬頭が真っ白になりました。
一体なにが、あったの?
どうして、ここにいないの?
誘拐?神隠し?
隣にいたのに?
冷静になろう・・・と、部屋を見回すと、枕元に、
いつも置いている、翌日着る予定の服もなく・・・
母さんはそこで、ようやく事態が、飲み込めました。
まったく、あり得ない・・・信じられないことだけれども、どうやらケンタは、いなくなったらしい・・・ということに・・・
カラッポのフトン
保育所のカバンと、服がなくなっている、
これは、どこを、どう見ても、ケンタがどこかへ
行ったのか、それともほんの油断したすきに、誰かが
連れ出した・・・誘拐されたのか?
まさか、そんなことが?
いやいや、自分は、その場にいなかったとはいえ、
家にいたのだから、誘拐はあり得ない・・・
信じたくない自分と、
だけども、信じるしかない事態に、パニックになりながら・・・
母さんは、押入れをのぞき、
トイレを探し、
風呂場をのぞき、
台所をのぞき、
机の下をのぞき、
ベランダをのぞき・・・
小さな部屋の中を、天袋まで爪先立ちになって、
半ば泣きながら、我が子の姿を探しました。
でも、いない
いない
どこにもいない・・・
「ケンタ、隠れてないで、出ておいで」
母さんは、必死で、姿の見えない我が子に、声を
かけました。
「怒らないから、出ておいで」
だけど、もちろん、その声に答える者がいるはずもなく・・・
母さんの声は、むなしく、からっぽの部屋に、響くのでした。
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