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第9章 迷路に迷い込んで…
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「それにしても…中々着かないなぁ」
さすがに秀人は、疲れたようにつぶやいた。
時々他のメンバーに、連絡を取ろうとするけれど、やはり圏外で
一向に連絡がつかない。
傍らに立つ玲に向かい
「ね、本当にこの辺りだった?」
やや機嫌の悪い声で、聴いてみる。
玲はえ~と思うけれど、
「たぶん、そうだと思うんですけど…」
そう言われても、自信がないのだ。
玲は半ばあきらめかけていた。
もちろん逃げ出した自分が、悪いのはわかっている…
大切な親友を置き去りにして、自分だけ逃げたのだから…
言い訳のしようもないのだ。
それでもきっと、珠紀は無事でいる…と、自分の勝手な思い込み
だけれど、そう信じてしまうのだ。
それに、珠紀のことだから、きっとうまくやっているに違いない…
そう思い込もうとしていた。
「それにしても…ずいぶん広いなぁ」
秀人は呆れたように、キョロキョロとする。
暗いせいもあるけれど、行けども行けどもずっと、バラの連なりが
続いている…
「せめて、何か目印があればなぁ」
思わず秀人が、大きな声でぼやく。
「すみません…」
責められたように、シュンとして、玲はキュッと首を縮める。
真っ暗といっても、ランプが点々とついていて、足元にも
ガーデンライトが灯っている。
「これはまるで、迷路だなぁ。
みんな、どうしてるんだろう」
先ほどまで、あちこちで懐中電灯の光が、ユラユラ揺れていたけれど…
いつの間にか、その光りが途絶えてしまっていた。
考えたくはないけれど…自分たちは、迷ったのか?
玲の頭には、その思いがかすめた。
「この辺りに、温室があると思うんだけどなぁ」
辺りを見回し、それらしい建物を探した。
さすがに秀人は、疲れたようにつぶやいた。
時々他のメンバーに、連絡を取ろうとするけれど、やはり圏外で
一向に連絡がつかない。
傍らに立つ玲に向かい
「ね、本当にこの辺りだった?」
やや機嫌の悪い声で、聴いてみる。
玲はえ~と思うけれど、
「たぶん、そうだと思うんですけど…」
そう言われても、自信がないのだ。
玲は半ばあきらめかけていた。
もちろん逃げ出した自分が、悪いのはわかっている…
大切な親友を置き去りにして、自分だけ逃げたのだから…
言い訳のしようもないのだ。
それでもきっと、珠紀は無事でいる…と、自分の勝手な思い込み
だけれど、そう信じてしまうのだ。
それに、珠紀のことだから、きっとうまくやっているに違いない…
そう思い込もうとしていた。
「それにしても…ずいぶん広いなぁ」
秀人は呆れたように、キョロキョロとする。
暗いせいもあるけれど、行けども行けどもずっと、バラの連なりが
続いている…
「せめて、何か目印があればなぁ」
思わず秀人が、大きな声でぼやく。
「すみません…」
責められたように、シュンとして、玲はキュッと首を縮める。
真っ暗といっても、ランプが点々とついていて、足元にも
ガーデンライトが灯っている。
「これはまるで、迷路だなぁ。
みんな、どうしてるんだろう」
先ほどまで、あちこちで懐中電灯の光が、ユラユラ揺れていたけれど…
いつの間にか、その光りが途絶えてしまっていた。
考えたくはないけれど…自分たちは、迷ったのか?
玲の頭には、その思いがかすめた。
「この辺りに、温室があると思うんだけどなぁ」
辺りを見回し、それらしい建物を探した。
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