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40 荒れた生活
しおりを挟む3日後、陸は無事係長に就任し社内も普通通りになっていた。
ただ陸は和がいなくなって酒浸りの荒れた生活を送っていた。
この日仕事が終わって陸は安井と居酒屋に行った。
「お前ちゃんと食ってるか?やつれてるぞ」
「食ってるよ」
「役職ついたんだからちゃんと身だしなみは整えないと」
「わかってるよ」
「お前、会社ではやりこなしてるけど私生活めちゃくちゃだろ?」
「なっ…何でわかる?」
「見てればわかるよ」
「、、、、」
「まぁでも無事…係長就任おめでとう。よかったな」
「…別に」
「嬉しくないのか?アイツが悲しむぞ」
「アイツって?」
「大村だよ」
「…あ」
「相変わらず連絡ないのか?」
「ないよ。携帯も変えたみたいだし。もういいよ。アイツなんか…」
「あんなにお前のこと想ってたのに突然すぎて驚いたよ。何かあった訳じゃないんだろ?」
「ないよ。前の日だってアイツ…随分とオレに積極的だったし」
「じゃ何でだ。何で急に男同志が無理って思ったんだ?」
「知らねーよ。あんな奴…もう忘れた」
「嘘つけ!忘れられないから毎日飲み歩いてるんだろ」
「ただ、家にいたくないだけだ」
「家にいたら大村のこと思い出すからだろ」
「、、、、」
「大村と一緒に住んでたしな~」
「ああそうだよ!家にいたらアイツのこと思い出すからいたくないんだよ」
「だろうな…そう言えば先週の金曜日…大村は部長に何の用だったんだろ」
「何だよ…それ」
「その日ほら、お前が外回りの時。あの日大村は部長に何か用があったみたいでさ…みんな帰った後1人で会社に残ってたよ」
「ふーん」
「部長戻ってくるのかなり遅かったんじゃないかな」
「退職すること話す為だろ」
「今考えたらそうかもな」
「ちょっと待てよ。あの日…確かアイツ友達と飲み行くから遅くなるって言ってたな」
「え、そうなの?」
「何でそんな嘘を!あー!ムカつく‼︎」
陸はビールを一気に飲み干した。
「大村もお前のこと本気だと思ったんだけどな」
「もういい。アイツの話は」
「まあ…でもこれで普通に戻ったっていうか…何て言っていいかわからないけど、お前も女作れよ。誰か紹介しようか?」
「いい!恋人なんかいらない。ってか遊ぶ‼︎」
「そっ、そっか…程々にな」
陸は強がってるだけだったのだ。
家に帰ると和との思い出が蘇って辛くなるだけだった。
この日も帰ると和の匂いが残ってる布団を抱きしめ陸は泣いていた。
和…どこに行っちゃったんだよ…
会いたい…
会いたいよ…和…
それから陸は毎日仕事を終えると飲みに行き言い寄ってくる女は拒まず遊んでいた。
毎日酔い潰れるまで飲むことを繰り返していた。
和と別れて1ヵ月経った頃…その日休みだった陸は昼過ぎに目が覚め、部屋中を見渡してふと我れに返った。
何だ…この散らかり様は…
ってかオレ…何やってんだ…
陸は散らかり放題の部屋を片付け始めた。
オレはフラれたんだ…
いい加減に気持ち切り替えないとな…
もう…アイツのことは忘れよう…
自分が惨めになるだけだ…
陸はこの日ついに布団カバーやシーツ、和の枕を捨てた。
そしてネックレスも…
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