20 / 25
20話 別れ
しおりを挟む
マンションに着いたテソンが玄関のドアを開けると、寿美子がいきなり抱きついてきた。
「ビックリしたーっ‼︎」
「テソン‼︎おかえり!」
「スミもお疲れ様。スミ…色々ごめんね」
「ううん、テソンは悪くないから謝らないで」
「あいつは?姿が見当たらないけど」
「あっ、今シャワー浴びに行ってる。昨日からシャワー浴びてなかったから」
「昨日から…あいつとどこに行ってたの?」
浴室からセナが戻ってきた。
「おー!テソン、帰ってたのか」
「キャーッ」
「お、おいっ‼︎スミが居るだろ!裸で出て来るなよ!」
「おっと…失礼。着替えてセットしてくるわ」
しばらくして、セナがリビングに戻ってきた。
「しっかし驚いたよ。ラジオであんなこと言うとはなぁ」
「聴いたのか⁇えっ?スミも⁈」
「…うん」
「あんなこと言って大丈夫なのかよ」
「スミとのことは、いつか言おうと思ってたし、誤解されたくなかったから」
「テソン…ありがとう」
「スミには嫌な思いは2度とさせないから!…それとセナ‼︎昨夜みたいに途中で電話を切るなよな!一体どこに行ってたんだよ⁈」
「釜山」
「釜山⁈釜山まで行ってたのか‼︎」
「テソン、ごめんなさい。セナさんは私をマスコミから守ってくれただけなの」
「昨日の状況じゃ、ソウルには居られないだろ。だから泊まった」
「ありがとう…セナ…でも泊まったのは…もちろん別々だよね」
「もっ、もちろん!」
(テソンごめん…)
(正直に言っても良かったんだけどな)
「スミコ、ちょっと席外してくれるか?」
「え?は、はい…」
寿美子は客室に行った。
「どうした?スミが居ちゃマズイの?」
「ちょっと聞かれたくないから」
「何?」
「テソン、俺スミコのこといつの間にか好きになってた。放っとけないし、守ってやりたいって思った」
「セナ…お前…」
「このままスミコがマスコミに追われて世間から嫌な目で見られたりするようなら、俺は本気でテソンから奪おうと思った。でも…今日ラジオを聴いてわかった。お前には敵わないって。聴いてたスミコは涙流してたよ。お前たち…心から愛し合ってるんだな。だから…必ず幸せになれよ」
「…セナ…わかった。ありがとう」
「あ~あ…本当はスミコを落とす自信はあったのになぁ~」
「落とすって言い方やめろ…ところでセナはこれからどうするの?まさか、ここにずっと居座る気じゃ…⁈」
「ハハハ…アメリカに戻るよ。俺には向こうが合ってるみたい」
「そっか…。元気でな。またいつか帰って来いよ」
「…ああ」
セナはリビングに寿美子を呼んだ。
「お待たせ」
「は、はい」
「…スミコ、俺アメリカに戻るよ」
「そうなんですか⁈どうして急に⁈」
「こっちに居てもパッとしないし、アメリカの方がイイ女いるしね」
「そ…そうですか…」
するとセナは寿美子を抱きしめた。
「え⁈セナさん⁈」
「テソンと幸せにな…もう泣くなよ…」
寿美子の耳元でそう囁くと、セナは行ってしまった。
(セナさん…ありがとう…お元気で…)
「ビックリしたーっ‼︎」
「テソン‼︎おかえり!」
「スミもお疲れ様。スミ…色々ごめんね」
「ううん、テソンは悪くないから謝らないで」
「あいつは?姿が見当たらないけど」
「あっ、今シャワー浴びに行ってる。昨日からシャワー浴びてなかったから」
「昨日から…あいつとどこに行ってたの?」
浴室からセナが戻ってきた。
「おー!テソン、帰ってたのか」
「キャーッ」
「お、おいっ‼︎スミが居るだろ!裸で出て来るなよ!」
「おっと…失礼。着替えてセットしてくるわ」
しばらくして、セナがリビングに戻ってきた。
「しっかし驚いたよ。ラジオであんなこと言うとはなぁ」
「聴いたのか⁇えっ?スミも⁈」
「…うん」
「あんなこと言って大丈夫なのかよ」
「スミとのことは、いつか言おうと思ってたし、誤解されたくなかったから」
「テソン…ありがとう」
「スミには嫌な思いは2度とさせないから!…それとセナ‼︎昨夜みたいに途中で電話を切るなよな!一体どこに行ってたんだよ⁈」
「釜山」
「釜山⁈釜山まで行ってたのか‼︎」
「テソン、ごめんなさい。セナさんは私をマスコミから守ってくれただけなの」
「昨日の状況じゃ、ソウルには居られないだろ。だから泊まった」
「ありがとう…セナ…でも泊まったのは…もちろん別々だよね」
「もっ、もちろん!」
(テソンごめん…)
(正直に言っても良かったんだけどな)
「スミコ、ちょっと席外してくれるか?」
「え?は、はい…」
寿美子は客室に行った。
「どうした?スミが居ちゃマズイの?」
「ちょっと聞かれたくないから」
「何?」
「テソン、俺スミコのこといつの間にか好きになってた。放っとけないし、守ってやりたいって思った」
「セナ…お前…」
「このままスミコがマスコミに追われて世間から嫌な目で見られたりするようなら、俺は本気でテソンから奪おうと思った。でも…今日ラジオを聴いてわかった。お前には敵わないって。聴いてたスミコは涙流してたよ。お前たち…心から愛し合ってるんだな。だから…必ず幸せになれよ」
「…セナ…わかった。ありがとう」
「あ~あ…本当はスミコを落とす自信はあったのになぁ~」
「落とすって言い方やめろ…ところでセナはこれからどうするの?まさか、ここにずっと居座る気じゃ…⁈」
「ハハハ…アメリカに戻るよ。俺には向こうが合ってるみたい」
「そっか…。元気でな。またいつか帰って来いよ」
「…ああ」
セナはリビングに寿美子を呼んだ。
「お待たせ」
「は、はい」
「…スミコ、俺アメリカに戻るよ」
「そうなんですか⁈どうして急に⁈」
「こっちに居てもパッとしないし、アメリカの方がイイ女いるしね」
「そ…そうですか…」
するとセナは寿美子を抱きしめた。
「え⁈セナさん⁈」
「テソンと幸せにな…もう泣くなよ…」
寿美子の耳元でそう囁くと、セナは行ってしまった。
(セナさん…ありがとう…お元気で…)
1
あなたにおすすめの小説
時間を止めて ~忘れられない元カレは完璧な容姿と天性の才能を持つ世界一残酷な人でした 【完結】
remo
恋愛
どんなに好きになっても、彼は絶対に私を愛さない。
佐倉ここ。
玩具メーカーで働く24歳のOL。
鬼上司・高野雅(がく)に叱責されながら仕事に奔走する中、忘れられない元カレ・常盤千晃(ちあき)に再会。
完璧な容姿と天性の才能を持つ世界一残酷な彼には、悲しい秘密があった。
【完結】ありがとうございました‼
エリート警察官の溺愛は甘く切ない
日下奈緒
恋愛
親が警察官の紗良は、30歳にもなって独身なんてと親に責められる。
両親の勧めで、警察官とお見合いする事になったのだが、それは跡継ぎを産んで欲しいという、政略結婚で⁉
甘い束縛
はるきりょう
恋愛
今日こそは言う。そう心に決め、伊達優菜は拳を握りしめた。私には時間がないのだと。もう、気づけば、歳は27を数えるほどになっていた。人並みに結婚し、子どもを産みたい。それを思えば、「若い」なんて言葉はもうすぐ使えなくなる。このあたりが潮時だった。
※小説家なろうサイト様にも載せています。
清貧秘書はガラスの靴をぶん投げる
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
「お前、頬を叩いた詫びに婚約者になれ」
上司で社長の彪夏と秘書の清子はお似合いのふたりだと社内でも評判。
御曹司でイケメンの彪夏は女子の憧れの的。
清子はどこぞのご令嬢と噂され、男女問わず視線を集めていた。
……しかし。
清子には誰もが知らない、秘密があったのです――。
それは。
大家族のド貧乏!
上は高校生、下は生まれたばかりの五人弟妹。
おっとりして頼りにならない義母。
そして父は常に行方不明。
そんな家族を支えるべく、奮闘している清子ですが。
とうとう、彪夏に貧乏がバレたまではよかったけれど。
子持ちと間違われてついひっぱたいてしまい、償いに婚約者のフリをする羽目に。
しかも貧乏バラすと言われたら断れない。
どうなる、清子!?
河守清子
かわもりさやこ 25歳
LCCチェリーエアライン 社長付秘書
清楚なお嬢様風な見た目
会社でもそんな感じで振る舞っている
努力家で頑張り屋
自分がしっかりしないといけないと常に気を張っている
甘えベタ
×
御子神彪夏
みこがみひゅうが 33歳
LCCチェリーエアライン 社長
日本二大航空会社桜花航空社長の息子
軽くパーマをかけた掻き上げビジネスショート
黒メタルツーポイント眼鏡
細身のイケメン
物腰が柔らかく好青年
実際は俺様
気に入った人間はとにかくかまい倒す
清子はいつまで、貧乏を隠し通せるのか!?
※河守家※
父 祥平 放浪の画家。ほぼ家にいない
母 真由 のんびり屋
長男 健太(高一・16歳)服作りが趣味
次男 巧(高一・15歳)弁護士になるのが目標
三男 真(小五・10歳)サッカー少年
四男 望(保育園年中・5歳)飛行機大好き
次女 美妃(保育園児・五ヶ月)未知数
俺を信じろ〜財閥俺様御曹司とのニューヨークでの熱い夜
ラヴ KAZU
恋愛
二年間付き合った恋人に振られた亜紀は傷心旅行でニューヨークへ旅立つ。
そこで東條ホールディングス社長東條理樹にはじめてを捧げてしまう。結婚を約束するも日本に戻ると連絡を貰えず、会社へ乗り込むも、
理樹は亜紀の父親の会社を倒産に追い込んだ東條財閥東條理三郎の息子だった。
しかも理樹には婚約者がいたのである。
全てを捧げた相手の真実を知り翻弄される亜紀。
二人は結婚出来るのであろうか。
【完結済】25億で極道に売られた女。姐になります!
satomi
恋愛
昼夜問わずに働く18才の主人公南ユキ。
働けども働けどもその収入は両親に搾取されるだけ…。睡眠時間だって2時間程度しかないのに、それでもまだ働き口を増やせと言う両親。
早朝のバイトで頭は朦朧としていたけれど、そんな時にうちにやってきたのは白虎商事CEOの白川大雄さん。ポーンっと25億で私を買っていった。
そんな大雄さん、白虎商事のCEOとは別に白虎組組長の顔を持っていて、私に『姐』になれとのこと。
大丈夫なのかなぁ?
友達婚~5年もあいつに片想い~
日下奈緒
恋愛
求人サイトの作成の仕事をしている梨衣は
同僚の大樹に5年も片想いしている
5年前にした
「お互い30歳になっても独身だったら結婚するか」
梨衣は今30歳
その約束を大樹は覚えているのか
俺に抱かれる覚悟をしろ〜俺様御曹司の溺愛
ラヴ KAZU
恋愛
みゆは付き合う度に騙されて男性不信になり
もう絶対に男性の言葉は信じないと決心した。
そんなある日会社の休憩室で一人の男性と出会う
これが桂木廉也との出会いである。
廉也はみゆに信じられない程の愛情を注ぐ。
みゆは一瞬にして廉也と恋に落ちたが同じ過ちを犯してはいけないと廉也と距離を取ろうとする。
以前愛した御曹司龍司との別れ、それは会社役員に結婚を反対された為だった。
二人の恋の行方は……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる