異世界日帰り漫遊記!

御結頂戴

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亡国古都アルカドア、黒き守護者の動乱編

29.大切なものを守りたいから

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   ◆



「まずは、一安心ってところかな」

 ふう、と息を吐いて、ブラックは兜を取る。
 しっかりと施錠された部屋には窓が無く、通気口が空いているだけだ。これがこの城の兵士の部屋というのだから驚きだが、外が厚いのでこれが一番いいのかも知れない。石の壁は常時ひんやりしているし、蝋燭の明かりもぼんやり部屋を照らす程度で、部屋を暖めるほどでもないからな。

 それに、夜はかなり寒くなるけど、この部屋なら人の体温でぬくぬくだ。
 閉塞的な空間を見て最初はビックリしたけど、この部屋なら盗聴される危険もないだろうし、逆に良かったのかも知れない。

 俺もブラックに手伝って貰って鎧を脱ぎ、やっとベッドに腰を下ろした。
 薄い敷き布があるだけの石造りの固いベッドだが、地べたより何倍もマシだ。ついつい座ったままベッドに上半身を横たえると、ブラックは俺の姿に苦笑する。

「んもー、ツカサ君たらそんな格好して。さっき僕とイイコトしたから元気なくせに~」
「いや普通に精神も肉体も疲れとるわい!」
「え、足りなかった? じゃあ今から精液を飲……」
「いらんわ!! そんなことするヒマあったら別の事しろよ!」
「えっ、セックス?」
「バカー!!」

 なに真面目な顔で「セックス?」て即答してんだスケベオヤジ!!

 ったくもう、ちょっと気を抜いたらとんでもないことを言い出すんだからこのオッサンは……ともかく、ここは敵の本拠地みたいなモンなんだから疲れないワケないだろ。
 ヘタすりゃバレて殺されてたかもしれないんだからな俺達は。

 それを考えたら、俺のようにドッと疲れる方が正しいだろう。
 さっきのイタズラも中々にアレだけど、この状況で更にえっちなことをしようとするのは調子に乗りすぎだ。……つーかアンタさっき慎重に行こうみたいな空気出して、何か色々今後の事を考えてたじゃないのさ。

 なのに、なんで今思いっきり緩みまくってんだよ。
 いや俺も緊張感失くしちゃってはいるけども。

「んもー、ツカサ君たら……セックスしたらツカサ君だって体力全快するでしょ? 今から色々探るんだから、それなら精神も肉体も全回復する濃厚恋人セックスをした方が良いじゃない。これは凄く効率的な事だし、ツカサ君にとっても良い事なんだよっ」
「瞳孔がガン開きの時点で私利私欲が混ざってるのが分かんだよこのスケベ!」

 変な事を言ってないで真面目にやれと睨むと、ブラックはあからさまに不満げな顔をしつつも、はぁいと気の抜けた返事で真向いのベッドに座った。
 まったくもう……このオッサンてば、こういう事をすぐ言うんだから参るよ。

 ……まあ……なんか妙に真面目な感じになってるブラックよかマシだけど……。

「あ~、ツカサ君まんざらでもない顔してるぅ~」
「ちがわい! そっ、それより、これからどうすんだよ!」
「ふふふ、照れちゃって……」
「照れてないっ!!」

 変な勘違いをするなと睨みを強くするが、ブラックはヤケに機嫌が良さそうに表情を緩めてどこ吹く風だ。しかし俺の怒気は伝わったのか、ようやく話を変えた。

「仕方ないなぁ……じゃあ、これからのことだっけ? とりあえず歩き回るしかないとは思うけど……ツカサ君にはちょっと難しいかも知れないね」
「俺は【索敵】も使えないからなぁ……じゃあ、俺は動かない方がいいのか?」

 体を起こして問うと、ブラックも腕を組んで唸る。

「正直、あんまり一人にしたくはないんだけど……ツカサ君が色気を使うような相手が城に居るのかってのも分からなくなっちゃったからね。一度ざっと見て来て、どんな状況になっているのか調べて来ないとダメかもしれない」
「そっか……でも、相手はヘンな薬を使ってるかもしれないんだろ? いくらアンタが強くても、不意を突かれないとも限らないんじゃないか」

 そこは相手も否定し切れないのか、悩ましげに口を歪めて首を傾げる。
 敵側が想像していないような事態になっているせいで、ブラックもどう攻めたものかと思い悩んでいるんだろう。まあそりゃそうだよな……兵士達は妙な感じになってる人が大半な状態だし、敵の大将は意外なくらいに人格者で腰が低いし、警戒すべき【黒いローブの大柄な男】は見当たらなかったし。

 しかしなぁ、そこがなーんかおかしいんだよなぁ……。

「なあブラック……本当に出歩いても平気だと思うか?」

 相手が答える前に不安を吐露すると、ブラックは口端を引く。
 何とも言えない――と言ったような表情だったが、それでも俺の不安を払拭しようと考えてくれたのか、ちょっと微笑んで肩をすくめてみせた。

「さてね……でも、飛び込んだ以上は動いてみるしかないさ」

 ――結局、その結論しかないよな。
 否定する事は出来ず俺も頷くが、やはりお互いに言い知れぬ違和感は持っていたようで、なんとも言えない表情になってしまった。

 …………だって、本当に何から何までヘンなんだもんな……この集団。

 もし【黒い犬の大将】が率いる集団がまともな軍隊なら、ちゃんと本丸に大将と参謀が居て、警備も厳しくて、兵士達もちゃんとした人がわらわら歩いているはずだ。
 スパイが来るのも警戒して、様々な罠を張っていてもおかしくは無かった。
 戦を仕掛けている人間の本拠地であれば、それが普通なんだ。
 だから、ブラックも「ある程度組織化された集団のはず」と見誤ったんだろう。

 それは仕方のない事だ。
 こんな変な組織で国盗りを仕掛ける集団なんて、普通はいないんだから。

 ……軍隊や集団を作る時、そこには絶対に同じような組織図が作られる。
 盗賊や盗賊だってそれは同じだ。お頭が居て、ナンバーツーがいて、そこから色んな役割の人間が連なっているわけで……だからこそ、この「トップと謎の人間、その下がほぼ兵士」というスカスカな状態はおかしいんだ。

 野蛮な盗賊ですら組織立っているのに、こんな状態で街を占拠するなんて。
 それこそやっぱり、薬や術で人を操らないと出来ないデタラメさっていうか……。

「…………なあブラック、やっぱり俺、ついてっちゃダメかな」
「ツカサ君」
「……いや、何が出来るってワケでも無いんだけどさ。でも、その……いざって時に、アンタの術の手助けが出来ると思うし、その……俺が庇いさえすれば、最悪の場合は【グリモア】の力で俺を【支配】して、アンタが引き寄せてくれれば、薬で操られてもなんとかなるかなって……」

 少々過激な方法だけど、ブラックを守るにはそんな方法しかなかった。
 だけどこれが一番良い、誰も傷付かない手段のはずだ。

 もしブラックが相手に薬を飲まされそうになっても、俺がそれを全部飲んで阻止してしまえば、後はブラックが【支配】で俺を拘束してくれれば逃げられる。
 そうすれば、死んでも死なない俺なら自然に回復できるし、正体不明の毒だって、どういう物なのかを探る時間は出来るはずだ。

 足手まとい……には、確実になるだろうけど……ブラックが今まで以上に危険な目に遭うかも知れないと考えたら、自分だけ隠れてなんていられない。
 体を休めようと思っても、不安で休めないのだ。

 でもそれは当然だろ。
 だってアンタは、アンタは……俺にとって、い……一番、その……大事なヤツ……というか……そういう、か、かんじだし……。

 ご、ゴホン。
 ……だから、ブラックが今まで以上に危険な目に遭う可能性があるなら、俺がそれを肩代わりしたいのだ。

 何も自暴自棄になってるんじゃなくて、アンタなら俺を「上手く使ってくれる」と信頼しているから、こんなことを提案してるんだよ。
 アンタなら、きっと何とかできるって俺は思ってるから。

「ツカサ君……キミって子は……」
「ダメ、かな」

 やはり、危険だろうか。
 少し意気を削がれて窺うように問うと、何故かブラックの方が表情を歪めた。

「……支配されるの……イヤじゃ、ないの?」

 叱られた犬みたいな、どこか不安げな顔。
 どうしてそんな顔をするのか分からなかったけど、俺は素直に答えた。

「アンタに【支配】されるんなら、怖くないよ」

 何度も言ってる事じゃないか。
 前にもアンタに【支配】された事はあるけど、俺は何も怖くなかったよ。
 だって、アンタは絶対に俺が「本当にいやがること」はしないから。

 でもソレを伝えきれなくて、俺はシャツ越しに指輪を軽く握って見せる。
 全部を口にすると、変にどもってしまいそうで、格好がつかなかったから。

 ……そんな情けない俺に、ブラックは菫色の目を丸くして。
 不意に立ち上がり、倒れ込むように俺を抱き締めて来た。

「ツカサ君、ずるいよぉ……そんな風に言われたら、ダメでも連れて行きたくなるじゃないか……絶対、絶対に離したくなくなっちゃう……」

 ブラックの体にぎゅっと押し付けられて、思わず心臓が跳ねる。
 さっきまで散々抱き着かれてたのに、それでもこうして熱のこもる声で引き寄せられたら、際限なく胸が苦しくなってしまう。
 いつまで経っても、慣れない。

 ブラックの腕や吐息から感じる感情に触れる度に、目の奥からじわりと熱くなるような熱が生まれて、どうしてもドキドキしたり切なくなったりしてしまう。
 甘えたような「ずるいよぅ」という低い大人の声も、今の俺には毒だった。

「ぶ、ブラッ、ク……」
「……うん、そうだね……ツカサ君を一人にしたら、またクズみたいなヤツに攫われるかもしれない。離れ離れになるより、二人の方がいいよね……! つ、ツカサ君だって、僕の為にこんな……っ、こんなに、体を委ねる覚悟をしてくれてるんだし……!」

 …………いや、うん……なんか言い方が変だけど、まあそう、だな。
 でもなんか解釈がちょっと違うような?

 何か変な方向に勘違いされてるんじゃないかと不安になったが、ブラックは今まで以上に上機嫌な様子で肩を揺らすと、いったん離れて用意をし始めた。

「えへっ、そ、そうだねっ! そうだよねえっ、僕とツカサ君は恋人同士で婚約者なんだから、一緒に居た方が絶対にいいよねえ! ふ、ふへへ……しょうがないなぁ……じゃあ、ツカサ君が敵と鉢合わせしても大丈夫なようにしとかないとねえ」

 何を用意しているんだか分からないが、とりあえず連れていってくれはするようだ。
 今更ながらに変な事を言ったかなと恥ずかしくなってしまったが、それでもブラックが薬を嗅がされてしまうよりはずっといい。

 だけど、俺も頼ってばかりじゃいられないよな。
 せめて俺に出来ること……俺にしか出来ないことを考えないと。

 この城に潜伏しているだろうロクショウだって、今もずっと頑張ってくれているんだ。早く合流するためにも、頑張らないとな。








 ――――鮮やかな緑に囲まれた、どことも知れぬ場所。

 秘されたその場所に佇む影は動かす事を制された獣の耳を微動だにさせず、ただその稀有な緑を見つめていた。

「……お待たせしました」

 そんな陰に、落ち着いて穏やかな男の声が近付いて来る。
 影は声に気付くと軽く顎を上げて相手を流し目で見やった。

 言葉はない。
 そんな影に、声の主は変わらぬ口調で続ける。

「そろそろ供給は止めた方が良いかも知れませんね。いくら“あんなデタラメな方法”で輸送しているとは言え、やはりこの状況では足がつきます」

 影は頷き、束ねた髪を揺らした。
 声の主は相手のその最低限の返答に怒りもせず続ける。

「では、そのように……。ああ、そうだ。今日は“あの方”のもとへ?」

 端的な言葉に、影はゆっくりと振り返って頷いた。
 その動きに、小さく鈴が鳴る。

「あの人族どもの動きは、読めません。一刻も早く、あの方に指示を乞わねば」

 静かで冷静な、青年の声。
 思慮深いような響きがあったが、しかしその言葉には含んだものがある。

 何かを強く信じるような、危うい熱がこもっていた。

「……そうですね。早く、早くこの状況をどうにかしなければ……」

 穏やかな男の声は、頭を軽く下げて礼をしながら呟く。
 相手を敬うような態度を一度も崩す事は無かったが――――

 しかし、その声は薄らと嗤っていた。










※ツイッターで言ってた通り遅くなりました(;´Д`)スミマセン…
 もう少しで新章です!

 
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