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エクササイズマシン発表会②
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一方その頃、ワタルの方は。
「うん。端末自体は信号を送るだけで・・・中のデータを・・・よし出来た!」
あっという間に壊れた端末から自分のタブレットで制御できるよう改造してしまったワタル。なんと彼は天才的な頭脳を誇るメカマニア兼発明家なのであった。
「うんうん、バッチリ動作してるし、僕ってば天才!」
マシンに揺られながら自画自賛するワタル。そこに病院に詰めていたリホから着信が入る。
「社長さんの具合は?」
「うん。今は意識も戻って・・・」
社長の無事を知り、ほっと胸をなでおろすワタル。
「それでマシンの方は?」
「ああ、それなら何とかなりそうだよ」
「ほんとに!?よかったぁ~ 実は社長から今回の発表会は是が非でも成功させなきゃ倒産で・・・」
どうやらこの町工場は社長一人で切り盛りしており、他に頼れる人が無く、今回の発表会がダメだと倒産してしまいそうな状態。そこで無理難題な話ではあるが、なんとか二人で発表会をおこなって欲しいとの事であった。自分のせいでこんな事態になったこともあり、リホは必ず成功させると意気込んでいた。
「わかったよ。マシンの事は僕に任せて!」
「ホントありがとう!頼りにしてるね!」
小さな町工場の製品発表会とはいえ、素人二人で製品発表会を行うことになってしまった。電話を切り、マシンに揺られたまま一人考え込むワタル。
「大事になっちゃったなぁ・・・うん?これってば・・・ぐふふ」
こんな緊急事態でも邪な考えを思いついてしまう変態発明家なのであった。
発表会までの数日はリハーサルやら機材の搬入やらで慌しく過ぎ去り、そして迎えた発表会当日。
「え?ホントにこの衣装着るの?しかも……下着も着けず?」
渡されたサイクリングウェアを手に困惑の表情を浮かべるリホ。見た目は一般的なウェアだが問題はその薄さである。
「もっとこう普通のジャージじゃダメかな?」
「何言ってんのリホちゃん。こういう場では製品の良し悪しももちろんだけど、やっぱ注目を集めるエンターテイメント性が重要なんだから!」
「で・・でも・・・これはちょっと・・・」
「リホちゃんのパーフェクトボディを使って印象を残す作戦なんだから!絶対成功させたいんでしょ?」
「それにしてもコレは……」
「あ~もう!つべこべ言わない!時間が無いしサッサと着替えて!」
半ば強引に控室に押し込まれ、渋々着替えるリホ。
「ちょっと・・・ホントに恥ずかしいんだけど・・・」
素材は極薄で柔らかく、身体にぴったり吸い付くような感触。よくよく見ると乳輪の形まで薄っすらと浮き出てしまっている。
「やっぱりヤダよぉ……」
鏡に映る自身のエロティックな姿に羞恥心が込み上げてくる。そこにドアをノックする音が。
「はじめ工業さん。そろそろ順番なので、舞台裏までお越しください」
「わっわかりました」
ドア越しにスタッフから呼ばれ、腹をくくったリホ。羞恥心を押し殺し会場まで小走りに向かうのであった。
「うん。端末自体は信号を送るだけで・・・中のデータを・・・よし出来た!」
あっという間に壊れた端末から自分のタブレットで制御できるよう改造してしまったワタル。なんと彼は天才的な頭脳を誇るメカマニア兼発明家なのであった。
「うんうん、バッチリ動作してるし、僕ってば天才!」
マシンに揺られながら自画自賛するワタル。そこに病院に詰めていたリホから着信が入る。
「社長さんの具合は?」
「うん。今は意識も戻って・・・」
社長の無事を知り、ほっと胸をなでおろすワタル。
「それでマシンの方は?」
「ああ、それなら何とかなりそうだよ」
「ほんとに!?よかったぁ~ 実は社長から今回の発表会は是が非でも成功させなきゃ倒産で・・・」
どうやらこの町工場は社長一人で切り盛りしており、他に頼れる人が無く、今回の発表会がダメだと倒産してしまいそうな状態。そこで無理難題な話ではあるが、なんとか二人で発表会をおこなって欲しいとの事であった。自分のせいでこんな事態になったこともあり、リホは必ず成功させると意気込んでいた。
「わかったよ。マシンの事は僕に任せて!」
「ホントありがとう!頼りにしてるね!」
小さな町工場の製品発表会とはいえ、素人二人で製品発表会を行うことになってしまった。電話を切り、マシンに揺られたまま一人考え込むワタル。
「大事になっちゃったなぁ・・・うん?これってば・・・ぐふふ」
こんな緊急事態でも邪な考えを思いついてしまう変態発明家なのであった。
発表会までの数日はリハーサルやら機材の搬入やらで慌しく過ぎ去り、そして迎えた発表会当日。
「え?ホントにこの衣装着るの?しかも……下着も着けず?」
渡されたサイクリングウェアを手に困惑の表情を浮かべるリホ。見た目は一般的なウェアだが問題はその薄さである。
「もっとこう普通のジャージじゃダメかな?」
「何言ってんのリホちゃん。こういう場では製品の良し悪しももちろんだけど、やっぱ注目を集めるエンターテイメント性が重要なんだから!」
「で・・でも・・・これはちょっと・・・」
「リホちゃんのパーフェクトボディを使って印象を残す作戦なんだから!絶対成功させたいんでしょ?」
「それにしてもコレは……」
「あ~もう!つべこべ言わない!時間が無いしサッサと着替えて!」
半ば強引に控室に押し込まれ、渋々着替えるリホ。
「ちょっと・・・ホントに恥ずかしいんだけど・・・」
素材は極薄で柔らかく、身体にぴったり吸い付くような感触。よくよく見ると乳輪の形まで薄っすらと浮き出てしまっている。
「やっぱりヤダよぉ……」
鏡に映る自身のエロティックな姿に羞恥心が込み上げてくる。そこにドアをノックする音が。
「はじめ工業さん。そろそろ順番なので、舞台裏までお越しください」
「わっわかりました」
ドア越しにスタッフから呼ばれ、腹をくくったリホ。羞恥心を押し殺し会場まで小走りに向かうのであった。
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