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暗記の王②
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「こたつで丸くなると言われる動物は?」
「この問題を、こただけで正解しました。」
そして、次の問題が流される。
“あ”
「はやすぎる、まだ1文字しか流れていない。この問題を正解できるのかー?」
押した男は思った。
あから始まる問題、それは知ってる限りだと約1000問ほどある。
そして、ああから始まる問題は2問、あいから始まる問題は‥。
この状態で答えるには無謀。しかし、押した瞬間、僕には確信があった。
とても落ち着いてる。この始まりは一つしかない。
男はそう思うと、自信満々に「あ!」と言った。
「おーっと!な、なんだってー!正解だー!なぜわかったんだー!」
説明は言った。
「何度も繰り返してきた。彼の暗記に対する思いや、関わってきた時間。それがものを言ったんでしょう。」
「どういうことで?」
「答える前、時間をかけていました。分析した結果、この問題の答えは一つしかないと確信したのでしょう。」
「よくわからないですが、それは凄い。」
「問題文の続きは
“あ あと答えてください。”でした!」
「というか、これはクイズと呼んでいいんでしょうか?」
「発掘され、一緒に見つかったので、呼んでいいでしょう。」
「あ、そうでした。この大会に出されるクイズ、それは全て、故人の方が作ったもので、その問題しか出されません。」
「つまり、発掘されたものしか出ないし、作らないということです!」
司会者はペコリと頭を下げた。
そして、大会は進んでいく。
“今日の”
そこでボタンが押された。
押した男は「しまったー!2択だ」と大きな声を出す。
そして、頭を抱えながら「一昨日!」と。
正解は明後日だった。
「2択ってどういうことですか?」
司会者は説明にたずねた。
「この業界では、確定ポイントというものがあって、同じ始まりのものがちらほらあるんですよ。」
「この問題の場合は“今日の次の日は明日。ではその次の日は?”と“今日の前の日は昨日。ではその前の日は?”の問題がありました。」
「つまり、押しポイントが悪かったんです。」
「押しポイントなんてものがあるんですか。なるほど」
「この問題を、こただけで正解しました。」
そして、次の問題が流される。
“あ”
「はやすぎる、まだ1文字しか流れていない。この問題を正解できるのかー?」
押した男は思った。
あから始まる問題、それは知ってる限りだと約1000問ほどある。
そして、ああから始まる問題は2問、あいから始まる問題は‥。
この状態で答えるには無謀。しかし、押した瞬間、僕には確信があった。
とても落ち着いてる。この始まりは一つしかない。
男はそう思うと、自信満々に「あ!」と言った。
「おーっと!な、なんだってー!正解だー!なぜわかったんだー!」
説明は言った。
「何度も繰り返してきた。彼の暗記に対する思いや、関わってきた時間。それがものを言ったんでしょう。」
「どういうことで?」
「答える前、時間をかけていました。分析した結果、この問題の答えは一つしかないと確信したのでしょう。」
「よくわからないですが、それは凄い。」
「問題文の続きは
“あ あと答えてください。”でした!」
「というか、これはクイズと呼んでいいんでしょうか?」
「発掘され、一緒に見つかったので、呼んでいいでしょう。」
「あ、そうでした。この大会に出されるクイズ、それは全て、故人の方が作ったもので、その問題しか出されません。」
「つまり、発掘されたものしか出ないし、作らないということです!」
司会者はペコリと頭を下げた。
そして、大会は進んでいく。
“今日の”
そこでボタンが押された。
押した男は「しまったー!2択だ」と大きな声を出す。
そして、頭を抱えながら「一昨日!」と。
正解は明後日だった。
「2択ってどういうことですか?」
司会者は説明にたずねた。
「この業界では、確定ポイントというものがあって、同じ始まりのものがちらほらあるんですよ。」
「この問題の場合は“今日の次の日は明日。ではその次の日は?”と“今日の前の日は昨日。ではその前の日は?”の問題がありました。」
「つまり、押しポイントが悪かったんです。」
「押しポイントなんてものがあるんですか。なるほど」
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